赤ちゃんが1歳になるまでにしておきたい6つのこと
赤ちゃんが産まれてから1歳になるまでは一日が非常に早く、あっという間に大きくなります。子供が産まれたらしたいことはたくさんあると思いますが、我が子を「赤ちゃん」と呼べるのは誕生から1歳の誕生日を迎える頃までのわずか1年間です。赤ちゃんが産まれたらしたいこと、してあげたいことがあるのなら、時期を逃さず即実践しておいた方が後悔しません。
ママにとっては毎日自分の睡眠時間、体力、気力、愛情のすべてを注いでいる大事な赤ちゃん。一瞬でも見逃したくないその成長を少しでも思い出に残るものにしたい…と考えるお母さんは多いのではないでしょうか?
また普段育児を担うお母さんに比べて育児参加の少ないお父さんの場合には、「今日こんなことがあってね…」と話に聞くだけでは、日々何となく寂しい思いをしていたりするかもしれませんね。
そんなパパママのためにも、かわいい孫の成長をもっと実感したいと思うおじいちゃんおばあちゃんのためにも、みんなを巻き込んで楽しめるアイディアで1歳までのとっておきの日々をたくさん思い出に残しましょう!
1.お誕生からひと月ごとに記念の写真撮影をしよう
生まれたばかりの赤ちゃんの一日25~30gずつ体重が増えていきます。途中風邪をひいたり順調にいかないこともありますが、単純計算でいえば1ヶ月経つころには1kg増えていることになります。
生まれたばかりに撮った写真に比べると、生後1ヶ月では肉づきも、表情も、動きも増えていることでしょう。毎月、同じ日に、できれば同じ場所で撮影して、写真をコマ送りにすると、その成長の差が歴然です。
アイディア1.新生児期に買ったぬいぐるみと一緒に記念撮影
お誕生の記念にぬいぐるみを頂いたり、生まれる赤ちゃんのために選んだぬいぐるみがあるご家庭も多いでしょう。赤ちゃんが産まれたときからずっと一緒の友達と1ヶ月ごとに写真を撮り続けてみてはいかが?
生まれたばかりの赤ちゃんとぬいぐるみ、ニューフェイスな両者がかわいらしく映る一枚をスタートに、どんどん成長する赤ちゃんと、赤ちゃんが握ったりなめたり一緒にねんねしたり、時間の経過とともに使い込まれていくぬいぐるみ、その対比は赤ちゃんの素敵な成長記録です!
1歳になる頃には生まれたばかりのころに比べるとずいぶんと小さくなったぬいぐるみを自分でしっかりと持って立っているかも?ぬいぐるみよりはるかに大きくなった赤ちゃんの成長を楽しめるかもしれませんね。
アイディア2.新生児のうちにやっておきたいことNO.1ニューボーンフォト
新生児の時にしかできないこと、撮れない写真がニューボーンフォトです。新生児特有の小ささ・体の頼りなさを感じられる写真で、まだしわの多い身体の赤ちゃんの姿は被写体として神秘的な魅力に溢れています。
ニューボーンフォトは、撮影される赤ちゃんへの配慮がなにより大切なので、スタジオ撮影よりは自宅まで出張してくれるカメラマンにお願いしたり、ママやパパが小道具を準備したセルフ撮影がオススメです。
アイディア3.可愛くておしゃれな寝相アート
赤ちゃんの寝相の形を活かして、ママが作り出す演出「寝相アート」も赤ちゃんの成長記録として活用していきましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんは、ほとんどおっぱいを飲んで寝て…の繰り返し。ですが、赤ちゃんがすやすやと眠っている姿はただ眺めているだけでも幸せな気持ちになります。ここにひと手間加えることで、思い出に残る一枚を作りましょう!使うものは新しくそろえる必要はありません。家にあるもので十分です。
寝相アートで写真を撮るために大事なこと
寝相アートを良い記念に残すために注意点は3つ。赤ちゃんにとって睡眠は成長や発達のためになにより大切ですから、いたずらに起こすことがないようにしましょう。
1.赤ちゃんの睡眠を邪魔しない
寝相アートを作ることに夢中になり、寝た子を起こすことのないように気を付けましょう。
2.赤ちゃんのお気に入りのおもちゃやタオルなどを使う
寝相アートを記念にのこすため、撮影時にはその時の赤ちゃんの月齢に応じたストーリー性のあるものを使いましょう。あとで成長したお子さんと振り返ったときに、「このおもちゃはね…」などと思い出話ができます。
3.寝相アート撮影はうまくいくとは限らないと心得る
赤ちゃんが寝がえりを打ったりして、想定と違うポーズになったら潔くあきらめるか、テーマを変更しましょう。思い通りにならないからと言って元の体勢に戻そうとしたりすると、赤ちゃんの怒りに触れ、その後が大変なことになるかもしれません…。
以上を念頭に入れて、どんな世界観を作ろう、何が使えるかなと考えるだけでも楽しいですね。
また、寝ているばかりの赤ちゃんから、寝返りを覚えてうつぶせになっていたり、動きが増えていくといろんな構図を楽しめます。
2.【祝生後半年】ハーフバースデーははずせない!
