赤ちゃんビニールプールデビュー!お家で水遊びをしよう
公園に行っても、あまりの暑さに赤ちゃんもママも倒れてしまいそう、かといって一日中室内遊びでは赤ちゃんが退屈してしまいそう…。そんな夏の暑い時期は、赤ちゃんにもプールデビューさせたいですよね!
いつもの室内遊びとは目先を変えることができて、赤ちゃんも大満足ですよ。
ビニールプールはいつから遊べる?
ビニールプール遊びをするのは、おすわりができるようになる6ヶ月頃からがおすすめ。
おすわりが安定していないと、赤ちゃんが前に倒れて水に顔が浸かってしまうことがあります。また、両手を自由に使えないので、上手に遊ぶことができません。
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おうちで水遊び!プールと遊ぶ準備をしよう
ビニールプールの準備
ビニールプールで遊ぶ時には、朝から準備が必要です。天気予報をみてお家での水遊びを決めたら、さっそく準備にとりかかりましょう。
プールに入れる水を準備!
朝一番で水を準備し、日の当たる場所に置いておきましょう。午後、日が高くなり最も暑くなる時間帯にはちょうどよい温度になります。
ビニールプールに水を張って放置すると虫が入る可能性があるので、きれいなポリタンクに水を入れて後で移し替えましょう。
プールの準備
水を日光で温めている間に、ビニールプールを準備!
空気を入れるタイプのものはしっかり膨らません、穴がないか等もしっかり確認しておきましょう。
プールを置く場所の地面が、コンクリートやアスファルトの場合はビニールプールの床面が破損したり、赤ちゃんの足の裏が痛んだりすることがあるので、小石がないか入念にチェック!
★ワンポイント★
クッション材のついたレジャーシートを敷くビニールプールも長持ちし、転倒によるけがの防止にもなります。
プールに水を張りましょう
朝に準備した水が温まって、気温も高くなる午後1時~3時頃になったら、ポリタンクの水をプールに流します。薄曇りなどあいにくのお天気で水が十分に温まっていないときは、お湯を準備し温度を調整してあげましょう。
赤ちゃんも遊ぶ準備をしましょう!
赤ちゃんをビニールプールで遊ばせる時間帯は、今度は赤ちゃんの水遊び準備を開始!それより早い時間では水がまだ温まっておらず、遅い時間では蚊が活発に活動し始めてしまいます。
赤ちゃんの水遊び時間は30分程度を目安にしましょう。水の中にいると疲労しやすいほか、身体も冷えます。水遊び中もこまめにお腹を触って身体が冷えていないかチェックしましょう。
ビニールプールの準備ができたら、さあ赤ちゃんと遊ぼう!と言いたいところですが、遊ぶ前には2つの準備が必要。
1.おしりをきれいに洗いましょう!
ビニールプールの水は赤ちゃんの口に入ってしまう可能性もあるので、うんちの拭き残しがないよう清潔にしておく必要があります。水遊びパンツに履き替える前に、おしりをサササッと石鹸で洗い流しておきましょう。
2.赤ちゃんの水着はどうする?
おうちでビニールプールを使う際は、タープやパラソルなどで紫外線対策ができるので、水着で紫外線ガードを厳重にしなくても大丈夫です。基本的にはママの好きな水着を着せてあげられます。
つなぎの水着は着脱が大変なこともあるので、ちょっと水遊びを楽しみたいという時はセパレートタイプの方が手軽です。伸縮性の良い半袖ラッシュガード+水遊びパンツという組み合わせが楽ちん。
おうちのビニールプールだから水遊びパンツはいらないかな、と思うかもしれませんが、紙オムツでは水をたっぷり吸いこんで身体が重たくなってしまいますし、はだかで遊ぶと万が一うんちが出た時に後片付けが大変です。衛星を保つ意味でも水遊びパンツは必ず履かせてあげましょう。
良く、水遊びパンツだけで遊ぶ赤ちゃんを見かけます。暑いからいいかな、と思いがちですが、お腹を触るとひんやりと冷たくなってしまっていることも…。身体が冷えてお腹をこわしてしまうことのないよう、できるだけ水着は着せてあげましょうね。
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3.赤ちゃんを水の温度に慣れさせましょう!
