妊娠中に嬉しかった言葉
気持ちが不安定になりがちな妊娠中。でも、旦那さんや友人、職場の同僚にかけてもらった言葉が励みになる瞬間があります。
無事出産を終えたママ15名に、妊娠中にかけてもらって嬉しかった言葉、温かい気持ちになった言葉を教えてもらいました。
妊婦として過ごすのは人生の中でわずかな期間ですが、その時の素敵な思い出、嬉しい気持ちはずっと残ります!
嬉しかった夫の言葉
嬉しい言葉をかけてくれた相手として、1番多く挙げられたのが人生のパートナーである旦那さんです。
「妊娠中にされて嫌だったことばなかなか忘れられない」と言いますが、裏を返すと嬉しかった言動も夫婦の一生の宝となります。
父親にしてくれてありがとう
桃太ママ(30代後半)
私と夫は不妊治療をしていましたが、なかなか子供に恵まれませんでした。しかし、その後に妊娠していることが分かりました。
毎日お腹を擦り、声を掛けることが夫の日課になっていたのですが、妊娠6か月の時、夫がいつものようにお腹を擦りながら声を掛けるとボコッと赤ちゃんが動いたんです。
感触は夫にも伝わり、笑顔で私を見ると「今動いたな~、俺の声が聞こえたのかな?父親にしてくれてありがとな」とギュッと抱き締めてくれ、とても嬉しい気持ちになりました。
僕たちのところを選んでくれたんだね
りりか(30代前半)
初めて妊娠に気づいて、旦那さんに妊娠を報告した時のことです。旦那さんに「実は赤ちゃんができたよ」と伝えました。すると旦那さんは何も言わずに、天井を見つめて、しばらくして「赤ちゃんが僕たちのところを選んで来てくれたんだね」と言ってくれたんです。
涙ながらにこの言葉を言ってもらえた時は、わたしも嬉しくて涙してしまいました。赤ちゃんができて嬉しいという表現ではなく、赤ちゃんが自分たちを選んで来てくれたという考え方に温かさが溢れていて、この言葉を聞いた時は嬉しさで胸がいっぱいになりました。
僕の家族がここにいるんだな、待ってるぞ
きーくん(40代後半)
妊娠中、「僕の家族がここにいるんだな、待ってるぞ」とお腹に口を付けて毎回主人が声かけしてくれたのがかなり嬉しかったです、
私達夫婦は結婚して四年くらい子供ができなかったんです、お互い仕事をしていたので忙しさやストレスとかも関係していたのかもしれません。本格的に治療をはじめようかと思っていた矢先の妊娠だったので、旦那は「待ってました!」とばかりに喜んでくれていました。
いつもありがとう。赤ちゃんもありがとう
まりママ(20代後半)
妊娠中は、家事は無理してやらなくていいよと言われていたのですが、仕事が忙しく帰りの遅い夫のために、せめて食事だけはと考えていました。
ある日、帰宅した夫にごはんを温め直して出したら「体がしんどいときもあるのに、いつも温かいごはんをありがとう。赤ちゃんも一緒に用意してくれてるんだよね。ありがとう」とお腹を撫でながら言われました。
自分ひとりで用意していたと私は思っていたので、まだお腹にいる赤ちゃんも含めて感謝してくれた夫の言葉がとても嬉しかったです。
夫婦の絆がさらに強くなるね
花音(37歳)
結婚して割とはやい妊娠発覚でした。交際期間も短く結婚に至ったため、恋人とは違う夫婦の在り方に悩んでいたときに妊娠が分かりました。
不安いっぱいで妊娠の報告をしたところ、夫から「夫婦の絆が強くなるね。家族になるね。子供はきっと自分達を繋ぐためにきてくれたんだね。大事に育てて行こう」と言われたのが嬉しかったです。
妊娠中は体も大変だけど、たくさん甘えてねと言われて、不安な妊娠生活を乗り越えて無事に出産できました。
嬉しかった友人の言葉
女性は、結婚や妊娠・出産によって友人とライフスタイルが変わってしまうことが非常に多いという特徴があります。
しかし、例え既婚・未婚・子供の有無によって生活や関心事に違いがあっても、本当に心を許せる友人とはお互いの状況に関係なく、友情が続くものです。
妊娠中に嬉しい言葉をかけてくれた友人は、きっとこらからも良き理解者であり続けてくれるのではないでしょうか。
赤ちゃんが産まれたら可愛がるだろうね!
