赤ちゃんいると話しかけられるのは嬉しい?怖い?
赤ちゃん連れで外出すると、よく見知らぬ人に話しかけられませんか?
その多くは、「かわいい!」「子育てがんばってね」など好意的な声ですが、時代や地域的に、近所の人と世間話をするような機会もあまりなかったママにとっては、ややカルチャーショックでもあります。慣れない経験ゆえに返答に詰まってしまうことも。育児中のママたちの声をまとめてみました。
よく話しかけられるママの正直な気持ち・印象に残っている出来事
赤ちゃんといるとよく話しかけられるママたちに、話しかけられて嬉しかったこと、困惑したことややめてほしかったことを教えてもらいました。
ありがたいです
藤田まい子(30代前半)
子供を産む前は道も尋ねられたことがなかったのに、赤ちゃんを連れて買い物やお散歩をしてるとおじいちゃん、おばあちゃんにニコニコしながら「可愛いねぇ」とよく話しかけられるようになりました。
5ヶ月ぐらいになると、ベビーカーが嫌になり、買い物中に泣くことが増えアタフタしていると、おばあちゃんが「元気ね!元気があっていい事よ。お母さん大変だけど、頑張ってね」と声をかけてもらえたときは本当に救われました。
周りに知り合いもいないので、頑張ってねと声をかけてもらえるだけでも、育児の励みになりました。
基本的に嬉しいですね
新城ちこ(30代前半)
話しかけられるのは、スーパーが多く、話しかけてくるのは大体おばあちゃん世代の人ですね。。話しかけられることは、基本的に嬉しかったです。育児中は赤ちゃんと日中二人きりなので、大人と話せることが嬉しかったということもあったと思います。
妊娠中も、「予定日はいつ?」などと声をかけられることはありましたが、赤ちゃん連れの時の方がよく話しかけられました。
嬉しいですけど、反応に困る話題も
藤村藍(37歳)
お散歩などしていると、おばあちゃんくらいにあたる高齢の女性が話しかけてくることが多いです。
「お母さんとお散歩楽しいねぇ」「抱っこでいいねぇ」と子供に話しかける方、「男の子?女の子?うちは女の子の孫がいるのよ。大変だけど育児楽しんでね」と私に話しかける方もいらっしゃいます。
普段子供と二人きりで過ごす事が多く、人と話す機会が少なかったので、話しかけられることは嬉しかったです。
ただ、一度高齢の男性に話しかけられたときに、「子供は一人か!たくさん産まなきゃいかんわ!」といきなり上から家族構成に口出しをされたのは嫌な気分でした。愛想笑いでスルーするしかありませんでした。
正直やめてほしいです
萩原華(26歳)
赤ちゃんを連れての外食先で、近くに座っているお客さんによく声をかけられました。「可愛いね」などだけだと嬉しいのですが、ほっぺや腕を勝手に触られる事があり、母親としては「触らないで!」とて思ってしまいます。私は知らない人に話しかけられるのは苦手なので、返答にも困ってしまうのです。
また、別の日には銀行の個室のATMを利用している時に、ベビーカーに乗せていたこどもが泣いたのですが、近くにいたおばあさんが勝手にベビーカーから我が子を降ろそうとベビーカーのベルトを外してきて、すごく怖い思いをしました。
嬉しいけれど、10分以内がいいかな…
坂井ゆかり(28歳)
買い物をしている時によく話しかけられることが多いです。年上の方(おばあちゃん)が特に頻度が多いです。「可愛いわね、いくつ?」から始まり、だいたい「ウチも孫がいて…」という流れになります。
話しかけられることそのものは嫌ではありませんが、急いでいる時は少し困るときもあります。大体10分程度の話で済むなら良いのですが、長話だと少し困ります。
おもしろいおじちゃん
若山栄子(30歳)
生後3ヶ月頃、娘と近所をベビーカーで散歩していたところ、抱っこ紐で近所を歩いていたところ、見知らぬおじさんに突然「男の子だろ?」と大声で話し掛けられました。
私は大笑いで「これでも女の子なんですよ」と返答したんですが、「え!そうなの?あーっはっはっはっは!」と豪快に去って行きました。
そしてその1年後、奇しくも同じおじさんに同じシチュエーションで「体格いいなぁ?!男の子だろ?」と話しかけられたのです!あ!あの時の!と若干興奮を覚えつつ「女の子ですよ?」と返答すると、「なぁんだよ!じゃあ次は男の子だな!」とまたも豪快に去って行きました。
運良くこんなオモシロ体験ができたのは、娘のおかげです。
基本的には話しかけられるのは「嬉しい」「有難い」と感じる人が多い
赤ちゃんやそのママに声をかけてくるのは、赤ちゃんの祖父母世代にあたる年配の方が多い印象です。育児経験者ゆえに、可愛らしい赤ちゃんと、一生懸命なお母さんの姿に微笑ましい気持ちになるのでしょう。
多くのママたちもそうした好意は理解していますし、有難いと感じています。自分の子が「かわいい」と褒められれば悪い気持ちにはなりません。
時には「怖い」と感じてしまうこともある
「絶対に話しかけないでほしい!」というママはごく少数だと思いますが、赤ちゃんは非常に頼りなく、無力な存在です。道で偶然出会った人は、どんな人かわかりませんから、思わず警戒してしまう方もいます。
見知らぬ人が赤ちゃんにケガをさせた事件
「赤ちゃんを触らせるのを嫌がるのが神経質」という声もありますが、2010年には栃木県の育児用品店で、女が生後2カ月の赤ちゃんを抱っこさせてと母親に頼み、その赤ちゃんの足を骨折させるという事件がありました。
育児中のお母さんは、こうした事件を覚えていたり、人から聞いたりしているものです。赤ちゃんを大切に思うあまり、心配性や神経質になってしまう気持ちも否定されるべきものではありません。
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