赤ちゃんとお葬式に行くマナー

赤ちゃん連れでお葬式に参列!服装はどうするべき?

赤ちゃんはお葬式に連れて行っても良いのか判断する基準を解説。親族の場合、参列が一般的ですが、月齢や故人との関係性によっては臨機応変に考えた方が良いケースもあります。赤ちゃんがいる家庭の適切な弔意の示し方、参列する場合の赤ちゃんと授乳中のママの服装・持ち物・心得をまとめました。

赤ちゃん連れでお葬式に参列!服装はどうするべき?

赤ちゃんをお葬式に連れて行って良いか判断する基準

小さな赤ちゃんをお葬式に連れていくべきなのでしょうか。赤ちゃんをお葬式に連れていくときの判断基準について見ていきましょう。

親族で普段から交流がある場合は連れて行って良い

家族葬の葬式

祖父母や叔父・叔母などの親族、または普段から親交がある親族が亡くなったときは、赤ちゃんも親族の一員としてお葬式に参列するのが一般的です。

ただし、社葬や故人の仕事関係の人が多く訪れるときなどは、赤ちゃんと故人の関係が深くないときには遠慮した方が良いケースもあります。念のため両親などに、どのような葬儀なのか事前に雰囲気を聞き、参列を検討した方がよいでしょう。

生後3ヶ月未満なら、欠席もやむを得ず

新生児はもとより、首が座っていない生後2~3カ月の頃は、近場ならともかく、遠方のお葬式に参列するのはためらわれます。葬儀の時間によっては、宿泊も視野にいれなくてはなりません。

故人との関係にもよりますが、そこまで親しくないのなら、夫か妻のどちらかが代表して参列するようにしましょう。「子供が産まれたばかりで…」といえば、大抵の人は理解してくれるはずです。

交流が少ない親族の場合はお通夜だけで失礼する

通夜で扉が開けられてる棺

年賀状でしか連絡を取ったことがないような親族の場合は、お葬式(告別式)には参列せずにお通夜だけ参列するという方法もあります。

お通夜は、読経と焼香のみで閉会しますので、1時間程度で終わります。焼香だけなら、赤ちゃんの機嫌が悪くなる前に退席することも可能です。

直系のときはケースバイケース

交流が少ない親族でも、赤ちゃんの曾祖父母のように直系の親族のときは、できればお通夜だけでなくお葬式(告別)も参列し、最後のお別れをした方が良い場合もあります。

ママやパパは祖父母の葬儀には最後まで出席したいでしょうし、赤ちゃんにとっても直系の尊属に当たりますので、遺族の一人として参列することを検討してみましょう。

ただし、赤ちゃん連れの場合、その日の赤ちゃんの体調、葬儀の場所によって臨機応援に判断しなくてはなりません。両親などとも相談し、ベストな対応をケースバイケースで選択するようにしましょう。

親族以外のときは赤ちゃん連れの参列はしないのが一般的

故人が親族ではない場合、仕事関係の人、同窓生、近所の人などのときは、赤ちゃんは連れていないのが一般的です。参列したいママやパパは、赤ちゃんを祖父母や民間の有料サービス等などの預け先を探しましょう。

ただし、故人が赤ちゃんのことをとても可愛がってくれていたときは、この限りではありません。

出席できない場合は、弔電をうつ

ママやパパが出席したくても、赤ちゃんの預け先がなく、出席できない場合には、弔電を打ちましょう。他にもお悔み上やお香典を送る、先方の都合の良い日に弔問するなどの方法があります。

赤ちゃんをお葬式に連れていくときの服装

お葬式に行くとなると、やはり周囲から浮かない服装で出かける必要が生じます。赤ちゃんをお葬式に連れていくときには、赤ちゃんや授乳中のママはどのような服装で出かけることが好ましいでしょうか。

赤ちゃんの服は地味な色合いなら何でもOK

大人は喪服が常識ですが、赤ちゃんの場合、お葬式のために、わざわざ特別な服を準備する必要はありません。派手な色合いにならないように注意すれば、普段着で構いません。

できれば白・黒・グレー

黒いワンピースを着た赤ちゃん

地味な色合いなら問題はありませんが、遺族として参列者に先立ってお焼香したり挨拶したりする機会が多いときは、できれば白か黒、グレーのモノトーンの服装が好ましいでしょう。

大きくキャラクターが描かれているようなものは、色合いに寄らず、できるだけ避けたいところ。地味・シンプルを心がけましょう。

靴下を履くだけできちんと見える

普段は靴下を履かない赤ちゃんでも、お葬式のときは靴下を履くようにしてください。靴下を履くだけでもきちんとして見えます。

ただし、靴下に顔などが描かれている面白い柄はやめましょう。白や黒色の無地がベスト、なければできるだけ落ちついて見えるシンプルな靴下を履かせます。

授乳中のお母さんの服装

赤ちゃんの服装が決まったら、次はお母さんの服装です。いつも使っている喪服で充分ですが、赤ちゃんの世話をすることを考慮して、直系の親族であっても着物ではなく洋服で参列するようにしてください。

前開きの喪服は少ない!できるだけミルクを持っていこう

哺乳瓶に入ってるミルク

一般的な喪服は後ろファスナーのワンピースにジャケットをプラスしたものです。前開きの喪服は滅多にありませんので、お葬式の間は授乳をせずにミルクで対応すると負担が少ないです。

赤ちゃんが吐いてしまうこともありますから、抱っこするときやミルクを飲ませるときは、かならず赤ちゃんとお母さんの間にガーゼかタオルを挟むようにしましょう。

授乳スペースがあれば、授乳も可能

大きな斎場でお葬式を行うときは、授乳に使える控室が用意されていることもあります。間仕切りやカーテンがあるのなら、ワンピースを脱いで授乳もできるでしょう。

ただし、授乳スペースとはいえ、肩や背中が丸出しになるのは心もとないもの。バスタオルや授乳ケープを荷物に入れておくと安心です。

授乳ケープでの授乳はあり?