みみた(40代前半)
私が妊娠中に言われて最も嬉しかったのは、学生時代の友人に言われた「〇〇君(旦那)は赤ちゃんが産まれたらものすごくかわいがるだろうねー!」と言う言葉です。
妊娠6か月くらいの頃で、ちょうど性別が判明して間もなかった時期です。お腹の赤ちゃんは女の子だと病院で言われ、「本当は1人目は男の子が欲しかったな…」と思って少しだけ落ち込んでいた私ですが、友人に「女の子だったら、旦那さんはベロベロにかわいがるはず」と言われて、「そうだよね!」と嬉しくなったというか、赤ちゃんが産まれたあとのイメージがすごくわいたのを覚えています。
休める時に休んで!
はるまま(23歳)
現在第二子妊娠中です。上の子は一歳7ヶ月の男の子なのですが、主人の帰りも遅く、ほぼワンオペ育児です。お腹が大きくなってきて、走り回る上の子に付き合うのは本当に大変です。
しかし、ある日、同い年の独身の友達と子供を連れてショッピングモールに行きました。そこでもおとなしくしてくれない1歳7ヶ月の息子。でもその友達が走り回る我が子を追いかけてくれて、時には抱っこしてくれ、ご飯のときも子供に食べさせてくれたり、とても面倒みてくれました。
「ごめんね、子供の面倒みさせちゃって」と言うと、「日頃休めなくて大変だと思うけど、休める時に休んで!私にできることがあったらなんでも言ってね」と言ってくれた時は本当に嬉しかったです。
甥っ子姪っ子の相手をよくしていて、子供の扱いもとてもうまい子だったので、安心して任せられました。
子供はママを選んで来る
岡本久子(40歳)
1人目の妊娠中は特に、初めてで不安だらけだったこともあり、毎日不安定でした。ホルモンバランスの関係からか喜怒哀楽が激しくなったりしたので、幸せなときは高揚感がものすごいのですが、1回不安に襲われると涙を勝手にポロポロこぼしていたこともありました。
「こんな不安定な母親だと子供もかわいそうなのかな」と心配していると、先輩ママから「子供はこのママがいい!と思って、選んで来てくれるんだよ」と言われたときは、涙が出るほどうれしかったです。
子供の母親は自分しかいないのだと思い、大事にしようと決意しました。
おしゃれでとてもいいママになりそう
アクア(30代後半)
私は結婚して地元離れています。仕事で私の家の近くに来ていた友人と、妊娠してから初めて待ち合わせをし、お茶をすることになりました。
ワンピースに帽子をかぶり、私なりにおしゃれをして出かけました。待ち合わせ前に時間があったため、私は子供服を1つ購入していました。
友人と注文を待っている間に、こんな洋服を買ったと見せました。するとその時の私の表情が、とても晴れやかな表情していたようで「今1枚写真を撮っていい」と言われました。友人はFacebookにその写真をあげました。するとたくさんの人から、妊婦さんには見えない、おしゃれでとてもいいママになりそうなど、たくさんのお褒めの言葉が入ったと、次の日友人から教えられました。
妊娠してから会社を辞め、少し単調な日々を過ごしていた私に、おしゃれをすることの大切さを改めて考えさせられ、とても励みになりました。
嬉しかった職場の人の言葉
妊娠経過が順調に見える妊婦さんであっても、疲れやすい妊娠中に仕事を続けるのは大変なものです。最近では、マタニティハラスメント(マタハラ)といって、妊娠した女性への不当な扱いや嫌がらせが問題視されています。
そんな中、職場の方に身体を気づかってもらったり、これからの子育てについて温かい言葉をかけてもらえるのは、嬉しい出来事です。
親の悩みを聞いてくれるぐらい成長するよ
まなあふ(27歳)
同じ職場の上司に、「子育ては大変な時期もあるけど、いつかいろいろな話ができて、親の悩みを聞いてくれる時もくるんだよ」「楽しみだね」と言われて、とても嬉しかったことを覚えています。
妊娠中は心配事がたくさんあり、無事に生まれてくれるのか、自分の体調は大丈夫かなと心配だったのですが、そんな不安を和らぎ、子供がいる明るい未来を考えられるようになった言葉でした
少し休んでいいんだよ
弥生(65歳)
仕事をしながらの妊娠生活でした。まだあまりお腹の目立たないつわりの時期に気持ちが悪くなってしまうことが多かったのですが、先輩の方が気づいてくれて、畳の部屋で昼休みなど横になって休むと楽になるよと教えて下さいました。
