育児休暇終了後の職場復帰
育児中心の生活から一転、仕事と育児の両立を求められる生活の始まりですね。
生活のサイクルがガラッと変わり、家、保育所、仕事場を往復する毎日。合間に買い物をしたり家事をしたり子供のイベントに付き合ったり。自分の時間なんてどこにあるんだろうと思ってしまいそうです。
初めのうちは慣らし保育をしながら、家事を効率良くこなせる方法を模索するといいかもしれません。
例えば、家事の時間割を作って冷蔵庫に貼ったり、本格的に職場復帰してからの生活をイメージトレーニングしたり―――。
- 保育所の必需品は揃っていますか?
- 普段、保育園へのお迎えは誰が行きますか?
- 急な残業のときのお迎えは?
- 子供が急に具合が悪くなったときのお迎えは?
仕事だって、残業ができなかったり、繁忙期に時短勤務で自分だけ帰る後ろめたさを感じたり。急な欠勤や早退もあると思います。子供の急病で早退したら、そのまま何日か欠勤することも多いでしょう。同僚に迷惑をかけてしまうと思うだけで胃が痛くなりそうですね。
子供と初めて離れ離れになることが寂しかったり、新しい生活リズムにや仕事のことで不安いっぱいの人はたくさんいると思います。
でも大丈夫。みんな不安でした。あなたが今感じている不安はあなたの心が正常な証拠です。みんな職場復帰のときは不安と戦いながら、たくさんの労力を使っています。
テレビやインターネットをみているとたくさんの手抜きのコツがあふれていますが、あなたに必要な手抜きポイントは結局あなたにしか分かりません。
手探りしながら、あなたが少しでも楽に過ごせるように思いっきり試行錯誤してください。
みんなが思う不安なこと、不安だったこと
みんなが不安なこと、大きく分けるとポイントは3つあります。
子供のこと、家事のこと、仕事のこと。
今あれもこれもとたくさんの不安な気持ちを抱いていたり、過去に不安を抱いていたのはあなただけではないのかもしれません。
やっぱり一番は子供のこと
子供のことを考えると胸が張り裂けそうですね。慣らし保育中、慣らし保育終了後も、子供が後追いして号泣する姿を見ていると・・・
「子供にこんなに寂しい思いをさせてまで職場復帰する必要があったのかな」「やっぱり子供と一緒にいたい!」「寂しい…」
と、どんどん暗い気持ちになることがあります。
病気やケガ、発熱時など緊急時のお迎え時の対応についてはきちんと話し合われていますか?緊急時の送迎は絶対に二重三重の対策をしておくとよいでしょう。
例えば、緊急時のお迎えはおばあちゃんにお願いしているから大丈夫!と思っていても、おばあちゃんが何らかの都合で保育園の連絡を受けられない可能性があります。緊急時はおばあちゃん。でもおばあちゃんが無理なときはおばさん、おばさんも無理なときはおじさん…など分散するようにすると、緊急時のお迎えを頼まれた相手もそれほどプレッシャーを感じないのではないでしょうか?
また、お迎えの後の病院や預け先についてもきちんと話し合っておきましょう。
家事だって不安
仕事と家事の両立は、思いのほか疲れるもの。どれだけちゃんと話し合っても配偶者が家事の分担の約束を守ってくれないなんて話はよく聞きます。配偶者が家事を手伝ってくれない、私だけが辛い、私だけが…と思うとどんどん辛くなってきます。ケンカが増えることだってあるでしょう。
慣れないことだらけの毎日を送るストレスは、その人にしか分かりません。追いつめられて爆発…なんてことになる前に、きちんと話し合うようにしましょう。あなただけが全部を背負い込む必要はありません。
仕事だって…
産休の後の育児休暇取得で仕事から離れていた期間は長く、ブランクも感じますし昔のようにできるか不安でもあります。
- 職場に自分の居場所はあるのかな。
- まわりの人に迷惑をかけないようにしないと!
- 何とかして評価を上げたい!
