赤ちゃんの寝かしつけ、育児を楽にするおっぱい以外の方法とは?
赤ちゃんの寝かしつけは順調ですか?
赤ちゃんはいつも決まった方法で必ず寝てくれますか?
最初の頃こそ、抱っこや添い乳でコテっと寝てくれていた赤ちゃんも月齢が上がり、体力がついてくると、なかなか寝付いてくれないことが増えてきます。今まではこの方法でよかったのに、最近になって寝つきが悪くなったとお悩みのママもいるでしょう。
また、もともとミルクの赤ちゃんなら苦労は少ないですが、おっぱい大好きな赤ちゃんでそろそろ卒乳・断乳を考えている場合、1番の障害になるのが寝かしつけ。そろそろ添い乳以外の入眠方法を教えないと、断乳・卒乳時に数時間泣き続ける可能性も…。
今回は、バラエティ豊かな寝かしつけの方法、コツやテクニックをお届けします!
こんな方法もあるんだ!と参考にしてみてください。
赤ちゃんの寝かしつけ7つの方法~話題のテクニック~
おっぱい以外の寝かしつけの方法には、どんなものがあるのでしょうか?
抱っこや安眠ミュージックなどの王道の方法から、寝かしつけアプリ、ティッシュを使う方法など意外な方法まで、定評のあるテクニックやコツをご紹介していきましょう。
まずは安眠できる環境づくり
赤ちゃんがスッとぐっすり眠れるためには、安眠できる環境作りが何より大切です。最低限気をつけるポイントをまとめました。ぜひチェックしておきましょう!
部屋の明かり
暗くなると眠くなるのが、生物の不思議なところです。ねんねの時には、必ず部屋の照明を落として寝かしつけをしましょう。真っ暗が怖くて苦手な赤ちゃんもいますから、そんな時には常夜灯をつけて構いません。薄暗い空間を作りさえすれば大丈夫です。
もう少し踏み込んで、寝かしつけの照明効果を上げるには、寝る前に過ごす部屋の明かりも、夕飯以降は少し落とします。煌々とする部屋の中では目が冴えてしまいますから、寝る前の1・2時間程度は落ち着いた照明の中で過ごすようにしてみましょう。
心地よい室温
特に春と秋は1日の寒暖差が激しく、寒さ暑さ対策をしている夏や冬よりも、夜間の気温の調整が難しいです。部屋が涼しめの日には長袖を着せたり、スリーパーを上から着せたりと、うまく調整をしてあげましょう。寝ているのに、手足が冷えているようなら、寒いと感じている証拠です。
夏と冬は、熱中症や風邪を防ぐためにも、エアコンをかけてあげましょう。
冬場寒いからといって、赤ちゃんに電気あんかや湯たんぽなどを使うのはNG。体温が上がりすぎたり、やけどをしたりして、思わぬ事故につながる恐れがあります。
着るものと室温で調整してあげることが基本だと、頭に入れておきましょう。
おなかが満たされている
お腹が空いていると、深い眠りにつきにくくなります。夜ご飯から時間が空いていたり、食べた量が少なかったりすると、寝る前はもう小腹が空いた時間になっていることでしょう。
赤ちゃんの胃はまだ小さいので、補食を含めて1日5・6回に分けて食べる必要があります。夜間の空腹が心配されるようなら、寝る前に少しだけお腹を満たしてあげましょう。フォローアップミルクを使うもよし、1歳以降でアレルギーがなければ、ホットミルクも効果的です。温かく、お腹の持ちも良い飲み物です。
大きくなってくるに従って、自律神経の働きが整って、夜間はお腹が空かなくなってきます。
おもちゃは片付けて
寝室と遊ぶ部屋が同じお家の場合、寝かしつけの前には、すべてのおもちゃを片付けてしまいましょう。月齢が大きくなるにつれて、おもちゃが目に入ると遊びたい気持ちが湧いてくるようになります。寝る時間と遊ぶ時間をきちんと区別するためにも、寝る前のお片づけは必須です。
1.抱っこが一番の基本!低月齢からスヤスヤ
お腹が十分に満たされている時やミルクで育っている赤ちゃんは、やっぱり抱っこでの寝かしつけが定番ですよね。首が据わる前には横抱き抱っこで、首がしっかりしてからは横抱きでも立て抱きでも、赤ちゃんが心地のよい方で抱っこしてあげましょう。
