汗取りパッドでベビー快適

汗取りパッドでベビーの夏を快適に!選び方使い方代用方法

汗取りパッドでベビーに快適な夏を!ベビーが汗をかく度にお着替えをするのはとっても大変。かといって、汗で湿った服をそのままにしておくわけにもいかないですよね。そんな時、汗取りパッドがとっても便利です!汗取りパッドの選び方と、おすすめ商品をご紹介します。

汗取りパッドでベビーの夏を快適に!選び方使い方代用方法

夏の汗対策!汗取りパッドで汗っかきベビーも快適

赤ちゃんは新陳代謝が活発で身体から熱を発しやすく、おまけに汗腺の数が大人と同じであるためとっても汗っかきです。大人が特に暑いと感じていない時でも、赤ちゃんの背中や頭を触ると汗びっしょり、なんていうことも。

汗をかくことは体温を調節するために必要なことですが、赤ちゃんの身体が汗で濡れたままになっていると、風邪を引いたりあせもの原因になったりします。
そういったことを防ぐためには、「汗取りパッド」が有効です。この記事では、ベビー用の汗取りパッドについて詳しく解説します。

汗取りパッドが大活躍!ベビーうれしいメリット3つ

赤ちゃんと一緒に運動をするママ

夏の暑い日に、おっぱいをあげてもオムツを替えても赤ちゃんがぐずり続けていたら、汗で服が濡れていて気持ち悪いのかもしれません。

汗取りパッドを使うと、肌着では吸収しきれない汗をすっきりと吸収してくれるので、そんな赤ちゃんのグズグズを解消できることもあります。汗取りパッドを使うメリットは、赤ちゃんがすっきり快適になるだけではありません。

汗取りパットが大活躍1.あせもの予防

赤ちゃんは新陳代謝が活発で、汗腺の密度が高いのでたくさん汗をかきます。
しかも、しわやくびれの多い赤ちゃんのお肌には汗がたまりがち。皮膚が薄く刺激にも弱い赤ちゃんのお肌は、汗をそのままにしておくとすぐにあせもが出来てしまいます。

あせもになると肌が敏感になりケアが大変です。さらに引っかいてかきこわしてしまうと、とびひになってしまうこともあるので、あせもは予防するのが一番。汗取りパッドでこまめに汗を吸収し、肌の表面を清潔に保てばあせもを予防できます。

赤ちゃんのあせも|あせも対策+汗をかく前と後の予防ケア
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汗取りパットが大活躍2.風邪の予防

よく、汗をかいたままにしていると風邪を引いてしまうよ!と言われるのはどうしてでしょうか?

「水」は、どんどん空気中に蒸発していこうとする性質を持ちます。水が空気中に蒸発していく際には、熱のエネルギーが必要になります。汗をたくさんかいてそのままにしておくと、皮膚の表面についた汗は、身体の熱を奪うことで空気中に蒸発していきます。だから、身体が冷えてしまうのです。

汗取りパッドでしっかり汗を吸収し、汗を吸収した汗取りパッドをこまめに交換してあげれば皮膚の表面はいつも乾いた状態になるので、身体が冷えて風邪を引く心配もありません。

汗取りパットが大活躍3.遊びの邪魔をされずに赤ちゃんご機嫌!

汗で洋服が濡れるたびに着替えをするのでは、ママにも赤ちゃんにも負担がかかります。
ママは洗濯物が増えてしまうし、1日に何回も、動き回る赤ちゃんを追いかけて着替えをさせるのはとっても大変。

赤ちゃんだって、汗をかくほど熱中して遊んでいるところを、お着替えでじゃまされるのは嬉しくないはず。そんな時に汗取りパッドを使えば、集中して遊んでいる赤ちゃんの邪魔をすることなく、汗で湿った背中をさらっと快適にしてあげられます。