赤ちゃんが1歳になるまでに一つの区切りともなる生後6ヶ月は、ハーフバースデーと呼ばれています。お母さんの初めての育児で色々と頼りにしているおばあちゃん層には馴染みない単語かもしれませんね。私たちの頃はなかったわ、というおばあちゃんも一緒に楽しんでもらいましょう。
産まれてから半年間の慣れない育児は様々な不安、新たな発見が津波のように押し寄せるまさに奮闘の日々。育児はこれからも大変なことだらけ…ですが、我が子の半年間の成長を家族みんなに祝ってもらえたら、主にひとりで頑張ってきたママもなんだかとっても誇らしいですよね。
- ハーフバースデーケーキ赤ちゃんのための可愛い離乳食ケーキ
ハーフバースデーのケーキは離乳がスタートしたばかりの赤ちゃんも食べられる食材を使った離乳食ケーキに挑戦してみましょう!トロトロ食材を上手にまとめるナイスアイディアやレシピやデコレーションの方法をご紹介。
生後半年の成長記録の残し方
生後半年になる赤ちゃんの様子は、個人差もありますが生まれたばかりと比べるとかなり人間らしくなってきます。泣いて飲んで寝るだけだった新生児期とその成長を比べると…。
人見知りをするようになる
赤ちゃんと会う機会の少ない人への人見知りはもちろん、ママ以外のすべての人がダメになってしまう子、パパがダメ!というパパ見知りという言葉もあります。
赤ちゃんの人見知りは成長の一過程で、決して育て方がどうのという問題ではありません。人見知りしている時期も限られてますので、パパや遠い親戚に抱っこされて全力で拒否して泣いていてもそれも思い出なのです。
自分の名前を認識して呼びかけると反応する
名前を呼んで反応する…その仕草を見たいがために、何回も呼びかけてしまうママが多いと思います。ママが呼び掛けて振り返る瞬間を写真や動画でとってみるのもいいですね。
母乳やミルク以外のものを口にする
離乳食が始まって、ペースト状のものや赤ちゃん用のお菓子を食べられるようになったりします。
このように、何にもできなかった生まれたばかりの頃とは大きく変わった赤ちゃんの成長をどのように記録として残していったらいいかをご紹介します。
手形・足形アートに挑戦しよう
生後半年の赤ちゃんの足のサイズは平均7~9cmくらい。これだけ聞くと「うわー小さい!」と思うかもしれませんが、生まれたばかりの足形をとっていたら、比べてみるとその差は歴然です。ただ足形を残すのも良いですが、とった足形を動物に見立てて絵を描き装飾し、アートとして飾っておくのもおすすめ!
ちなみに絵の具を塗る作業は赤ちゃんがくすぐったがってうまく塗れなかったり、手足をまっすぐ伸ばしてくれなくて、丸まってしまって手形がうまく残せなかったり、これもなかなかうまくいかないもの。ですが、相手は赤ちゃんですから仕方ありません。何度やってもうまくいかないときはそれを思い出にしてしまいましょう。これが1歳になるときちんとできてきます!
絵の具を塗って紙などに手形足形をとる方法だけでなく、赤ちゃんの手足を紙粘土に押し当てると立体的に手形を残すという方法も!パパママの手形や足形と並べてもおしゃれ!
生後6カ月の記念撮影を盛り上げる
ハーフバースデーって一口に言っても、ただいつもと同じ写真を撮るだけなら特別感ってあまりないもの。生後半年ならではの演出をすることで、より印象に残る写真を撮りましょう。
成長記録ボードと一緒に記念撮影を!(ノートでもOK!)
我が子の6ヶ月時点での身長体重、出来るようになったことを主にチョークボードなどに書き、それと一緒に記念撮影をしましょう。
海外ではハーフバースデーの成長記録ボードはチョークボードが主流で、写真撮影にはチョークボードのほうが見やすい一面はありますが、成長記録の残し方はさまざま!もちろんノートでもOKです!
- ハーフバースデーをお祝い!記念に残る一日を計画しよう
ハーフバースデーで6ヶ月のママと赤ちゃんの涙と苦労と笑いの一日一日に最高のご褒美を!ガーランドを使ってお部屋を飾り付けし離乳食ケーキの準備、パーティーらしさを際立たせる写真撮影を演出してお祝いしよう!
