赤ちゃんの大切なお祝い!初節句の可愛い衣装と祝い方
赤ちゃんが誕生してから、初めて迎える節句の行事を「初節句(はつぜっく)」と言います。女の子の初節句は3月3日の「上巳の節句(桃の節句)」、男の子の初節句は5月5日の「端午の節句」を指します。初節句は、赤ちゃんがここまで無事に成長したことに感謝し、これからの健康と厄除けを願う一生に一度の特別なお祝いです。

- 赤ちゃんの行事は一生の思い出!新生児から1歳の年間行事
赤ちゃんの行事は一生の大切な思い出になります。お七夜や初節句、お食い初めなどのしきたりや目的、由来など赤ちゃんにとっては一度しかないお祝いについて解説します。
初節句はお祝いごとなので、ママやパパの両親(赤ちゃんの祖父母)や親戚を招いて特別な料理を振る舞う家庭や、赤ちゃんに袴ロンパースなどの特別な衣装を着せて、写真館や自宅で記念写真をとる家庭が多く見られます。
しかし、「誰を呼べばいいの?」「五月人形や雛人形はどちらの親が買うのが正解?」「当日のパパの挨拶はどうすればいい?」など、新米ママ・パパにとっては初めての事ばかりで悩むことも多いはず。この記事では、初節句の正しい祝い方やマナー、両家のトラブルを防ぐポイント、さらに初節句を盛り上げる可愛い衣装まで詳しく解説します。
端午の節句を祝う初節句に着たい男の子の衣装
初節句の記念写真は一生残る宝物です。お出かけやお食事会でも赤ちゃんが窮屈にならず、オムツ替えも簡単な「袴ロンパース」や「袴カバーオール」が絶大な人気を集めています。まずは男の子におすすめの衣装から紹介します。

男児はかま風ロンパース
価格 : 3,229円(税込) ※価格は参考です
端午の節句にぴったりな、紋付袴風のロンパースです。黒を基調としたデザインが、赤ちゃんをキリッとシャープで凛々しい印象にしてくれます。1着あると初節句だけでなく、お正月やお七夜、お宮参り、結婚式のお呼ばれなどでも大活躍するので、赤ちゃん用の正装(フォーマル服)を探している方には一番お勧めの衣装です。
左前全開で着脱簡単!和風袴オール
価格 : 4,212円(税込) ※価格は参考です
袴のストライプ模様と、黄色のワンポイントがアクセントになった、可愛らしくも男らしい和風カバーオールです。赤ちゃんのイベントは日本の伝統行事が殆どなので、こうした袴型や和風の衣装がとても写真映えします。サイズ展開が豊富なブランドで揃えれば、お兄ちゃんと兄弟でペアルックにすることもでき、可愛さが倍増します。
やわらか綿ポンチ男児袴風ロンパース
価格 : 2,980円(税込) ※価格は参考です
端午の節句は和装でバッチリ決めたいけれど、着心地も重視したいママにお勧めなのがこのロンパースです。胸元に兜がプリントされた男の子らしい衣装です。赤ちゃんに優しい綿ポンチ素材を使用しており、お肌が弱い赤ちゃんでも安心して着られます。前が全開するタイプなので、お着替えでグズる赤ちゃんでもスムーズに着せられます。
上巳の節句を祝う初節句に着たい女の子の衣装
続いて、女の子の桃の節句(ひな祭り)をパッと華やかに彩る、おすすめの袴ロンパースや十二単風衣装をご紹介します。ひな人形と一緒に並んで写真を撮れば、おじいちゃんやおばあちゃんも大喜び間違いなしです。
女の子袴カバーオール
価格 : 3,553円(税込) ※価格は参考です
初節句のお祝いだけでなく、お正月やお宮参りなど赤ちゃんの季節のイベントに最適な可愛いカバーオールです。品のある黄色の和柄模様で本格的な見た目ながら、着心地の良いカットソー素材を使用しているため、赤ちゃんも窮屈がらず大喜びで着てくれるでしょう。家族や親戚のアイドルになること間違いありません。

女の子袴ロンパース
価格 : 1,990円(税込) ※価格は参考です
