ベビーヘアクリップ・ヘアピンの作り方

ベビーヘアクリップの作り方・赤ちゃん用ヘアピンを手作り!

ベビーヘアクリップの作り方は簡単で、滑り止めをつければ髪が抜けて赤ちゃんが痛がることもありません。リボンや両面テープを貼り付けるだけでできるので糸や針も使いませんし、裁縫初心者さんでも安心!材料は全て100均で揃えることができ、お得に赤ちゃん用のヘアピンをハンドメイドできます。

ベビーヘアクリップの作り方・赤ちゃん用ヘアピンを手作り!

ベビーヘアクリップ・赤ちゃんのヘアピンを手作り!髪が少ない女の子でも大丈夫

赤ちゃんはまだまだ髪の生え方が不揃いで、前の方だけ髪が伸びるのが早かったり、全体的に髪は薄いのに長さがでてくることもあります。女の子の場合は今後のヘアスタイルのことを考えて髪を整えていった方が良いでしょう。

そんな時に、伸びた髪の毛が赤ちゃんの目に邪魔にならないようにベビーヘアクリップや赤ちゃん用ヘアピンで留めておけば、髪の毛が視界の邪魔になりませんし、見た目もとても女の子らしくなります。

しかも、ベビーヘアクリップや赤ちゃん用ヘアピンは髪が少ない赤ちゃんでも取れづらい構造になっているので、簡単に取れてしまう心配もありません!

ベビーヘアクリップの普通の髪飾りとの違いは「滑り止め」にあり!

ベビーヘアクリップで髪の毛を止める赤ちゃん

ベビーヘアクリップは、内側に滑り止めが付いているので、簡単に取れないようになっている点が特徴です。しかも、その滑り止めは、滑らないようにマットの下に敷くような柔らかい素材でできていますので、ベビーヘアクリップが引っ掛かって髪が抜けるのも防いでくれます。

ベビーヘアクリップの作り方~100均の材料だけで手作りも可能!

ベビーヘアクリップの材料は全て100均で揃えることができます。色々なパーツを組み合わせてオリジナリティあふれるハンドメイドのベビーヘアクリップを手作りしましょう!
今回は、くるみボタン(包みボタン)を使った可愛い赤ちゃん用のヘアクリップの作り方をご紹介していきます。

【材料・道具】やっとこピン、リボン、滑り止めシートが必需品

シンプルで飾りがついていないヘアクリップのことを「やっとこピン」と呼びます。ベビーヘアクリップは、基本の作り方を押さえつつ、この「やっとこピン」に自由に飾り付けてして作るのですが、材料は100均でも揃いますのでとってもリーズナブルです。

100円で購入できるフェルトできた花模様パーツや、ボタン、造花の花の部分(小さめのがあれば)を切ってピンに付けてもとっても華やかです!

材料・道具

  • やっとこピン(またはダブルクリップピン、今回は4.7cmの物を使用)
  • リボン(長さ19.4cm)
  • 両面テープ
  • 滑り止めシート(3cm×0.5cm)
  • くるみボタンキット
  • クルミボタン用の布(直径4.4cmの円を1枚)
  • フェルト(直径2.2cmの円を3枚)
  • はさみ
  • 接着剤
  • 定規
  • ペンチ

ビーズを付けるのも素敵ですが、ビーズは一つ一つが小さいので取れてしまった時に赤ちゃんが口に入れやすいので、付ける時にはグルーガンやボンドでしっかり固定させてください!

【製作時間15分】くるみボタンがワンポイント!ベビーヘアクリップの作り方

やっとこピンを使ったベビーヘアクリップの作り方を紹介していきます。
100均にもある「くるみボタンキット」でくるみボタンを作り、ベビーヘアクリップの飾りとして付けています。くるみボタンを作るのもとっても簡単で、製作時間は15分ほどなので赤ちゃんのお昼寝中に完成します!