気持ちばかりが焦ってしまうこともよくあります。でも、少し考え方を変えてみませんか?確かに、ワーキングママは同僚に迷惑をかけてしまうことがあります。
迷惑をかけてしまうことは心苦しいことです。でも、ワーキングママが同僚に迷惑をかけてしまうことはある意味仕方のないこと。ただし、迷惑をかけることは当たり前ではありません。同僚があなたをカバーしてくれることは決して当然のことではないんです。
だから、あなたが良心の呵責にさいなまされることは当然のことであり、同僚への感謝の気持ちと共にいつも心に持っておきたい感情です。
育児休暇も時短勤務も法律で認められた権利ですが「権利を行使してるだけ!」とふんぞりかえっていては同僚や上司の理解は得られません。今のあなたの謙虚な気持ちを忘れないでください。
職場復帰にまつわるトラブルあるある
一番多く聞かれるトラブルは「元の部署に戻れない」というものです。
これを会社側の目線で考えてみましょう。元の部署の専門性が高かったり、拘束時間が長かったりすると、ワーキングママに配慮して元の部署よりも負担の軽い部署に移った方が良いという判断をすることがあります。
それに、育児休暇を取得したあなたの欠員補充のために新しい人を雇うことだって珍しいことではありません。一旦人を雇ってしまうと、あなたが戻ってきたからと簡単に解雇することはできません。その結果、あなたの復帰する部署が変わってしまうことがあるんです。
また、あなたの負担を軽くするために仕事を減らした結果「私はもっと(仕事が)できるのに!」と不満に思うことだってあります。
元の部署に戻れることが一番望ましいのですがそれが叶わなかったとき、会社側の配慮が「配慮と言う名の不当な扱い」だとワーキングママ側に受け取られてしまうことは多々あるようです。感覚の違いや誤解、行き違いによる揉め事は避けたいものですね。
ちなみに法律では「不利益な扱いの禁止」と定められていて、会社が育児休暇などを取得した人に対して不当な異動などの扱いをすることを禁止しています。
スムーズな職場復帰のために
計画を立てることはもちろん必要ですが、計画を立てていてもなかなか計画通りにいかないことも多いもの。
職場復帰のために万全の体制で用意して、いざ職場復帰したらとにかく睡眠時間はきっちり確保するようにしましょう。また、忙しさに悩みをなあなあにしてしまい、誰かに打ち明けるタイミングを逃してひとりで考え込んでしまうこともあります。何かあっても一人で考え込まないことも大切。
そして、手抜きできるポイントはとことんまで手を抜いて楽をしましょう。
あなたが少しでも楽できるように、きちんと準備して職場復帰するのが自身のため、子供のため、仕事や周りの人のためになるのです。
事前に用意しよう
職場復帰当日、朝礼の場などで一言挨拶を求められることがよくあります。ただでさえ久しぶりの職場に緊張気味なのに、準備がないとパニックになりそうですよね!職場復帰の挨拶の例文は検索すればいくらでもでてきますが、例文やコピペに頼らずに自分の言葉で気持ちを伝えましょう。
また、職場復帰の挨拶だけでなく準備して欲しいもの、案外役に立つのがかかりつけ医や、親戚、会社、保育園などの電話番号の一覧です。これを作ることで、あなた以外の人が子供を面倒を見てくれているときなどに起こる想定外の出来事にも、スムーズに対応することができます。
いろんなことを準備することで安心を得られるのも大きいですね。
挨拶の内容を考えよう
挨拶は1、2分でまとめるようにしましょう。
内容は
- 感謝 あなたがいないときにあなたの分まで頑張ってくれた上司や同僚へ。また、自分を受け入れてくれた上司や同僚への感謝の気持ちを伝えましょう。
- 謝罪 これから先、働いていくうえで上司や同僚に迷惑をかけることがあると思います。そのことをあなたの口から改めて伝え謝罪することで、周りの人の理解や協力を求めましょう。
- 抱負 あなたのこれから頑張る気持ちを素直に伝えましょう。
- 近況 時間が残るようであれば、子供の月齢などの近況を加えてもいいかもしれませんね。
また、直接挨拶することが難しい、転勤した同僚や取引先の方にはメールや手紙で挨拶することを忘れずに。目上の人へのメールでの挨拶は失礼になりますので注意してください。配置変えなど知らない人ばかりの部署で挨拶するときは、自己紹介もしましょう。
通勤+保育所往復などのイメージトレーニング
朝は保育園を経由して会社へ。仕事が終わると保育園を経由して家に帰るのですが、電車やバスなどを使う方は、前もって時刻表などを調べておきましょう。
電車は何番目の車両に乗って、どこの階段を使うと効率がいいのかも実際乗って確かめておきたいですね。
そして保育園に確認しておいてもらいたいのが、お迎え前の買い物はOKかどうかということです。お迎え前の買い物がNGという保育園は案外多いように思います。
買い物がOKならどこで買い物するか、NGならどこで買い物するかも決めておきたいポイントです。
また、子供の移動方法。ベビーカーを使うのか、使うなら保育園に子供を預けたあとベビーカーをどうするのか、保育園に置いておくことはできるのか、できないならどうするのか?
