離乳食の柿レシピ

離乳食の柿は初期より中期からがオススメ!段階別レシピ集

離乳食に柿はいつからか、初期よりも後期がおすすめな理由を解説。加熱せず生でそのまま食べる場合は、大きさと与える量にも気を付けましょう。注意点はあるものの、柿は電子レンジで簡単に柔らかくでき、冷凍も簡単なので、離乳食に使いやすい果物です!中期・後期・完了期の柿レシピを紹介。

離乳食の柿は初期より中期からがオススメ!段階別レシピ集

離乳食に柿はいつから?初期より中期がオススメな理由

柿を離乳食で使い始めるのは、中期(月齢7ヶ月・8カ月)頃からが目安です。
柿は加熱すると柔らかくなり、水分を加えなくてもペーストに仕上げることができますが、果肉部には繊維質が多く含まれています。

柿を一度すりおろしてみるとわかりますが、りんごのようにトロトロにならず、やや粘り気を感じ、飲み込む前に口の中でしっかりモグモグした方が良い食感です。

離乳食を開始したばかりの赤ちゃんはまだまだ咀嚼が下手ですし、消化機能が未熟なので身体の負担となることもあり得ます。柿は栄養的に欠かせない食品、果物というわけではないので、初期は控えて中期から始めた方が良いでしょう。

離乳食では加熱した柿からスタート!生は後期以降にして!

はじめて離乳食で柿を食べさせるときは、加熱してから与えるようにしてください。
柿は種なしの品種も多く出回っており、皮をむいてレンジで加熱するだけで離乳食用のペーストに仕上げることができます。
柿をそのまま生で与えるのは、早くても離乳食後期(月齢9か月~11か月)が目安となります。

離乳食に使う柿はカットしてものをレンジで加熱!

柿の加熱は電子レンジを使うのが最も簡単です。皮をむき種の部分を切り落としてから、1切れであればラップに包んで、複数個を一度に加熱したい場合は耐熱皿に入れ、ふんわりとラップをかけましょう。

離乳食で与える柿の加熱時間目安

  • 柿8等分1切れ…600Wで20秒
  • 柿1個分(16等分にざく切り)…600Wで3~5分

切った柿が固く感じるときは、先にすりおろしてから耐熱容器に入れて加熱すると柔らかく仕上げやすくなります。水分が多いので、やや多めにすりおろすと良いでしょう。

離乳食中期・後期・完了期の柿の大きさ目安

柿を離乳食で与える際の大きさや固さの目安は次の通りです。

離乳食中期(7ヶ月・8ヶ月)
加熱し、すりおろした柿のペーストです。りんごや梨などの果物に比べてとろみがあります。 離乳食中期(7ヶ月・8ヶ月)硬さ大きさ目安
離乳食後期(9ヶ月~11ヶ月)
5㎜角程度の粗いみじん切りにします。慣れてきたら完熟した柔らかいものなら生のまま与えられます。 離乳食後期(9ヶ月~11ヶ月)硬さ大きさ目安
離乳食完了期(1歳~)
8㎜幅の角切りにします。完熟しているものであれば生でも構いませんが、硬いものは赤ちゃんの噛む様子をみながら大きさを調整しましょう。 離乳食完了期(1歳~)硬さ大きさ目安

離乳食の柿レシピ~そのまま食べるだけじゃもったいない!

赤ちゃんに柿の美味しさを知ってもらえるようなおすすめのレシピをご紹介します。
柿などの果物は、皮をむいて単品で食べるというイメージがありますが、フルーツは料理につかっても美味しく、見た目も鮮やかになります。
柿もそのまま食べるだけでなく、他の食材・食品と組み合わせて調理すると甘さがより引き立てられて、赤ちゃんにとっては食べやすくなるのです!