★ノートでもOK成長記録を付けよう
ノートの場合はそれ自体も記念に残しておけますし、もっといろいろな記録の残し方が出てきそうですね。生まれたころからつけている育児日記をまとめてみる、公的機関で行っている育児相談に行ったこと、撮りためた写真をかわいく配置してコメントを残してみたり…、どれもすべて良い思い出。
子供のためだけの記録ではなく、その時自分が苦労したこと、うれしかったことなどの心情も書き添えるなどママ自身の育児の軌跡も自分なりに残していくのもよりよい記念となります。
というのも、あとで振り返ってみても忙しい日々の中では、記憶もところてん方式に右から左へ流れていってしまったのかしら…?ということも多く、意外と詳細までは思い出せなかったりするのです。しかしこういったものを書いておくと、「ああ…このとき、全然寝てくれなくて2時間ずっとだっこでゆらゆらしてたのよね…今では起こしても起きないけど…」と愛しい成長を思い起こすきっかけになります。感慨深いですね。
「ハーフバースデー」の意味で半分ケーキやおむつケーキを用意しよう
「半年=一年の半分」という意味を込めてあえて真ん丸ではなく、半分のケーキを用意して一緒に記念撮影し、生後半年の記念を印象的なものにしましょう。
本物のケーキをパパママがおいしくいただくのも良いですが、生後6ヶ月というと離乳食が始まったばかりで、ケーキを用意しても当のご本人はまだ実際に食べられないので、おむつケーキで祝うというのもアイディア。おむつケーキなら自分でも作れて、飾った後は解体して利用もできるので無駄がありません。
演出は細部も肝心!部屋を飾る・王冠をかぶせる
お祝いに欠かせないのが、赤ちゃんをよりかわいくみせるための演出。壁にガーランドを飾ってみたり、「HappyBirthday」や「1/2」と画用紙を切り出して貼ってみたり、紙やフェルトでできた王冠などをかぶせると、その日の主役の赤ちゃんが一層引き立ちます。
特にかぶせるだけで特別感が出る王冠やとんがり帽があると、さらに特別感がUPしますね!かぶりものが嫌いな赤ちゃんもいますので、嫌がったら外してあげて床に置くだけでも特別感が出ます。
生後半年になればひとりすわりも安定してくる赤ちゃんが多くなるので、飾った壁面を背景に赤ちゃんを一人でお座りさせて撮影した記念写真は、ねんねの時期の寝相アートと対比しても成長を感じられます。
「HappyBirthday」などの文字を切り抜くのは多少困難なので、折り紙で作ったガーランドに書いたり紙テープの輪飾りなど簡単なものだってもちろんOK!ママ手作りの演出がこの6ヶ月の赤ちゃんの成長を感じて幸せな気持ちになるのではないでしょうか?
お気に入りのおもちゃやぬいぐるみも一緒に撮影して!
生後6ヶ月を迎えるころには、もう手だって自分の意志でちゃんと動かせるため、お気に入りのおもちゃをつかんでなめたりかんだりしている子も。
「これだけはよく掴んでいる気がする」というアイテムがあったりしたら、それも一緒に写真に映しちゃいましょう。
中にはそのぬいぐるみやおもちゃを、成長してもまだ使っているという子もいますが、本人はその記憶がないこともほとんど。ですが、少し大きくなってあとで写真を見たときに、「あなたはこれが好きだったのよ~」などと話してあげられたら、それも素敵なひとときとなることでしょう。
3.一歳のバースデーを盛大にお祝いしよう!
ハーフバースデーからさらに半年。産まれたときは体重3,000g程度だった赤ちゃんも、1歳を迎えるころには7~11kgになり、半年前に始まったばかりの離乳食も今や後期から完了期に差し掛かるとき。
産まれたばかりは泣いてはおっぱいとねんねの繰り返しだけ、守られるだけだった存在が、1歳にはハイハイやたっちといった運動機能の発達のみならず意味を持つ単語もひとつふたつと覚えてきて…。
お気に入りのぬいぐるみでお世話のまねごとをしてみたり、ママがしてくれるようにパパママにもいい子いい子してくれたり、あどけない笑顔が何にも代えがたく誇り高いですよね。
この一年は赤ちゃん本人やママにとってはもちろん、パパやじいちゃんばあちゃんにだって特別な日。そのめでたさはお正月をはるかに凌ぎます。
なんとも感慨深すぎる我が子の1歳のバースデー、もちろん人並みで済ませたくはありませんね!
1歳の成長記録の残し方
大人にとっての一年は、外見もそんなに変わらないし、大きな変化はあまりない…というよりできることなら一年ずつ若返っていってほしいと思うこともしばしばですが、赤ちゃんの一年間は大きなものです。
1歳になったからこそできる記録の残し方をまとめてみました。
成長記録ボード1歳編
成長記録の残し方は、あえてハーフバースデーと同じ手法がおすすめ。チョークボードやホワイトボードを使用したのなら、その時と同じボードを用いると、身長や体重成長が対比しやすく、成長が目に見える記録の残し方としてアイディアが光る工夫となります。
身長や体重をハーフバースデーのときと並べて書いてみたり、その時のママや家族の気持ちを書いて飾っておくのもおすすめです。
育児に行き詰りそうになったときには、お誕生時やハーフバースデーの写真と一緒に眺めてみましょう。目にみえる身長や体重の違い、写真で見る成長が、生まれた日に感じた「ただ生まれてきてくれた、それだけでありがとう」という気持ちまで蘇らせてくれるはず。大変なことは多くても、きっと元気が出てきますよ。
手形・足形アート1歳編
ハーフバースデーではされるがまま、またはひたすら嫌がってなかなか手形足形を取らせてくれなかった赤ちゃんも、自ら楽しんで手や足に絵の具を塗ってくれるようになります。「もういいのよー!」と止めても、なお楽しんでやりたがる子、おっかなびっくり色を付ける子、個性が様々出てきてる頃と思います。
半年の頃の手形足形と比較し単純にサイズの差を楽しむのも良いですが、どんな雰囲気でこの手形足形をとったのかの背景も手形足形アートの裏に書き添えておくと、赤ちゃんの情緒の発達もわかります。
とびきりの誕生日プレゼントを用意しよう
1歳は小さな子を中心に一年間奮闘してきた周りの大人たちの大きな節目。
大切な我が子へ記念に残る特別な誕生日プレゼントを贈りたいですね!ですが、プレゼントを認識し喜ぶとは限らないのが1歳…何を基準にチョイスしたら赤ちゃんにとびきりのプレゼントになるのかをご紹介したいと思います。
ただのぬいぐるみでも上質なものをセレクトしましょう!