ヘアクリップ完成

  1. テーブルのうえに置いたやっとこピンとリボンの長さを測るための定規

    やっとこピンを一周ぐるり巻ける長さでリボンを切っていきます。今回使ったやっとこピンは4.7cmで、リボンは19.4cmの長さで用意しました。お使いになるやっとこピンに合わせて、リボンの長さを調節してください。

  2. リボンの上部をカットするはさみ

    リボンの幅によっては、やっとこピンの幅からはみ出してしまうこともありますのでその場合は、はみ出た部分を切って使ってください。

  3. やっとこピンに貼り始める両面テープ

    やっとこピンに両面テープを貼っていきます。ピンの内側からしわにならないように貼り付けていきます。

  4. 両面テープを貼られたやっとこピン

    やっとこピンに両面テープを一周ぐるっと貼り、このような形にします。

  5. 内側からリボンを貼り付けられるやっとこピン

    両面テープを貼ったところにリボンを貼り付けていきます。リボンを貼る時も、両面テープを貼り始めた内側から貼っていきましょう。

  6. テーブルの上にあるやっとこピンと滑り止めシート

    リボンを貼り終えたら、滑り止めシートを貼っていきます。滑り止めシートの長さもお使いになるピンに合わせてカットしましょう。

  7. 滑り止めテープを貼ったやっとこピン

    滑り止めシートに両面テープを貼り、やっとこピンの内側下に貼り付けます。特に何も飾りを付けない場合は、この時点で完成です!

  8. テーブルのうえに並べられたくるみボタンセット

    今回は飾りとしてくるみボタンを作っていきますので、くるみボタンキットとくるみボタン用の布を用意します。くるみボタン用の布はくるみボタンキットに型紙があるので、それに沿って切ってください。今回は直径2.2cmのくるみボタンに、直径4.4cmの布を使います。

  9. 金具を抜き取ったボタン

    ボタン下部の金具は、使う前にペンチなどで抜き取っておいてください。

  10. 一回り大きくカットした布に覆われていくボタン

    ボタン上部に布を合わせて覆っていきます。ボタン上部の内側に接着剤を塗っておくと、布がずれにくくなります。

  11. 布を覆ったボタンを土台に入れ込む

    布を覆ったボタン上部を打ち具台に入れ込み、その上にボタン下部をのせます。

  12. ボタンとの上にセットする打ち具

    その上から打ち具をぎゅっと強く押して、ボタン上部にボタン下部を押し入れてください。少し力を使います。

  13. 完成したくるみボタン

    ボタン下部が入ったらクルミボタンの完成です!今回使ったくるみボタンはボタン下部が凹んでいるタイプなので、やっとこピンにくるみボタンを貼り付けやすいように、凹んでいる部分をフェルトで平らにしていきます。

  14. くるみボタンのサイズにあわせて丸くカットされた三枚の赤いフェルト

    くるみボタン下部の大きさに切ったフェルトを3枚用意します(フェルトの厚みによっては2枚でも足りるかもしれません。くるみボタンのへこみが平らになればOKです)。

  15. 重ねて貼り付けられた三枚の赤いフェルト

    3枚のフェルトを接着剤で貼り付けます

  16. くるみボタン上部に入れた接着剤

    くるみボタン上部の凹みに接着剤を塗ります。

  17. くるみボタンに貼り付けたフェルト

    手順16の接着剤のうえにフェルトをのせて密着させます。

  18. 完成したくるみボタン付きベビークリップ

    ボタン下部が平らになったくるみボタンをやっとこピンの好きなところに接着剤でつければ完成です!

くるみボタンは大きさや種類を変えて作っても可愛い!

くるみボタンの大きさや種類は色々あり、打ち具を使わなくても作れるものがあります。使いやすい物や作りたいイメージに合った物を選んで作ってみてください。

また、くるみボタンの作り方は市販のくるみボタンキットにも詳しく載っているので、そちらも参考にしてみるとより分かりやすいでしょう。

赤ちゃん用ヘアピンの作り方~パッチン留め使用で簡単かわいい!

ベビーヘアピンは、一般的に知られるアメピンと呼ばれる細いピンではなく、パッチン留めを使って作成していきます。パッチン留めは、髪を止める幅が広いので、少ない髪でも十分止めることができます。

【材料・道具】自宅にある切れ端の布やフェルトを活用してOK

パッチン留めを使ったヘアピンの材料をご紹介していきます。フェルトは布の厚みを出すために使います。キルト芯を使ってもふんわりとした柔らかいヘアピンが作れて可愛く仕上がります。

材料・道具

  • パッチン留め(長さ4.5cmの物を使用)
  • フェルト(6.5cm×4.0cmを1枚)
  • 布(6.5cm×4.0cmを1枚、4.5cm×3.0cmを1枚)
  • 両面テープ
  • はさみ
  • 接着剤
  • 定規
  • 綿棒や楊枝など細かい部分に接着剤を付ける物