ピンクの和柄と袴の組み合わせが、女の子らしい可愛さを強調するロンパースです。色合いが非常に鮮やかなので、桃の花やひな人形の横に座らせる初節句の衣装としてピッタリです。お食い初め(百日祝い)やお七夜などのイベント事にも最適で、年賀状用の記念写真に使うと「可愛い!」と褒められること間違いなしです。

京風ロンパース-十二単-
価格 : 3,229円(税込) ※価格は参考です
赤い色の生地に、ピンクとイエローのお花が散りばめられた、まるでお姫様のような華やかな十二単(じゅうにひとえ)風のロンパースです。見た目はボリュームがあって豪華ですが、非常に軽い素材を使っているので赤ちゃんの着心地も良いのが特徴です。イベント時のお出かけにも、オシャレに、そして快適に過ごすことができます。
やわらか綿ポンチ前開き女児袴風ロンパース
価格 : 2,980円(税込) ※価格は参考です
ひな祭りに最適な、白とピンクを基調にした春らしいロンパースです。初節句はもちろん、1歳のお誕生日などでも大活躍する清楚で女の子らしい1着です。スナップボタンで前を大きく全開することができるので、ねんね期の赤ちゃんでも着脱が簡単です。ママのお世話のしやすさも考えられた、機能性の高い袴風衣装です。
節句とは?初節句の女の子と男の子の祝い方

節句とは、江戸時代に幕府が公的な祝日として制定した「五節句(ごせっく)」という5つの重要な年中行事のことで、古代中国から伝わった陰陽五行の考えと、日本の宮中行事が合わさって誕生しました。明治時代に入り、暦を太陰暦から太陽暦(新暦)に変更する際に制度としては廃止されましたが、その風習はすでに民衆に深く広まっていたため、日付はそのままに今の季節の祝い事として定着しています。
五節句には、それぞれ季節の節目を表し、邪気を祓う(はらう)という意味や理由が込められています。
1月7日「人日(じんじつ)の節句」
別名「七草(ななくさ)の節句」と言われていて、七草粥を食べる日です。セリ、ナズナ、オギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの7つの植物は邪気を払うといわれていて、七草を食べ一年の健康と豊穣を祈る行事となっています。
人日とは「人の日」という意味で中国から伝わった風習と日本の風習が合わさり「人を大切にする日」という意味が込められています。
3月3日「上巳(じょうし)の節句」
別名「桃の節句」や「ひなまつり」と言われていて、初節句では女の子の赤ちゃんに雛人形を贈ることや桃の花を供えることで無病息災を祈ります。
平安時代の「雛(ひいな)遊び」や「流し雛」という、自分の穢(けがれ)を託した人形を川や海に流す行事が源流とされていて、江戸時代以降に「雛祭り」として庶民に定着しました。元々は3月上旬の巳の日に行われていたため上巳の節句と言われています。
5月5日「端午(たんご)の節句」
別名「菖蒲(しょうぶ)の節句」や「あやめの節句」と言われていて、この日は家の屋根や軒先に菖蒲や蓬(よもぎ)を挿し邪気を払います。菖蒲と尚武をかけ男の子の立身出世を祈る行事となり、初節句には鯉のぼりや鎧兜、刀や槍を男の子に贈る風習が定着しました。
元々は日本の農村で行われていた行事が中国の「端午」の行事と合わさり、5月最初の牛の日に行われたのが端午の節句と言われています。
7月7日「七夕(しちせき)の節句」
別名「笹の節句」や「七夕祭り」と言われていて、願いを書いた短冊を笹竹に飾り祈りを捧げる星のお祭りです中国から伝わった「織姫と彦星の伝説」はあまりにも有名ですね。笹竹は7月6日の夕方に飾り「7月6日の夜から7月7日の朝」にかけて祭りが行われ、7月7日の夜に取り込むのが正しい祝い方です。
中国の「織姫と彦星伝説」と日本の「棚機津女伝説」が一緒になったのが七夕の節句と言われています。
9月9日「重陽(ちょうよう)の節句」