1歳にもなれば好きなキャラクターなども出てきて、そのぬいぐるみをほしがったりする子もいるかもしれません。赤ちゃんとぬいぐるみってその組み合わせだけでもかわいいですし、小さなうちは遊びを通して躾にも使うことができます。「ぬいぐるみちゃんはこうしているよ、○○ちゃんもどうかな?」など、赤ちゃんの良きパートナーとしてぬいぐるみをチョイスするご家庭も多いようです。
せっかくぬいぐるみを贈るのですから、赤ちゃんご本人に喜んでもらいたいのはもちろんですが、ただのぬいぐるみを贈って気に入ってくれるかどうか、は正直厳しいと言える1歳…。
赤ちゃんに贈るぬいぐるみは、赤ちゃんが好きな動物から選ぶなど我が子の興味や性格を知ってセレクトするようにしましょう。
1歳前後ではまだまだおもちゃや、その辺に落ちているものを口に入れてしまう時期ですし、口に入れても安全な素材、持ちやすさ、抱きやすさ、触り心地の良さをパパママが実際に目で見て触って上質なものを選ぶことも、長く気に入ってもらう秘訣です。
食べられるものが増えた1歳からは本格派ケーキ!
ハーフバースデーの頃は離乳食開始期で、いわゆるどろどろのおかゆや、すりつぶした野菜などしか食べられなかった赤ちゃんですが、1歳になる頃にはアレルギーなどなければプリンやケーキを食べられます!
とはいっても、もちろん赤ちゃん用のケーキを準備!牛乳を避けたい1歳までは、ホットケーキや食パンにフルーツを挟んで重ね、水切りヨーグルトで生クリームのようにデコレーションしてあげましょう。
赤ちゃんのためにお祝いの気持ちをたくさんこめて作るケーキですが、1歳だとまだまだ食べる量は少なく、ケーキの前のごはんでお腹いっぱいになってしまうことも。例え赤ちゃんがあまり食べてくれなくても、記念の写真は押さえておきたいですね!
4.赤ちゃんが産まれたらしてあげたい!新生児~1歳までの日本のしきたり
自分が子供を産むまで、日本のしきたりについて深く考えたことのある人は少ないかもしれません。しきたりとは、言わずもがな昔からそのようにしてきた慣習・伝統行事ですが、お正月やお盆、厄払い等以外ではあまりなじみないものです。
子供にかかわる「日本のしきたり・伝統行事」…もちろんやらない家庭も少なくありませんが、日本に生まれたものとして日本のしきたりに沿ってお祝いする意義…その価値は高いのではないでしょうか?
名前だけは聞いたことはある程度の日本のしきたりについてなど、成長の経過とともにこれから関わっていくしきたりについてまとめてみました。
命名式・お七夜|時期…出産後七日目
命名式・お七夜とは赤ちゃんとママが退院して帰ってきた我が家で、お母さんの退院祝いも兼ねて行うお祝いの儀式を言います。赤ちゃんにとっては生まれて初めてのお祝いであり、身内でその誕生の喜びを分かち合う場です。
お七夜とは、医療技術が今のように発達していなかった時代には、赤ちゃんが生後七日目まで生きられることが少なく、七日目を超えて初めて赤ちゃんが健康であると認められ名前を付けられた―――という経緯のあるしきたり。
医療技術の発達した現代では、赤ちゃんを万全の態勢で迎えられる環境にあらためて感謝をしつつ、小さな赤ちゃんの将来を家族で話し合うのも素敵ですね。
- お七夜の数え方と祝うときの赤ちゃんの衣装や食事準備
お七夜ってなに?お七夜とは赤ちゃんが誕生していから7日目に行う祝い事で別名命名式とも呼ばれています。数え方や読み方から正式、略式の命名書の書き方などお七夜に必要な知識を解説します。
お宮参り|時期…生後30日前後
お宮参りとは、土地の産土神(うぶすながみ)に赤ちゃんの誕生を報告し、その健やかな成長を願う行事。お宮参りの作法は、地域や家によって様々ですので、それぞれの実家に確認してみましょう。
地域的な習わしが特になければ、一般的な慣例をインターネットなどで検索し、赤ちゃんのパパママ主体で考えて行いましょう。時期としては生後30日前後の天候の良い日とされますが、大安などの六輝にこだわる必要はありません。
赤ちゃんには祝い着を着せて、パパママ、おじいちゃんおばあちゃんも少し改まった余所行きの格好で詣でるのが一般的。
服装は和装でも洋装でも構いませんが両家のつり合いが取れている方が、無駄なストレスがなく過ごせますが、生後一ヶ月前後の赤ちゃんはまだ授乳の間隔も定まっていない子も多く、お母さんは授乳の必要が出てくるため、負担の少ない服装を選ぶようにしましょう。
- お宮参りはいつ行く?季節や地域性を考えてお参りへ!
