里帰り出産なし・産後すぐから夫婦のみの育児体験談
夫が父親として頼もしく感じる
望月さな(30代)
母親は昔から仕事一筋、父親は色々と手伝おうとしてくれるのですが不器用な人でした。里帰り出産を考えたのですが、出産の話になると、仕事を休めないし、手伝いたくないというのが伝わってきました。それなら手伝ってもらわない方が良いと考えました。
幸い、妊娠タクシーの登録も出来ていたし、産院まで近場のバス停から繋がってもいました。不安はありましたが、予定日近くになるとこまめに仕事に行っている旦那から連絡もあったので心強かったです。
母に頼らず旦那に頼れたおかげで、旦那は父親としての自覚が早くから芽生え、色々手助けしてくれました。実家に負担をかけなかったからか、子どもが産まれてから大喜びで会いにきてくれました。
仕事を休んでまで会いに来ることはありませんが、お互い程よい距離でストレスなく会えるのは良いことだと思ってます。
産後の大変さを夫と一緒に分け合いましょう
上山優子(40歳)
お互いの両親や親類は近くにいません。そのため、長男の妊娠発覚時から、出産は2人で協力して乗り切ろうと決めていました。
実家を頼れないことに関して、私はそこまで不安に思いませんでした。必要な情報は病院やネットから得ることができたのと、しっかり準備を整えていたからです。しかし、実際に子供が産まれて自宅に帰ってからは、本当に大変でした。
一番の理由は、産後の体がどれほど辛く、寝る時間も食べる時間もないほど忙しくしていた私を、夫があまり理解していなかったせいです。当時は夫にとっても初めての妻の出産であり、それを教えてくれる人が近くに居なかったせいだと言えます。
しかし、大変であったからこそ、夫婦で話し合い、協力しあって子育てに一緒に取り組めたと嬉しく思います。よその人を羨ましく思ったことはありません。
上手に手を抜きましょう
佐々木しほ(20代後半)
里帰り出産をせず、夫は帰宅の遅い仕事。妊娠中はきちんと育児できるか不安に感じていましたし、産後も「一人でやらなければならない」という責任を重く感じました。
ただ赤ちゃんが寝たら一緒にごろごろしたりと、誰の目もないのでだらしなく生活できたのは良かったです。手伝いの見込めない育児の場合、手抜き上手になるのが一番のポイントだと思いました。
掃除は毎日やらなくても大丈夫、ご飯がたまに惣菜になっても大丈夫、と何でも産前と同じようにはできないと諦めることが大事です。
基本的に実家無しでもなんとかなるなと思った私ですが、風邪をひいた時だけは「実家を頼れる人はいいな」と感じてしまいます。自分の体調が悪い中、子どもの世話もしなくてはならないのは本当しんどかったです。
やってみればなんとかなった
中野ゆり(20代前半)
実家はアパートですし、離婚しているので頼る頼れず、里帰り出産はしませんでした。
妊娠中は不安が強くて、ただただ悲しくてめそめそしてしまいました。
実際に赤ちゃんが産まれてくると、旦那が手伝ってくれたのですごく大変だったわけではありませんでした。「実家に頼れる人はいいな」と思った時期も確かにありました。
しかし、「実母に勝手に何かをされるとイライラする」とママ友から聞いて以来、こっちのほうが気楽だし、いいのかもと気持ちを切り替えました。
お金があればまだいいんだけど…
りさ(31歳)
現在埼玉県に住んでいますが、実家は秋田にあるため親を頼ることが物理的に難しいです。旦那の実家は茨城のため比較的近いですが、それでも毎日の育児を助けてもらうには遠方です。
実家が近い、または同居している知人などは子供の世話を頼んでいるようで正直うらやましいです。あまり頼りすぎるのもどうかと思いますが、なにか用事があるとき、疲れが溜まっているとき、少しでも子供を見てもらえればかなり楽だと思います。
同じことを一時保育やベビーシッターなどにお願いすると、当然お金がかかりますし、事前準備も面倒です。唯一の救いは、旦那も休みの日は家事をやってくれ、育児に協力的なところです。
頼れないなら、知恵を活かす
ko(40歳)
実家は距離的な遠さもありますが、母はあまり頼りになる、孫の面倒をみたいタイプではないので、里帰り出産もしませんでした。
子供2人年子でしたが、本当に大変でした。でも、嘆いていても仕方ないため、自分が不便だと思った事を書く「改善ノート」というものを作りました。
例えば、買い物が大変だと思ったら、2人連れて行くと買い物どころでなくなるので、どうしたらいいか?と書いて、ネットスーパーを使う。食材サービスを使うなどいくつか、書き出して今不便だと思う事を自分が楽にできるようにしました。
思い切って掃除機は使わずルンバも買ったり、洗濯はタイマー予約など、便利な物を使い乗り切りました。
夫婦で乗り切った!
