赤ちゃんとの外出先場所別マナー

赤ちゃんと外出|月齢別行ける場所&お出かけ先のマナー

赤ちゃんとの外出は大人だけのときのようにはいかないもの。行きたくても我慢するべき場所もありますし、赤ちゃんや小さい子連れの外出は行き先によって気を付けるべきこともたくさん。でもせっかくの外出ですから公共の場に出掛けるときは周りにも少しの配慮を持ち良い気分で外出できると良いですね♪

赤ちゃんと外出|月齢別行ける場所&お出かけ先のマナー

赤ちゃんと外出はいつから?月齢に合わせて世界を広げていきましょう

赤ちゃんが生まれると、生活パターンが大きく変わります。赤ちゃんと外出することも、そのひとつ。行きたい場所があっても「赤ちゃんを連れて行って大丈夫なのかな」と迷ってしまうこともあるのではないでしょうか?

赤ちゃんと外出できる場所には、月齢にそったステップがあります。いつから、どんな場所へ出かけることができるのでしょうか。その場所や持ち物、外出する際のポイントなどをまとめました。ぜひ、赤ちゃんと外出するときのガイドにして、赤ちゃんの世界を広げてあげてください。

赤ちゃんと外出、月齢ごとの行き先

赤ちゃんと外出するときの持ち物と注意点

退院してきてから、ずっとおうちで過ごしてきた赤ちゃん。いつからどんな場所へ外出できるようになるのか、月齢ごとの目安をご紹介します。

生後1ヶ月

生まれたばかりの赤ちゃんはまだ体力がありませんから、感染症などへの配慮が必要です。生後1ヶ月までは基本的に家の中で過ごしますが、生後1ヶ月を過ぎたら、少しずつ外へ出かけることができるようになります。

どんなところへ?

初めての外出が「1ヶ月健診」という赤ちゃんは多いのではないでしょうか。また、ちょっとした買い物であれば、スーパーに行くこともできるようになります。ただし、買い物は、混んでいない時間帯に短時間ですませるようにしましょう。

1ヶ月健診赤ちゃんとママの健診内容&持ち物・健診費用
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持ち物は?

近くのスーパーへの買い物であれば特に赤ちゃん用の持ち物は必要ありませんが、赤ちゃんの外出で用意したい基本の持ち物次の通りです。

おむつ(多めに)、おしりふき、汚れたおむつ入れ、着替えの肌着、小さめのタオルやガーゼ、バスタオル、授乳用のケープ・母乳パッド(母乳育児の場合)、粉ミルク・哺乳瓶・お湯(ミルク育児の場合)、抱っこひも

このころの赤ちゃんは、うんちもおしっこも頻繁ですから、おむつは多めに持っていきましょう。おしっこやうんちが漏れてしまうこともあるので、着替え用の肌着もあると安心です。

バスタオルは、おくるみ代わりにもなれば、赤ちゃんを寝かせるときに敷いて使うこともできるし、授乳用ケープの代わりとしても使えるなど、1枚あるととても重宝するアイテムです。少々かさばるのが難ですが、持っていてソンはありません。このほかに、ママのお財布、1ヶ月健診の場合は母子手帳や書類などが加わります。

服装は?

休みの日は公園に出かける仲良し家族

1ヶ月健診に出かける場合の服装は、赤ちゃんもママも脱ぎ着しやすいものを選びましょう。そうすれば病院での診察もスムーズに進みます。

外出するときに心がけたいことは?

生後1ヶ月で使用可能なベビーカーもありますが、段差などで伝わる振動が赤ちゃんの負担になるともいわれています。できれば、ベビーカーではなく、横抱き用の抱っこひもを使うことをおすすめします。マイカーに乗せる場合は、ベビー用のチャイルドシートを装着し、安全運転で。

電車やバスを利用する場合は、できるだけ混雑する時間帯を避けてスケジュールを組むようにします。乗り換えルートや、駅のエレベーターの有無なども確かめておくと安心です。可能であれば、タクシーの利用が、ママにとっても赤ちゃんにとっても体力的に負担がありません。おなかがすいてぐずったりしないように、出かける前に授乳とおむつ替えをすませておきましょう。

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生後2ヶ月~生後3ヶ月

首もしっかりしてきて、抱っこもしやすくなるころです。笑顔を見せるなど、表情もどんどん豊かになっていきます。

どんなところへ?

近くの公園児童館ママ友の家に遊びに行くこともできるようになりますから、お友だちとの触れ合いを楽しみましょう。ベビーカーに乗せてのお散歩やスーパーでの買い物ももちろん大丈夫。ただし、長時間の買い物では赤ちゃんが疲れてしまいます。できるだけ手早くすませられるように、買う物をメモしていくとよいでしょう。

服装は?

