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妊娠中に言われて嫌だった言葉

妊娠中に言われて嫌だった言葉・妊婦が傷ついた15の発言

妊娠中に言われて嫌だった言葉、傷ついた発言を先輩ママ15名が告白。辛いつわり中に言われた「妊娠は病気じゃない」「楽そうでいいね」などの無理解、赤ちゃんの健康や性別に関する不安を煽る無責任な発言。同じように傷ついた経験のある妊婦さんや産後女性の心が少しでも楽になればと思います!

妊娠中に言われて嫌だった言葉15

先輩ママ15人に、妊娠中に言われて傷ついた言葉、ショックを受けた言葉、言った相手や当時の状況を教えてもらいました。

ただでさえ、体調が優れず、精神的にも不安定な妊娠中に受けた心の傷はなかなか忘れられないものです。打ち明けることで、少しは楽になるかもしれません。

もし、これを読んでいるのが妊婦さんの旦那さん、親御さんやご友人なら、どうかこのような発言はしないようにお願いします。

妊娠中の体調の変化に関する発言

妊娠中は、つわりやマイナートラブルで、1日中気持ち悪かったり、だるかったりすることが珍しくありません。

しかし、この不安定体調は、経験者にしかわからないこと。また、妊娠中の体調の変化には個人差があるので、妊娠・出産経験者が必ずしも理解を示してくれるとは限りません。

1番大切なのは赤ちゃんと妊婦さんの健康です。悲しい気持ち、悔しい気持ちもあると思いますが、聞き流すことも大切です。

そんなにしんどいものかねぇ

葉(30歳)


妊娠4ヶ月になった頃、つわりがピークだったのですが、義母から「つわりってそんなにしんどいものかねぇ?」とボソリと言われました。

初めての妊娠、結婚して旦那さんの実家に引っ越したばかり、慣れない土地での生活だった事もあり、ストレスもありました。吐きつわりだったため、使っていた柔軟剤や生もの、揚げ物、煙草の匂い、色々な物に反応してトイレに駆け込む毎日でした。

私も、気分を変えようと思い、色々な対策を試しました。しかし、気が紛れているのは一時的でした。

でも、旦那さんはわかってくれて「家の事は、やれる人がやれる時にやればいい」と言ってくれました。そのため、私も無理せずにやれる時はやり、しんどい時にはお義母さんや旦那さんにお願いをしました。

妊婦ってラクそうでいいね

ひまわり(28歳)


妊娠がわかってから安定期に入るまで、つわりで毎日気持ちが悪くめげそうでした。本当に辛くて苦しかったです。やっと安定期に入り体調も落ち着いていき、今までが嘘のように晴れやかな気分になりました。

私は仕事を辞めてしまっていたので毎日自由な生活でした。そんな夫が私をみて、「妊婦はラクそうでいいなー」と言いました。正直ショックでした。

妊婦は決して楽ではありません。赤ちゃんが無事に育つのか不安だし、ちゃんと出産できるのかも不安。つわりは治まって体調は回復したけれど、毎日毎日不安と戦っていたんです。心無い一言にとてもガッカリしました。

妊娠は病気じゃないから

しいな(30代前半)


つわりが酷くて家事が出来ないことが続いたときに、旦那さんに「妊娠は病気じゃないから」と言われて、凄く腹が立ちました。病気ではないけど、まさか旦那さんからそんなことを言われるとは思いもしませんでした。

妊娠は病気じゃないけど、無理をしすぎて子供に何かあったらと思うと…。味方だと思っていたのに、それ以来、敵意が芽生えてしまいました。立ち会い出産も断りました。

生んでからは良いお父さんになってくれたので、嫌な記憶は薄れてきましたが、たまに思い出します。

そんなに座りたいの?

