孫フィーバーへの対処法

孫フィーバーがやってきた!暴走する実親・義父母への対策

孫フィーバーが実親、義父・義母に起こったらどうする?今までそんなキャラじゃなかった親たちが孫の誕生をきっかけに、別人のような祖父母になってしまうこともあるのです。孫フィーバーが行き過ぎているときはどのように対応したらいいのか、上手な対処法を学んでおきましょう。

孫フィーバーがやってきた!暴走する実親・義父母への対策

孫フィーバーのNGラインはどこ?

孫が生まれると、おじいちゃん・おばあちゃんが孫に夢中になり、通常では考えられない言動に出ることを「孫フィーバー」と呼びます。孫が生まれれば嬉しいのは当然の感情ですが、度が過ぎるとお母さんやお父さんは実質的な被害を受けることにもなります。

では、孫フィーバーのNGラインはどこにあるのでしょうか?お母さん・お父さんの価値観や今までの実親・義父母との関係によっても異なりますが、「これは、さすがにあり得ないでしょう」と一般的に考えられる孫フィーバーのNGラインを紹介します。

あなたの両親・義両親は、この一線をもう越えてしまいましたか?

頻繁すぎる自宅訪問

孫を囲んで笑顔の祖父母

「孫に会いたい!」という気持ちが強すぎて、1週間に何度も祖父母が顔を見せるようになることがあります。

孫フィーバー中の彼らの言い分としては、「赤ちゃんは成長が早いから!」。確かに生後1~2ヶ月の頃は、2週間もあれば赤ちゃんの顔が変わって見えますし、成長の瞬間を見逃したくないのでしょう。

しかし、頻繁な訪問は、産後の女性にとっては大きなストレスになるのは、間違いありません。

恐怖のアポなし訪問

「今から会いに行くね」と電話の1本もくれればまだ良いのですが、孫フィーバー中の祖父母は積極性が増しており、思い経ったら即行動という方も珍しくありません。何の連絡もなくいきなり呼び鈴を鳴らしたり、家の様子をうかがっていたりすることもあります。

また、いきなりの訪問にも文句を言わずに我慢していると、徐々に態度もエスカレートして、「せっかく赤ちゃんの顔を見に行ったのに、いなかったでしょ?一体どこに行っていたの?」とお母さんの行動にまで口を出すようになってしまう可能性もあるのです。

常識外れの時間に来ることもある

最初は日中の常識的な時間に訪問してきたのに、だんだん時間に関係なくやってくるようになることもあります。朝のバタバタとしている時間帯に呼び鈴を鳴らしたり、夜そろそろ寝ようかと思っている時間に「○○ちゃんの顔が見たくなって」と来たりすることもあります。

同居の提案をされる

今まで同居の話が一回も出たことがないのに、孫に会いたいばかりに「一緒に住まない?」と言い出す祖父母もいます。

お母さんが育休中の場合は、「子育てを手伝うよ」と協力的な姿勢を示す一方で、「保育園はかわいそう」などと無神経に発言する方もいて、働く女性を悩ませることになるでしょう。

「保育園はかわいそう」と言われたママとパパの体験談
「保育園はかわいそう」と言われたママとパパの体験談

お父さんやお母さんも同居を望んでいる場合は問題がないのですが、親子だけの生活がしたいと考えている場合は、同居の提案はかなり厄介なことと言えます。

高価なものを連日買い与える

孫への靴下のプレゼント

「小さいときから何でも本物に触れていないとね!」「木のおもちゃは赤ちゃんの脳の発達に良いみたい」と言いつつ、連日高価なプレゼントを買い与える祖父母もいます。気持ちは嬉しいのですが、あまりにも頻繁に物を買ってくれると、いくら身内とはいえ負担に感じることも増えるでしょう。

また、少々子どもが大きくなって自分の好みや欲しいものを言えるようになると、「○○ちゃんが欲しがるから」と言って、何でも買い与えるようになってしまっては困ります。

教育上好ましくないおもちゃやゲームなどを、見境なく買い与えてしまう祖父母もいますので、子どもが悪い影響を受けるのではないかと不安になります。

ベビー服のプレゼントが多すぎるのも困りもの

子どもに洋服を選ぶことは、母親とって育児の楽しみの1つです。しかし、可愛いベビー服が大好きなのは、実はおばあちゃんも同じ。そのうえ、洋服の好みは、世代差もあり、母親と祖母の好みが合わないのはよく見られる光景です。

