赤ちゃん抱っこの上手な仕方

赤ちゃん抱っこの仕方・赤ちゃん安心&パパママは腰痛緩和

赤ちゃんが安心する抱っこの仕方をマスターしましょう!新生児期から赤ちゃんが安心する抱っこの仕方、パパママの腰痛や腱鞘炎など抱っこに伴う身体の負担を和らげるポイントをご紹介。あ赤ちゃんの抱っこはふとんに置くまで気を抜けない!最重要課題とも言えるねんねした赤ちゃんの置き方のコツも。

赤ちゃん抱っこの仕方・赤ちゃん安心&パパママは腰痛緩和

「抱っこ」は大切なスキンシップ!赤ちゃん安心抱っこの仕方

赤ちゃんは抱っこが大好きで、抱っこは親子の大切なスキンシップ方法です。抱っこは産まれてから1歳ぐらいまではほぼ毎日するはずですし、その後2歳、3歳、4歳と乳児ではなく幼児になってからも時々は子供が「抱っこして~」と甘えてきます。

「抱っこ」は長い成長過程で最もメインのスキンシップ方法となりますから、赤ちゃんとパパママのより良い抱っこライフを送るため、抱っこマスターを目指しましょう!

赤ちゃんは抱っこが好き!赤ちゃん抱っこマスターを目指そう!

うさぎと赤ちゃんを抱っこするママ

「うちの赤ちゃんは抱っこじゃないと寝てくれない…」というママも多いのではないのでしょうか?そもそも、パパママに守られなければ生きていけない赤ちゃんにとって、パパママが近くにいる(くっついている)ことは本能が求める安心要素。温かいぬくもりが伝わる抱っこで心が安定するから、安心して寝られるのです。

しかし、意外と重たい赤ちゃんをず~っと抱っこしていると、腕や腰、背中などが疲れてしまい全身筋肉痛になりかねません…。また、抱っこに慣れていない故のヘタクソ抱っこでは、赤ちゃんからクレームも受けかねません。
より赤ちゃんが安心できる、抱っこ上手なパパママになるためにも、抱っこが赤ちゃんにもたらす効果を頭に入れつつ、抱っこの仕方のポイントをしっかり押さえ、抱っこの負担を軽減しましょう!

新生児期からだっこちゃん!基本の「縦抱き」と「横抱き」

抱っこを通して体が触れ合って伝わるパパママのぬくもりに赤ちゃんは安心感を覚え、これにはストレスを暖和する効果や赤ちゃんの情緒を安定させる大切な役割があります。
一時は「抱き癖がつくから赤ちゃんの抱っこを控えたほうが良い」という風潮もありましたが、スキンシップがあるかないかは赤ちゃんの発育にも影響することから、今では「できるだけ抱っこしてあげてください」と言われています。
抱っこねんねが好きな赤ちゃんも少なくありませんが、ねんねのときも抱っこの揺れやママの心臓の音を感じ安心感からリラックスして眠りにつく大切なスキンシップとなるわけですね。

出典:www.youtube.com

まずはリラックス!

赤ちゃんの抱っこの一番大切なポイントは腕と体を赤ちゃんに密着させることです。体を赤ちゃんとしっかり密着させることで赤ちゃんの姿勢が安定するだけでなく、ぬくもりと心拍が伝わり赤ちゃんにも安心感をもたらしてくれるのです。

緊張したままの状態で抱っこしていると体が強張り硬くなってしまい、変に筋肉も使うので体も痛くなりますし、抱っこされている赤ちゃんも居心地が悪く不快さを感じてしまいます。赤ちゃんを落としてしまわないように気を付けることは大切ですが、気持ちを楽にリラックスして抱っこしてあげれば赤ちゃんも安心して身を任せてくれますよ!

