離乳食のじゃがいもレシピ

離乳食のじゃがいもレシピ!おいしさを保つ冷凍&解凍のコツ

離乳食で使うじゃがいもの下ごしらえは電子レンジを使うと楽になります。また加熱してつぶした芋は裏ごしして冷凍保存すると便利です。美味しく保存するためのフリージングのコツや初期・中期・後期・完了期のじゃがいもレシピを紹介。じゃがいもは主食か、献立はどうするべきかの疑問にも回答。

離乳食のじゃがいもレシピ!おいしさを保つ冷凍&解凍のコツ

離乳食にじゃがいもはいつから?初期からOKで世界の離乳食で活躍する芋類!?

離乳食にじゃがいもは炭水化物が多く、味が淡白なのでたくさんの食材と合わせやすいので、お粥に慣れてほどなく、離乳食開始から数週間で使える芋類です。糖質が多いのでマッシュしておやきなどでたっぷり食べさせれば主食に、使う量が少なければ副菜になります。

アイルランドなどの北欧やドイツでは、じゃがいもは日本でいう白米に相当していた歴史もあり(現在では食の多様化により「主食」という意識は薄れたが、それでも消費量はかなりのもの)、お米を離乳食にあまり使わない国では、オートミールなどの穀物とともに、じゃがいもをマッシュしたものを赤ちゃんに与えて炭水化物を補っています。

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初期(5ヶ月)はペーストにし、中期以降もとろみをつけたいときにも活躍

じゃがいもはアレルギーの心配が少なく、消化の負担も少ないので離乳食初期から使えます。ただし、じゃがいもだけでは水分が少ないので初期に使う場合は、必ず水分を補ってペースト状にして使いましょう。

また、片栗粉の原材料もともとはカタクリという植物でしたが、現在では馬鈴薯のでん粉が主流です。すりおろしたじゃがいもはとろみづけに使えるので、中期(7ヶ月・8カ月)以降も赤ちゃんが飲み込みにくい食材を混ぜるのにも重宝します。

離乳食のじゃがいもの形状や大きさの目安は?

じゃがいもを離乳食で使う際の大きさの目安は次の通りです。

離乳食初期(5~6ヶ月)
じゃがいもを茹でる・レンジで加熱するなどして、水分を加えて裏ごししペーストにする。 離乳食初期(5~6ヶ月)硬さ大きさ目安
離乳食中期(7~8ヶ月)
ペースト~マッシュポテト程度。じゃがいもを茹でるかレンジで加熱し、フォークやすり鉢でつぶすのが良い。 離乳食中期(7~8ヶ月)硬さ大きさ目安
離乳食後期(9~11か月)
じゃがいもを5㎜角程度の粗いみじん切りにし、レンジで加熱するのが簡単。大量に作る場合は鍋で茹でる。 離乳食後期(9~11か月)硬さ大きさ目安
離乳食完了期(1歳~)
じゃがいもを8㎜角程度に刻み、加熱する。柔らかく加熱してスティックにしてもOK。 離乳食完了期(1歳~)硬さ大きさ目安

【注意】じゃがいもの芽や緑色の皮には毒があるので必ず取り除く

じゃがいもの芽には、自らが敵に食べられないようするためにソラニンやチャコニンという毒素があり、食べると食中毒を引き起こす原因になります。ソラニンやチャコニンは芽だけでなく未熟な場合や光が当たって緑色に変色した皮にも多く作られます。
じゃがいもを選ぶ時は、皮が緑に変色していないことと芽が出ていないことを確認してください。

また、じゃがいもに含まれる毒素は茹でても減らないため、芽が出たり、皮が変色している場合は厚めに皮をむいてしっかりと芽を取り除き、小さいものや家庭菜園で収穫したじゃがいもの中には未熟なものがあるので、芽が出ていない場合でも必ず皮をむいてから加熱処理するようにしましょう。