授乳ケープを活用して、控室で授乳をすることも可能です。しかしながら、お葬式は不特定多数の人が来ますから、「非常識なことを公共の場でしている」と捉える人もいます。

赤ちゃんと接する機会の少ない人にとって不快に思われる恐れがあることは極力しないようにするほうが賢明です。

理解が得られそうなときは前開きの黒服もあり

お葬式の時間が長く、しかも遺族として最後まで参列しなくてはいけないときもあります。そのようなときは、喪主側の理解を得て、喪服ではない前開きの黒服で参列することも検討してみて下さい。

普段、母乳しか飲んだことがない赤ちゃんにとっては、「お葬式だから」といって急にミルクが飲めるようになるわけはありません。赤ちゃんの気持ちも考えて、臨機応変に対応しましょう。

赤ちゃん連れでお葬式に行くときの持ち物

赤ちゃんを連れてお葬式に行くときは、ミルクの準備や授乳ケープ以外にも、次のものが必要になります。

赤ちゃん用のおもちゃ

故人との大切なお別れの場であるお葬式ですが、赤ちゃんにとっては意味もよくわからず、退屈してしまうのは仕方のないことです。機嫌が悪くなって大声で泣いてしまう可能性もあります。赤ちゃんの気が紛れるように、お気に入りのおもちゃを何点か持って行くようにしてください。

音が出るものはNG!

お気に入りのタオルをかぶって遊んでる赤ちゃん

音が出るおもちゃは持って行ってはいけません。お葬式では少しの音でも響くことがありますので、カサカサした小さな音でも周囲の参列者の気持ちを乱してしまうことになります。

絵本やぬいぐるみ、にぎって楽しめる知育玩具、お気に入りのタオルなどを持って行くようにしてください。

タオルやウェットティッシュ、ごみを入れる袋

ご機嫌とりのために、赤ちゃん用のお菓子やドリンクなどを持って行くことは構いません。しかし、もしもこぼしてしまったときに備えて、タオルやウェットティッシュ、ゴミを入れる袋も多めに持って行くようにしてください。

ただし、ゴミをいれる袋はカサカサした音が出ないものを選びましょう。カサカサした音を何度も立ててしまうと、周囲の参列者を不快な気持ちにさせてしまいます。地味な巾着袋などをゴミ袋の代わりに使うと便利です。

赤ちゃんとお葬式に行くときの心得

お葬式は厳粛な儀式であり、故人との別れを惜しみ、様々な立場の人が訪れる場です。
赤ちゃんを連れてお葬式に行くときは、かならず次の3つの点に注意するようにしてください。

泣きそうなときはすぐに外に出よう

赤ちゃんがぐずぐずしだしたり、顔が赤くなってきたりと、いつもの泣く前のサインが見え始めたら、すぐに赤ちゃんを連れて斎場から退席しましょう。

遺族として前方の席に座っているときは部屋から退出するまでに時間がかかってしまいます。「この様子ではすぐに泣きはじめてしまうな」と感じたらすぐに立ち上がるようにしてください。

斎場に声が聞こえない場所まで移動

お葬式が行われている部屋から出たとしても、廊下やそばの部屋で赤ちゃんをあやしていると、いつまでも泣き声が参列者に聞こえてしまう事態になります。斎場は声が響きやすい作りになっていることも多いため、少し離れた場所にある控室などで赤ちゃんをあやすようにしてください。

斎場に到着した時点で控室を探しておくと、スムーズに移動できます。斎場のスタッフに事情を説明し、どの部屋が利用できるのか教えてもらておいてもらいましょう。

お焼香はできるだけ早めに済ませておく

お焼香をする人の手元

基本的にお焼香の順番は、喪主・遺族・親族・弔問客と続きます。弔問客の場合は決まった順番はありません。

子連れでの葬儀出席の場合、赤ちゃんが泣きやまないとき、途中で退席し、そのまま戻ってこられない可能性もあります。

お葬式に参列したときは、できるだけ早く焼香を済ませておきたいところです。

赤ちゃんの様子によってはお焼香ができなくても仕方ない

お葬式やお通夜が仏式で営まれる場合、お焼香をすることで故人の冥福を祈ることができます。しかし、お焼香をする前に赤ちゃんが泣きだしてしまったとき、赤ちゃんの体調が悪そうなときは、遺族にしっかりと挨拶をしたのなら、お焼香をせずに退出するのも仕方のないことだと言えます。

お葬式やお通夜に参列したことで、あなたの故人を悼む気持ちは伝わっているはずです。お焼香をしたかどうかにこだわる必要はありません。

悲しむ気持ちが伝われば大丈夫

お葬式やお通夜でもっとも大切なことは、故人を悼む気持ちと故人の家族を慰める気持ちです。悲しみをしっかりと伝えることができれば、最後まで出席していなくても決して非礼な人とは思われません。

赤ちゃんを連れていくのは決して楽なことではありませんが、礼儀を尽くして斎場を後にするようにしてください。

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