両腕と胸を使った抜群の安定感の「横抱き」方法

まだ小さい首の据わっていない赤ちゃんは、安全で、安定感のある「横抱き」が基本となります。体と頭をしっかりと支える抱っこの仕方です。

  1. 寝ている赤ちゃんの首の下に片方の手を入れます。
  2. もう片方の手を赤ちゃんの足の間から差し入れて、おしり全体を手の平で支えます。
  3. この状態でそっと抱きあげて、赤ちゃんの身体を自分の胸の方へ引き寄せます。
  4. お尻を支えていた手を背中の辺りまでずらし、胸と腕で支えられるようにします。
  5. 反対の、首を支えていた手の平をゆっくりと赤ちゃんの背中へずらし、ひじの内側に赤ちゃんの頭と首をのせてあげます。

首の据わっていない赤ちゃんを両腕で支えるので縦抱きに比べると安定感があります。

ワンポイント

横抱きのポイントは赤ちゃんの脚の間から背中に向かって手を差し入れること。赤ちゃんの股関節脱臼を防ぐためにも、股が閉じた状態になるなど無理を与える姿勢は避けましょう。

不安定な首をしっかりと支えてあげて!「縦抱き」方法

ミルクを飲んだ後にゲップをさせてあげるときなどには縦抱きも必要になりますよね。首の据わっていない赤ちゃんでも縦抱きも出来るようになりましょう。

  1. 寝ている赤ちゃんの首の下に片方の手を入れます。
  2. もう片方の手を赤ちゃんの足の間から差し入れて、おしり全体を手の平で支えます。
  3. この状態で赤ちゃんを少しだけ抱きあげます。体がぐらつかないようにしっかりと支えましょう。
  4. 同時にお辞儀をするように赤ちゃんの体に上半身を近づけつつ、赤ちゃんを引き寄せます。
  5. このとき、赤ちゃんの首とお尻を支えた手を自分を回転させ、ママと赤ちゃんが平行になるようにポジショニング。
  6. 赤ちゃんの頭を自分の胸から肩にかけ片側にもたせかけるように、赤ちゃんの身体を密着させます。
  7. 赤ちゃんをくっつけながら上半身を起こします。
  8. 赤ちゃんの脚はM字に開きぴったりくっついているのがポイント。
  9. お尻を支えている側の、手のひらと腕全体でもたれかかった赤ちゃんの体を安定させます。
  10. もう片方の手は頭がぐらつかないよう頭と首に当てておきましょう。

首の据わっていない赤ちゃんの頭和はとても重いため、バランスを崩しやすい縦抱きは横抱きよりもやはり不安定です。首はいつもしっかりと支えてあげるようにしましょう。

ワンポイント

抱っこに慣れていないパパが赤ちゃんを抱っこするとき、立ち上がるときは床や低い場所からの抱っこではなくある程度の高さがあるベビーベッドにいったん寝かせてから抱っこをすると安全です。

新生児の抱っこは優しさと安定感が決め手

ママのお腹の中から出てきたばかりの赤ちゃんは、ママのお腹の中にいた時の感覚にしてあげると安心します。赤ちゃんの背骨を丸くして心臓の音が赤ちゃんに聞こえるように寄り添い優しく抱っこしてあげましょう。赤ちゃんの背骨が緩やかな丸を描くような体勢になると、ママのお腹の中にいた時を思い出し安心するといわれています。

まだ首の据わっていない小さな赤ちゃんには、首をしっかりと支えられる横抱きが基本。
しかし、中には横抱きよりも体が密着する縦抱きを好む赤ちゃんもいます。縦抱きのときは十分な注意は必要となりますが、赤ちゃんが好む抱っこの方法をしてあげられると良いですね。

ただの抱っこじゃ納得いかない赤ちゃんに!立っち抱っこ

赤ちゃんを高い高いするイクメンパパ

赤ちゃんは抱っこが好きですが、ただ座って抱っこされているよりも立って抱っこしてもらったり、抱っこしながら歩いてもらったり…がさらに好き!ただの抱っこじゃ納得してくれない赤ちゃんには「立っち抱っこ」がおすすめです。

しかし、ずっと抱っこしていると重たい赤ちゃんを、さらに立って抱っこしなければいけない状況が続くとママも体力的にしんどいものです。「抱っこ」だけならまだしも、立っち要素がないと泣き止んでくれない赤ちゃん…なぜなのでしょう?