その後は、早めに昼食をとった後で20分から、30分畳の部屋で横になる毎日でした。おかげで体が少し楽になりましたし、なにより精神的に支えられました。
余り普段は使われていない畳の部屋があったことも幸運でしたが、それを教えてくれた先輩の言葉も嬉しかったです。
顔が優しくなったね
さくら(40代前半)
一緒に仕事をしていたパートのおばさんに、「妊娠してから顔が優しい雰囲気になったね」と言ってもらって、とても嬉しかったです。
私は、仕事中はいつも一生懸命になり過ぎていて、自分でも怖いと思うほど厳しい顔つきをしていました。でも妊娠が分かり、待望の赤ちゃんが自分のもとに来てくれたという喜びと、赤ちゃんのために無理をせず体を労わろうという気持ちから、仕事中でもゆったり構えるようにしたのです。
それが顔に表れていたようで、他の社員さんからも「確かに!穏やかな感じになったよね」と言ってもらい、赤ちゃんが私を変えてくれたんだと思って幸せな気持ちになりました。
嬉しかった母の言葉
もうすぐ母親となる妊婦さんにとって、自分の母親は最も身近なモデルケースです。
見習い部分、反面教師にしたい部分など、母と娘の関係も色々ですが、出産やお腹の赤ちゃんに対してポジティブなことをいってもらえると、勇気が湧いてきます。
きっと優しい子が生まれてくるね
佐藤 明子(30代前半)
妊娠中、実母に言われた「きっと優しい子が生まれてくるね」と言う言葉がとても嬉しかったです!
保育士をしていましたが持ち帰ってする仕事も多く、夜な夜な子供達のために工作の下準備などをしている姿を見ていてくれたのか、いつも子供達の事を一番に考えているママから生まれてくるんだから、きっと優しい子が生まれてくるねといってくれました。
やはり実母の言葉は響きます。頑張って来て良かったなという気持ちと、赤ちゃんに対して私も良い母親になりたいという気持ちを強く感じさせられました。
嬉しかった医師や看護師の言葉
妊娠中は、定期的に妊婦健診を受ける必要がありますので、医師や看護師、助産師と接する時間も多くなります。
医療従事者は、母子の健康を考えて時に厳しい発言もしますが、だからこそ温かい言葉をかけてもらったときには、印象に残ります。
おめでとうございます
新田由奈(30代後半)
一人目の妊娠の時は、妊娠発覚後に出血があり、心拍確認までは、妊娠継続が可能かどうか、まったく安心できませんでした。医師も現実的で、「まだまだ油断はできない」と終始厳しかったです。
二人目の妊娠が妊娠検査薬で分かり、今度は別の産婦人科を受診したのですが、その医師は優しく、「おめでとうございます」と言ってくれました。看護婦さんも言ってくれました。おめでとうの一言が私はずっと欲しかったのだと思いました。
こういう場面はテレビドラマでよく見ていたので、想像していた通りの場面を味わうことが出来て嬉しい気持ちでいっぱいでした。
嬉しかった通りすがりの人の優しい言葉
妊娠中、大きなお腹で街を歩いていると、声をかけてくれる人がいます。何気ない優しさに感動することもあるでしょう。
無理しちゃだめよ
みか(20代後半)
電車に乗った時、たまたま隣に座っていた70代くらいの女性が、私の大きなお腹に気が付きました。その際、「もうすぐ生まれるの?これから大変ね、無理しちゃだめよ」と言ってくれました。
そのころ、私は子育てがしっかりできるかどうか不安で、かつ体調があまり良くないので、毎日が必死でした。そんな時に「がんばってね」ばかり周りに言われて、とてもプレッシャーでした。「頑張って」と言われると気が張ってしまい、余計に辛くなってしまうのです。
でも、たまたま隣に座った方に気にかけていただき、温かい言葉をいただき、とても救われた気持ちになりました。
妊娠中の温かい言葉と気遣いに感謝!
妊娠中は、出産や子育て、変わっていく生活への不安、そして自分ではコントロールできないホルモンバランスの影響もあり、情緒不安定になりがちです。
そんな不安定な時期だからこそ、温かい言葉をかけてもらえると、嬉しさで胸がいっぱいになります。子供を無事に出産してからも、ふとした瞬間にそのときのことを思い出すという妊婦さんも多いでしょう。