断乳の方法・手順

断乳方法・失敗しない進め方|おっぱいバイバイ成功への道

断乳方法、失敗しない進め方は?最近は「卒乳」という言葉をよく聞きますが、急遽断乳せざる得ない事情もありますし、断乳が赤ちゃんの成長に繋がることだってあるんです!桶谷式断乳の方法、おっぱいの執着を和らげる断乳準備を紹介。断乳時のNG行動や0,1,2歳の年齢別断乳のコツも紹介します。

断乳方法・失敗しない進め方|おっぱいバイバイ成功への道

断乳方法が知りたい!失敗しない進め方

赤ちゃんが産まれたばかりの頃は「おっぱいはちゃんと出るかな」「上手に飲んでくれるかな」と不安だった授乳ですが、すっかり慣れてきた1歳前後には断乳のタイミングを検討するママも多くいます。
最近では「無理に授乳をやめるのではなく、赤ちゃんが求める間は飲ませてあげる」という意見もよく聞かれます。しかし、周囲から「もうおっぱい辞めたら?」「まだ飲んでるの?」と言われるとプレッシャーを感じ、両者の意見に板挟みになってしまうこともあるようです。

もしママ自身が「まだおっぱいをあげたい」と思っているなら、無理に断乳することはありません。おっぱいバイバイの時期を決めるのはママと子供ですので、周囲の声は聞き流しましょう。
しかし、ママ自身が赤ちゃんの成長を見て「この子はそろそろおっぱいにバイバイできそうだな」と思っているのなら断乳しても良いでしょう。また、ママ自身の職場復帰や母乳トラブル、投薬の必要性、次の子の妊娠などの理由により泣く泣く断乳することもあります。

断乳を決意したら、まずはどうしたらいいのでしょうか?思い立ったら即実行とばかりに「今日で終わり!はい、おしまい!」とはいきません。断乳を成功させるには、いくつかの手順を踏む必要があります。
今回はそんな断乳の方法を紹介します。

短期戦1週間での断乳方法|桶谷式断乳の進め方

ママと手を繋いでお散歩する女の子

まずは母乳育児で有名な助産師の桶谷そとみさんが考案した断乳の方法『桶谷式断乳』を紹介します。桶谷式はママが一方的に無理やり断乳をするのではなく、赤ちゃんが満足するまでおっぱいを飲んで、お互いの意思によって断乳する方法です。

桶谷式断乳は一定の条件が整った赤ちゃんに実行し、断乳をすることで赤ちゃんの成長の後押しをしてあげるという考えから勧められています。

ステップ1:断乳を決意し、日取りの決定する

桶谷式断乳方法を実行できる赤ちゃんとママの条件は以下の通りです。

赤ちゃんの条件

・1人歩きができる
赤ちゃんの自立がすすみ、運動量が増えているかが大事!
・食べる量が少なくても、ある程度硬いものが食べられる
断乳すると、食事を食べなかった子でもお腹が空いてよく食べるようになります。硬いものでもきちんと噛むことができ、消化ができるかどうかが大切です。

ママの条件

・おっぱいトラブルがない
おっぱいトラブルがあると断乳によりしこりや乳腺炎などになってしまいます。
・決意を固く持つことができる
母子ともに健康で心が安定しているタイミングで断乳しましょう。

上記の条件がそろっている場合、スタート時期を選びます。以下の条件を考慮すると、よりスムーズな断乳が行えるはずです。

入園や引っ越しなどの時期は避ける

タンポポの種を口で吹く男の子

保育園に入園したばかりの赤ちゃんはママから離れる不安やストレスを強く感じています。引っ越しなどの環境の変化も気持ちを不安定にさせますので、おっぱいは気持ちを落ち着かせるために必要です。

気持ちが不安定なタイミングでおっぱいまで取り上げることは赤ちゃんにとって非常に辛いことです。環境が変わったばかりの時期の断乳は避けましょう。

真冬や真夏は避ける

真冬は体調を崩しやすく、断乳後に体調を崩して風邪をひく子が多くみられます。断乳時期としてはおすすめできません。

真夏は汗をかき、普段よりも水分補給の必要性が高まる時期でもあります。母乳は食中毒予防にも効果があり、水分を効率よくとるためにも赤ちゃんには重要です。また、ママも断乳を開始すると、母乳の生成量を減らすために水分制限をしなくてはなりません。真夏に水分制限をすると、脱水状態になりやすくなります。また、桶谷式では断乳開始3日間はお風呂に入らない方がおっぱいトラブルを防げると考えられていますので、大量に汗をかく真夏の断乳は辛いものになるので避ける方がいいでしょう。

パパの協力が得られる期間がおすすめ

断乳をする際にはパパや家族の協力があった方が良いでしょう。断乳すると赤ちゃんは当然泣きますが、ママが抱っこをするとおっぱいを思い出して余計に恋しくなってしまうこともあります。ママにとってもおっぱいの張った状態での抱っこは辛いものです。