哺乳類にとって大切な「輸送反応」

泣いている赤ちゃんを抱っこしてゆらゆら揺らしてあげたり、立っち抱っこする(抱っこして歩く)と瞬時にピタッと泣き止む反応は、「輸送反応」と呼ばれています。赤ちゃんは本能的にリラックスできる状態であるのです。

輸送反応とは、人を含むすべての哺乳類の赤ちゃんに生まれながらに備わっている反応。
仔猫が母猫の口にくわえられて移動する姿を見てみると、地面にいるときはやんちゃな仔猫も大抵暴れずにおとなしく運ばれます。母猫が子供を移動するのは、身の安全や食料確保のため移動する必要があるから。また、子供を運ぶときは天敵に出くわしても戦えないため、安全なときに迅速に行わなければなりません。つまり、母猫に運ばれるときも構わず元気に暴れまくっていては、多くの動物にとって「危険な状況」となるのです。

「立っち抱っこで瞬時にリラックスしておとなしくなる」という赤ちゃんの特性は、本来はお母さんの移動を邪魔しないために備わった本能的な反応と考えられています。

科学的に証明された「リラックス効果」

これについて輸送反応については科学的な検証がされていなかったため、理化学研究所では研究グループを結成し実験を行っています。
実験内容はママが赤ちゃんを「座ったまま抱っこ」している状態と「抱っこして歩く」状態を比較するというもの。

その結果「座ったままの抱っこ」した状態よりも「抱っこして歩いた」ときのほうが、赤ちゃんの泣く割合が10分の1に、赤ちゃんの自発的な動きは5分の1に減り、さらに抱っこして歩き始めて3秒程で赤ちゃんの心拍数は低下し、瞬時にリラックス状態に入っていることが分かったのだそう。
つまり抱っこして立って歩く状態が赤ちゃんのリラックススイッチであり、明らかに大人しくなるツボであることが証明されたとも言えますね!

赤ちゃんの大好きな心地の良い「揺れ」を習得しましょう

輸送反応のリラックス効果を得るため、赤ちゃんを抱いたまま、ステップを踏む、ゆらゆらと小刻みに揺れる、ゆっくりとしたスクワットをしてあげるなどの赤ちゃんの好きな揺れを作ってあげられるようになりましょう。どのような揺れが好みなのかは赤ちゃんの様子をうかがいながら見つけてあげてください。

赤ちゃんはママのお腹の中で揺れている状態で過ごす事がとても多かったといえます。ママが立ったり座ったり、寝ているときも寝返りを打ったりとお腹の中でママが動くたびに揺れていたのです。赤ちゃんを抱っこして揺らしてあげるとママのお腹にいた頃と同じ状態になり、赤ちゃんは安心し落ち着くのです。赤ちゃんは「揺れる」という刺激が大好きです。特に小刻みでリズミカルな動きはお腹の中にいた頃を思い出し安心して眠りにつく事も出来るようです。赤ちゃんが泣いてしまっているときには小刻みな揺れで落ち着かせてあげて、泣き止んだらゆっくりとした揺れへと切り替えてあげましょう。ただし、頭がガクガクと揺れてしまうような揺らし方は危険を伴います。赤ちゃんの首が据わっていない場合は特に注意が必要になります。頭と首の付け根をしっかりと支えてあげ、心地の良い揺れを与えてあげるようにしましょう

ココが肝心!「赤ちゃんを置くとき」は抱っこの最重要課題

気持ちよさそうにクッションのくぼみで寝る赤ちゃん

抱っこした状態から赤ちゃんを布団へ移すとき…物凄く油断しがちですが、抱っこの最重要課題とも言えるミッションにおいて、詰めの甘さを見せてはいけません。寝かしつけのとき眠ったはずの赤ちゃんを置いた途端に泣かれては、また最初からやり直しですからね!
赤ちゃんを起こすことなくそっと置く…これは抱っこに必要不可欠なワザであり、抱っこマスターの腕の見せ所でもあります。「赤ちゃんを起こさない置き方」も修得しましょう。

【其の壱】第一に絶対に油断しない!