ベビーカーを使わないのなら、子供は抱っこすることになりますが、子供に服を汚されることは多いので制服で通勤をする人は注意が必要です。
子供と一緒の移動はとにかく時間がかかります。時間に余裕を持って家を出るようにしましょう。
社内情報の事前収集
職場に友人や仲の良い同僚がいる人は、社内情報についてリサーチしておきましょう。
新しく入ってきた人は誰か、どんな人か。移動や退職などでいなくなった人はいるのか。出世した人は?育児休暇中の主な出来事など。
スムーズな職場復帰のため、育児休暇中も交流を持っておくといいでしょう。ただし、連絡しすぎは禁物です。たまに顔出しして差し入れをするのもいいですね。
好印象な挨拶
育休をもらっていた人がいつの間にか職場復帰していた…なんてちょっと感じが悪いですよね。
職場復帰するあなたも不安でいっぱいですが、あなたを迎える同僚も同じように不安を抱えているかもしれません。
あなたが育児休暇をとっている間、職場を支えてくれた人たちへ。また、戻ってきたあなたを受け入れてくれる人たちへ。感謝の気持ちとこれからもよろしくお願いしますの気持ちを込めて、挨拶に手土産を添えるのもいいですね。
挨拶&手土産作戦
準備した挨拶は暗記して自分の言葉で話せるようにしましょう。手土産にはクッキーやマドレーヌなど日持ちする個包装のお菓子がオススメ。
職場の人数は正確に把握し、人数より何個か多めに用意しておきます。基本は手渡しですが電話中や仕事中で手渡しが難しい場合は机の上に置かせてもらいましょう。離席中の人へは一言メッセージや、礼状を添えて置いておきましょう。
お世話になった人にはプラスαを添えて
お世話になった人には他の人への手土産にプラスαを添えてもいいですね。
オススメなのはかさばらないもの。高い物や重いものは逆にプレッシャーになることもあるので、ハンカチやポーチ、ペンなどをチョイスするのはいかがでしょうか?
スケジュール管理の徹底
運動会や発表会、保育参観や夏祭り、役員会や役員決めなど保育園はイベントがいっぱいです。特にお弁当が必要な遠足やお弁当の日には気をつけましょう。
また、順調にすすんでいた予防接種のスケジュールも、保育園に通い始めると発熱や風邪などで予防接種が受けられずペースが乱れがちです。
予防接種のうち打てるものはなるべく保育園に入園する前に終わらせておくようにしましょう。
スケジュール帳や書き込めるタイプのカレンダーの他にも、スマホのスケジュール管理アプリなどを使うと便利です。
使えるものは上手に使おう
仲の良い親戚が近くにたくさん住んでいる人や、親戚の協力が得やすい人は親戚に甘えてみてはどうでしょうか?
