産後の義母の手伝いは助かる?しんどい?
産後の義母の手伝いをお願いするべきか、お断りするべきか。結婚してから義母とそれほど長い時間一緒に過ごしたことがないという方は、義母のことがよくわからず、迷ってしまいます。
また、旦那さんが、どれだけ義母と自分との間を上手く取り持ってくれるかも重要です。「俺は知らないから、二人で上手くやって」と言われてしまうと、嫁としてはしんどいでしょう。
産後の義母の手伝いがストレスになる原因
産後は、出産で疲れた体をゆっくりと休めたい時期です。手伝ってくれる人がいるのは嬉しいですが、義母だと何かと気を使うなど心配な点もあります。
育児方針の違いによる軋轢
産後、義母との関係がストレスになる原因の一つが、育児方針の違いです。出産前は上手くいっていた義母との関係が、子供が生まれたことで意見が食い違い、悪化することがあります。
時代による育児の常識の違い
時代により育児の常識が違うため、義母の赤ちゃんのお世話の仕方が育児書とは違うと気になってしまうケースがあります。よく言われるのが「抱き癖」です。
昔は、赤ちゃんが泣いていても「抱き癖がつくから」とそのままにしておくことが良いとされていましたが、現在は「赤ちゃんが泣いていたら、抱いてあげましょう」と言われます。
上の子への子育て方針の違いも軋轢になりやすい
二人目以降の出産で義母に手伝いに来てもらった場合には、上の子への子育て方針の違いも軋轢になります。義母が上の子を甘やかしすぎる、また、厳しすぎるなど、色々と不満を感じてしまいます。
義母の子育て方針について思うところはあるでしょうが、上の子もママが入院してしまうなど環境が変わることで不安になる時期です。上の子が安心して過ごせるように、どうするのが最適か考えましょう。
義母が働いていると、ゆっくり休めない
義母がずっと家にいると、ゆっくり休めないという人もいます。
産まれたばかりの赤ちゃんは昼夜の区別がついていないので、夜も数時間おきに起きて授乳が必要です。
昼間、赤ちゃんがお昼寝している時は、ママも休みたいですが、義母が家事をしてくれている時に、「お昼寝します」と言いづらい場合もあります。
産後の情緒不安定・ガルガル期で赤ちゃんを触られるのが嫌
産後はホルモンの変化・出産による体力の低下・体調面の不調等により精神的に不安定になります。
通称『ガルガル期』といって、ホルモンの影響で赤ちゃんを守りたいという気持ちが強くなり、「赤ちゃんを他の人に触らせたくない」という気持ちが芽生えることもあります。
生活習慣・食事の好みの違い
義母に長期に渡り泊まり込みでお手伝いしてもらう場合、義母との生活習慣や食事の好みの違いがストレスの原因になる可能性があります。
例えば、義母が毎日朝食を作ってくれたとします。
しかし、朝から和食は重くて食べられないなど、自分の希望は伝えづらいものです。
どちらが悪いわけではありませんが、やはり他人と暮らすというのは難しい面もあります。感情的にならないように泊まりは避けた方が無難です。
義母の家庭内への過干渉
義母に家庭内のことを必要以上に干渉された場合は、ストレスになるでしょう。この点は、義母の人柄によるので、よく見極めた方がよいでしょう。
片付けの仕方・食事の内容などに口を出されるならまだ許せますが、中にはお金のことにまで口を出してくるケースもあります。
夫とゆっくり話しをする時間がない
義母が家にいるため、夫とゆっくり話す時間がなくストレスになる場合もあります。
出産後は、赤ちゃんのことや今後の子育てについてなど、色々と夫婦で話しをしたいものです。そんな時に、義母がいつも隣にいては、話をしづらいです。
義母を実母と比較してしまう
「自分の母親なら、こうしてくれるのに」「わかってくれるのに」など、一緒にいる時間が長くなると、義母と実母を比べてしまうことがあります。しかし、実母と違うのは当然ですし、そこまで求められたら義母も辛いものがあります。