離乳食中期(7か月・8か月)の柿レシピ

柿は甘みの強い果物なので、スタート時は柿だけのペーストで柿の味を赤ちゃんに伝えてあげましょう。赤ちゃんにも好みがあり、柿の味や食感が気に入ってもらえない場合はペーストをヨーグルトやパン粥に混ぜると食べやすくなります。

柿のペースト

柿のペースト完成品

材料

  • 柿 1/8個
  1. すり鉢ですりつぶしている柿

    柿は皮をむいて種を取り、ラップに包んで電子レンジ600Wで20秒加熱し、すり鉢ですりつぶしてペーストに仕上げます。

離乳食後期(9か月~11か月)の柿レシピ

柿は短時間の加熱でも、離乳食期の赤ちゃんが歯茎でもつぶせる柔らかさに仕上げられます。離乳食後期からは生の柿も食べられますが、柿は完熟していないと固いので無理はせずに、必要に応じてレンジで加熱しましょう。
柿そのままの味に慣れてきたら、きなこや胡麻で風味づけをしてあげると新しい味に出会えます。

柿の白和え風

柿の白和え風 完成品

材料

  • 柿 1/8個
  • 豆腐 大さじ1
  • すりごま ひとつまみ
  1. まな板の上にある刻んだ加熱済みの柿

    1/8にカットした柿は皮をむいて種を取ってラップに包み電子レンジ600Wで20秒加熱してから5㎜角に刻みます。

  2. 耐熱容器で混ぜ合わせている豆腐とすりごま

    豆腐は耐熱容器に入れふんわりとラップをかけて電子レンジ600Wで20秒加熱し、すりごまと混ぜ合わせ1の柿を加えて和えます。

柿のきなこがけ

柿のきなこがけ

材料

  • 柿 1/8個
  • きなこ 小さじ1/2
  1. まな板の上にある刻んだ生の柿

    柿は皮をむいて種を取り5㎜角に刻みます。

  2. 耐熱容器に入れたきなこをまぶした柿

    耐熱容器に1の柿ときなこを入れて混ぜ合わせ、オーブントースター900W前後で5分焼きます。

離乳食完了期(1歳~1歳半)の柿レシピ

1歳頃になった赤ちゃんは遊び食べ・ムラ食べがおこり、今まで食べていたものを嫌がるなど離乳食への意欲が低下しがちです柿を使ったデザートや少し斬新なメニューを取り入れて、赤ちゃんの食への興味を引き出してみましょう。

柿のムース風

簡単に作れる柿のデザートです。半日程度冷ますと、柿に含まれるペクチンと牛乳のカルシウムが反応して固まります(そのため、豆乳は不可)。しかし、ゼラチンを入れているわけではないので、プッチンプリンよりは柔らかく、ご家庭の環境によってはトロトロの状態のままのこともありえます。

柿のムース風完成品

材料

(2回分)

  • 柿 1/3個(50g)
  • 牛乳 50cc
  1. まな板の上にあるざく切りの柿

    柿は皮をむいて種を取り、ざく切りにします。

  2. ミキサーに入れた柿と牛乳

    ミキサーに1の切った柿と牛乳を入れて攪拌し、容器に入れて冷蔵庫で30分冷まします。半日以上冷ますとプリン程度の固さに仕上がります。

柿とチーズの焼き春巻き風

柿を春巻きに使う斬新なメニューです!しかし、柿とチーズは、柿の甘味とチーズの塩気がお互いを引き立てあってとってもおいしいと巷でも評判の組合せです。一口サイズなので赤ちゃんも食べやすく、手づかみ食べもできます。

柿とチーズの焼き春巻き風完成品

材料

  • 柿 1/8個
  • ベビーチーズ 1/2個
  • 餃子の皮 2枚
  • サラダ油 少々
  1. まな板の上にある柿、ベビーチーズ、餃子の皮

    柿は皮をむいてさらに4等分に切り、ベビーチーズも4等分、餃子の皮は半分に切ります。

  2. まな板の上にある包んだ春巻き風

    1の半分に切った餃子の皮に、柿とベビーチーズをのせて包みます。

  3. フライパンの上にある春巻き風

    フライパンにサラダ油を敷き、2の春巻き風を乗せ、中火~弱火で両面しっかり焼きます。