夏は汗を吸い取りやすい素材の服で汗対策を、冬は防寒着や帽子、ソックスで寒さ対策をしてあげましょう。おくるみや脱ぎ着しやすい上着を用意しておくと、便利です。

外出するときに心がけたいことは?

近くのお出かけは、ベビーカーが便利です。思わぬ雨に見舞われることもありますから、雨よけのカバーを用意しておくとよいでしょう。

お財布などを入れるバッグは、斜めがけのショルダーやウエストポーチがおすすめ。両手が自由になるようにしておくことがポイントです。ベビーカーを押すのもラクですし、買い物で商品を選ぶのも、会計をするのもスムーズになります。

スーパーは、季節によっては外と店内の気温差が大きくなります。また、生鮮食料品の売り場は、大人でも「寒い」と感じるくらいに冷えていることがよくあります。ベビーカーにひざかけやバスタオルをかけるなどして、こまめに温度調節をしてあげましょう。

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生後4ヶ月~生後5ヶ月

首もしっかりして、抱っこも楽になります。運動能力も発達して、外出できる範囲も広がっていくころです。

どんなところへ?

電車やバスに乗っての外出ができるようになります。デパートでのお買い物も大丈夫なので、ママもショッピングを楽しめますよ!

外出するときに心がけたいことは?

デパートに出かける場合は、授乳室の有無やおむつ替えシートがあるトイレの場所、ベビーカーレンタルサービスの有無など、赤ちゃんに関するサービスを調べておくとよいでしょう。ホームページをチェック、それでもわからないことがあった場合は電話で問い合わせを。

夏や冬や外との気温差も大きいので、おくるみやすぐに脱ぎ着できる上着など活用して、こまめに温度調節をしてあげてくださいね。

基本的な持ち物は、生後1ヶ月のときと同じです。ぐずったときのために、赤ちゃんお気に入りのおもちゃを持たせてあげてもよいでしょう。よだれの多い赤ちゃんは替えのスタイもプラス、水分補給用の飲み物も忘れずに持っていってくださいね。

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生後6ヶ月以降

生後6ヶ月を過ぎれば、たいていのところへは外出できるようになります。

どんなところへ?

テーマパーク、動物園や水族館、新幹線での長距離の移動もできるようになります。遊ぶことが大好きで、身の回りのことにも興味を示すころです。体の成長も目覚ましいので、思い切った遠出を計画してみてもよいのではないでしょうか?

外出するときに心がけたいことは?

生後6ヶ月以降はママからもらった免疫力が低下し、感染症にかかる確率が高くなる時期でもあります。冬場のインフルエンザなどは、できればかからないようにしたいもの。そういった時期は「人ごみは避ける」「長時間外出して体力を消耗しない」「おくるみなどで素早く体温調節ができるようにする」といった配慮をすることが大切です。

持ち物は、生後1ヶ月の基本的な持ち物のほか、外で汚したときのための着替え、ぐずったとき対策のお気に入りおもちゃを持っていきましょう。離乳食やおやつは、持っていってもよいですし、出先で手に入るようであれば、それでもかまいません。

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赤ちゃんとの外出で、車、新幹線、飛行機を使うとき

旅行に出かけるためにベビーシートに載せられる赤ちゃん

赤ちゃんと車、新幹線、飛行機を利用して外出するときにはどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。赤ちゃんと快適に外出するためのポイントをまとめてお伝えします。

車の場合

赤ちゃんと車で長距離の外出をする場合は、次のことを心がけるとよいでしょう。

  • 渋滞しない時間帯を選ぶ
  • 一気に長距離を走ろうとしない
  • 赤ちゃんのペースに合わせてこまめに休憩をとる
  • ガソリンや満タンにしておく
  • 授乳をすませ、おむつ替えもすませておく
  • ぐずったとき用のおもちゃを用意する
  • ベビーカーを積んでおく

ベビーカーは荷物になるかもしれませんが、出先で移動するときにあったほうが便利です。また、たとえわずかな時間でも、赤ちゃんだけを車に乗せたまま車から離れることは絶対にやめましょう

高速道路を使う場合は、サービスエリアの位置や概要を調べ、休憩ポイントも決めておくことをおすすめします。赤ちゃん用のおもちゃや飲み物、おやつ、替えのおむつやおしりふきなどは、赤ちゃん用リュックなどにまとめておくと、さっと取り出せて便利です。