フェルトはパッチン留めと同じ大きさで、布はパッチン留めより5mmほど大きく切り取れる大きさと、フェルトと同じようにパッチン留めと同じ大きさが取れる布をそれぞれ1枚ずつ準備すればいいので、お使いになるパッチン留めに合わせて大きさを調節してください。

【製作時間10分】好きな布で作るオリジナル赤ちゃんヘアピン

今回使っているパッチン留めは100均で購入できるプラスチックでできた柔らかい素材の物ですが、一般的に売られているスチール製のパッチン留めでももちろん作れます。作り方は同じなので、素材は好きな物を使ってください。

完成した二つの赤ちゃん用ヘアピン

  1. テーブルの上に並べられたパッチン留めとカットされたフェルトと布

    パッチン留めと布を2枚、フェルトを1枚用意します。

  2. パッチン留めより一回り大きく切った布

    大きい方の布をパッチン留めより5mm程度大きく切っていきます。

  3. 表側に両面テープを貼ったパッチン留め

    パッチン留めの上側(外側・表側)に両面テープを貼ります。

  4. パッチン留めの大きさに合わせてはさみでカットされるフェルト

    フェルトを乗せて貼り付け、余分な部分は切り落とします。

  5. フェルトが貼り付けられたパッチン留め

    切り落とすとこのようになります。

  6. 裏側に両面テープを貼ったパッチン留め

    次に、パッチン留めを裏返してピンを上げて、裏側にも両面テープを貼っていきます。

  7. 布を貼ったパッチン留め裏側

    手順2でパッチン留めより少し大きめに切った布を裏にして、その上に先程両面テープを付けたパッチン留めを乗せます。直線部分から引っ張るようにキレイに布を貼っていきます。

  8. ピンの部分を除き布に包まれたパッチン留めと、切れ目を入れた小さい布

    貼れたら小さい方の布を準備し、その布の上の方に中のピンが入るくらいの切れ目を入れて通していきます。

  9. 小さい布の切り込みにピンの部分を通したパッチン留め裏側

    小さい布を通すとこのようなヘアピンの形になります。

  10. 細かいところに接着剤を付けるパッチン留め

    接着剤で通した布を貼り付けていきます。細かいところは綿棒や楊枝を使ってつけていきましょう。

  11. 余分な布を切り落としたパッチン留めの裏側

    しっかり貼り付けたら、パッチン留めからはみ出ている余分な布を切りおとします。

  12. 完成した赤ちゃん用のパッチン留め

    接着剤が乾いたら赤ちゃん用ヘアピンの完成です!

赤ちゃんのヘアアクセサーの誤飲・転倒によるケガに注意!

注意!親の監視があるときに着用

ベビーヘアクリップ・ヘアピンはとても可愛らしく、つけるだけで華やかになるおしゃれアイテムですが、決して柔らかい素材ではありませんので、歩いている時につまずいて転倒した時などに、ベビーヘアクリップ・ヘアピンが頭や顔に刺さる危険性もあります。そのため、乳幼児のヘアアクセサリーの使用を禁止している保育園は珍しくありません。

また、ベビーヘアクリップ・ヘアピンが取れた時に、誤って赤ちゃんが口に入れてしまう誤飲の可能性もあるので、普段から常に身に着けるのは控えた方がよいでしょう。

ベビーヘアクリップ・ヘアピンは写真撮影時や、ちょっとした行事でおめかししたい時などに限定して使うことをおすすめします!

ベビークリップ・ヘアピンを手作りして女の子らしいおしゃれを楽しもう!

ベビーヘアクリップ・ヘアピンは赤ちゃんの時だけではなく、成長しても使えますので長い期間愛用できます。ハンドメイドの良さは、出来上がったものに愛着を持て、作品を見るたびに製作したときの気持ちや記憶を思い出せる点にもありますから、きっと素敵な思い出になるでしょう。

また、ベビーヘアクリップは髪を止める以外にも、ポストカードなどを束ねる時にもクリップとして使う方法もあります。他にも、お気に入りの写真の上部分をベビーヘアクリップで止めて、ベビーヘアクリップの空いた隙間にリボンや糸を通して吊るせばおしゃれなフォトガーランドの出来上がりです!

ベビーヘアクリップは大人の髪にももちろん使うことができますから、赤ちゃんとおそろいや色違いの物を作って、一緒に楽しむのもオススメです!