離乳食におすすめのじゃがいもレシピ

じゃがいもは味にクセがなく、加熱すると甘みが引き出されるので、色々な食材と組み合わせることができ、切り方を工夫すれば調理の幅も広いので離乳食でも重宝します。
じゃがいもを使った簡単に作れる初期から完了期までのおすすめレシピをご紹介します。

初期(5ヶ月・6ヶ月)のじゃがいもレシピ

離乳食開始後数週間~1ヶ月程度経ったらじゃがいもだけを使ったペーストで、まずはじゃがいもの味、色、においを赤ちゃんに知ってもらいましょう。じゃがいもの味に慣れてきたら、にんじんなどの食べ慣れた鮮やかな色のペーストや調乳済みのミルクで伸ばしてアレンジしてみましょう。

じゃがいもとにんじんのペースト

じゃがいもとにんじんのペースト完成品

材料

  • つぶしたじゃがいも 小さじ1
  • 加熱済みのにんじん 5g
  • お湯 小さじ1~2
  1. すり鉢にいれたにんじんとじゃがいも

    じゃがいもとにんじんをすり鉢に入れてすりつぶし(もしくは裏ごしして)、お湯の量を調整しながら加えて伸ばします。

中期(7ヶ月・8カ月)のじゃがいもレシピ

離乳食中期は、舌で食べ物を動かして飲み込む力がついてきたのを確認しながら、じゃがいもをお湯で伸ばしたものから、つぶしたものくらいの固さまでステップアップできる時期です。
食べられるかたさには個人差があるので、急がずに赤ちゃんのペースに合わせてあげることを心がけましょう。

きなこ入りじゃがいもの粥風

きなこ入りじゃがいものとろとろ完成品

材料

  • つぶしたじゃがいも 20g
  • お湯 大さじ1
  • きなこ ひとつまみ
  1. すり鉢に入れたじゃがいも

    じゃがいもをすり鉢ですりつぶし、お湯で伸ばしてきなこをかけます。

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しらすと青のり入りマッシュポテト

しらすと青のり入りマッシュポテト完成品

材料

  • つぶしたじゃがいも 20g
  • しらす 小さじ1
  • あおのり ひとつまみ
  • お湯 適量
  1. ざるにいれて塩抜きされたしらす

    しらすはお湯をかけて塩抜きします。

  2. すりばちにいれたじゃがいもとしらすと青のり

    すり鉢にじゃがいもと1のしらす、青のりを入れてすりつぶしながら混ぜ合わせます。赤ちゃんのお口の成長や体調に合わせてお湯でのばしてあげましょう。

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後期(9ヶ月~11ヶ月)のじゃがいもレシピ

後期になると早い子であれば手づかみ食べに興味を持つ時期なので、じゃがいもはサイコロ状に切る、コロッケやおやきといった成型した調理方法を試してみましょう。

コロコロじゃがいもの納豆和え

コロコロじゃがいもの納豆和え完成品

材料

  • 加熱済のじゃがいも 30g
  • ひきわり納豆 大さじ1
  • しょうゆ 少々
  1. ザルにいれた納豆

    納豆はザルに入れて熱湯をかけます。

  2. まな板の上にある5㎜角に刻んだじゃがいも

    じゃがいもは5㎜角に切り、1の納豆としょうゆと和えます。

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焼きコロッケ風

焼きコロッケ風完成品

材料

  • つぶしたじゃがいも 30g
  • たまねぎ 5g
  • 豚もも肉 10g
  • パン粉 小さじ1
  • 塩 少々
  • サラダ油 少々
  1. まな板の上にあるみじん切りの玉ねぎ