すぐに水に浸かると赤ちゃんの身体がびっくりしてしまいます。まずは赤ちゃんを水に慣らすことから始めます。
水慣らしの基本は、心臓に遠いところから水の温度に慣れさせること。まずはビニールプールの水に手をつけてパシャパシャと遊ばせてあげて。続いて、足の先をビニールプールにつけてあげます。
水を楽しく触り始めたら、身体に少しずつ水をかけてあげましょう。
ビニールプールで遊ぶ時の絶対ルールと注意点4つ
ビニールプールで遊ぶ際は、赤ちゃんの安全を守るため次の4つの注意点を忘れないようにしましょう。
1.赤ちゃんから絶対に目を離さない
ビニールプールといっても、水には危険がつきもの。赤ちゃんが溺れてしまうことのないよう、油断は禁物。赤ちゃんから目を離すことは絶対にないようにしましょう。
家で行う遊びのため、電話や来客などでつい目を離してしまいがちですが、その数分で赤ちゃんが危険な目に遭ってしまうこともあります。ビニールプールで遊ぶのはほんの30分程度です。その間は赤ちゃんに集中してあげましょう。
2.水の量は少ないと思うくらいでちょうどいい
水の深さはおすわりの頃は10cm程度、たっち・あんよの頃でも膝くらいまでの深さにしておきたいですね。
少し少ないと感じるかもしれませんが、水深は浅い方が赤ちゃんも水の中で身動きしやすいですし、少ない水の量でも赤ちゃんは充分に楽しむことができます。
また、不安定な赤ちゃんはビニールプールの底で足をすべらせ足りバランスを崩してしまうことも多々あります。赤ちゃんはほんの数cmの水でも溺れてしまうため、水量が少なくても充分注意しましょう。
3.紫外線対策は万全に
肌の露出が多い水遊びの際は、紫外線対策をしっかり行いましょう。タープやパラソルなどで日陰を作って遊びましょう。こちらのパラソルは、大きいのでお庭をしっかりカバーしてくれます。真ん中に支柱がないので、ビニールプールを設置しやすいところがおすすめです。
オープンカフェ風ハンギングガーデンパラソル/TAKANO
タープやパラソルが準備できない場合は、ウォータープルーフの日焼け止めを塗って、紫外線からお肌を守ってあげましょう。
4.水分補給を忘れずに
水遊びの後、赤ちゃんは体力を消耗しています。身体を拭いて着替えを済ませたら、充分に水分補給をしてあげましょう。
発達段階に応じた遊び方・楽しい一工夫
赤ちゃんがより水遊びを楽しみ、刺激的な体験となるよう遊び方にも工夫をしたいですね!おもちゃは新しく買わなくても、家にあるもので充分ですよ。
おすわりのころ
おすわりのころは、赤ちゃんがすわったまま手が届く範囲におもちゃをプカプカ浮かべてあげましょう。例えば、魚や肉が入っていたプラスチックのトレーをきれいに洗ったものや、牛乳パックなどでもOKです。家に眠っているスーパーボールでもキラキラとして楽しいです。
逆に、水底に光るものを沈めてみても。ビー玉やおはじきなどを沈めておいて、赤ちゃんがおすわりしたまま拾うと指先の訓練になります。小さいものなので、口に入れないように目を離さないようにしてくださいね。
たっち・あんよのころ
たっち・あんよのころはビニールプールの中で赤ちゃんが歩き回ることも。楽しいおもちゃがないと、赤ちゃんはビニールプールを乗り越えて脱走してしまうかもしれません。少し刺激的な遊びで赤ちゃんを退屈させないようにしてあげましょう。
お庭でビニールプールをする場合は、庭の水道からホースを引っ張ってきて、水を流してあげるのも楽しいですよ。赤ちゃんは流れてくる水を触ったり、庭に水をまいたりして楽しめます。