汗取りパッドの選び方のポイント|タイプ&素材をチェック

タオルで汗を拭かれ戸惑う赤ちゃん

汗取りパッドの素材は直接肌に触れるか、ベッドやベビーカーに敷いて使うか、汗取りパッドのタイプで違ってきます。

ベビーを快適にする汗取りパッド

背中に挟むタイプをイメージする汗取りパッドですが、利用シーンに応じて様々な種類があります。

背中に挟むタイプの汗取りパッド

例えば、おすわり以降の動きが活発になってきた赤ちゃんであれば、大人が涼しいと思っている部屋の中でも汗をかいてしまっていることがあります。
動き回る赤ちゃんの場合、汗をかく度にお着替えするのは大変。背中に挟むタイプの汗取りパッドを使えば、毎回着替えなくても汗をかいたら背中から汗取りパッドを引き抜くだけで湿り気から解放されます。

ねんね時の汗取りパッド

まだ寝返りができない赤ちゃんなら、ねんねの時にいつも背中がしっとりしていますよね。そんな時には寝具にセットするタイプの汗取りパッドが活躍します。

ベビーカー用汗取りパッド

ベビーカーでお出かけすることが多い赤ちゃんなら、シートと接する背中部分にいつも汗をかいてしまうでしょう。そのような場合は赤ちゃんの背中とシートの間に挟むタイプの汗取りパッドが便利です。

汗取りパッドの素材をチェック

次に汗取りパッドの素材も購入時には重要なポイントとなります。汗を吸収しやすい素材であることはもちろん、洗濯などのお手入れのしやすさもチェックしましょう。

背中に入れる汗取りパッド

背中に挟むタイプの汗取りパッドは、たくさん汗を吸収できて、なおかつ通気性に優れていることが重要なので、ガーゼが多重構造になっているものが良いでしょう。また、何度も繰り返し洗濯をするものなので、洗濯によってごわごわしないものを選びましょう。

実際、赤ちゃんの肌に直接触れる、背中に挟むタイプの汗取りパッドはほとんどが通気性のよい綿100%でできていて、肌に刺激が少ない、ガーゼ素材のものがほとんどです。ダブルガーゼ、3重ガーゼ、4重ガーゼなど、ガーゼの厚みにはさまざまなラインナップがあります。中には、抗菌加工をほどこしており、汗を吸った汗取りパッド内で雑菌が繁殖するのを防ぐという機能を持つものもあります。

寝具やベビーカーに設置するタイプの選び方

寝具やベビーカーなどに使うものは、生地が大きく、機能性に富んでいるためお値段もそれなりにします。何枚も洗い替えを購入するのが難しいこともあるので、洗濯したらすぐ乾くような速乾性に優れたものを選ぶのがおすすめです。

一方、寝具やベビーカー、抱っこひもにセットするタイプの汗取りパッドは、ある程度のクッション性と通気性・速乾性を兼ね備えるため、化学繊維(ポリエステルやナイロンなど)を使っているものが多くあります。

買わずにすむ方法

涼しい室内でうつ伏せで遊ぶ赤ちゃん

寝具やベビーカーに使うタイプの汗取りパッドは、速乾性があり、冷感加工がしてあるなど特殊な素材で作られているため、あれを自宅でママが再現するのはさすがに難易度が高いですが、背中に挟むタイプの汗取りパッドはほとんどが綿100%のものなので、買わなくても作れるのでは?と思う方も多いでしょう。

手作りするなら!

手作りで、いらなくなったガーゼのおくるみをリメイクするのもいいですね!汗取りパッドの大きさは赤ちゃんのロンパースをもとにすると、おおよその大きさや形の見当がつけられますよ。

タオルを代用

素材やその大きさがあまり小さな赤ちゃんには向かないかも知れませんが、汗取りとしてタオルを代用することもあります。ガーゼで作られている使わなくなった沐浴布程度の大きさなら、リメイクしなくてもそのまま使えそう!
ただし、やっぱりおうちの中だけ…ってなるかも知れませんね。

汗取りパッドを使う時期はいつ?

