おくるみを手作りするのは意外に簡単!
「おくるみを手作り!」と聞くと、初心者の方は難易度が高いように感じますが、実は意外と簡単にできてしまうんです!ミシン初心者の方でも、おくるみは真っ直ぐに縫うことを繰り返すだけなので、特別な技術は必要ありません。
手作りは好きな生地を使って好きなサイズで作れますし、無地の布を使っても表と裏の色の組み合わせ次第で、オリジナリティ溢れるオシャレなおくるみを作ることができます!型紙がなくても、定規でサイズを測って生地を切るだけなので、型紙を作る手間も省けて簡単です。
まずは、どんな「おくるみ」を作りたいかイメージ!
おくるみには耳付きや編み物風など色々な種類がありますが、ここでは4つの種類とその特徴をご紹介しています。どのような物を作りたいか、想像を膨らませて作りたいイメージを明確にしましょう。
着ぐるみのような可愛さのある「耳付きのおくるみ」
フード部分にクマやウサギなどの耳が付いており、赤ちゃんにフードをかぶせると可愛い動物の赤ちゃんに変身させられるおくるみです。
これを身に着けた赤ちゃんは、まるで着ぐるみ・ぬいぐるみのようになるので、一層可愛さが増します!おくるみは小さい頃しか身に着けられないので、この機会に思い切り可愛い物を着せて写真に残してあげましょう。
カラフルにも上品にもできる「パッチワークのおくるみ」
外側の生地を、はぎれを何枚も縫い合わせたパッチワーク生地で作ったおくるみです。模様の違うはぎれを縫い合わせてもカラフルで可愛いですし、組み合わせる布やパターンをそろえると上品なおくるみになります。
パッチワークははぎれをチクチク縫い合わせていけばできるので、余ったはぎれの有効活用にも最適です。
洗いやすく実用性の高い「バスタオルおくるみ」
バスタオル一枚あれば、おくるみとして使うことができます。長方形のバスタオルでしたら半分に折って正方形にしてから、赤ちゃん用のバスタオルなら正方形のまま使うことができます。
バスタオルでおくるみとして巻く場合は、できるだけ柔らかいゴワゴワしていないタオル生地を選んだ方が赤ちゃんには優しいでしょう。
高級感と温かみに溢れた「編み物風おくるみ」
赤ちゃんに優しい綿の糸を使って編んだり、糸を編み込んで作ったおくるみです。
糸を直接編むので編み方によってはレース風にもできますし、一つ一つの細かい編み目がとても美しく高級感のある出来上がりになるのが特徴です。
おくるみの作り方
基本的なフード付きおくるみの作り方をご紹介しています。赤ちゃんをくるむため、大きめの生地が必要になりますので、購入する時は1m×1mくらいの大きさを選ぶようにしましょう。
おくるみを作るための材料・道具
・表用の生地(92cm×92cmを1枚)
・裏用の生地(92cm×92cmを1枚)
・フードに使う生地(24cm×24cmを1枚)
・ミシン
・アイロンとアイロン台
・定規
・チャコペン
・ハサミ
・目打ち
おくるみは赤ちゃんの体を包み込むものなので、それなりの大きさが必要になります。長さを図るのに長めの定規があると便利です。
型紙いらず・直線縫いだけ!簡単フード付きおくるみ
手作りするのは難しそうに見えるおくるみですが、「フード付き」でも生地を切って直線縫いをするだけの簡単な工程でできています。難しいことはありませんので、早速作っていきましょう!
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布をそれぞれ切る大きさに定規で印をつけて、切っていきます。今回はそれぞれダブルガーゼの生地を使っています。
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フードになる部分の生地を用意します。
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フードになる部分の布を、柄が外側になるようにして半分に折ります(折ったらアイロンをかけるとキレイに三角になり、作業もしやすくなります)。
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表になる布と裏になる布2枚を、中表(内側に表が来るように)に合わせて、その間に先程折ったフードになる生地を入れます。
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フードはこのように入っています。
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周りを待ち針で止めたら、周りを1cm幅で縫っていきます。この時に、布を表に返す「返し口」を20cmあけて、周りを縫っていきましょう。
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縫い終わったら、4つの角を縫い目から3mm手前で切り離します。少し手間ですが、こうすることで角がごわつかずにきれいな形になります。
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角を切ったら、縫い目をアイロンで倒すようにかけていきます(縫い目を割ると言います)。表に返した時にキレイに返すことができ、出来上がりもキレイに仕上がります!
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返し口から布を表に返していきます。
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布を返し終えたら、角を目打ちで整えていきましょう。
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角を整えたら、アイロンをあてて全体の形を整え、周りを3mm幅で一周ぐるりと縫っていきます。
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縫い終わったら完成です!
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