別名「菊の節句」と言われていて、中国で不老長寿の薬草とされる菊の花をお酒に浮かべ、邪気を払ったとされています。現在の日本ではこの日を祝う風習は廃れてきました。
中国で縁起の良い9の数字が重なる日を祝ったのが重陽の節句と言われています。
初節句は、女の子は3月3日の上巳の節句に、男の子は5月5日の端午の節句にお祝いをします。
ここで多くのご家庭が迷うのが「生まれて間もない赤ちゃんの初節句はどうするべきか?」という点です。例えば、1月・2月生まれの女の子や、3月・4月生まれの男の子の場合、産後1〜2ヶ月で初節句を迎えることになります。この時期はママの体調もまだ万全ではなく、赤ちゃん自身もお出かけや長時間の食事会は負担になります。そのため、生後1〜2ヶ月未満で節句を迎える場合は、無理をせず「来年(翌年)に初節句のお祝いを延期する」のが現代の一般的なマナーです。
女の子の初節句は雛人形を贈り祝う
3月3日は「上巳の節句」で、女の子が初節句を迎える日となり、雛人形を飾って健康と幸せをお祝いする日です。
よくあるトラブルの種が「雛人形は誰が買うのか?」という問題です。昔からの風習では、雛人形は「ママの実家(母方の祖父母)」が贈るのが正式なマナーとされてきました。しかし現在では、パパ・ママ自身が自分たちで好きなデザインのものを買い、両家からお祝い金として援助をもらう形や、両家で折半して購入するケースも増えています。地域によってもしきたりが異なるため、「うちはどうする?」とパパとママが間に入り、事前に両家で話し合うことが非常に大切です。
また、雛人形はその子自身の厄を引き受けてくれる「お守り」としての意味があるのが本来の目的です。そのため、2人目以降の赤ちゃんが女の子であっても、長女の雛人形を兼用にするのではなく、次女用にも別々に(小さなケース飾りや名前旗だけでも)用意するのが正式な習わしとされています。
雛人形を飾る時期は、節分の翌日である「立春(りっしゅん・2月4日頃)」から2月の中旬までに飾り始めるのが一般的で、遅くてもひな祭りの1週間前までには飾るようにしましょう。前日や当日に慌てて飾るのは「一夜飾り」と呼ばれ、縁起が悪いとされるので避けます。飾る方角に決まりはないので、直射日光が当たらず、家族がよく集まるスペースに飾りましょう。
具体的な飾り始めの日にちについては、カレンダーにある「大安」の日や、「雨水(うすい)」の時期に合わせるのが最適とされています。
雛人形を飾る日に最適な大安(たいあん)とは
大安とは六曜で「大いに安し」という意味で、旅行や結婚、引越しなど転機となる節目に最適な、縁起の良い日とされています。六曜とは中国の吉凶占いで、江戸時代に流行しいつしか暦に記載され、大安以外に「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「赤口」の5つがあります。
先勝(せんしょう・さきかち)
「先んずれば勝」の意味で、何事も早く行動すると良いとされている日です。午前に行動すると吉で、午後に行動すると凶とされています。
友引(ともびき)
「凶事に友を引く」の意味で、物事に対して勝ち負けがない日とされています。この日に葬式があった場合は他の人の死を誘うとされています。
先負(さきまけ・せんぷ)
「先んずれば負け」の意味で、急ぐことが凶とされているので慌てずに行動すると良い日です。先勝の逆で午前に行動すると凶で、午後から行動すると吉とされています。
仏滅(ぶつめつ)
「仏も滅するほどの凶日」という意味で、何をするにも凶とされています。結婚や引越しや旅行などのお祝いごとをするのは避ける日と考えられています。
赤口(しゃっこう・せきぐち)
「陰陽道で大凶の日」とされていて何をするにも凶と考えられています。正午は吉ですが朝夕は凶となっていてお祝い事は大凶となっています。
