寝かしつけにイライラするときはどうすればいい?
寝かしつけに時間かかってイライラすると悩んでいる親御さん、以下のような対策は試してみましたか?
- おくるみでおひなまき(生後4カ月以内)
- お風呂は寝かしつけの1~2時間前に済ませている。
- 毎日、決まった時間に起こす。
- 昼間は散歩に出たりなど、たくさん遊ばせている。
- 夜の授乳、食事もしっかり摂っている。
- 明かりや室温も適切である。
- 赤ちゃんが眠りやすい歌や音楽をかける。
- 就寝前にリラックスできるマッサージをしている。
しかし、あらゆる対策を試しても、夜なかなか寝ない、寝つきが異常に悪い赤ちゃんは存在します!
新生児~生後2カ月ぐらいまでは赤ちゃんも体内時計も整わず、「昼」「夜」といった区別そのものがありません。また、胃も非常に小さいので、必要な栄養を摂るためにはこまめな授乳が必要ですし、その分おしっこも頻繁にしますのでオムツ替えの必要があります。ねんねが下手なのは仕方がないことであり、親御さんもその点は理解しているでしょう。
しかし、生後3,4か月を過ぎても、寝かしつけに毎日2時間も、3時間もかかっているようなら、「赤ちゃんの体内時計」もそうですが、親御さんの育児ストレスがそれ以上に心配です。
寝かしつけにイライラするときの4つの対策
寝かしつけにイライラするときの最終手段をご紹介します。
イライラして、怒鳴ったり、物に当たってしまうようなときは、精神状態がかなり悪い証拠です。
一度、寝かしつけへの考え方そのものを変えてみませんか?
1.「〇時までに寝かしつける」という考えをやめる
「成長のために、赤ちゃんは夜8時までに寝かせましょう」などと書いている育児本などもありますが、1度無視しましょう。赤ちゃんだって眠くなったら自然に寝てしまうものです。
成長のためには睡眠が必要不可欠で、お昼寝をさせすぎない、体を使って遊ぶなどの基本的な対策は必要です。
しかし、夜2時間も、3時間も寝かしつけにかかっているのなら、赤ちゃんは疲れていないし、眠くないのです。生まれつき体力がある子なのかもしれないですし、世の中には「ショートスリーパー」といって短い時間で睡眠を保っていられる人も存在します。
赤ちゃんの必要睡眠時間にも、個人差があります。無理やり起こしている訳ではないのですから、「毎日何時までに寝せて、何時間は睡眠が必要で…」と思い悩むのはやめましょう。
育児本は捨てて良し!
吉田(30代前半)
育児本で、「赤ちゃんは遅くても8時には寝かせましょう」という記述を見たのが苦しみのはじまりでした。寝かしつけようとしても1時間半以上は毎回かかります。生後4ヶ月くらいまでは朝陽が昇る頃にやっと寝てくれる日々でした。
やっと寝てくれたと思って布団に置いた瞬間、ギャン泣きの繰り返しで、イライラして赤ちゃん相手に怒鳴ってしまう事もありました。
イライラを解消するために、夜寝れなくても、昼間赤ちゃんが寝てる時に一緒に寝ればいいかと開き直りました。「まだ0歳。昼夜逆転でも、そのうち治るでしょ」と気長に構えるようにしたら、心が軽くなりました。
就寝時間にこだわらない
畑山加奈子(38歳)
夜の寝かしつけに大変苦労しました。2時間3時間は当たり前で、せっかく寝てくれそうになった時に夫が帰宅してその音で目を覚ますなど、当時は寝かしつけが相当なストレスでした。
疲れて帰ってくる夫にも気を遣っていましたので、やり場のない怒りと戦っている感じでした。泣き声を聞くだけでストレスを感じていたほどです。
夜すっと寝ないのは昼間に疲れていないからだ!と思って散歩や買い物に連れていったこともありました。けれどそれだと私が疲れてしまって、あまりうまくいきませんでした。
最終的に私の都合で赤ちゃんに寝てもらいたいと思うこと自体をやめました。「寝たい時に寝てくれたらいいよ」と開きなおった方が笑顔でいられます。
赤ちゃんが寝る前の時間はゆったりした遊びの時間にする
「〇時までに寝かしつける」という目標をやめたら、寝る前は親子の触れ合いタイムとします。以下のような過ごし方は、繰り返すと入眠儀式にもなります。
- 絵本を読む