水道が近くになければ、ジョウロやコップなど、自分で水を汲む→水をこぼすという作業ができるおもちゃを与えてあげるのがおすすめです。
もっとしっかりあんよが出来るようになってきたら屋外用滑り台をビニールプールにジョイントする本格的な遊び方もおススメ。おうちでウォータースライダーが楽しめて、赤ちゃんも大興奮です。
後片付けとお手入れ
ビニールプールで遊んだあとは排水し、しっかりと乾かしておきましょう。天気がよければ庭につるしておけばすぐ乾きます。
注意したいのが、ビニールプールについたピンクの水あか。水あかの正体は雑菌なので、赤ちゃんの口に入ったりしないよう、しっかりと落としておきましょう。水あかは食器用洗剤などでもきれいに落とせます。
ビニールプールの気がかり
ビニールプールで遊んだ後に多いお悩みが、お水の問題。おうちのプールですから、いくらかはやはり水道代もかかりますし、30分遊んだだけで水を捨ててしまうのは少しもったいないかな?と思ってしまいますが…プールの水は毎回交換して清潔を保っておきたいものです。
理由は次の3つです。
- 赤ちゃんが遊んだ後の水は、よだれ・鼻水・おしっこなどが混じっているので不衛生。
- ためた水を放置しておくと、雑菌の繁殖、虫や鳥の糞などが入る可能性がある。
- 水が溜まっている場所にはボウフラがわいて蚊が発生し、ご近所迷惑にも。
気になるビニールプールの水道代
毎回水を交換するとなると気になるのが水道代ですが、意外と高くありません。標準的な、直径120cm、深さ25cmの丸型ビニールプールを1回使用した場合の水道代を計算してみましょう。
24cmまで水を入れると水量は約290l。水道代は、お住いの地域や、その月の使用量(使用量が増えるほど単価が上がります)、水道メーターの太さによっても変動しますが、1回47円程度で使用できます。
計算の前提は下記の通りとします。
- 東京23区
- 水道のメーター口径は一般的な20ミリ
- その月に25㎥(4人世帯の平均的な水道使用量)を既に使用→従量料金は1㎥につき163円(1㎥=1,000リットル)
この程度の水道代なら、毎回新しいお水にしても大きな負担にはなりませんね。
使った水は、お庭にまいたり、植物にあげたり、道路に打ち水をしたりすれば無駄にはなりませんよ!
マンションのベランダで使う場合のポイント5つ
マンションのベランダは、一見自由に使えるように思えますが実は共用部分に含まれます。例えば、美観を損ねるとして布団干しを禁止しているマンションがあるように、ベランダの使い方には注意をしなければいけません。
マンションのベランダでビニールプールを使用する場合は以下5つについて確認し注意するようにしましょう。
- マンションの規約で、ビニールプールの使用が禁止されていないか確認する
- 避難はしごの入口や、隣の家との仕切りの近辺を避けた場所で行う
- 下の階・両隣に念のため挨拶をする
- 水漏れ対策をしっかり行う
- 一気に排水しない(排水溝、排水パイプが詰まることも)
水漏れ対策のポイントは2つ
マンションのベランダの床面は、防水加工がなされていない場合もあるので水漏れには注意が必要です。
1.レジャーシートで水はね・水漏れ対策
水漏れ対策として、ビニールプールの下に防水加工がされたレジャーシートを敷くのは必須です。こぼれた水が下に浸みないだけでなく、ビニールプールの底が破れたときの水漏れ対策にもなります。
2.プールの水位は控えめに
さらに、こぼれた水をすぐに吸水できるよう、大判のバスタオルもたくさん用意しておきましょう。
また、遊んでいる時の水はねを最小限にするため、ビニールプールに貯める水もできるだけ少なめにしておきましょう。