新幹線の場合

割高にはなりますが、個室付きの列車を選び個室を予約しておくと、授乳やおむつ替えの心配をせずにすみます。赤ちゃんがぐずっても安心ですよね。

個室は利用しないという場合も、必ず席の予約はしておきましょう。可能であれば、おむつ替えができるトイレや授乳ができる多目的室に近い車両がベスト。予約の際に、赤ちゃん連れであることを告げて相談してみましょう。

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飛行機の場合

授乳やおむつ替えは、空港ですませておきましょう。空港なら授乳室など赤ちゃんに配慮したサービスが充実しています。機内にもおむつ替えができるトイレはありますが、シートベルト着用サインが消えないと席を立つことができません。

また、授乳は座席ですることになりますので、母乳育児のママは授乳ケープを用意しておきましょう。ミルクの場合は、持参したミルクセットを渡してお願いすれば、客室乗務員がミルクを作ってくれます。席数は限られていますが、赤ちゃんを寝かせることのできるシートもあります。

ただし、サービス内容は航空会社によって違いますので、赤ちゃん連れであることを告げて、利用する航空会社に問い合わせをするのが確実です。ベビーカーの取り扱いも国内線か国際線かによって違いますので、わからないことはサービスカウンターなどでどんどん尋ねましょう。

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お出かけを我慢するべき場所は?場所別、出かけるときのポイント

室内で仲良く遊ぶ姉弟

生後6ヶ月を過ぎると、赤ちゃんとの外出先も増えてきます。そこで、場所別に出かけるときのポイントをまとめてみました。

温泉

温泉は基本的には、ベビーバスを卒業した赤ちゃんなら入ることができます。イオウなど特定の成分が強い温泉ではなく、赤ちゃんのお肌にも刺激がない「単純温泉」を選びましょう。

また、できれば家族風呂や貸し切り風呂の利用をおすすめします。大浴場や露天風呂はすべりやすく、赤ちゃんを抱っこして入るのは意外と危険です。お湯が熱い場合もむやみに水を足すことはできません。その点、家族風呂なら人目を気にせずにゆったり楽しめます。万が一、おふろで赤ちゃんがうんちやおしっこをしてしまっても安心ですよ。

泊まりがけの旅行

泊まりがけの場合は、「部屋で食事がとれ、家族風呂がある和室」がベストです。「ウェルカムベビーのお宿」(ミキハウス子育て総研認定)に認定されている宿なら、さらに安心です。予約する際には、必ず赤ちゃん連れであることや月齢を伝えてくださいね。また、急な体調不良に備えて、母子手帳と健康保険証は持っていきましょう。

夏の海でバカンスを楽しむ赤ちゃん

海では、紫外線、日焼け止め、熱中症などの対策をしっかりとすることが大切です。また、赤ちゃんの体は、ちょっと水に入っただけですぐに冷えてしまいます。水につかるのは、5分程度を目安にしておきましょう。6ヶ月を過ぎると何でも口に入れてしまうので、目配りも欠かせません。浜の砂や石が太陽の熱でやけていることも多くありますので、気をつけて。

プール

基本的にプールが利用できるのは「おむつが取れて、自分の意思でうんちやおしっこができるようになってから」です。確かに、プールの中でうんちやおしっこをしてしまっては、ほかのお客さんに迷惑がかかってしまいまし、ママの気持ちの負担も大きくなります。

大型のレジャー施設の中には「プール用おむつをしていれば利用が可能」としているところもあるので、赤ちゃんと一緒に行く場合は、そういった施設にしましょう。「プール用おむつ可」で検索すると全国の施設が調べられますよ。

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テーマパーク

ディズニーランドなど大型のテーマパークは、赤ちゃんが快適に過ごせるサービスが充実しています。ただし、年齢制限で利用できないアトラクションも多いので、ショーや場の雰囲気を楽しむつもりで出かけるとよいのではないでしょうか。

動物園や水族館

動物園や水族館は、ぜひ足を運んでみましょう。実際に動物や魚に興味を示して楽しめるようになるのは1歳を過ぎてからですが、動物園や水族館には、ふだんの生活では触れることのできない動物や魚がたくさんいます。ママが興味を示せば、きっと赤ちゃんも喜びますよ。

「動物園はアレルギーが心配」という声もあるようですが、海外では動物との触れ合いが赤ちゃんの免疫力を高めるという研究結果もあるといいます。必要以上に怖がらず、体調に配慮して出かけてみましょう。動物園は屋外なのでお天気に左右されますが、水族館なら雨でも大丈夫です。平日のすいている時間を狙ってどうぞ。

海外旅行

海外旅行で外の風景に圧倒される赤ちゃん

いちばんに考慮したいのは飛行時間と行く先の治安です。グアムやサイパンといったリゾート地なら飛行時間も3~4時間程度ですし、赤ちゃんも過ごしやすいのではないでしょうか。ちなみに、赤ちゃんでもパスポートが必要です。親が代理人となって申請しますが、受け取るときは本人である赤ちゃんが一緒でなければならないので注意してくださいね。