あかり(40代前半)


第一子を妊娠していた妊娠8カ月の時でした。電車に乗っていた際、つり革を持ち立っていたのですが、前の座席に座っていた70代くらいと思われる女性に言われたのが「ねぇ、そんなに座りたいの?」という言葉でした。

私が女性二人の前に立ってしばらくしてから何だかひそひそと話を始め、「私達の時は妊娠しても休む暇もなかった」とか「今は妊娠しているキーホルダーまでつけていいわねぇ」と言うものだったので、どうやら妊婦のことを話しているなとは感じていましたが、その内チラチラと私の方を見だしました。

私も嫌だったのでその女性達の前から移動したかったのですが、込み合っていたのでなかなか動けませんでした。すると急に女性の一人が「ねぇ、そんなに座りたいの?」と話しかけてきたのです。私は座りたいと言えるはずもなく「いいえ、結構です」と即答しました。

その女性達はその後2駅くらいして電車を後にしましたが同じ女性に、しかも妊娠を経験している人にそのような言葉を言われて腹が立つというより、正直悲しく傷つきました。

家事はやってあげてるじゃん

飯田春子(20代後半)


妊娠初期に、旦那から家事を手伝っていることについて「やってあげてるじゃん」と言われました。当時、私はつわりがひどく、常に気持ち悪い状態でした。職場は休みをもらっていたので家にいたのですが、だいたい寝て過ごしていました。

しかし、せめてもと、朝ごはんと夜ご飯は頑張って作っていました。旦那も洗い物など手伝ってくれていたのですが、少し険悪な雰囲気になったときに「家事はやってあげてるじゃん」「自分は仕事行って、帰ってからも手伝ってるのに…」的なニュアンスで言われました。

私は体質的に吐くことができなくて、ずっと寝ているように見えて、楽をしてるように見えたんだと思います。もちろん旦那が言っていることも分かるのですが、食べ物の臭いを嗅ぐの辛いなか我慢してご飯を作っていたのに、そう言われたことはショックでした。

赤ちゃんの健康・成長に関する発言 

赤ちゃんの健康に関しての発言は、妊婦さんの心を最もかき乱すものです。赤ちゃんが無事に生まれてくれるか、心配していない妊婦さんなど存在しません。

赤ちゃんの健康に関して、無責任な発言をする人というのは、他人の気持ちを思いやれない人です。知人・友人なら距離を置く、それ以外の人なら「困った人なんだな」と諦めて忘れましょう。

高齢出産だけど、赤ちゃん大丈夫なの?

立花恵(30代後半)


30代後半で初産妊婦の私は、とにかく周りから「高齢出産であること」に対して、いろいろなことを言われました。

「小学校の時にママが高齢だと子どもがかわいそう」「更年期がきついよ」「なんで今更産むことにしたの?」「若いママ友と年齢が合わなくて仲間にはいれないよ」等など。

そのなかでも一番嫌だった言葉は、独身生活を楽しんでいる友人に言われた「高齢出産だけど、赤ちゃん大丈夫なの?」という言葉です。高齢出産だと胎児の遺伝子異常が増えることは私も知っていますし、産婦人科でも出生前診断を勧められました。

私も、不安で胸が押し潰されそうになり、夜に何度も目を覚ましてしまうこともよくありました。それでも夫と何度も相談し、どんな子どもであっても自分たちの子どもとして受け入れようと決めていたため、出生前診断などは受けませんでした。

それは夫婦のとてもプライベートな問題です。それを、第三者に、しかも独身の友人に面と向かって、しかもあたかも私のためを思って、のような感じで言われたことが嫌で嫌で傷つきました。

妊婦の体型に関する発言

妊娠中の体型の変化を気にしてしまう女性は多いものです。
しかし、周囲の人は、妊婦さんが相手だとつい口が滑ったり、いきなりお腹を触ったりなど普段は女性にしないような言動をする傾向にあります。

また、「太った」「毛深くなった」など、旦那さんの発言に悲しい気持ちになった妊婦さんもいるのではないでしょうか。そんなときは、産後のためにも、女性としての気持ちを忘れていないことをしっかり理解してもらいましょう。

あんまりお腹出てないね

ちゃいろ(36歳)


妊娠後期の時に友達や姉から「お腹あんまり出てないね」とよく言われました。何気ない発言なのだとは思いますが、それを言うのは妊娠経験者ばかりだったので、言われる度にすごく不安な気持ちになりました。

妊娠9ヶ月の時お腹の重みで足の付け根が痛み、寝返りもできず歩くのもソロリソロリだった時に姉や周りの友達から「お腹そんなに出てないのに大げさ」と笑われたのにはすごく悲しくなりました。

臨月でも思ったより大きくならず、安産で元気な子供が産まれたので一安心でした。男の子ならお腹が前に大きくなるとかいろんな迷信がありますが、でまかせです。お腹があまり出ていないからと言ってマイナートラブルがない訳じゃありません。人それぞれトラブルはあるので決めつけないで欲しいです。

