授乳時間はどれぐらい?

授乳時間は平均何分ぐらい?長いとき・短いときの対処法

授乳時間の目安と授乳時間の長い赤ちゃん・短い赤ちゃんへの対処法をご紹介。生後1ヶ月未満はおっぱいを吸う力も弱いので授乳時間が長いのも無理のないことです。しかし、それ以降は遊び飲みの可能性もあるので対策しましょう。授乳時間が短い場合は赤ちゃんの体重の増加率をチェックしてください!

授乳時間は平均何分ぐらい?長いとき・短いときの対処法

授乳時間はどれくらい?平均は何分ぐらいなの?

授乳時間はどれぐらいが平均なのでしょうか?時折「授乳時間が長いので疲れてしまう」といった悩みを聞きますが、新米ママにとっては我が子しかモデルケースがなにので、それが長いのか短いのかいまいち判断がつかないことも多いでしょう。

授乳時間は1回あたり平均10分~20分が目安です

授乳中の母親

赤ちゃんの授乳時間は、右左両方を合計して平均10~20分間が目安となります。
もちろん全ての赤ちゃんがキチンと10~20分間母乳を吸っている訳ではありませんが、授乳時間の目安より毎回かなり短い・長いという場合は、なんらかの対処が必要な場合もあります。

授乳時間を決めることで授乳のペースをつかもう

授乳にかかる時間が、ある時は5分、ある時は30分もかかっていると、ママとしても生活のペースが掴みにくくなってしまいます。

短い場合は心配のないことがほとんどですが、もし赤ちゃんがダラダラ飲みをしているために長くかかるようなときは、授乳時間を区切ることも検討してみましょう。

最大20分までと決めると授乳のペースが掴みやすくなり、赤ちゃんもおっぱいを飲む時間はこれくらいとだんだんわかってくるでしょう。

授乳時間が長い赤ちゃんの原因と対処法

授乳時間が長いと「ちゃんと飲めているのかな?」と心配になりますし、「授乳に時間がかかりすぎる」と育児ストレスを溜めやすくなります。授乳時間が長い原因と対処法を探っていきましょう。

新生児に多い原因NO.1!吸う力が弱く、おっぱいを飲むのが下手

産まれたばかりの赤ちゃんは、初めから上手におっぱいを飲める訳ではありません。1日何回もおっぱいを飲むうちにだんだん上手に飲めるようになりますが、月齢1ヶ月前後はまだまだ練習中の状態。

言うならば、1ヶ月前後の赤ちゃんはおっぱいを吸うことに関してはビギナー(初心者)です。時間が長くかかることも珍しくありません。

対処法:縦抱き・フットボール抱きなど授乳姿勢を変えて飲ませる

縦抱きで赤ちゃんを抱っこする母親

赤ちゃんがママのおっぱいを上手に吸えてない場合には、授乳時の抱き方を変えるなどして、ママがサポートしてあげましょう。

色々な抱き方でおっぱいを飲ませることで、色々な角度からおっぱいを吸ってくれるので、飲み残しが少なくなり、乳腺炎の予防にもなります。

縦抱き

赤ちゃんをママの太ももの上に座らせて体を縦にして、正面からおっぱいを吸わせる方法です。生後1カ月前後はまだ首がすわっていませんが、ママの手で首と腰をしっかり支えるのなら、縦抱きでの授乳も可能です。3カ月頃になり、首が座って赤ちゃんの体がしっかりとしてきたときにもオススメの抱き方です

赤ちゃんの縦抱きはいつから可能?首すわり前の縦抱きのコツ
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フットボール抱き

授乳する方の腕の脇で赤ちゃんの体を抱えて、飲ませる方法です。赤ちゃんの姿勢を安定させるため、授乳クッションや枕を使うと抱きやすくなりますし、ママの腕への負担も少なくてすみます。

授乳姿勢をマスター!赤ちゃんもママも快適な基本の抱き方
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おっぱいを吸うのは意外に疲れる?授乳中に眠くなっている

小さい赤ちゃんにとっておっぱいを飲むという行動は、とても体力を使います。赤ちゃんによっては、授乳中にウトウトと意識が遠のいたり、時には疲れて寝てしまうこともあります。

対処法1:寝て起きたらまた授乳タイムにしよう

赤ちゃんが授乳の途中で寝てしまった場合、起こしてまた飲ませるか悩んでしまいますが、気持ち良く寝ている赤ちゃんを起こすのは可哀想ですので、特に用事が無ければそのまましばらく寝かせてあげましょう。

赤ちゃんが目を覚まして、おっぱいを飲みたそうな様子をみせたりした場合は、もう一度授乳タイムにしてあげましょう。

対処法2:体重があまり増えていない場合は起こすことも必要

母親の胸に顔をのせて寝る赤ちゃん

いつも授乳中に寝てしまうようなときは、母乳が出ていなかったり、だるさなど健康面に不安を抱えている可能性もあります。体重の増加など授乳量が足りているかをチェックし、授乳中に寝る以外に赤ちゃんの機嫌が悪かったりしないか、気になる症状があるなら小児科を受診しましょう。

赤ちゃんによっては、毎回のようにおっぱいを飲んでいる途中で寝てしまうという場合もあります。体重の増加が心配な場合は、赤ちゃんの起きている時間に小まめに授乳する、又は眠りそうになったら足の裏をくすぐる、赤ちゃんに話しかけるなどして、眠らないように工夫して授乳を続けましょう。

授乳は至福の時間!ママに甘えたい・気持ちいいので離れたくない

赤ちゃんにとって授乳の時間は、単なる食事に過ぎず、安心できるママの腕の中にいるとっても気持ちいい時間です。そのため、お腹はいっぱいだけど、おっぱいを離すのが名残惜しいと感じている子もいます。