雛人形を飾る時期の雨水とは
雨水とは二十四節気のひとつで「氷が溶けて水になる」や「草木の芽が出始める頃」の意味があり、農耕を始め、春一番が吹く頃となり春の準備をする時期となります。具体的な日にちは2月19日頃を指しますが、毎年日にちが違うので注意が必要です。
二十四節気とは1年を24の季節に分けたもので、元々は暦に太陰暦を使っていた時の名残です。現在でも季節の節目を表す言葉として手紙などにも広く使われています。
春の季節
春や雪解け、農耕の始まりを告げる爽やかな言葉が並びます。
夏の季節
小暑や大暑など夏の暑さをうまく表現された言葉が印象的ですね。
秋の季節
暑さが和らぎ露や霜の降る秋の肌寒さを感じさせられます。
冬の季節
本格的な冬の到来と雪や寒さを表現された情景が浮かぶような言葉が多くあります。
雛人形は、3月3日のひな祭りが終わったら、遅くても2週間後(3月中旬)を目安に片付けましょう。「雛人形をいつまでも飾っておくと婚期が遅れる」という有名な言い伝えがありますが、これは「片付けができないだらしない子にならないように」というしつけの意味や、「上巳の節句」という季節の行事にケジメをつけるという意味があります。また、片付ける日は大安吉日を選ぶ必要はありません。お天気が良く、湿度の低いカラッと晴れた日を選ぶのが人形を長持ちさせる秘訣です。
雛人形の保存方法は基本的に和服(着物)と同じで、太陽などの紫外線、高温多湿の環境、害虫の虫食いを避けます。雛人形は種類によって素材は様々なので買った時の取扱説明書をよく読み、専用の防虫剤を入れて大切に保管しましょう。
男の子の初節句は兜や五月人形を贈り祝う

5月5日の端午の節句は、男の子の初節句をお祝いをする日です。端午の節句は別名「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも言われ、邪気を祓う菖蒲が、武道や武勇を重んじる「尚武(しょうぶ)」という言葉とかけられ、男の子のたくましい健康や出世を願う祝い事になりました。端午の節句には、家の中に男の子の身を守って健やかに力強く成長できるよう「鎧兜(よろいかぶと)」や「五月人形」を飾り、家の外(庭やベランダ)には立身出世の願いを込めて「鯉のぼり」を飾ります(外飾りは必須ではありません)。
ひな祭りの祝い方と同様に、本来は「ママの実家(母方の祖父母)」が鎧兜などのお祝い品を贈るのが正式な習わしでしたが、現代では両家で費用を折半したり、父方の祖父母が購入したりする場合も非常に多いです。こちらも地域によりしきたりに違いがあるため、事前にしっかりと話し合うと後々のトラブルを避けられます。最近の兜などは、有名な戦国武将のモデルや、インテリアに馴染むモダンなデザイン、収納箱がそのまま飾り台になるコンパクトなものなどバリエーションが豊富で、パパ・ママが選ぶ楽しみも増えてきています。
五月人形や兜を飾る季節や時期には厳密な決まりはありませんが、春分の時期(3月21日頃)から4月の中旬頃にかけて飾り始めるのが一般的です。大安吉日を選んで飾らなければならないわけではありませんが、男の子の赤ちゃんにとって大事な祝い事なので、お日柄を気にするご家族がいる場合は大安の日に飾ってあげると良いでしょう。
飾る場所や方角にも特に決まりはないので、リビングなど家族が集まるスペースで、直射日光やエアコンの風が直接当たらない、高温多湿を避けられる場所を選びましょう。
五月人形や兜は、5月5日の初節句のお祝いが終わった後に片付けます。雛人形のように「片付けが遅れると婚期が遅れる」といった俗説はないため、しばらく飾っておいても問題ありません。しかし、日本の気候を考えると、湿気が多くなる梅雨の時期を避けるためにも、5月中旬頃を目安にカラッと晴れた日に片付けると、人形や金具の状態の良さを維持したまま保存することができます。