お宮参りはいつ行くのが良いのか。地域による特色や暑さ寒さの厳しい夏冬はどうするべきか、誰と一緒に行くのがおすすめなのか、現代のお宮参りはいつ、どのように行われているのか紹介します。
100日記念|時期…産後100日
赤ちゃんが生まれて100日前後、お母さんもようやく赤ちゃんとの生活にも慣れてきて、それまで張っていた神経が緩んできて疲れてきたり、逆にペースがつかめて楽になったりと様々。
一生懸命お世話して、慈しんで見守ってきた成長を、この日は家族みんなにお祝いしてもらうことで、よくここまで健やかに育った、と晴れやかな気持ちになれるのではないでしょうか?
お食い初め
赤ちゃんが生まれて生後100日を過ぎた頃、この先の人生で「食べることに困らないように」との願いを込めて、赤ちゃんに食事を食べさせる真似をさせることをお食い初めと言います。
- 100日祝いのお祝い方法とは?祝い方とみんなの料理アイディア
100日祝いとは別名お食い初めと呼ばれる平安時代から続く行事です。100日祝いの日の数え方や準備するお椀や、歯固め石、料理、と正式な祝い方、みんなの用意した料理を紹介します。
★お食い初め食べ物や順番
【用意するもの】
- 鯛などの尾頭付きの魚
- お赤飯
- 汁物
- 焚き物(昆布やタケノコなどの旬の煮物)
- 香の物(お漬物)
- 紅白の餠
- 歯固め石
これを赤飯、汁物、赤飯、魚、赤飯の順で3回食べさせるまねをします。このうち少しでも赤ちゃんが食べるとお祝いになるということから、汁物などをちょんちょんと赤ちゃんのお口に入れるようにするといいといわれています。
ですが、3ヶ月の赤ちゃんは歯もないばかりか母乳やミルク以外の食べ物を食べる準備ができていないため、本当には食べませんよ~!
★養い親
赤ちゃんに食べさせるまねをする役は「養い親」が行います。「養い親」は長寿をあやかるという意味で、身内で最年長の人にお願いするのが一般的ですが、近年ではパパママ、おじいちゃんおばあちゃんという小規模でお祝いをすることも増えているので、その場合女の子ならおばあちゃんが男の子ならおじいちゃんが、膝の上に赤ちゃんをのせて食べさせるまねをします。
★歯固め
食べる真似をしたあと、用意した歯固めの石に箸を触れてからその箸を赤ちゃんの口や歯茎にそっと当てて「石のように丈夫な歯が生えるように」とお願いをします。
歯固めの石は、お宮参りをした神社で付与してもらうか、境内の小石を洗って用い、儀式が終われば境内に納めます。儀式が終わったのちに、全員でお食い初め膳を頂きます。
初節句|時期…生後一年以内の3月3日、5月5日
初節句とは、生後1年以内に迎える男の子は五月五日の端午の節句、女の子なら三月三日の桃の節句を言います。おじいちゃんやおばあちゃんなど親しい家族を招いて、その健やかな成長とお祝いをします。
神様に子供の無病息災を願うという意味合いがあり、草餅や柏餅などを用意しお供えとします。やはり地域によってしきたりがあるので、両家に確認してみるとよいでしょう。
- 初節句に着たい和風衣装7つとひな祭りや端午の節句の祝い方
初節句を迎える赤ちゃんの衣装に相応しい和装を紹介します。初節句を迎える女の子に贈る雛人形、男の子に贈る兜や五月人形の飾り方や片付け方、料理の準備、食事会の挨拶の例文なども併せて解説します。
しきたりとしては初節句のお祝いには男の子なら五月人形や兜、こいのぼり、女の子ならひな人形などを母方の実家の祖父母から贈るというのが主流。ですが、両家ともぜひ送りたいという場合も。値段の張るお祝いは重ならないように事前に確認しておきましょう。
雛人形は2月19日頃の雨水の日に飾ると、将来いい伴侶に出会えると言われています。女の子ならば雨水の日を意識しておくとよいでしょう。
一升もち|時期…生後1年
赤ちゃんが1歳になると、一升餠を背負わせて歩かせたり、ハイハイさせたりと赤ちゃんにとっては少々大変なお祝いをします。一升餠には、「一升」という単位と「一生」という単語をかけて、一生食べ物に困らないように、という願いが込められています。
一升もちは一升分(1.8L)のもち米でつくので、もち米の重さだけで1.5㎏、これに水分を吸わせ炊いてつくので、完成した一升もちは約2㎏!これを背負わせられる赤ちゃんも大変ですね…。量もとても多いので、家族を招いてみんなで赤ちゃんのこれから先の人生を願って食べます。
2㎏の重さに背負うと泣き出してしまう子も少なくありませんが、これも一つの想い出として泣き顔を写真に収めるのもよいでしょう。
初正月|赤ちゃんにとって初めてのお正月
誕生後、赤ちゃんが初めて迎えるお正月が初正月であり、生まれた時期によって生後何か月で初正月を迎えるかは様々です。生後21日経っていない場合は初正月は来年お祝いするという地域もありますので、12月生まれの赤ちゃんとママは無理をする必要はありません。
初正月は赤ちゃんが元気に育つことを願って女の子には羽子板、災厄から身を守るために男には破魔矢を渡しますが、性別関係なく両方用意する地域もあります。お正月は日本の伝統行事なので、無理のない範囲で赤ちゃんも年末年始らしい過ごし方ができるといいでしょう。
5.家族みんなの思い出作り!赤ちゃんと旅行しよう
毎日、赤ちゃんと家で過ごすことの多いママはストレスを溜め込みがち。毎日赤ちゃんのお世話だけでなく家の中で外でといろいろな用事がありますが、赤ちゃん連れでの外出がママにとっての気分転換となるとは限りません。
そんなママたちにおすすめなのは小旅行。赤ちゃんを第一に考えつつも、いつもの日常とは違う場所へ行く―――日常にはない気分転換が毎日頑張るママのストレス解消にもなるのではないでしょうか?