    玉ねぎはみじん切りにします。

  2. まな板の上にある刻んだ豚もも肉

    豚もも肉は細かく刻んでミンチ状にします。

  3. まな板の上にある成型したコロッケ風

    ボウルにじゃがいもと塩、1の玉ねぎ、2の豚もも肉を入れて混ぜ合わせ、赤ちゃんの一口大に成型し、パン粉をまぶします。

  4. フライパンの上にある成型したコロッケ風

    フライパンにサラダ油を敷いて3を焼きます。

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じゃがいもとほうれん草のおやき

完了期(1歳~1歳半)のじゃがいもレシピ

完了期になると活動量が増えるので、3回食に間食をプラスすることもできます。
じゃがいもは糖質が多くエネルギー源になりやすいので、ぜひ手作りのおやつにも活用してみましょう。

じゃがいものニョッキの豆乳チーズソース

じゃがいものニョッキの豆乳チーズソース完成品

材料

  • つぶしたじゃがいも 20g
  • 塩 少々
  • 小麦粉 大さじ1
  • 冷凍ほうれん草 10g
  • 豆乳 50cc
  • ピザ用チーズ 5g
  1. まな板の上にあるじゃがいものニョッキ

    ボウルにじゃがいもと塩、小麦粉を入れて粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせたら、赤ちゃんの一口大に丸めてフォークの背を使って溝を作ります。

  2. 鍋でゆでているニョッキ

    小鍋に湯を沸かし、1のニョッキを5分程度茹でます。

  3. まな板の上にある刻んだほうれん草

    ほうれん草は解凍して細かく刻みます。

  4. 耐熱容器に入れた豆乳、ほうれん草、チーズ

    耐熱容器に豆乳、ほうれん草、チーズを入れてラップをふんわりとかけて電子レンジ600Wで30秒加熱を2回(一旦取り出す)繰り返し、茹で上がったニョッキにかけます。

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じゃがいものレンジチップス

じゃがいものレンジチップス 完成品

材料

  • じゃがいも 中1/2個(50g)
  • 塩 少々
  1. ボウルにいれたスライスしたじゃがいも

    じゃがいもは皮をむき、スライサーで薄切りにして水に10分つけます。

  2. 耐熱皿に並べたスライスしたじゃがいも

    1のじゃがいもの水気をキッチンペーパーなどでしっかりとふき取り、耐熱皿に重ならないように並べて、電子レンジ600Wで3分加熱して塩をかけます。

じゃがいもは冷凍できる!上手なフリージング&解凍のポイント

じゃがいもを離乳食用だけに毎回つぶしたものを用意するのは面倒なので、まとめて下ごしらえしたものを冷凍保存しておくと便利です。じゃがいものフリージングのポイントをご紹介します。

離乳食の時期を問わず、冷凍するならマッシュ状にするのがコツ

フリーザーパックに薄くのばして入れたじゃがいも 

ジャガイモは大きめの形状で冷凍すると、解凍したときに水分が抜けてぼそぼそとおいしくない食感になってしまうので、基本的に冷凍する場合はつぶして、マッシュ状にします。

つぶしたジャガイモは、離乳食初期や中期なら出し汁や粉ミルクを加えてペーストにしやすいです。また、本来なら離乳食後期からは角切りのジャガイモが食べられますが、マッシュしたジャガイモは手づかみ食べ用にコロッケやニョッキ、おやきなどに成型して使えますので、上手に活躍させていきましょう。

じゃがいもは生のまま冷凍することも可能!ただし離乳食ではかえって面倒?

じゃがいもは火を通さず、生の状態のままなら、皮つきのままの丸ごとでも、肉じゃがに使うぐらいの大きさでも、フライドポテトのような細長い形状でも、水にさらしてから冷凍保存できます。生のままのじゃがいもは、解凍してもぼそぼそとした食感になることはありません。

ただ、離乳食に使う場合、冷凍したじゃがいもは結局電子レンジで解凍し、裏ごしするか小さくカットすることになります。どうせ裏ごしたり、粗目につぶすのなら加熱後にマッシュ状にして冷凍しておいた方が面倒がありません。