赤ちゃんの洋服はすぐにサイズアウトしてしまいますので、あまり枚数をもらっても困ります。また、「もらった以上は着せないと…」と祖父母の訪問にあわせて着替えさせた経験がある方は少なくないでしょう。

1枚、2枚ならともかく、趣味にあわない大量のベビー服は、やはり負担に感じてしまいます。

子供の名前などの決定権を親から奪おうとする

子どもに名前を付けることは、親にとって大きな喜びであり楽しみでもあります。それにも関わらず、祖父母が「○○っていう名前が良いんじゃない?」と意見を求められてもいないのに提案したり、親が考えた名前を「それは良くない」と頭ごなしに否定したりするのは、さすがに行き過ぎた行為です。

孫フィーバーは迷惑?感謝すべき?

赤ちゃん用のおもちゃを手に笑顔の祖父母

おじいちゃんやおばあちゃんが孫に熱くなってしまうのは、「孫が可愛いから」というシンプルな理由によります。浮かれすぎた行動が目に余ることはありますが、「迷惑!」とすぐに結論づけるのも早急です。

孫フィーバー状態の祖父母を前に、親としてどのような考えを持ち、どのように行動すれば良いのでしょうか。

子供を愛してくれているという感謝をベースに置く

親にとって子どもはかけがえのない大切な存在です。その大切な子どもを、祖父母もまた深く愛してくれているのですから、その点には感謝するべきです。

度を越した孫フィーバーであっても、まったく孫に興味を示さない祖父母よりも、孫に対してストレートな愛情を持っていることは疑いようがありません。また、孫への愛情の根本には、母や父となった自分の子供への愛情があるはずです。

子ども自身にとっても、親以外に愛してくれている人がいるというのは、これからの人生においてプラスとなります。

親として教育上困るときは伝えるべき

子どもに対して愛情を示してくれることは、本当に嬉しいことです。ですが、その愛情が間違った方向に向かっているときはそのまま放置しておくことはできません。

例えば、子どもが好きなお菓子をたくさん買い与えて、虫歯が増えたり肥満がちになったりするなら、いくら子どもが望んだのだとしても、大人としても責任ある行為とは言えません。

このように目に余る行為を祖父母がするときは、いくら愛情がベースにあるとは言え、親は注意をしなくてはならなくなるでしょう。

義父・義母には夫から伝えてもらおう

お母さんの立場からすると、実の父母には「これはやめてね」と要望はまだ言いやすいと思いますが、義理の父母にはなかなか言いづらいものです。

普段はどんなに仲良くしている義父母でも、孫のことでは機嫌を損ねてしまうことがありますので、人間関係を荒立てないためにも、直してほしいところはできるだけ夫から伝えてもらうようにしてください。

孫フィーバーへの対処法

義理の両親と話をしてる奥さん

できるなら義父・義母には、息子である夫から要望を伝えられるとベストです。しかし、母親である自分自身が義両親に伝えなくてはいけない場合は、以下の2点に気を付けて対処しましょう。

最初が肝心!困ったことは早めに伝える

突然の訪問や多すぎるプレゼントなど祖父母の行動に困っているときは、「少し時間が経てば収まるから」と我慢をするのではなく、なるべく早い時点で要望を伝えるようにしましょう。

いつまで孫フィーバーによる迷惑行動が続くかは分かりませんので、その間、お母さんはストレスを抱えながら生活をすることになります。そのうち、実親や義父母の顔を見るだけでも、負担に感じるようになってしまいます。

祖父母たちと円満な関係を築き、心安らかに生活していくためにも、気になることは早めに伝えた方が良いのです。

言葉を選ぼう

ストレートに「お菓子のせいで太ったので、買うのはやめて」「こうしたおもちゃは使わないので、プレゼントされても困る」と言うのは、あまり賢明なことではありません。

「健診で保健師さんにお菓子はまだ与えないでって指導されたので…」「以前いただいたぬいぐるみをとても気に入っているので、今は新しいおもちゃには興味を示さないかも」と婉曲的に、時には嘘でもいいので保健師さんや医師に指導されたと、説明しましょう。

ストレートな言い回しを避けることで、おじいちゃんやおばあちゃんは「非難された」と感じにくくなりますし、今後は子どもの健康にも配慮してくれるようになるでしょう。

いきなりの訪問をやめてもらうには?