「子供が小さいうちに旅行に出かけても赤ちゃんには記憶に残らないわよ」などと言われたことがありますが、筆者は「家族の心の平穏のために行きます」と言い返した経験があります。
そう、赤ちゃんのためだけではなく、赤ちゃんのいる生活を頑張るパパやママにもご褒美を。家族みんなの思い出作りのためにも旅行が与えてくれるものは決して小さなものではありません。
おすわりできるようになったら温泉旅行に行ってみよう
生後一ヶ月もすれば、ベビーバスでの沐浴も終わり、ママやパパと一緒に湯船に入るお風呂スタイルに変わる赤ちゃんも多いため、単純温泉なら温泉だってOKですが、温泉旅行は腰が据わってひとりすわり出来るようになってからがおすすめ。
というのも、首や腰のすわらない赤ちゃんを連れての温泉旅行は、結果的に赤ちゃんにもママにも負担が大きいものとなってしまうため。一人で上手にお座りできるまでは温泉入浴中、ずっと赤ちゃんを抱っこしていなければならないので、腰が据わってからくらいがベストというわけです。
もちろん、「赤ちゃんの面倒」と「温泉」をパパと交代制にしたり、他に抱いていてくれる人がいるならば腰座り前の温泉旅行も楽しめますね!
赤ちゃんの肌は非常に繊細。温泉旅行に行くときは事前に温泉の泉質を調べ、赤ちゃんの肌に刺激のない温泉を選び、長湯は避け入浴後には体をシャワーで流してあげましょう。
赤ちゃんとの旅行先の選び方
1歳までの赤ちゃんを連れての旅行先の選び方としては、赤ちゃんが楽しめる、もしくはゆったりと赤ちゃんのペースに合わせて動くことのできる、子供向けの施設設備があるかどうかを中心に選ぶとようにしましょう。
子連れレジャースポットの定番!動物園・水族館
動物園や水族館なら、普段見慣れない生き物に赤ちゃんも興味を示してじっと見たり、指をさしたりと赤ちゃんの成長にも良い影響となってくれますし、おむつ替えや授乳スペースなども充実しているところが多くあります。
おむつOKか事前下調べ!上の子がいるならおすすめのプール
暑い時期にはプールデビューも素敵ですが、衛生面からおむつの外れていない子は入れないというところも多く、事前に下調べが必要です。水遊びおむつ着用がOKの乳幼児も入れるプールを探しましょう。上の子がいる場合は、喜んでくれるでしょう。
いくら暖かくても赤ちゃんは水に長くは入っていられないので、プールだけの施設ならママやパパが疲れてしまう可能性ももあります。ママは上の子と一緒にプールで遊べて、その間にパパが赤ちゃんとのんびりできる複合型施設などがおすすめです。
- 赤ちゃんビニールプールデビュー・水遊び準備&片付けコツ
ビニールプールで楽しい水遊びデビュー♪室内遊びのマンネリを脱出!暑くて外遊びがしづらいなら、ビニールプールで水遊び♪選び方や使い方がわからないという人向け、安心して水遊びをするための情報です。
砂浜や波の音が良い刺激になる海
自然に触れさせることも子供の発育に良い影響を与えるため、夏は海もおすすめ。プールのように水に入るだけではなく、流れてくる貝殻を見つけてみたり、砂浜で砂遊びをしたり、寄せては返す波を見ているだけでも、赤ちゃんにとってはひとつひとつが興味深いものに違いありません。
紫外線や脱水には気を付けてあげましょうね。
- 赤ちゃんの海デビュー~安全に楽しく海で遊ぶ準備と心得~
赤ちゃんの海デビュー前に海で安全に過ごすため赤ちゃんの健康管理や海での過ごし方をしっかりチェック!持ち物や服装など準備はもちろん入念に…初めての赤ちゃんとの海水浴を素敵な思い出にしましょう!
赤ちゃん連れ旅行は宿泊先が最重要!