プールタイプは色々!月齢やお家に合わせて選ぼう
お家で楽しい水遊び体験をさせてあげたい理由とおうちにピッタリのプールにはどのようなタイプがあるかを見てみましょう。
ビニールプール遊びがおすすめの理由
水遊びは、赤ちゃんにとっていつもと異なる刺激の多いとってもおすすめの遊びです。
- 視覚を刺激:水しぶきや水面のゆらめき、光の反射など、赤ちゃんが見て不思議なものがいっぱい。
- 聴覚を刺激:水がバシャバシャと言う音、ホースから水が出る音も赤ちゃんには新鮮。
- 触覚を刺激:いつものお風呂とは違う冷たいお水、手でつかもうと思ってもつかめないお水は赤ちゃんには飽きないおもちゃです。
特にビニールプールは、赤ちゃんが安心して遊べるメリットがあります。
- 赤ちゃんに合わせた温度に設定できる:公共のプールや海では赤ちゃんにとっては水が冷たすぎる場合もありますが、ビニールプールなら赤ちゃんに合わせた水の温度に調節可能ですね!
- 清潔で感染症の心配がない:公共のプールは、「プール熱」という感染症にかかる可能性もあります。プール熱に感染した子どもの便などがお尻に残っているとウイルスがプールに流入してしまい、その菌が赤ちゃんの結膜などに入ることなどで感染します。ビニールプールならその心配もありません。
- 紫外線対策も自由:家で行うビニールプールなら、庭にタープやパラソルを設置するか、ベランダや室内で行うことにより紫外線を浴びずに水遊びをすることができます。
オススメビニールプール
ビニールプールと一口に言っても、私たちの子どもの頃とは異なり、非常にさまざまなタイプのものが売られています。
オーソドックスタイプ
どんな月齢・お家のタイプでも使えるオーソドックスなものは直径120cm程度の丸型のもの。広げてみると意外と大きく、赤ちゃんならば充分に楽しめます。
紫外線対策を手軽にしたいなら、これに屋根付きのものもあります。タープやパラソルを別に用意する必要がないことがメリットです。
大きいお庭があるなら大型プールを設置したい!
ダイナソアプレーセンター/インテックス
広いお庭があるなら、滑り台付きのプールにもチャレンジしてみては?暑くて外遊びがなかなかできない時期に、存分に身体を動かせますよ。中には2時間も滑り台に熱中していたという子も!まるで小さな遊園地のような、こちらの滑り台付きプールは、お値段もお手頃です。
片付けカンタンウォールタイプ
ビニールプールを膨らませるのが面倒、という人にはウォールタイプがおすすめ。広げて水を貯めるだけですぐに使えます。片づける時も排水するだけでおしまいなのでとっても簡単。空気で膨らませて使うタイプと異なり、プール内に溝がないので、水あかやごみが溜まりにくいこともメリットです。
一方デメリットは、壁面が薄いので、寄りかかったりするとすぐに水がこぼれてしまうこと。マンションのベランダや室内で使用するには、ウォールタイプよりも膨らませて使用するタイプのほうが安心です。
マンションのベランダ向きプール
プレイボックスプール/インテックス
マンションのベランダや室内で使うには、こちらのビニールプールがおすすめ。小型ですがぎりぎり小さい子が2人入れるサイズです。壁面が厚いので、寄りかかっても水がこぼれる心配がありません。
マナーを守ってビニールプール遊びを楽しんで!
ビニールプールはお家で手軽に遊べる一方、マナーを守らないと騒音や水しぶきでご近所迷惑になってしまうことも。
一度苦情が来てしまうと、せっかくのビニールプール遊びがしづらくなってしまうので、注意点をしっかり守って楽しむようにしてくださいね。