産後の義母の手伝い期間を楽に過ごすコツ
産後は、自分自身の体調もすぐれず、赤ちゃんのお世話も大変なので、誰かに手伝って貰えると本当に助かります。せっかく義母に手伝ってもらうのなら、お互いに気落ち良く過ごしたいものです。
産後の義母の手伝い期間を少しでも楽しく過ごすためのコツをご紹介します。
感謝の気持ちを伝えることを忘れない
義母との関係を良好に保つには、義母に対して常に感謝の気持ちを伝えることが大切です。
食事を作ってくれた時、掃除をしてくれた時など、毎回一言「ありがとうございます」と言うだけでも、お互い気持ち良く過ごすことができるでしょう。
産後2週間など短期間にする
義母とのトラブルをできるだけ少なくするために、手伝いに来て貰う期間をできるだけ短くするとよいでしょう。産後の1~2週間だけ義母に来て貰い、あとは夫婦で協力していくことも検討しましょう。初めから短期間と決まっていると、少し気になる点があっても我慢できるものです。
初めから義母に手伝ってもらうことを決めておく
産後、義母にお手伝いに来て貰う時には、初めから義母に何を手伝ってもらうか決めておくと良いでしょう。
食事の支度は義母にお願いするけど、洗濯は自分で行うなど、役割を決めておきます。
義母も、家のことを全て行うとなると、負担が大きいものです、義母に気持ち良くお手伝いしてもらうためにも、無理なくできる範囲でお願いしましょう。
できるだけ泊まりは避けて、通いにする
義母の住まいが自宅から近いのであれば、泊まり込みではなく、通いでお手伝いに来て貰うのがよいでしょう。通いなら、平日だけ来て貰い、土日は家族だけでのんびり過ごすことができます。
自分自身も、夜義母が居なければリラックスできますし、義母も自分の家で寝る方が落ち着くでしょう。通いでの手伝いは、双方にとってメリットがあります。
泊まりの場合は一部屋準備する
義母に泊まりでお手伝いに来てもらう時には、余裕があれば義母に一部屋用意しておきましょう。義母の一部屋提供することで、お互いのプライバシーを守ることができます。義母も、自分の部屋があると、のんびりと過ごすことができます。
言われたことはあまり気にしない
義母に言われることをイチイチ気にしていると、キリがありません。義母に言われたことは、あまり気にしすぎないようにしましょう。
ただ、無視をすると角がたってしまいますので、義母が気を悪くしない程度にコミュニケーションをとることは忘れないでください。
現在の育児について理解してもらう
時代により育児の方法が異なるのは、仕方がないことです。ただ、こちらが何も言わないと、義母にもわかりません。育児の仕方で、食い違うことがあった時には、「最近の育児は、こうなんですよ」と義母に伝えましょう。
嫁からは言いづらい場合は、旦那さんから伝えてもらっても構いません。また、育児書をさりげなく、義母に読んで貰えるようにお渡しするのも一つの方法です。
義母の手伝いへのお礼はどうする?おすすめのプレゼント
産後、義母にお手伝いに来てもらった場合、お礼はどのようにすれば良いか悩む方も多いでしょう。
里帰り出産の生活費として現金を包むケースもありますから、受け取ってもらえるのならお金を包むのも良いはずです。
しかし、受け取ってもらえないときは、何かお礼のプレゼントを用意しましょう。食べ物・お洋服や小物類など、義母が好きなもので、贈る側の気持ちがこもっていれば何でも構いません。
義母が大げさなことを好まない方でしたら、恒例の母の日やお誕生日のプレゼントを今年は少し豪華にしてお渡ししましょう。お部屋に飾って貰えるような赤ちゃんの写真など、孫誕生の記念になるものも喜ばれます。
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