赤ちゃん連れの旅行で一番長く一か所に滞在する場所は宿泊先です。最近では赤ちゃんのための旅行プランなども提案されていて、赤ちゃん連れの家族の宿泊を目的としたホテルや旅館、またはそういったプランを用意している宿も多くなってきています。
- 赤ちゃん連れの旅行|計画は成功の元、旅行先・宿選び・マナー
赤ちゃんと一緒の旅行で心配になる飛行機などの交通機関利用時、移動時の注意や温泉でのマナー、ぐずり対策も含めしっかり計画を!赤ちゃん連れの旅行におすすめの国内・海外の旅行先、宿選びのポイント。
宿泊先でママが一番心配なのは、赤ちゃんの泣き声。その他にも奇声、ハイハイする音、歩き始めの足音…赤ちゃんは泣くのは仕事とはいえ、他の人の迷惑にならないか、家だったら気にしなくてもいいところまで気になってしまいます。
赤ちゃん連れの宿泊がメインの宿ならその心配もお互いさまで片付くこともありますが、そうでない場所ならば、予約時に赤ちゃん連れであることを伝えておくようにしましょう。一番下の階の角部屋を取ると少しは心配も解消されるかもしれません。
赤ちゃん連れの宿泊を売りにしている宿では、客室にも赤ちゃん用の配慮がされていてプレイマットが置いてあったり、離乳食やおむつなどの販売サービスを実施しているホテルや旅館も!そういった面でも楽しめそうですね!
6.日常でもたくさん遊ぼう!1歳までにできることに注目
一日一日成長を続けていく赤ちゃん、その成長スピードは目覚ましく大人の比になりませんね!昨日できなかったことが今日にはできていたり、さっきまでできなかったのに今できたり、貴重な瞬間を見逃してしまったということもありえます
特別な日、特別なイベント以外にも日常の中で、できることの増えていく赤ちゃんとともにたくさん遊びましょう!パパママが主体的に遊ぶことで、より一層赤ちゃんはさまざまな好奇心を持ち、できることの幅が増え、その分たくさんの思い出も生まれてきますよ!赤ちゃんが1歳までにできることを紹介します。
月齢別成長や発達の変化とおすすめ遊び
生まれてから1歳になるまでの間に赤ちゃんは、視力が上がり、手先が器用になり、体が発達し立ったり、歩いたりします。できることが増えていくのは赤ちゃんにとっても嬉しいことですから、成長に応じて遊び方を変化させていきましょう。
生後2~3ヶ月~視力が発達し少しずつおしゃべりしてくれます
興味…生まれたばかりよりも、視力がはっきりしてきて、動くものを目で追うようになります。メリーなどを興味深く見る子も多いです。また、自分の手を上に突き上げてじっと見つめたりもします。笑顔が見えだします。
運動…手足をばたばたさせます。
言葉…2、3ヶ月にもなると「あー」「うー」という喃語を話し出します。
★この時期の赤ちゃんにおすすめの遊び
股関節を回したり、足を1、2と屈伸させる運動をして赤ちゃんと触れ合いましょう。まだわからないし、などと思わずたくさん話しかけてください。喃語の出始めた赤ちゃんに勝手にアフレコして遊んでみるのも面白いかも♪
生後3~4ヶ月~バタバタ・コロコロと寝返りの練習に一生懸命です
興味…自分の手に触れる、目に見えるものを意識的に掴んだり、掴もうと手を伸ばし始めます。
運動…首が座りはじめ、寝返りの練習をしだす時期です。寝返りをしたがる素振りが見られたらじっと見守りましょう。
言葉…喃語とともに、喜怒哀楽の表情が少しずつわかるようになってきます。
★この時期の赤ちゃんにおすすめの遊び
これから激しく動き出すので、今がベビーマッサージに向いている時期です。ベビーマッサージは良いスキンシップになり赤ちゃんの情緒も安定させます。
ねんねしている赤ちゃんの上にタオルなどを垂らして揺らしみてつかもうとしてくる仕草が見受けられたら、タオルキャッチゲームもおすすめです。
生後4~6ヶ月~食べ物に興味を持ち、おすわりの練習が始まります
興味…ママがご飯を食べだすと、じっとその様子を見ていたり、よだれがでたりと食べ物に興味を持ち出す時期です。
運動…寝返りをマスターする子、寝返りから戻るところまでできる子と様々です。うつ伏せになった状態からおすわりしたがる様子も見受けられる子もいます。
言葉…喃語を話しながら、物をつかもうとしたり、パパやママに喋りかけるように見えたりもします。
★この時期の赤ちゃんにおすすめの遊び
寝返りができたら、うつ伏せのまま、おもちゃを届くか届かないかのところにおいてみると、頑張って手を伸ばしたりします。また、いないいないばあ、などの鉄板的赤ちゃん遊びを好む子多し!