大人と赤ちゃんの暑さの感じ方は異なるので、汗取りパットは本格的に暑くなる季節の前に用意しておきましょう。

背中に挟むタイプは春頃から

お住まいの地域にもよりますが、5月頃からかなり日差しは強くなってきて、汗をかき始める赤ちゃんが増えてきます。背中に挟むタイプの汗取りパッドは、春になったら準備しておきたいところ。

特に外遊びでは汗をかきやすく、帰ってくるとすぐ眠たくなってしまう子も多いです。着替えさせてからお昼寝したかったのに、着替える前に寝てしまった!なんてこともよくありますよね。
汗取りパッドを着けてでかければ帰ってきて汗取りパッドを引き抜き、気持ちよくお昼寝ができますよ。

寝具タイプは通年使いたい!

一方、寝る時は季節に関わらず、汗をかく赤ちゃんが多いです。寝具用の汗取りパッドは、通年使っていても良いでしょう。普通のシーツよりも乾きやすいので頻繁に洗濯もできておすすめです。
ベビーカーに装着するタイプの汗取りパッドも同様に、一年を通じて便利に使えます。ベビーカーのシートを洗うのは大変ですが、汗取りパッドを敷いておけば汚れた時にすぐ洗濯できます。

シーン別・おすすめの汗取りパッド5選

タオルに包まりママを見つめる赤ちゃん

赤ちゃんの肌に優しく、吸汗性に優れた便利なおすすめ汗取りパッドをご紹介~♪

ベビーカーでお散歩

赤ちゃんが身動きをとれないベビーカーは、背中が暑くなってしまい赤ちゃんのご機嫌も悪くなりがち。こちらの汗取りパッドは、少しひんやりとする冷感素材を使っているので気持ちよく使えますよ。真夏には付属の保冷ジェルを使うのもおすすめです。

速乾性が高いので、夜洗濯して部屋干ししても、朝には充分乾きます。


リバーシブルで一年中使えるベビーカーシートの画像
出典:shop.benesse.ne.jp

リバーシブルで一年中使えるベビーカーシート/たまひよSHOP

抱っこひもでお散歩

夏に抱っこひもでお出かけすると、赤ちゃんと接している部分にびっしょり汗をかきますよね。拭きたくても拭けない、ダラダラと流れる汗がとってもつらいという方も多いのでは?
そんな時はこちらの汗取りパッドがおすすめ。対面抱っこでママと赤ちゃんの間に挟むだけで、適度にひんやりし、汗もしっかり吸収してくれます。


ひんやりカドリー ビトウィーンパッドの画像
出典:shop.benesse.ne.jp

ひんやりカドリー ビトウィーンパッド/たまひよSHOP

日中使えばお着替えしなくてもサラサラ

背中に挟むタイプの汗取りパッドでおすすめなのは「パシーマ®」という素材のものです。
パシーマ®は、ガーゼの間に脱脂綿が挟み込まれ、通気性・肌触りに優れた、とても気持ちの良い素材です。(パシーマ®は、龍宮株式会社の登録商標です)

脱脂綿が挟まっているのでガーゼよりもふわふわと柔らかく、ねんねの赤ちゃんが使うのにぴったりです。しかも、洗濯する度にこの中綿が膨らむので、風合いが衰えるどころかどんどん肌触りが良くなります。
パシーマ®には、仕上げ剤などの薬品が一切使用されていないので赤ちゃんがなめても大丈夫です。安全性には特にこだわりがあり、繊維製品の国際安全基準である「エコテックス規格100」の最高ランクを獲得しています。


パシーマベビー汗とりパットの画像
出典:pasima.com

パシーマベビー汗とりパット/龍宮株式会社

寝苦しい夜に

寝ている赤ちゃんの頭を触ってみて、しっとりしていたら寝具用汗取りパッドの使い時。
いつものお布団に汗がしみこんで湿った状態にしておくと、雑菌が繁殖する原因にもなってしまいます。

