ガーゼハンカチを手作りしよう!
ガーゼハンカチとは、木綿糸から作られるガーゼを使って作ったハンカチのことです。
ガーゼは柔らかい素材なので、新生児の弱い肌を傷つけることがありません。また、吸水性に優れているので、汗や水分を素早くふき取ります。
吸湿性にも優れているので、寝返りの打てない赤ちゃんの背中の汗取りパットとしても使うことができます。
ガーゼハンカチの作り方
ガーゼハンカチを手作りする場合に必要な道具や材料、基本的な作り方と、ちょっとしたアレンジの方法をご紹介します。
ガーゼハンカチは、少しくらい不格好でも「使えない」ということは滅多にありません。裁縫初心者の方も、ぜひチャレンジしてみてください!
材料・道具
- ガーゼ生地(表と裏用で2枚必要)
- ミシン糸
- ミシン(手縫いの場合は手縫い針と糸でOK)
- 待ち針
- チャコペンシル
- ハサミ
- 定規
- アイロン台とアイロン
- 目打ち(角を出す時に使います)
- タグをつける場合は4cm×4cmの布切れやリボンを用意
材料は色々書いてありますが、家に裁縫道具さえあれば用意する材料はガーゼ生地のみです。
ガーゼ生地は2種類の柄を用意するとリバーシブルハンカチに!
ガーゼ生地2枚はそれぞれ別な柄を使うと、裏表で模様が変わるので、赤ちゃんもお母さんも楽しめます。
手芸店では主にダブルガーゼ(2重タイプ)の生地が多く置いてあるので、ダブルガーゼを使うと厚みも出てしっかりと使いやすいハンカチになります。
トリプルガーゼ(3重タイプ)を使ったガーゼハンカチは、更に吸収力に優れて、触り心地がふわふわします。赤ちゃんが触って気持ちのいいガーゼハンカチが出来上がるでしょう。
ガーゼハンカチのおすすめ正方形サイズ・長方形サイズ
普通サイズで25cm程度の正方形サイズがおすすめです。この大きさはお母さんのポケットに入れても邪魔にならず、赤ちゃんの吐き戻しもさっと拭けます。
沐浴用には65cm×25cm程度の長方形サイズが、赤ちゃんの体を全て覆うことができるのでおすすめです。普通サイズは、だいたい沐浴用ガーゼハンカチのハーフサイズと覚えておけば簡単です。
生地を切る時には定規があれば大きさが図れますので、型紙も特に必要ありません。使う用途に合わせて長さを変えて布を切れば、オリジナルの大きさでガーゼハンカチを作ることができるのも手作りの良さです!
ミシンがなくてもガーゼハンカチは作れる?
赤ちゃんが使うガーゼハンカチは、普通サイズで25cm×25cmくらいの正方形の大きさなので、ミシンがなくても手縫いで簡単に縫えます。それほど大きくないので、裁縫初心者さんでも心配いりません。
手縫いで丈夫に縫いたい場合は、縫い糸を二重にすることでより丈夫になります。また、出来上がったガーゼハンカチに赤ちゃんの名前やイニシャルを刺繍しても可愛いく仕上がります。
基本編|リバーシブルガーゼハンカチ
基本の作り方を紹介します。この作り方に慣れてしまえば、大きさを変えたり、タグを挟んだり色々なアレンジを加えることもできますで、さっそく作っていきましょう!
材料
ガーゼ生地に25cm×25cmの正方形の印をつけて、ハサミで切り取ります。
2枚のガーゼ生地を中表にして(内側に表面が来るように)重ねます。
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2枚のガーゼ生地を待ち針で止めていきます。
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待ち針で止めたら、6cm程度の返し口を除いて、周りを1cmの幅で縫っていきます(1cmの幅で縫う時に曲がるのが心配という方は、縫う場所に事前に線を引いておくと縫い目がキレイに仕上がります)
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縫い終わったら4つの角の三角部分を3ミリ手前で切り落とします(縫い目まで切らないように注意!)。
こうすることで、表面に返した時に角に布が重ならずにもたつきを防げます。 -
縫い代をアイロンで割っていきます(縫い代部分をアイロンで倒すことで、出来上がりの縫い目がもたつかずにキレイです)。
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返し口から中に手を入れて、布を表に返します。縫い目を破らないようにゆっくり返してください。
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返したら、目打ちで角を出します。
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角が出せたら全体にアイロンをかけて、返し口の部分も整えます。
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周りを3ミリくらいの幅で一周縫って出来上がりです!
応用編|タグ付きガーゼハンカチ
タグの付いたガーゼハンカチの作り方を紹介していきます。赤ちゃんの顔や体を拭く時に邪魔にならないように控えめにつけるのがコツです!
タグだけではなく、紐やリボンなど数を増やして付けるだけで、おもちゃとして使えるガーゼハンカチを作ることもできます。
材料
25cm×25cmに切ったガーゼ生地を2枚用意します。
次に、布のタグを作っていきます。4cm×4cmの正方形の布を用意します(余った布の切れ端でOKです)。
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布の表を内側にして半分に折ります。
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3ミリ幅で赤く印をつけます。
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印どおりに縫い合わせます。
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縫ってない部分から裏返して、タグの完成です。
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タグをガーゼ生地の表側の好きなところに待ち針で止めます。
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タグをガーゼ生地に仮縫いします。仮縫いは手で縫っても大丈夫です。
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中表になるように布を重ねます。この後は「基本編」手順3からと同じ作り方になるので、そちらも参考にして作り進めてください。
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返し口を除いて、合わせた生地を幅1cmで縫っていきます。
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縫い終わったら表に返した時にタグの内側になる部分がもたつかないように、少し切っておきます。
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縫い目をアイロンで割り、返し口から布を表に返して周りを一周縫ったら出来上がりです!
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