赤ちゃんは心地よい抱っこですが、赤ちゃんをずっと抱っこしているパパママ側には身動きが不自由な状態であるため、抱っこしていた赤ちゃんが眠ったかな?と思った瞬間に布団に置いてしまいたくなります。
「寝たな、シメシメ」とすぐに布団に移すのではなく、しばらく様子を伺いましょう。一見眠ったかのように見えて赤ちゃんは一枚も二枚も上手です。

特に赤ちゃんが完全にリラックスしていない状態のときは、疲れているはずでも深い眠りに入るまでに時間がかかります。浅い眠りのままでは「体が離れた」ことに敏感に反応してしまう確率が高いのです。
抱っこのままでは自由が利かずトイレに行くのも大変かもしれませんが、焦らずにゆっくり構え、赤ちゃんの寝落ちを最優先事項としましょう。

【其の弐】お尻からゆっくりと置く

赤ちゃんはしっかり寝ましたか?それでは、絶対に気付かれないように慎重に任務を遂行していきましょう。

  • 赤ちゃんの体を離さないように腕でしっかり支えます。
  • ゆっくりとお尻から背中、肩のあたりはさらに慎重にできるだけゆっくりと布団におろしていきます。
  • 最後に頭を布団に置きます。

最後の頭を置くときは、実は最もミスしてしまいがちなステップ。よくある失敗例として、頭を支えている二の腕を抜くのに手こずってしまい、赤ちゃんの頭が動き勘付かれてしまうようですので、慎重には身長を重ねることが大切です。

ポイント1.頭を置くときの工夫

どうしてもうまくいかないときは、あらかじめ腕にタオルを巻いておき、赤ちゃんの頭を布団に置く時に、巻いていたタオルをおさえ赤ちゃんの頭は動かさずに二の腕を抜く方法がおすすめ!腕を引き抜くときにおこる摩擦もなくなるので、赤ちゃんが勘付き起きてしまうことも少なくなります。

ポイント2.布団に置くときは赤ちゃんを身体から離さない

赤ちゃんを抱っこした状態のまま、体から離さないようにして布団に寝かせてあげましょう。急に体を離すと、赤ちゃんはママのぬくもりが感じられなくなったことにビックリして起きてしまいますし、不安を感じて興奮してしまいます。

赤ちゃんをベッドや布団に置いてもしばらくは身体をくっつけ、慎重に慎重を重ね最大限スローペースを保ち少しずつ自分の上体を起こしながら気付かれぬようにフェードアウトしていきましょう。

眠った赤ちゃんを起こさないようにするために大切なのは、急に赤ちゃんから体を離さないという事が一番です。
眠ったはずの赤ちゃんが起きてしまう原因は寝る部屋の環境やおむつやミルク等の生理的不快感、生活リズムなども関係してくるものですが、急にぬくもりが離れてしまった不安感もとても大きな原因となります。

赤ちゃんにとって少しでも不快につながる要因は取り除いてあげ、赤ちゃんが安心して眠れる環境と安心感で包んであげる事が寝ている赤ちゃんの眠りを妨げないための重要なポイントです。

抱っこマスターはイラつかない

総体的な抱っこに最も重要となるポイントは早く自由の身になりたいと焦ってイライラしないことです。抱っこしているパパやママがイライラしてしまうと、ぬくもりが伝わるのと同じようにイライラも赤ちゃんに伝わってしまうのです。
ママやパパに密着した安心が好きな赤ちゃんに焦っても仕方ありません。時間にも心にも余裕をもってママもリラクッスしながら優しく赤ちゃんを抱っこしてあげましょう。

NG抱っこ姿勢が招くパパママの腰痛・腱鞘炎を防ぐ

パパに肩車してもらう赤ちゃん

赤ちゃんを抱っこしていると「腰が痛い…」と異常を感じる方も多いと思います。生れたばかりの小さな赤ちゃんでも3kg前後の体重はありますので、抱っこは特に腰と手首に負担が大きくなりがち。ずっと抱っこしていれば、そりゃ体に負担もかかってしまいます。

