ベビー服のおさがりは嬉しい?それとも迷惑?
赤ちゃんや子供の服はすぐにサイズアウトしてしまうもの。最近では、着れない洋服をフリマアプリなどで出品する人も出てきましたが、発送などの手間を考えると、まずは「身近な人にあげたい」と考える方も多いでしょう。
ただし、現代では、ベビー服や子供服のブランドは多様化し、ママたちのファッションへの考え方も人それぞれ。「おさがりは有難迷惑かな?」と申し出ることを迷ってしまうこともあります。
ママ15名にベビー服のおさがりは嬉しいか、迷惑か、意見を募集したところ、15名中13名がおさがりは嬉しい派、2名がおさがりは迷惑派でした。
おさがりは嬉しい派が多数!
まずは朗報。おさがりを嫌がるママも確かにいますが、「おさがり=迷惑」と考えるママは少数派です。やはりおさがりはお財布に優しく、「いただけるなら、いただきたい!」「嬉しい!」と感じる方が多いようです。
おさがりが嬉しい派の意見をご紹介します。
- 赤ちゃんはすぐに大きくなるので新品はもったいない
- ひどく汚されたらそのまま捨てられる
- 節約になる
- 環境に優しい
- 色々なテイストの服装を試せる
- 子供に着せないものは手芸用の布にできる
ベビー服の場合、新生児期は50~60サイズを着ますが、1歳近くなると80サイズになり、わずか数ヶ月でサイズが変わってしまします。
そのため、おでかけ着は出産祝いや購入した新品のお洋服を着せたいけれど、普段着としてのベビー服はおさがりで十分という声もよく見受けられました。
おさがりだからこその面白さ
阿部友理(41歳)
ベビー服のおさがりを姉から大量にもらい、とても助かりました。赤ちゃんは、すぐに大きくなるから、本当に2~3ヶ月も着ていないような服もありました。シミや黄ばみのないきれいめなものを選んで持ってきてくれたから、結構活躍しました。
中にはいらない物もありましたが、「いらないものはそっちで処分していいからね」と言われていたので、気兼ねなく捨てられました。
好みに合わない服も着せてみたら意外と可愛かったりします。福袋みたいで、自分で選ばないからこその面白さもある思います。
おさがりもアイデア次第!
菅原そら(32歳)
基本的に、おさがりを頂くことはとても嬉しいです。どんなものでも助かりますが、特に「やったー!」と思うものはジーンズ生地のものです。
私は頂いたベビー服が特に必要なかったり、子供に着せようと思えないときは、自分で裁縫して、服やバッグに作り替えています。そのため、「もらって困るなぁ」というものはほとんどありません。
おさがりを頂く相手は、ママ友の先輩が多いです。だいたいケーキなどのスイーツをお返ししますが、値段はだいたい1回1000円程度です。
特にもらって嬉しいおさがり
おさがりのなかでも、特に嬉しかったお洋服は以下のようなものでした。
- ベビードレス
- 好きなブランドの服
- ジャンパーやコートなどのアウター
退院時とお宮参りなど、1~2度しか買わないベビードレスはいただいて嬉しいおさがりの一つです。あとはやはりママの趣味にあう洋服がもらって嬉しいという意見が寄せられました。
また、赤ちゃんの産まれた季節によっては、新品で買うと値段が高くなりがちなアウター類も重宝されます。やや肌寒いし、とても寒い日など、複数あれば天候や気温によって調整がしやすいですし、もし吐き戻しなどで汚してしまっても洗濯中の替えになります。
おさがりは負担?「迷惑派」はなぜいらないと思うのか
少数派ではありますが、「おさがりそのものがいらない」「負担に感じる」という意見もあります。
理由は以下の通りです。
- 赤ちゃんには新品の洋服を着せたい
- 自分の趣味に合わないものは嫌
- もらった後「どうした?」と聞かれることを考えて気を使う
わぁ、嬉しい!←内心いらない
山田理沙(30代前半)
ベビー服は着る期間が短いし、確かにいちいち買うのはもったいない気持ちもわかりますが、他人の赤ちゃんが着た服は自分の赤ちゃんには着せたくないです。いくら洗濯して綺麗だとしても、気持ち的に嫌です。
ただ、自分の姉妹間でのおさがりは有りだと思います。姉や妹の赤ちゃん、つまり自分の甥・姪の着た服は嫌じゃないです。あくまでも「自分の」姉妹です。兄嫁や弟嫁は他人と同じなので、おさがりをもらっても迷惑に感じます。
誰かからおさがりをもらったら、角がたたないようにお礼を言って、「ウチの子太くてサイズが合わなかった」などの理由をつけて着せません。
迷惑に感じることが多いです。
佐々木薫(30代後半)
赤ちゃんが生まれてからおさがりの服をもらえたりするのは良いのですが、必ずしももらって嬉しいとは限らないのがおさがりです。
特にただサイズが合っているから、おさがりであげると言われても、それを我が子に着せたいと思うかは別の話です。服の趣味は人それぞれなので、赤ちゃんにはやっぱり自分の好きな服を着せたいです。
また、あげた側は、その後その服がどうなったか気になることもあるようなので、扱いが難しいです。そのため、有難いよりも迷惑に感じてしまいます。
嬉しい派・迷惑派を問わず嫌がられるおさがりの特徴
迷惑派はもちろん、嬉しい派でも、赤ちゃんや子供に着せることに抵抗を感じるおさがりも存在します。
- シミや黄ばみがある
- デザインが古い
気にしない方もいますが、やはりシミや黄ばみ、そして誰がいつ着ていたかわからないような年代物のおさがりは嫌がる方が多いです。特にベビー服の場合は、衛生面が気になる方もいるでしょう。
ベビー服のおさがりのお礼・お返しはどうする?
おさがりのお礼やお返しは、難しい問題です。なにもしないのももらった側としては気が引けます。しかし、あまり大げさなものをプレゼントすると「捨てるつもりの服だったのに、かえって申し訳ないことしたな…」と相手を恐縮させてしまいます。
1000円~3000円程度のお菓子の詰め合わせを贈る
相手との関係やいただいたおさがりの内容にもよりますが、おさがりのお礼としては1000円~3000円程度のお菓子の詰め合わせなどが最も無難です。同じ予算なら帰省や旅行の際のおみやげなども喜ばれるでしょう。
お茶やランチに出かけた際にご馳走する
おさがりをいただいた相手がよく会う人やママ友などの場合は、一緒にランチやお茶に入った際に「今日は私がもつね!」とその場でお礼としてご馳走しても良いでしょう。
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