挨拶は「始まり」「エピソード」「締め」

初節句では、両家の祖父母を招いて食事会(お祝いの席)を設けることが多くあります。その際、ホストとして集まってくれた方々へ感謝を伝える「挨拶(スピーチ)」が必要になります。挨拶は一般的にパパが行うことが多いですが、ママが行っても全く問題ありません。「始まりの挨拶」「赤ちゃんのエピソード(成長報告)」「締めの挨拶」という3つの構成にすることで、参加して頂いたご両親へ感謝の気持ちをスムーズに伝えられます。
以下の例文を組み合わせることで、心温まるオリジナルの挨拶文を作ることができます。食事会でのスピーチに悩んでいるママやパパは、是非テンプレートとして参考にしてください。
始まりの挨拶の例文(乾杯の前)
- 本日はお忙しい中、〇〇(赤ちゃんの名前)の初節句の席にお集まり頂き誠にありがとうございます。また、立派な五月人形(または雛人形)など立派なお祝いも頂き、本当にありがとうございます。
- 本日はご多忙の中、〇〇の初節句の席にご参加頂き誠にありがとうございます。両親から立派なお祝いも頂き、私たち夫婦ともども感謝の気持ちでいっぱいでございます。
- 本日は〇〇の初節句の祝いの席にお集まり頂きありがとうございます。日頃の感謝とお祝いを頂いた事へのお礼も兼ねて、ささやかではございますが食事の席を設けさせていただきました。
赤ちゃんのエピソードの例文(近況報告)
- 〇〇が生まれてから○ヶ月が過ぎ、最近は寝返りができるようになるなど、成長の変化が楽しみな毎日です。皆様のおかげで大きな病気をすることもなく元気に成長しています。
- 〇〇は体重も〇〇kgを超え、よく笑いよく食べて順調に成長しています。これも日頃から見守ってくださる皆様のお力添えがあったからこそだと感じています。
- 〇〇の誕生から早くも○ヶ月が過ぎ、おかげさまで大きな病気もすることなく元気に育っております。私たちも親としてまだまだ未熟ですので、これからも皆様のご指導ご鞭撻をよろしくお願い致します。
締めの挨拶の例文(お開きの時)
- 皆様に感謝の気持ちを込めて、ささやかですが本日はお食事をご用意させて頂きました。お時間の許す限り、ごゆっくりとお楽しみ頂けましたら幸いです。(※食事開始前の締めに使う場合)
- 本日は〇〇の初節句の席にお集まり頂き、誠に感謝しております。名残惜しいですが、〇〇もお昼寝の時間となりますので、これにてお開きとさせていただきます。今後の皆様の健康とご多幸をお祈りしております。
- 本日は〇〇のお祝いの席ということで、楽しい時間を共有でき本当に嬉しく思います。至らない点もあったかと思いますが、本日は誠にありがとうございました。
初節句の料理でお祝いを頂いた方へ感謝を伝える

初節句は一生に一度しかない、赤ちゃんとママパパにとって特別な祝い事です。雛人形や五月人形、親族や親しい友人からお祝いのお金や品物を貰ったら、みんなでお祝いの食事(行事食)を囲んで感謝を伝えましょう。初節句だからといって、伝統的な料理を全て手作りで用意する必要はありません。最近では、仕出し弁当やケータリングのオードブル、レストランの個室を利用する家庭も増えています。ママの負担にならない方法を選ぶのが一番です。
3月3日の上巳の節句のメニュー
女の子の初節句(桃の節句)に用意する料理の伝統的なメニューです。春の季節らしい華やかな色合いや、良縁を願う食材など、女の子の健やかで幸せな成長を祈る素敵な意味が込められています。
縁起の良い食材が入ったちらし寿司
れんこん(見通しがきく)やエビ(長生き)、錦糸卵(財宝)など縁起の良い食材が使われているため初節句の料理に定着しました。食卓が一気に華やかになります。
春の風景を模した菱餅(ひしもち)