寝具用の汗取りパッドを使えば、赤ちゃんの背中をサラサラに保てるので、いつもよりぐっすり寝てくれるかもしれません。
洗濯してもすぐ乾くので、1枚持っていれば朝洗濯してその日の夜に使うことができますよ。


ベビークールキルトパッドの画像
出典:www.toysrus.co.jp

ベビークールキルトパッド/ベビーザらス


パシーマベビー汗とりまくらの画像
出典:pasima.com

パシーマベビー汗とりまくら/龍宮株式会社

寝ている時の赤ちゃんは、背中だけでなく頭にもたくさんの汗をかきます。白いシーツだとわかりにくいのですが、少し色のついたシーツをつかっているご家庭では、赤ちゃんの頭の下がまるで水たまりのように汗で濡れているのを目にすることがあります。

頭が濡れて蒸れてしまうと気持ちが悪いだけでなく、頭皮に炎症が起きてしまうこともあります。
頭皮の炎症はやがてフケになります。フケはダニの大好物なので、寝具にはダニが多く発生するのです。

このように、寝ている時に頭からかく汗も、なかなかくせもの。頭によく汗をかく赤ちゃんには、頭用の汗取りパッドもおすすめです。

汗取りパッドだけじゃない、ベビーの汗対策

汗をかいた後にお風呂につかる赤ちゃん

汗っかきの赤ちゃんは、汗取りパッドだけでは間に合わないほど汗をかくことも。
汗取りパッドは便利ですが、それだけに頼らず汗対策をしてあげましょう。

日中の水浴びでさっぱりリフレッシュ

お部屋遊びがマンネリ化しがち…という人には、1日のスケジュールに「水浴び」を取り入れてあげるのがおすすめ。水遊びを兼ねた汗取りができて一挙両得ですよ。

水浴びには、大きなビニールプールなどを用意しなくても、使わなくなった沐浴用のベビーバスなどでもOKです。
お昼寝時の前に10分程度水浴びさせてあげると汗がスッキリ。適度に疲れてぐっすり寝てくれることもありますよ。

汗びっしょりにならないよう空調にも注意

冷房をいつもつけていると赤ちゃんの身体に悪いのでは…と心配になる方もいるかもしれませんが、冷やしすぎなければ問題はありません。

冷房を身体に悪いものと思って暑い日でも使わないでいることのほうが、熱中症を引き起こす危険が高いです。
赤ちゃんの身体には熱がこもりやすいので、室温に注意しながら冷房を活用していきましょう。

熱中症は、湿度が高いと起こりやすいので、「除湿」モードを弱くかけておくのがおすすめ。
エアコンの設定温度は、その通りにならないことが多いので、赤ちゃんが過ごす部屋にはいつも温度計を設置しておくようにしましょう。

肌着も通気性の良いものにチェンジ

今使用している肌着はどんな素材でしょうか?
もし、向こうが透けて見えない程度の厚みを持っているのであれば、汗が出る季節には少し透け感があるくらい薄手のものに替えてあげましょう。

でも暑そうだからと言って、ノースリーブの肌着を着せてしまうのはNGです。
脇の下には汗腺が多く汗をかきやすいうえ、しわが多いので汗がたまりがちです。ノースリーブの肌着では、わきの下にたまった汗を吸収できず、あせもの原因になってしまいます。

赤ちゃんの肌着は、「袖あり」が基本です。
ねんねの赤ちゃんであればガーゼの短肌着を、おすわり以降の赤ちゃんには薄手の半袖ロンパース肌着を着せてあげましょう。

汗取りパッドを上手に活用して快適に

汗っかきの赤ちゃんのために、色々な種類の汗取りパッドが販売されています。
汗取りパッドを使うのは多少手間と感じるかもしれませんが、汗で湿ったお洋服を取り替えることよりはよほど簡単です。
ましてや、汗を放置して風邪やあせもになってしまった時のケアの大変さを思えば、汗取りパッドを使うひと手間はなんてことないですよね。

赤ちゃんがどんな時に汗をかきやすいかよく観察して、最適な汗取りパッドを選んであげてくださいね。