外食

お店選びのポイントは「禁煙席があるか」「赤ちゃん用のイスや食器があるか」「おむつ交換が可能か」です。赤ちゃん連れ、できればベビーカーもOKで、座敷や個室が利用できるお店だと安心です。デパートや駅ビルの中にある飲食店なら、ビルの中に授乳室やおむつ交換台を備えたトイレもあるので、こちらを利用しましょう。

機嫌が悪くて泣いてしまったり、おむつを汚してしまったりしたときにすぐに対応できることを念頭に、お店を選ぶとよいと思います。

居酒屋

夜や騒がしい時間帯を避け、ランチタイムやすいている時間などを上手に利用すれば赤ちゃん連れでも歓迎してくれるところが多いようです。モンテローザ系列の居酒屋(「魚民」など)の中には、キッズルームを設けているところもありますので、そういった部屋を利用するのもひとつの方法です。

居酒屋は座敷を設置しているところも多いので、実はママにとっては過ごしやすいというメリットもあります。あらかじめホームページでサービス内容を確認し、電話で赤ちゃん連れが可能かどうかを問い合わせておくとよいでしょう。

カラオケ

本格的にカラオケを楽しみたいなら、赤ちゃんがもう少し大きくなったころをおすすめしますが、キッズルームやファミリールームを設けているカラオケ店もあるので、赤ちゃんが小さいうちで「どうしても行きたい」という場合は、そういったお店を利用してみては?

ただし、歌うときの音量はできるだけ小さくしましょう。もしも赤ちゃんが不機嫌そうな様子を見せたら、早めに切り上げるなどの配慮も大切です。

映画

迫力のある3D映画を楽しむ家族

基本的に映画は、ある程度の年齢にならないと難しいというのが実際のところですが「ママズクラブシアター」というサービスのある劇場なら、赤ちゃんと一緒に入ることができます。「TOHOシネマズ」が提供しているサービスで、利用できる劇場や観賞できる作品は限られていますが、映画好きなママは利用してみる価値「大」ですよ。

コンサート

爆音バンドのライブなどは赤ちゃん連れで行くことはおすすめできませんが、情操教育につながるクラシックコンサートであれば、赤ちゃん連れで行けるものが企画されるようになりました。例えば、ソニー音楽財団が提供する「0才からのクラシック」。演目や開催地も増えているようなので、音楽好きのママはチェックしてみてくださいね。

美術館・博物館

赤ちゃんが作品を楽しめるかどうかは別にして「ママが行きたい!」という場合は、赤ちゃん連れOKです。ただし、赤ちゃんのための設備が整っていないこともあるので、事前に調べておきましょう。また、赤ちゃんがぐずった場合には外に出るなどの対処が必要です。

国立新美術館のように、おむつ替えシートつきのトイレと授乳室、ベビーカーや託児コーナーを完備している施設もあります。赤ちゃんと一緒では美術館や博物館はムリと決めつけずに、アンテナをはって探してみましょう。大きな美術館や博物館ではなくても、小さな画廊の個展なら、赤ちゃんの機嫌がいいときにちょこっとのぞくこともできますよ。

ゲームセンターなど

出産前はゲームセンターなどで遊ぶのが好きだったママも多いようです。しかし、音が大きくうるさいところは赤ちゃんにとっては不快なだけですので避けたほうがよいでしょう。特に喫煙者の集まる場所は空気もよくありませんし、小さな子にふさわしい場とは言えないのではないでしょうか?

親がゲームに熱中するあまりに子どもが行方不明になったりなど悲しいニュース報道も目にすることがあります。どうしても行きたい場合は、家族や保育園に赤ちゃんを預けて行く方法を考えてみましょう。

赤ちゃんのためにもママのためにも外出を楽しみましょう!

初めてのことは、どんなことでもドキドキするものです。赤ちゃんの外出もそうですよね。でも、思い切って出かけ、要領さえつかめば、大丈夫です。赤ちゃんにいい刺激をたくさん与えてあげるためにも、ママがリフレッシュするためにも、どんどん外に出かけて行きましょう。

この記事では基本的なことをお伝えしましたが、実際にお店や施設などに出かける場合は、必ず赤ちゃん連れでよいかどうかを確認する習慣をつけておくとよいと思います。OKの場合も、おむつ替えや授乳は可能かなど、気になることはしっかり尋ねてくださいね。また、赤ちゃんの体調に配慮することも忘れずに。その上で、赤ちゃんとの外出をめいっぱい楽しめますように!