一般的に公的なサービスは比較的安価なことが多いのですが制限が多く、民間サービスは便利なのですが金銭的な負担が大きくなります。
親戚
病気や発熱時のお迎えの強い味方はなんと言っても親戚です。
保育所に提出する書類には緊急連絡先を書く欄があります。今は日中連絡がつく電話番号を複数書くようになっており、緊急時には上から順番に電話がいくようになっています。
最初の関門はこの緊急連絡先の欄に電話番号を書いてもいいよと言ってくれる親戚を見つけることかもしれません。
電話番号を書いてもいいよと許可が出たら、緊急時にどの程度サポートしてもらえるかも確認しておきましょう。
緊急時には保育園からの連絡を受けて保育園に迎えに行ったり、その後必要であれば医療機関を受診、早退後は子供の面倒をみてもらう必要もあります。
お迎えだけなら行けるが、受診は無理。受診まではできるが、その後子供を預かるのは無理、と言ったよいうに、もしものときに子供のことをお願いする親戚にも色々な都合もありますし、親戚だからと言って全てを押し付けてしまうような態度は揉めごと発生のもと。無理強いやごり押しで依頼するのではなく、『出来る限りの協力』をお願いしましょう。
また、合鍵の場所や診察券、保険証、お薬手帳。かかりつけ医の一覧など情報を共有し、しっかりと連携を取れるようにしましょう。
親戚だからと言って「やってもらって当たり前」ではないことをお忘れなく。親しき仲にも礼儀あり!です。たまには感謝の気持ちを込めて食事をご馳走するなどのお礼も必要です。
病後児保育と病児保育
病後児保育には事前の申し込みが必要ですが、病気の回復期の子供を預かってくれます。自治体によっては保育所の申し込みの時に一緒に申込書がもらえるところもあります。
また、都市部を中心に病気の初期症状の段階から預かってくれる病児保育のサービスもあります。
はしかや結核など一部預かることができない病気もありますが、民間の病児保育のサービスでは保育園へのお迎えのオプションがあったり、インフルエンザに罹患していても預かってくれるところもあります。
ただし、企業に勤める本人の家族がインフルエンザに罹患した場合でも、出勤を停止とする会社もあります。必ず、就業規則等を確認するようにしましょう。
一時預かり、一時保育
急な残業や休日出勤の他にも、病気や事故など突発的に保育が困難になった場合に利用できるサービスです。TPOに合わせて上手に利用しましょう。
公的サービス利用時の料金目安
自治体が認定している施設で、料金が安いのが特徴ですが事前登録が必要なのに加え、事前登録自体が抽選のところもあったり、1ヶ月の内に利用できる時間や日数に制限があったり、年度によっては一時預かりのサービス自体がなくなることもあります。
同じ自治体内はどの施設も同一料金で利用することができますが、利用時間や利用目的、子供の年齢(0歳児は月齢によっては受け入れに制限があります)によって金額が違うことがあるので、事前に確認しておきたいですね。
だいたい半日1200円~、1日単位だと2000円~位の料金で利用できます。
民間サービス利用時の料金目安
公的なサービスに対して、料金は割高ですが利用制限や利用条件が緩いのが特徴です。
園庭の広さや施設自体が国の基準を満たしていない場合がほとんどですが、日曜祝日を含む24時間の保育を実施しているところもあり、サービス業や飲食業など夜間の急な出勤にも対応できる場合があります。
夜間の保育には寝かしつけや入浴が含まれているところもありますが、サービス内容はまちまちですので事前にきちんと調べておきましょう。
だいたい1時間1500円~、1日単位だと6000円~位の料金で利用できます。
家庭福祉員制度やファミリーサポート
家庭福祉員制度とは、保育ママが自宅や、保育を行なうために借りた部屋などで保育を行なう制度です。この保育ママ、以前は看護師や保育士などの専門の資格を持った人に限られていたようですが、現在は認定研修や基礎研修を受講することでなることができます。
基本は保育所と変わりませんが、時間外保育に対応している保育ママもおられるのでお住まいの地区で探してみるといいかもしれませんね。対象は多くが半年から3歳未満。利用金額は所得によってかわります。