じゃがいものパサパサ食感を防ぐためには、できるだけ早く冷やす

アルミバット

マッシュ状にしたにもかかわず、冷凍したじゃがいもを解凍したらパサパサとした食感になってしまうことがあります。原因としては、じゃがいもに含まれるでんぷん質は10℃前後の温度が最も劣化しやすいのですが、家庭冷凍庫のため冷凍されるまでに時間がかかってしまったことが挙げられます。

冷凍されるまでの時間を短くするためには、次の3つのポイントを押さえておきましょう。

  • ラップやフリーザーパックなどの包装で密封して、しっかり空気を抜く(空気が入っていると冷えにくい)。
  • 形を薄くすることで冷ましやすくする
  • 熱伝導率の高いアルミホイルや金属製のバットに乗せて冷ましやすくする

じゃがいもは自然解凍ではなく、電子レンジで短時間で再加熱

冷凍したじゅがいもを解凍して使う場合には、電子レンジを使って短時間で再加熱するとパサつきが抑えられます。使いやすいように、冷凍する際には使い切りサイズに包装する、もしくはフリーザーパックに入れて箸などで切り分け線を付けるようにしましょう。

【離乳食テクニック】じゃがいもの加熱や皮剥きのは電子レンジが簡単!

レンジと鍋を使ったじゃがいもの離乳食の下ごしらえの方法を紹介します。
離乳食にじゃがいもを使う場合、面倒に感じるのがじゃがいもの皮をむき、鍋で茹でる作業です。離乳食にだけじゃがいもを使いたい場合には、少量の調理であれば電子レンジを使うことで解決します。

【電子レンジで加熱する方法】じゃがいもに切れ目をいれて皮ごとでOK

電子レンジで加熱し、皮をむいたじゃがいも

芽が出ていないじゃがいもや皮の薄い新じゃがは、皮ごと電子レンジで加熱できます。真ん中に切り込みを入れ、ラップに包んで100g程度の中サイズで600W4分~5分加熱しましょう。

切れ目が入っているので手でも簡単に皮がむけますが、キッチンペーパーで押さえながら剥がしていくのが火傷予防の観点からはオススメです。

フォークでつぶされるラップに包まれたじゃがいも

じゃがいもをつぶすときは、熱いうちに行った方がつぶしやすくなります。温度が下がることによってじゃがいもの粘り成分が強くなることが原因です。

レンジで加熱した場合、再度ラップに包んでフォークの背を使ってつぶします。粗熱がとれていて既に熱くない場合は手でもOKです。

【鍋で加熱する方法】じゃがいもを鍋で茹でるときのポイント

離乳食用に大量に下ごしらえする場合や大人用のポテトサラダやマッシュポテトなどを一緒に作る場合は、鍋で茹でるのがオススメです。

じゃがいを茹でるときは水からゆっくり時間をかけて!

鍋でじゃがいもを茹でる

鍋でじゃがいもを茹でる場合、外側だけが加熱されすぎることのないように、水から茹でるのがポイントです。沸騰したら火加減は中火~弱火にし、10~15分程度経ったら竹串など中まで火が通ったか確認してください。

おいしさや栄養素を逃がさないためには、皮つきのまま茹でるのが良いとも言われますが、皮つきのまま茹でると水が濁りますし、加熱後の皮むきも大変なので、好きな方で良いでしょう。

大量のじゃがいもはボウルに入れて、マッシャーやブレンダーを使ってつぶします。ビニール袋に入れてのし棒を使うという方法もあります。

皮むきしたじゃがいもは水に浸して変色を予防しておく

じゃがいもを長期保存してうっかり芽が出てしまった場合や、チップスやフライドポテトに使う場合は皮をむいて下処理する必要があります。

生のじゃがいもの皮をむいた後は、変色防止と切り口のでんぷん質を洗い流して調理しやすくするために、10分程度水に浸すことが必須で一般的にはあく抜きと呼ばれています。

水に浸した後に加熱するときは、皮ごとの場合と同様ですが、加熱時間は皮つきよりも短くして調整しましょう。

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