ゆみ(30代前半)
結婚してから旦那の転勤があって、実家からかなり離れた場所に住むようになりました。妊娠・出産も実家の近くではなく、自宅に近い病院を選びました。里帰り出産、里帰り育児も考えましたが、両親はまだ現役で働いています。だったら自分の家で旦那と協力し合った方がいいなと思いました。
周りは当たり前のように里帰り出産している人ばかりだったので、初めてのことで不安も大きかったです。特に臨月はいつ何が起きるかわからず、自宅で一人ナーバスになったりもしました。いざ生まれてみたら旦那が思っていた以上に育児に協力してくれたので、ストレスなく楽しく赤ちゃん育児できています。
頑張りすぎないこと、疲れたら旦那に遠慮しないでSOSを出す。これがストレス溜めないコツです。「ちょっと買い物」「ちょっと用事」と実家が近かったらお願いできていいなと羨ましくなったりはしますが、うちはうちと割り切っています。
里帰りしなくても大丈夫でした
山田さやか(30代後半)
実家の家族が皆フルタイムで働いていたので、夜泣きなどで迷惑をかけてはいけないと里帰り出産はしませんでした。
確かに多少の不安はありましたが、育児の先輩でもあった姉が近く住んでいたので相談できる環境はありました。実際産まれてみても、主人や姉が協力してくれたので思っていた程しんどくなかったです。
ただし、逆に大変だったのは、「私の実家が遠方&里帰り出産なし」のため、割と近くに住む姑が頻繁に我が家にやってきたことです。初孫でかわいいのはわかりますが、こちらの都合も考えずにやって来られるのは参りました。
実家に頼れるママを羨ましくはとくに思いませんでした。うちはうち、よそはよそとはじめから思っていたので気にもなりませんでした。
主人に対して感謝の気持ちが強くなる
田村亮子(32歳)
距離や両親が現役で働いていたこと、実家で暮らす姉との折り合いが悪いので、里帰り出産はしませんでした。
妊娠中は不安ばかりでしたが、主人の仕事が割りと融通のきく理解ある会社だったので、何かのときには主人が駆けつけてくれていました。産後、自分が高熱を出したときは、「こんなとき実家に頼れたらな」と辛く感じましたが、主人が有休を使って助けてくれました。
もちろん、実家に頼れるママや同居しているママが羨ましく感じることもあります。でも、普段実家に頼っていないからこそ、両親に感謝の気持ちがうまれ、たまに会うときには本当に楽しく過ごせます。次に会える日を楽しみにしながら、乗り越えています。
プレッシャーの連続でした
阿部友理(41歳)
子供が産まれても実家に育児を頼れない環境でした。うちの母も、夫のお母さんも他界していたためです。
産後2週間ぐらい、夫に休みを取ってもらい夫婦で頑張りましたが、実家に頼れる人が本当にうらやましかったです。「辛いのは今だけ」と何度も自分を励まして頑張りました。また夫もたくさんフォローしてくれました。
1番辛いのは、自分の体調が悪いときに赤ちゃんのお世話をしなくてはいけないことでした。悲しくて泣いたことも何度もありました。でも夫との絆も深まったし、自分で頑張ってきたから、子供との絆も強いと信じています。
ただ話を聞くこともできないので、精神的なプレッシャーはあります。子育て経験者である母や義母からアドバイスをもらえたらな…と叶わぬ願いですが思います。
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