対処法:授乳後も抱っこなどのスキンシップを続けよう

ママに甘えたくて授乳時間が長くなっている場合は、お腹はもうイッパイのはずです。ただ、突然授乳をやめて布団に寝かせてしまうと、赤ちゃんは不安になり、泣いたり、怒ってしまいます。

授乳を止めても赤ちゃんを抱っこしてあげたり、スキンシップを取ったり、一緒に遊んであげたりして、赤ちゃんと触れあうようにしましょう。

月齢3カ月頃に多い!食事に集中しない「遊び飲み」のはじまり

抱っこされてママの表情を覗う赤ちゃん

授乳に時間がかかるのは、赤ちゃんが目の前のおっぱいに集中していないことが原因の可能性もあります。これを「遊び飲み」といいますが、以下のような行動はないでしょうか?

  • 授乳中にまわりをキョロキョロと見まわす動作をする
  • 飲んだり、やめたりを繰り返す
  • 乳首を噛み、ママの反応を伺う

遊び飲みは母乳不足が原因のこともありますが、多くは授乳する環境に問題があったり、赤ちゃんの好奇心が旺盛になったために起こります。遊び飲みがはじまるのは、生後3カ月前後が多いと言われています。以下のように対策してみてください。

対処法1:静かな環境で授乳する

周りの声やテレビの音などがうるさくて、赤ちゃんがおっぱいを飲むことに集中できず、遊び飲みをしている場合もあります。授乳中は赤ちゃんに話しかけない、テレビは消すなど、赤ちゃんが短時間で集中しておっぱいが飲めるように配慮してあげましょう。

対処法2:一定の時間になったら授乳を切り上げる

赤ちゃんが遊び飲みをする場合、授乳時間を20分などと決めて時間になったら、切り上げるようにしましょう。授乳を切り上げても赤ちゃんが不機嫌にならないようであれば、お腹はいっぱいでしょうから問題ありません。もし不機嫌になっても、赤ちゃんを抱っこしてあやしてあげると機嫌が直るようでしたら、お腹は満たされているでしょう。

授乳時間が短い赤ちゃんへの対処法

赤ちゃんの授乳時間が短い場合、「ちゃんと飲めているのかな?」「栄養が足りているのかな?」と心配になってしまいます。授乳時間の短い赤ちゃんに対しては、以下の2点を考慮した対応が必要になります。

赤ちゃんの体重が順調に増加していればOK

体重を計る赤ちゃん

授乳時間が短くても赤ちゃんの体重が順調に増加していれば心配はいりません。一般的には月齢が進み、赤ちゃんの吸う力が付いてくると、授乳時間が短くなってもしっかりと母乳を飲めるようになっているものです。

赤ちゃんの体重の増加目安は月齢により異なりますが、母子手帳の成長曲線を下回るようなことがなければ心配はいりません。1週間~2週間に1度程度、赤ちゃんの体重を計測してみましょう。自宅にベビースケールがない時は、自治体の子育て支援センターやショッピングモールの赤ちゃん休憩室などにベビースケールが置かれているので利用しましょう。

近くで赤ちゃんの体重を計測できる場所がない時は、自宅の体重計でも計測できます。先にママが赤ちゃんを抱いて体重計に乗り計測し、その後赤ちゃんを置いてママだけで体重を計測すると、その差が赤ちゃんの体重となります。

月齢別赤ちゃんの体重増加目安

  • 新生児~生後1ヶ月:約300g/週
  • 生後1ヶ月~生後2ヶ月:約250g/週
  • 生後2ヶ月~生後3ヶ月:約200g/週
  • 生後3ヶ月~生後4ヶ月:約150g/週
  • 生後4ヶ月~生後6ヶ月:約100g/週
  • 生後6ヶ月~1歳:約50g/週

赤ちゃんの体重が増加しない場合は母乳不足の可能性も

赤ちゃんの体重がまったく増えない、または減少している場合には、母乳不足の心配もあります。1回の授乳時間が短い場合には、授乳回数を増やすなどの対策をとり、赤ちゃんの体重がどのくらい増加するかチェックしてみましょう。

体重以外に見られる「母乳不足」のサイン

  • 授乳直後にも関わらず、機嫌が悪い
  • 授乳したまま寝てしまい、すぐ起きてしまう
  • おしっこやうんちの量や回数が少ない
  • 母乳を吸われる感覚・飲む音を母親が認識できない
母乳が足りないサインに気づかせてくれる9つの特徴
母乳が足りないサインに気づかせてくれる9つの特徴

授乳時間を増やしても、思うように体重が増えないようなら、ミルクを足すなど対策が必要になります。母乳育児を続けていきたい、急に母乳の出が悪くなったときなどには、母乳外来を受診することをオススメします。

母乳外来とは?母乳育児の味方「母乳外来」の費用と利用方法
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授乳時間の長い・短いだけを気にする必要はなし!

授乳時間の平均、授乳時間が長い赤ちゃん、短い赤ちゃんへの対策をお伝えしましたが、赤ちゃんおっぱいの飲み方やママの母乳の出方には当然個人差があります。

母乳に関しては、授乳時間の長さだけでなく、授乳の間隔や量は足りているかなど、心配になる点が数多くありますが、赤ちゃんの機嫌がよく、体重が増えているのなら心配のいらないケースがほとんどです。

授乳について気にしすぎると、それがストレスになり母乳の出が悪くなるなどの悪循環をもたらしてしまうこともあります。授乳の時間は、赤ちゃんとママが2人だけで過ごす大切な時間です。あまり心配し過ぎることなく、赤ちゃんとの時間を楽しんでください。

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