下段の緑の餅は春の芽吹き(健康)、中段の白いもちは雪(清浄)、上段の赤は桃の花(魔除け)をそれぞれ表しています。春の情景を表した菱餅は女の子のお祝いにピッタリのメニューです。
良縁を願う蛤(はまぐり)のお吸い物
蛤は、対になっている貝殻以外とは絶対にピタリと合わないことから、将来、一生を連れ添う良き相手との巡り合い(良縁)の願いが込められています。
「ひなの国見せ」の名残のひなあられ
ひなの国見せ(雛人形を持って春の景色を見せに出かける)という平安時代の行事の名残から、ひな祭りに携帯用の「あられ」が用意されるようになりました。鮮やかで色とりどりのあられが春らしく可愛いお菓子です。
体を清める白酒(しろざけ)や甘酒
白酒は厄を祓い体を清めるために用意します(アルコールが含まれます)。主役の赤ちゃんや子ども、親戚にお酒が飲めない方がいる場合は、ノンアルコールの甘酒を用意するのが一般的です。
5月5日の端午の節句のメニュー
男の子の初節句は、女の子の「ちらし寿司」や「蛤」のように、絶対にこれを用意しなければならないという決まった定番料理はありません。そのため、一般的に「縁起が良い」とされる食材や料理を準備すると良いでしょう。
和食であれば、お正月などの祝い事にも出される「鯛(めでたい)」や「エビ(長寿)」、「ブリ(出世魚)」、「タケノコ(すくすく育つ)」、「カツオ(勝男)」などが縁起の良い食材として好まれます。定番の和菓子としては「柏餅(子孫繁栄)」や「ちまき(厄除け)」を用意します。形式にこだわりすぎず、お寿司やからあげ、オードブルなど、招いた家族や親戚が好きな料理を振る舞うことでも、十分に感謝の気持ちを伝えることができます。
お返しは1週間以内にお祝い金の半分から1/3を返す

初節句に親戚や家族、親しい友人から頂いたお祝い金やプレゼントに対し、お返しの品を贈ることを「内祝い(うちいわい)」と言います。基本のマナーとして、食事会(お祝いの席)にご招待して食事を振る舞うこと自体が「お返し」になるため、参加してくれた祖父母へは別途品物を返す必要はありません。
しかし、遠方などで食事会に欠席した方や、食事会を設けなかった場合、親戚以外(友人や同僚)からお祝いをいただいた場合には、必ずお返し(内祝い)を贈りましょう。贈るタイミングは、基本的にはお祝い行事の日から1週間〜1ヶ月以内がマナーです。上巳の節句なら3月中、端午の節句なら5月中までにはお返しを手配します。
お返しの相場は、頂いたお祝いの金額の「半分(半返し)」から「3分の1」程度の金額の品を贈ります。高額なお祝い(5万円や10万円など)を祖父母からいただいた場合は、半返しにするとかえって気を遣わせてしまうため、1万円程度のカタログギフトや記念のフォトフレームなどを贈るのが無難です。一般的に喜ばれるものは、上質なタオルなど日常使いできる実用品や、焼き菓子や高級ジュースなど日持ちのする「消えモノ(食べ物)」が人気です。
お返しを郵送する際は品物だけを送るのではなく、初節句の日に撮った赤ちゃんの写真や、簡単なメッセージカードを添えると、より一層感謝の気持ちが伝わり喜ばれます。
みんなに感謝して初節句を迎えよう
上巳の節句、端午の節句は、赤ちゃんにとって一生に一度の特別な日であり、ママやパパにとっても成長の節目を感じる記憶に残る大切な行事です。赤ちゃんに袴ロンパースなどお気に入りの可愛い衣装を用意して、家族や親戚、友人達とみんなで楽しくお祝いすれば、育児の疲れも吹き飛ぶようなとても幸せな時間を過ごせるのではないでしょうか。
慣れない準備やマナーで戸惑うこともあるかもしれませんが、一番大切なのは「赤ちゃんの成長を喜ぶ気持ち」です。雛人形や五月人形を贈ってくれた両親、お祝いを頂いた全ての方への感謝を忘れずに、赤ちゃんの無病息災とこれからの健やかな成長を祈りましょう。