そのお腹たぬきかよ

ひよこん(30代後半)


妊娠後期の頃の話です。私のお腹は他の妊婦さんに比べて大きめでした。かなり腰が痛かったり、背中がはったりしてしんどかったです。できるだけ太らない様に散歩などの努力の甲斐あってか、体重の増加は5キロくらいでした。でも、お腹だけが目立っていたのです。

そんな中、お風呂に入り、着替えていた最中に、旦那が風呂場のそばにあるトイレに入ろうとしていました。私は丁度下着姿でしたが、すると私のお腹が目にいったんでしょう。「久々にお腹見たけど、なんだその腹タヌキかよ」と笑いながらいったのです。かなりショックで傷つき今だに覚えています。

しかし、神様は見ていたみたいで現在そのお腹にいた娘が大きくなり、主人に「なにそのお腹?タヌキみたい」と言われ、主人は傷ついています。

昔は細かったのに

田中歩(20代後半)


妊娠中、安定期が過ぎお腹が出始めた頃から義父に「初めて会った時はスラっとしていたのに」「昔は細かったのに」と度々言われ嫌な思いをしました。

確かにつわりもなく少々食べ過ぎていたので平均よりも体重は増え、お腹だけでなく体中太ってしまいましたが、「さすがに妊娠中に言わなくても良くない?」と思い、イライラして苦笑いしかできませんでした。「太った」なんて女性に言うのは失礼ですし、デリカシーがないなと思います。

出産後も体重が戻らず、「太った」と会う度に言われてしまいます。今なら言われても食べ過ぎた私が悪いから自業自得だと思うのですが、妊娠中に言われ続けたことに関しては今でもモヤモヤして許せません。

赤ちゃんの性別に関する発言

赤ちゃんの性別に関する発言も、非常に個人的でデリケートなものです。
肯定的な発言ならともかく、お腹の中にいるのが「男の子」「女の子」と聞いてネガティブな反応を示されると、嫌な気持ちになるのは無理のないことです。

ですが、育てるのはママとパパ自身です。無責任な第三者の発言は気にする必要はありません。男の子でも、女の子でも、生まれてきた赤ちゃんは可愛くて仕方ないのが大多数の親というものなのです。

また男の子か…

葉(30歳)


二人目を妊娠した時の話です。赤ちゃんの性別が判明したので、実母から電話がかかってきた際に伝えると、「また男の子か…」とあきらかにがっかりされました。

私たち夫婦としては、性別はどっちでも良いと思っていましたし、長男と二人、男兄弟も可愛いかなと思っていたのですが、母は一人目のときから女の子押しでした。

長男のときも生まれる前から「男の子はたいへん」と繰り返すのが嫌でしたが、生まれてからは可愛がってくれていたので、気にしないようにしていたし、母も性別へのこだわりはなくなったのかなと思っていたのに…。

「無事に生まれてくれればどっちでも良いでしょ!」「そんなこと言うならもう電話しないで!」と言い返すと謝ってくれましたが、いまだにモヤモヤします。

胎児の様子に関する発言 

妊娠中期以降になると、お腹の外からでも赤ちゃんの手足の形がわかることもあります。
また、最近では、エコー技術も発展し、3Dや4Dでお腹の中の赤ちゃんの様子を見られるようになりました。

「我が子ならどんな姿でも可愛い」と言いたいところですが、普段見慣れない胎児の姿はややショッキングに映ることもあります。

うわっ、気持ち悪い

こうさぎ(39歳)


最初、主人に動いてるよとお腹を触らせたときは「あ!ほんとだ!」と一緒に喜んでくれました。

妊娠7~8カ月になると、もっとはっきりとした胎動が感じられるようになりました。触ったときの感覚もリアルさを増してきます。

赤ちゃんの足がボコッと動いて、触った感覚がかなりリアルに伝わったらしく、主人が思わず「うわっ、気持ち悪い」と言いました。エイリアンが出てくるような宇宙が舞台の映画が好きなので、そういうおかしな生命体とかぶったんだと思います。

わたしは思わず「この気持ち悪いのが、お前の子どもだ!!」と言い返しました。

妊娠・出産への不安に対しての発言

妊婦さんは、女性ホルモンの影響もあり、情緒不安定になりがちです。そのため、いつもなら気にしないようなことを気にしていたり、常に不安や心配を抱えています。

そんなことで悩んでもしょうがないじゃん

さち(30代前半)