おじいちゃんやおばあちゃんが何度も家を突然訪問してきたときは、

「せっかく家に来ていただくのに、わたしたちが留守にしていると無駄足になってしまいますよね。ご連絡を前もってしていただけるなら、時間を合わせやすいのですが」

と伝えましょう。

ここで大切なことは、「いきなり来られるのは迷惑です!」とストレートに言わないことです。
かならず「無駄足になってしまっては申し訳ないですから」と、義父母のことを一番に考えていることを示す表現で伝えるようにしてください。

子どもへのメリットであることを強調する

泣いてる祖父に抱かれた赤ちゃんをおもちゃであやす祖母

伝えるときには「わたしたち(お母さんやお父さん)がこうしてほしいんです」ではなく、「子供がこちらの方が喜ぶんです」「こちらの方が子供の脳に良いみたいですよ」とおじいちゃんやおばあちゃんに伝えるようにしてください。

孫へのメリットを前面に打ち出すなら、おじいちゃんやおばあちゃんも素直に言うことを聞いてくれやすくなります。

孫フィーバーはいつまで続く?

突如現れた孫フィーバーは、一体いつまで続くのでしょうか?

生まれて1年の孫フィーバーは無理もないこと

孫フィーバーは、なにかをきっかけにすっぱり終わることはなく、時間とともに少しずつ熱狂が収まるものと理解しましょう。

赤ちゃんが産まれてからの1年間というのは、笑うようになった、話すようになった、立つようになったなど、成長が著しいので、可愛さもひとしおです。お宮参り、お食い初めなどの行事もありますので、ついつい張り切ってしまう祖父母が多くなります。

大人になるまで孫フィーバーが続くこともある

小学生の孫と話をする祖父母を笑顔で見てる両親

赤ちゃん期や未就学期を過ぎても孫フィーバーが続くケースもあります。最近は、少子化・晩婚化の影響もあり、孫が1人、2人のみという方も少なくないので、孫フィーバーも長期化しやすいのかもしれません。

親が知らない間に祖父母が子供へお小遣いを渡していたり、会いに行っていたりすることもあります。しかし、子供の方がだんたんと大人になり、祖父母が度を超えた行動をとると「そこまでしてくれなくていいよ」と一定の距離を置くようになるでしょう。

二人目や他の孫が生まれたときはどうなる?

やはり「孫ができる」というのは祖父母にとっても特別な状況ですから、一人目(はじめて)の孫のときは浮かれやすく、二人目の孫が生まれても、一人目ほど孫フィーバーが起こらないケースはよく見られます。一方で、二人目の孫である新しい赤ちゃんに、祖父母の関心が移るケースもあります。

一人目ばかり可愛がったままだと、下の子は大きくなるにつれて疎外感を覚えます。逆に、二人目が生まれたことで急に上の子への関心が薄れた場合は、精神的ケアが急務です。

こうした依怙贔屓を祖父母は親ほど深刻に受け止めていないことが多く、「公平に接してあげて下さい」とお願いしても、「いつも公平に接しているよ」とかわされてしまうこともあるでしょう。
同居でないなら、祖父母は祖父母と割り切り、距離をとった方がよいケースもあります。

祖父母は困ったものですが、きょうだいへのフォローは両親がしっかり行えば、子供にとって大きな痛手にならずに済みます。

愛情がベースの孫フィーバー!譲歩する気持ちも持とう

どんな形であれ、孫フィーバーは祖父母の孫に対する愛情の現れです。孫フィーバー中のおじいちゃんやおばあちゃんと接するときは、「本当に迷惑だわ」と初めから結論づけず、「わたしの愛する子どもを愛してくれている」と良い面も意識しましょう。行き過ぎた行動でない限り、譲歩する気持ちを持って接することも時には大切です。