普通に抱っこされるよりも、抱っこひもでゆらゆらされる方がお気に入りだという赤ちゃんもいます。
低月齢の頃は、とにかく赤ちゃんが寝やすい方法で寝かしてあげましょう。ここはママの頑張りどころですね。
抱っこで寝かしつけができるのは、だいたい生後10ヶ月くらいまで。赤ちゃんの体重が増えて、ママも長時間抱っこすることができなくなってきますので、限界が近づいたら、他の方法を視野に入れていきましょうね。
2.生後4ヶ月までは「おひなまき」が可能!赤ちゃんも安心
生後4ヶ月くらいまでの首すわり前の赤ちゃんなら、おくるみを使うのも効果的な方法です。低月齢であればあるほど、よく眠ってくれます。
おひなまきは、おくるみで赤ちゃんを巻いて、ママの子宮での状態や体勢を再現してあげる方法です。
産まれたばかりの赤ちゃんがなかなか寝てくれないのは、外の世界に出てきて困惑しているからという場合も多くあります。お腹の中にいたときのような狭さと体勢を作ってあげることで、すんなり寝てくれる赤ちゃんもいるのです。
3.赤ちゃんの眠りやすい音や歌を聴かせる
リラックス効果の高い、ゆったりとした音楽や赤ちゃん向けの安眠ソングをかけることも効果的です。Youtubeやネット上でも、効果が高い方法だと評価されています。
赤ちゃんを心地よい眠りに導く音楽には、次のようなものがあります。
赤ちゃんの安眠を促す音や音楽
・胎内音
・川のせせらぎや波の音などの自然音
・1/fゆらぎを出す音
・リラクゼーションミュージック
・クラシック
・モーツァルト作曲の音楽
赤ちゃんが大きくなってからも入眠の儀式として使える一石二鳥の方法です。
- 赤ちゃんが寝る音楽♪寝かしつけすんなり&スヤスヤ寝る秘密
赤ちゃんの寝る音楽はリラックス効果の高い音楽や音を流しましょう!モーツァルトがねんねに効果的と言われる理由、他にも胎内音やママの子守歌など赤ちゃんの安心を誘う音や音楽の秘密とは?入眠儀式にも最適です。
4.タオルやぬいぐるみ、お気に入り安眠グッズを用意
昔、お気に入りのタオルや毛布と必ず一緒に寝ていたという記憶はありませんか?
毎日同じものと寝ていると、いつの間にかそれが安眠グッズとなって、自然と気持ちが落ち着き、上手く眠れるようになります。お気にいりのぬいぐるみを抱っこして寝ている子もいますよね。
最初は、肌触りのよいタオルなどふかふかなものと一緒に寝るようにしましょう。
ただし、寝ている間にタオルが顔にかぶってしまうことを避けるため、ぐっすりねんねしたら赤ちゃんから離しておきましょうね。一度安眠アイテムになってしまえばこちらのもの。条件反射も加わって、ねんねの習慣をうまくつけることができます。
5.ベビーマッサージでポカポカ
本格的な寝かしつけの前段階のテクニックにはなりますが、安眠を誘うためにベビーマッサージをしてあげるのも良い方法です。優しくお腹や手足などをさすってあげましょう。ベビーオイルやホホバオイルを塗ってあげると、保湿を兼ねることもできます。血行が促進されてポカポカし、眠りにつきやすい条件を作ることができるのです。
赤ちゃんは、温かいママの手で触ってもらうのが大好き。とても嬉しそうな表情をしますよ。
マッサージは夜泣きや便秘にも効果がありますので、こう言った悩みがある赤ちゃんは、積極的に試してみましょう。
ただ、マッサージだからといって、赤ちゃんに圧をかけすぎてはいけません。ゆっくり、優しく握るくらいの力でさすってあげてくださいね。
6.ティッシュでゆらゆら作戦!
赤ちゃんの顔の前で、ティッシュを一枚ゆっくりゆらゆらしてみましょう。額の方から顎に向かって、ティッシュで撫でるように触っていきます。
Youtubeで話題となったこの方法、動画の赤ちゃんは、ものの1分で眠りについてしまいました。もちろん、向き不向きやその時の赤ちゃんのご機嫌具合にもよるのですが、こんな簡単なことで眠くなってくれたら、ありがたいですよね!