特にママは妊娠により筋肉が落ち、出産によって関節が緩みやすい状態であるため、抱っこの破壊力を甘く見ないことです。

姿勢を正し腰痛予防

赤ちゃんの抱っこで起こるつらい腰痛を予防するには、姿勢に気を付けることが一番大切。特に、寝ている赤ちゃんを抱きかかえるときには、前かがみの姿勢が多くなり、腰全体で赤ちゃんの重さを支えるようになります。普段から腰に負担のかからない抱っこの仕方として、きれいな姿勢を保つようにしましょう。

腰の負担を和らげる抱っこポイント

  • 寝ている赤ちゃんのお世話をするとき、腰に大きな負担となる上半身を前に倒す姿勢になりがち。上半身は床と垂直にしたまま足を曲げて腰を落とす姿勢を心がけましょう。
  • 猫背も腰に負担がかかります。赤ちゃんを抱え込むように抱っこすると猫背にもなりやすいのですが、なるべく背筋を伸ばすようにしましょう。いすに座るときにも背もたれを利用し猫背にならないように!
  • 長時間同じ姿勢でいる寝ている間…。腰が痛いときは、横向きの姿勢が腰への負担を軽減できます。なお、敷布団は硬めが腰の負担を軽減・腰痛予防の鉄則です。
  • 産後間もないママは妊娠出産で緩んだ骨盤も腰痛の原因のひとつ。骨盤ベルトやさらしで骨盤をしっかり締め腰をサポートしましょう。

手首の負担をやわらげ腱鞘炎予防

赤ちゃんを立て抱っこするおじいちゃん

赤ちゃんが産まれるまでは、普段、抱っこするときのように手首に負担がかかるようなこともあまりないもの。赤ちゃんが産まれ、寝ている赤ちゃんを抱きあげるときは手首にも大きな負担を与えてしまいます。

手首への負担を和らげる抱っこポイント

  • 寝ている赤ちゃんを抱きあげるときは手の平だけではなく、腕全体を使って赤ちゃんの体を持ち上げます。抱っこ中も手首ではなく腕全体に赤ちゃんを乗せるようにしましょう。
  • 授乳の時は横抱きの状態を保ち手首で頭を支えることになるので、手首への負担が大きくなります。授乳クッションを使って赤ちゃんの頭の位置を高くすると手首の負担が軽くなります。
  • 手首が痛いと感じたらサポーターなどで手首を固定し無駄な動きを減らしましょう。早めの対処で腱鞘炎を防げます。

赤ちゃんの抱っこの仕方や姿勢は腰や手首に負担をかけやすいもの。腰痛や腱鞘炎を予防したり、ひどくなる前に何らかの手を打っておかないと、毎日の仕事や家事にも影響を与えてしまいますし、腰痛や腱鞘炎がひどくなってしまったら可愛い赤ちゃんを抱っこすることすら辛くなってしまいます。悪い姿勢の抱っこが癖にならないようにつねにきちんとした姿勢を心がけるようにしましょう。

抱き癖なんて気にしなくてOK!

抱っこをはじめとする赤ちゃんとパパママのスキンシップは赤ちゃんの心の成長にとても大切。親子関係の基本的な信頼感は赤ちゃんの時に作られると言います。
一昔前の育児法では「抱き癖がつくから泣いてもすぐに抱っこしない」というものでしたが、10ヶ月過ごしたお腹の中から産まれてきた赤ちゃんが唯一安心・リラックスできるのは、パパママのぬくもりであると考えると、「抱き癖」だなんて生まれたばかりの赤ちゃんに自立を求めるにも似た、ピントのずれたワードでしかありません。

「泣いて生理的不快感や不安な気持ちをアピールし、抱っこで安心する」というシンプルなコミュニケーションしかできない赤ちゃん。ときにはいくらお世話をしても泣きぐずる赤ちゃんとの付き合いはしんどく感じるときもあるかもしれませんが、たくさんのやさしさで包んであげましょう。

赤ちゃんの成長につれて、抱っこを求められることも減ってゆくもの。寂しいですが、それはパパママが赤ちゃんの求めるコミュニケーションにしっかりと答えた証でしょう。いっぱい抱っこできるのも今のうち。抱き癖なんて気にせずいっぱい抱っこしてあげましょう!