ファミリーサポート(ファミサポ)は援助したい人(提供会員)と援助をうけたい人(依頼会員)がお互いファミサポセンターに登録し会員になって育児などを助け合う制度です。提供会員は講習を受ける必要がありますが保育ママに比べると簡単になれるようです。
保育園のお迎えや、お迎え後に子供を預かってくれるなどサービスの内容が幅広いので、家庭福祉員制度より利用しやすいかもしれませんね。対象はだいたい生後3ヶ月~小学校6年生くらいまで。利用金額は1時間800円くらいです。
- 子育ての悩みあるある!育児への不安やストレスとの向き合い方
子育ての悩みは尽きないものですが、現代は一人子育ての悩みを抱える方が増えています。子育ての悩みはどう向き合いどう解決していくべきか、ワーキングマザーや専業主婦ならではの育児の悩みからも探っていきます。
ベビーシッター
ベビーシッターは海外ではメジャーですが日本ではあまり普及していないイメージがありますね。
シッターを雇う最大のメリットは時間が自由に使えることではないでしょうか?また、シッターを途中で変更することもできますし、最近は掃除や調理などの家事代行オプションに対応しているシッターさんもおられるようです。
シッターの相場はだいたい1時間2000円~3000円。これに交通費やオプション料金が加算されます。
注意したいのは、シッターは業者からフリーの方までおられるので質もピンキリだということです。大手の業者さんほど料金が高い傾向がありますが、マンツーマンで子供のお世話をしてくれるシッターのサービスには、人目がないというデメリットもありますので、金額だけで決めるのはやめましょう。
またネットの情報をうのみにせず、口コミなど色んな方向から判断するようにしてください。
公益社団法人全国保育サービス協会に登録されているかも大きな判断材料になると思いますので、全国保育サービス協会のホームページも参考にしてください。
- ベビーシッター料金はどれくらい?相場と利用方法を解説
ベビーシッターの平均的な利用料金や相場、定期的な利用や緊急の利用の際にお得に使えるベビーシッターの派遣会社の利用方法を解説します。信頼できるベビーシッターを派遣してくれるおすすめの会社なども掲載します。
宅配サービス
最近は大手のスーパーだけでなく、個人商店や場所によってはコンビニでも宅配サービスをしているところがあります。買い物に行かなくても欲しいものが家に届くのはとても便利ですね。
即日配達なのか、いくらから宅配してくれるのか、不在時の配達の対応(雨が降る日や猛暑日など)もあらかじめ調べておくと安心です。
またクリーニングの宅配サービスなどもありますので積極的に利用したいですね。
あなたのペースで職場復帰
誰だって子供を産み育てても輝くママでいたいもの。そのためには仕事だってきっちりこなしたい!でも完璧なワーキングママは安易に目指すとちょっと痛い目をみてしまうかも?家事も、仕事も育児も、まるでドラマの主人公のように完全に軽やかにこなせるママ・・・素敵ですが、現実はドラマのようにはいきません。
最初が肝心って言いますよね。確かに最初は肝心。でも初めから渾身の力でぶつかり続けたらすぐに息切れしてしまいます。
職場復帰に向けて色んな用意をしたら、あとはもう、怒涛の日々が押し寄せてきます。子供がいるとなかなか思うように働けないのも事実。早退からの連休が頻発といった心苦しい事態を回避するには、お金で人を雇うか身内のお世話になるかの2択しかありません。
全部を自分一人で完璧に行なうことなんて無理なんだと、出来ることできないことを見極め、甘えるところに上手に甘えてエネルギーはできるだけ温存するように動くのが育児と仕事と家事の持久戦をくぐり抜ける最大のコツです。
頑張る、忍耐は日本人の美徳ですが、子育て年ごとの両立においてはむやみな頑張りは身を滅ぼしかねません。大切なのは諦める部分は潔く諦め、でも開き直らないこと。育児休暇は当然の権利だとしても、当然のように権利を行使できるのは上司や同僚、配偶者や親戚の支えや協力があってこそです。
また、職場にはワーキングママへの理解がある人もいれば、理解がない人もいます。そしてそれも当然のことです。全員に理解を求めることを押し付けないのもポイントです。
手抜き料理、時短家事、サボるのではなく要領よく手を抜くだけ。肩の力を抜いて過ごしましょう。がんばりすぎないあなたでいてください!