- 赤ちゃんやママが好きな音楽をかける
- 今日一日の出来事をお話をする
- ぬいぐるみを使ってごっこ遊びを楽しむ
- 体を撫でたり、リズミカルに優しく叩く
- 心臓の音を聞かせる
ゆったりと過ごし、自然な眠気が訪れるのを待ちましょう。
リラックスタイムを一緒に過ごす
若山栄子(30歳)
娘は、疲れていないときや興奮気味な日は何をしても眠りません。それでもお互いリラックスして試せる方法は、いくつか見つけました。
1、枕元の下にスマホを挟んでリラックスミュージックをかける。
2、子どもと同じ呼吸リズムにしてみる。
3、温めた手のひらでお腹を「の」の字に撫でる。
4、少し部屋を涼しくしてみる。
5、一緒に寝てしまう(先にママパパが寝ちゃってもOK)。
頑張りすぎず、こちらもリラックスタイムのつもりで気を抜いて寄り添う作戦です。
幼稚園や学校に行くわけではないので、絶対に何時に寝かしつけないと!と考えるのはやめています。
2.ママがやりたいことは夜ではなく朝にする
寝かしつけが上手くいかないときにイライラするのは、他にやりたいこと、やるべきことがあるからです。ですが、イライラすると赤ちゃんはますます興奮し、悪循環に陥ってしまいます。
赤ちゃんだけでなく、夜は大人も寝る時間と割り切り、朝型のライフスタイルに切り変えた方が賢明です。「ママも一緒に寝るんだな」と認識すると、寝ぐずりしなくなる子も存在します。どうしても夜にやりたいことがある場合は、寝たふりでもOKです。
一緒に寝る生活にチェンジ!
なみ(30代後半)
生後3ヶ月になった頃から昼寝はしてくれるものの、夜は全然寝てくれなくなりました。ベットに一緒に横になり、トントンして寝かしつけていましたが、いつも1時間から1時間半は寝てくれず、それが毎日になると家事など残っているのでイライラしてしまっていました。旦那も夜は遅いため、誰にも頼る人がいなくてさらにストレスに。
イライラして爆発寸前だった時、思い切って子供を寝かしつけた時に自分も一緒に寝ちゃおうと開き直りました。私も一緒に寝てしまって20分、隣の息子を見たらなんとすでに寝ていたんです。私は今まで1時間も苦労して寝かせていたのはいったい!?と思うくらい。
次の日から同じように私も一緒に寝たり、寝たふりをしました。息子はすぐに寝てくれるようになりました。
諦めて夜は寝てしまおう
ふじみー(37歳)
やりたい家事が沢山あるのに!ゆっくりテレビを見たりしたいのに!と寝かしつけにイライラしてしまっていました。きっと眉間にシワを寄せてすごい表情だったと思います。
あるとき、ふっと寝かしつけて起きる事を諦めて、子供と一緒に寝てしまおうと思ったら、途端に楽になりました。隣にいれば子供は安心して寝てくれるので、先に私が寝てしまっても大丈夫でした。
部屋が多少ごちゃごちゃしていても、洗い物が残っていても、それには目をつぶって子供のペースに合わせたら寝かしつけしなきゃ!という気負いがなくなり、とても気が楽になりました。
読書なら赤ちゃんを寝かしつけながらでもできる
テレビやパソコンなどの光は、神経を興奮させるのでおすすめできませんが、間接照明による読書や音楽鑑賞なら問題ありません。
「寝かしつけをしてから好きなことをする」のではなく、赤ちゃん一緒にできる好きなことを見つけてみてはどうでしょうか。
好きな本を音読する
木下若菜(30代後半)
うちの子は本当に寝ない子で、たくさんの孫の面倒見てきた母でさえ、あまりに寝付きの悪い我が子に驚いていたほどです。私自身の貧血もあり、育児中の大きなイライラの原因になっていました。
それで結局、ベビーベッドに寝かせていた赤ちゃんを、私たちが寝ているベッドに移動させ一緒に寝転ぶことにしました。私はもともと本が好きなので、大人の本ですが音読して読むことにしました。そのうち子供は横でスヤスヤと寝るようになりました。
赤ちゃんがいても好きな本が読み進められるので、ストレス発散をしながら寝かしつけができるようになりました。
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