生後6~8ヶ月~好き嫌いや人見知りが起こり、個性が一層際立ちます
興味…自我が芽生え始めて、近くで名前を呼ぶと振り返ったり、何かの反応を示したりもします。また、お気に入りのおもちゃ、タオルなども出てくる頃です。
運動…おすわりをマスターし、寝返りからおすわり、またうつぶせ、など自分で少しずつ体勢を変えられるようになってきます。早い子はズリバイというハイハイの前身をしている頃です。
言語…歯が生えてくる子が多く、喃語の話し方が変わることも。「あーあー」だったものが「あーうーえー」などの組み合わせになったりして、赤ちゃん同士で座らせていると、まるで会話しているようにも見えます。
★この時期の赤ちゃんにおすすめの遊び
手先が器用になってくる頃なので、今まで物を握ったりするだけだった赤ちゃんが、ボタンを押そうとしてみたり、何かを引っ張ろうとしてみたりします。凹凸の楽しめるおもちゃなどおすすめです。
また、ママとタオルの引っ張りっこをしたり、赤ちゃんとママで新聞の端と端を持ってひっぱって破く出る音に喜んだりします。
生後8~10ヶ月~ズリバイやハイハイで好奇心の赴くまま行動します
興味…大人が使っているもの、自分のおもちゃじゃないもの、人の使っているものに興味を持ったりします。情緒面が発達してくるので、とりあげると気に入らなくて泣いたりします。
運動…ズリバイやハイハイ、つかまり立ちをする子が出てきます。順番はその子によって違うので、焦らずに見守っていきましょう。
言語…言葉の理解が進みます。こちらが言っていることを何となく理解しだすので、「ダメ!」「危ない!」などというと泣き出したり、不満そうな顔をしたりもします。
★この時期の赤ちゃんにおすすめの遊び
絵本などを読むと、気に入るページや気に入る本が出てくる頃です。
また、危険なもの、大人のものをほしがったりする時期でもあるので、危なそうなものはなるべくしまって、似たようなものを与えると満足したりもします。筆者の家では、バッテリーを抜いたお古の携帯電話でよく遊んでいました。
生後10~12ヶ月~つかまり立ちをしたり、言葉の理解が進みます
興味…自分の手の届く範囲すべてのものに興味を示します。何が危険かどうかもわからないのでとりあえず口に入れてしまいます。子供の危険なものは、まだ届かないから大丈夫であろう場所に置くよりは、絶対に届かない場所においてください。
運動…つかまり立ち、伝い歩きをするようになります。早い子は歩いていたりもします。
言語…自分の主張を言語で伝えようとします。もちろんまだ話せないのですが、これまでの喃語よりももっと言葉に近い、むにゃむにゃとした言葉になります。
赤ちゃんが訴えかけていることに気付いたら、「かぼちゃが食べたいの?」「このおもちゃがほしいの?」などと口に出して、赤ちゃんの言いたいことをママが言語化してあげると、赤ちゃんの言葉の発達に良いでしょう。
★この時期の赤ちゃんにおすすめの遊び
指先がさらに発達して物がつまめるようになったりするので、指先でつまんだり、ひねったりができるおもちゃを喜びます。ただし、まだまだ口に入れてしまう時期なので、はずれてしまうパーツがないか、もろくなった部分はないかなどおもちゃの点検は忘れずに。
また、自分の意志で自分の行きたいところへ動けるようになっているので、逃げるママやおもちゃをおいかけるのも楽しそうです。
- 赤ちゃんの遊び実践編!ねんね~あんよ期の遊び方のコツ
赤ちゃんの遊びはこんなにたくさん!いつも同じような接し方になっていませんか?遊びは赤ちゃんの脳に刺激を与える大切なもの。ねんね、おすわり、ハイハイなど発達時期ごとの遊びの具体例や遊び場作りをご紹介!
【番外編】赤ちゃんのうちに1歳までにしたいことができなかった!「してあげたいことリスト」を再作成してみよう
妊娠中や産後まもない時期に「赤ちゃんが産まれたらしたいこと・1歳までにしたいこと」を想像したり、中にはメモや手帳、ブログなどに記録していた方もいるでしょう。この記事で紹介したイベントやあなた自身が考えていた1歳までにしたいことはどの程度、達成できたでしょうか?
忙しさが想像以上で、新生児のうちにやっておきたいことは一つもできなったという人、1年間で「やりたいことを半分もできなかった」という方もいるでしょう。しかし、落ち込む必要はなく、子育てはこれからも続き、まだまだ楽しいこともたくさんあります!
「子供が産まれたらしたいこと」があるのは、子供の成長を楽しみにしている証拠であり、母という仕事を楽しもうという気持ちの表れです。元日に今年の目標を立てるのと同じように、赤ちゃんが1歳になったら、今度は2歳になるまでにしたいこと、3歳になるまでにやっておきたいことなどワクワクするような計画を立ててみると、育児へのモチベーションが上がるのでおすすめです!
赤ちゃんが成長した分だけ、ママも成長している
赤ちゃんが生まれて最初の一年、ママとしての人生がスタートします。赤ちゃんが生後3ヶ月ならママ歴も3ヶ月。新たに経験するママ業を通して、これまで生きてきた中では経験し得なかったことの連続に「うまくやれない」「私だけこんなにダメなママなのかしら」と思ってしまうことも、赤ちゃんの成長を喜ぶだけでなく育児がつらくて涙してしまう日もあるかも知れません。
ですが、最初は泣いているだけだった赤ちゃんがどんどんどんどん成長し、いろいろなことができるようになるのと同じように、ママも知らなくてもできなくても、いつかはできるようになっているはずです。仕事と違って他人の評価がないところが、育児のつらいところ。ママは育児を頑張る自分を誰よりも認め、ほめてあげてくださいね!
赤ちゃんはいつまでも、ママだけの可愛い可愛い赤ちゃんではなく、成長とともにどんどん外とのつながりを持っていきます。当たり前のように全身を預けてくれる、この1歳までの一年が、あとでかけがえのないものに思えるように、何気ない日常すら特別なことに思えるように、赤ちゃんと、ママとパパと、家族みんなでこの幸せを共有してきましょう!