7.アプリ「絵本スタジオ」で添い寝+読み聞かせ
絵本スタジオ
絵本を読んでくれるアプリです。「おむすびころりん」以外は、1話200円でアプリ内課金がありますが、有名声優さんたちが楽しい童話を読んでくれます。パパやママの声で読み上げたものをあらかじめ録音しておいて流すこともできますよ。暗い中絵本を読むのは難しいですから、こう言ったアプリを使えば、添い寝プラス読み聞かせの寝かしつけができますね。
寝かしつけはいつから?ねんねの習慣をつけよう
生後3ヶ月くらいまでは、赤ちゃんは授乳間隔が短く、体内リズムも整っていないので、昼夜関係なくお腹が空いて目が覚めます。
ママも昼夜関係なく頻繁に授乳している間は、赤ちゃんはそういう時期なのだと割り切り、あまり寝かしつけ」を意識しないのでは?
しかし、赤ちゃんがまとまって4~5時間以上眠れるようになってくると、多くのママが「どうせ寝るなら夜にまとめて!」「早く朝まで寝て!」と期待しますよね。ここが寝かしつけのスタートラインと言えそうです。
寝かしつけはいつから始める?目安は生後4ヶ月
ママが意識して寝かしつけを始めるのは、夜間の授乳間隔が少し開いてくるようになった生後4ヶ月頃です。もちろん個人差はありますが、このころになれば、赤ちゃんは5時間くらい続けて眠れるようになりますし、夜中に一度起きても授乳すればすぐに寝てくれる子もでてきます。
赤ちゃんの生活リズムが整うようになったら、寝る時間を固定して、規則正しい生活習慣をつけていきましょう!
また、全然授乳間隔が開かない…という場合でも、夜に1度寝かしつけの時間を作ってみましょう。毎日同じ生活リズムで寝ることを繰り返しているうちに、徐々に体内時計が整っていきます。
ねんね習慣のメリット
寝かしつけの習慣を身に着け、規則正しい生活をすることは、赤ちゃんの成長にも好影響を与えます。午後10時〜午前2時の間は、成長ホルモンが盛んに出るので、ぜひとも熟睡させておきたい時間です。
また、赤ちゃんが1歳前後になると、いつまでも赤ちゃんが寝ない!という悩みを持つママが増えてきます。
原因のひとつとして、赤ちゃんがしっかりお日様にあたって、規則正しい生活や適度な運動ができていないことが挙げられます。
眠りを誘う睡眠ホルモン「メラトニン」は、日光を浴びて14時間後に分泌されるようにできています。夜9時に寝かしつけを行うとすれば、逆算して午前7時には起きて日の光を浴びる必要があります。
体内リズムを整えると、毎日の寝かしつけが楽になり、結果としてママも助かるはずです。
寝かしつけアラームでママの寝落ち対策
添い寝アラーム-こども寝かしつけアプリ
寝かしつけをするのはいいけれど、自分も一緒になって寝てしまうというママは多いのでは?そのまま寝てしまえれば良いのですが、残った家事がそのままになってしまって、起きたから大変になることもあるでしょう。 そんな時に便利なのがこのアプリ。振動や声などを感知して、それが静まった頃合いにアラームを鳴らしてくれます。これなら、安心して寝かしつけができますよね。
寝かしつけはたくさんの方法を実践してみて!
寝かしつけに悩むママは、全国に、いや世界中に大勢いらっしゃいます。赤ちゃんの数だけ、それぞれの寝かしつけの方法があると言っても過言ではありません。
ネットはこんな時に便利です。王道の寝かしつけの方法やちょっと変わった方法、些細なコツやテクニックなど、ありとあらゆる方法が載っています。たくさんの方法を試してみることをオススメします。
寝かしつけがスムーズに行けば育児の負担も少しは減りますし、ママも自分の時間を持つことができます。赤ちゃんも昼間にたくさん遊んで、夜寝るという規則正しい生活を送ることで、活発に活動できるようになります。
大人と一緒のリズムで夜遅くまで起きている方が、家庭のリズムとして楽という場合もあるかもしれません。しかし、赤ちゃんもいずれは保育園や幼稚園に入園し、その時に睡眠時間を確保するためには午後9時前には寝る必要が出てきます。
将来のことを考えると、生活リズムを大人から子ども中心に変えていきたいですね。