未婚で出産経験のない友人に、話した悩みに対して「そんなことで悩んでもしょうがないじゃん」と言われて傷つきました。

初めての妊娠で、もうすぐ7か月になるところでした。つわりもおさまって、お腹もだいぶ大きくなり、いよいよ出産への不安も現実味を帯びてきていました。周りには、子持ちの友人が少なく、話だけでも聞いてほしくてその友人を頼ったのですが…。

考えすぎないようにと心配してくれての言葉だったのかもしれないし、想像もしづらかったんだと思います。でも、自分の真剣な悩みを「そんなこと」呼ばわりされて、嫌な気持ちになりました。

みんなしてるし、大した事ないでしょ

斎藤ななみ(30代前半)


妊娠中に腹痛で気分が悪くなっていると「みんなあることだし大した事ないでしょ」と知人に言われた言葉が未だに引っかかっています。

私自身も妊娠を経験するまでは、子供を持つことに関してそんなに深く考えていませんでした。しかし、いざ自分が妊娠してみてわかったことは、簡単なように見えていた妊娠・出産は、とてつもなく大変で、皆それぞれだと言うことでした。つわり1つにしても、全くない人も居れば、とても重い人、絶対安静の人もいます。

知人は励まそうとしてくれたのかもしれませんが、「みんなしていることだから大したことない」という考えには賛成できません。

仕事に関するマタハラ発言

妊娠したことを理由として不当な解雇や不利益な扱い、上司や同僚による嫌がらせなどをマタニティハラスメント、通称マタハラと呼びます。

産休・育休を認めないのは育児・介護休業法に関する違反ですが、会社全体の雰囲気として肩身の狭い思いをさせられるケースは珍しくありません。

いつ辞めるの?

穂乃香(30代後半)


妊娠3ヶ月を過ぎ、同僚に妊娠を伝えた際、「そうなんだ!で、いつ辞めるの?」と言われました。

元々は仲が良かった人たちでしたが、その頃は仲間内でちょっとしたトラブルがあり、少し避けられてるのかなという雰囲気ありました。ただ、トラブル後も一緒にランチしていたし、自分の口で言いたいと思い伝えましたが、「いつ辞めるの?」と言われてしまいました。

「妊娠=退職」と思ったのかはわかりませんが、一緒に働くのが嫌なんだなと感じました。幸いにも会社からはなるべくギリギリまで居て欲しいと言っていただき、産休まで働かせていただきました。

同じ辞める時期を確認するにしても、私なら「いつまで続けられるの?」と聞きます。同じ女性から、マタハラ発言を受けるとは思わなかったので、とてもショックでした。

妊婦だからって特別扱いしないから!

あやか(20代前半)


妊娠9ヶ月まで仕事をしていました。介護の仕事をしていたので力仕事だけは周りの職員さんの手を借りるほかありません。周りの人に感謝はしていましたが、会社規約で認められていることなので、あまりヘコヘコするのもどうかと思い、普通に振る舞っていました。

しかし、そんな態度が間違いだったのでしょうか。ある日、仕事に行くと一部の同僚が私を知らんぷり。挨拶をしても、ミーティングでも聞いているんだか聞いていないのかわからないような態度。

その後、中堅職員(女性)に呼び止められて、「もっとヘコヘコしなくちゃ誰も手伝ってくれないよ!妊婦だからって優しくしないから!病気じゃないんだし。特別扱いしてもらえると思ったら間違いよ!」と言われました。

仕事を辞めるわけにはいかないし、お腹の子に危害を加えられたら困りますので、それからは小さくなって退職までやり過ごしました。

できる対処法は「気にしない」ことだけ

妊娠中に人から言われて嫌だった言葉たち。
無事赤ちゃんが産まれてからも、当時のことを思い出して、泣きたくなったり、苦しくなる方もいるでしょう。

今後も長い人生と共にしていくパートナーに関しては、自分がどんなことに傷つくのか知ってもらうためにも、当時の気持ちを伝えるのはありです。しかし、それ以外の人たちの発言は気にしても仕方ありません。

口惜しいですが、言った側は自分がした発言なんて忘れているものです。仮に今更謝られたところで、傷が癒える可能性は低いでしょう。

自分のためにも、子供のためにも、「忘れる」「気にしない」が唯一できる対策です。そして、「自分はそんな発言は絶対しない」と反面教師にし、心に刻んでおきましょう。