そんな時にパパや家族が気分を紛らわせるために遊んでくれたり、抱っこをしてくれたりすることが大切になります。特にお風呂はパパが入れてあげた方が良いでしょう。
連休などパパが一緒に過ごすことができるタイミングを見計らって断乳の日程を決めると、赤ちゃんやママの負担が軽減されます。

ステップ2:1週間前に赤ちゃんに「おっぱいバイバイ」を伝える

断乳の決意を決めたママ

断乳を決意したら、1週間前から「この日がおっぱいにバイバイする日だよ」と言い聞かせます。カレンダーに印をつけて「あと○日だね」と伝える方法だと分かりやすく伝わります。
1日に何度も言うと赤ちゃんも悲しいので、1日1、2回程度で良いでしょう。

断乳を伝えたら体調を崩した?

赤ちゃんによっては断乳を伝えると熱を出したり、機嫌が悪くなったりします。
その場合は、赤ちゃんにとってはまだ時期が早かったのかもしれません。無理に進めないで様子を見てみましょう。

断乳を受け入れてくれる赤ちゃんは、おっぱいに向かって「バイバイ」と言ったり、手を振ったりしてくれる子もいます。

ステップ3:断乳前日は好きなだけ飲ませてあげる

「明日、おっぱいにバイバイするんだよ」と伝え、その日は1日中、赤ちゃんに好きなだけおっぱいを飲ませてあげましょう。ママがたっぷりと愛情を持って接すると、赤ちゃんは安心します。

ママは断乳後、数日間はお風呂に入れなくなりますので、ゆっくりと湯船につかってリラックスすることをおすすめします。

ステップ4:断乳当日、おっぱいは可愛いうさぎちゃんに変身!

断乳の方法をインターネットで検索するママ

ママも赤ちゃんも体調がいいようであれば予定通り断乳決行です。朝の母乳が最後になります。赤ちゃんには「これが最後のおっぱいになるよ。おっぱいにバイバイしようね」と伝えます。赤ちゃんによってはいつもよりも長い時間吸う子もいますが、気が済むまで付き合ってあげましょう。

口を離したら「もうバイバイだよ。いいかな?」と確認し、それでも吸わないようならおっぱいに絵を描きます。絵の内容は可愛い動物や好きなキャラクターを選びましょう。絵の苦手なママは「へのへのもへじ」でも大丈夫です。

次に飲みたがっても絵を見せて「おっぱいはウサギちゃんになったの。だからバイバイだね」と話して飲ませないようにします。泣いたり騒いだりしても我慢して、気を逸らせる遊びをしたり、外に連れて行ったりしておっぱいを忘れられるようにします。この時、他の家族などの協力が得られるとママも赤ちゃんも楽になります。寝かしつけの際は母乳の代わりにお茶を飲ませてあげましょう。

ママはお風呂に浸かってしまうと血行が良くなりおっぱいが張ってしまうためこの日から入浴は禁止になります。食べる量も減らし、水分も摂りすぎないよう最小限にしましょう。

ステップ5:断乳3日間はママの忍耐力が試されるとき

赤ちゃんにおっぱいをせがまれる断乳中のママ

断乳をすると赤ちゃんは泣いたり、無理やり飲もうとしたりします。ママにとっても長くて辛い時間になります。しかし、だいたいの赤ちゃんは3日でほぼ断乳は完了します。

日中はたくさん外で遊ばせると、疲れてぐっすり眠ってくれます。泣いているからといって抱っこばかりをしているとおっぱいの事が忘れられないので、外で思いっきり体を動かすなどおっぱいについて考える時間を与えないのがポイントです。

一度おっぱいから離れることができた赤ちゃんはその後、意外にもケロリとしているものですので、頑張って乗り切りましょう。

断乳をするとおっぱいは張って痛くなりますが3日目までは痛くなった時だけ軽く搾乳し、なるべく触らないようにします。2日間は我慢をして3日目にスッキリと搾乳をします。
なるべく刺激をしないようにし、食事の量や水分は控えめにすることで徐々におっぱいの張りは楽になっていきます。

長期戦1ヶ月の断乳方法|赤ちゃんのおっぱいへの執着を和らげる方法

1ヶ月以上かけてゆっくりと授乳回数や時間を減らしていく方法です。離乳食の進み具合を見ながら母乳量を調整します。母乳は赤ちゃんが飲めば飲むほど作られるため、徐々に減らすことで分泌量も一緒に減らせるため、おっぱいトラブルが突然断乳するよりも少なくすみます。

断乳の1番の問題である「おっぱいに対する赤ちゃんの執着」を和らげることを目的としていますので、はっきりとした日程は決めていなくても、断乳を考え始めたら取り入れることをおすすめします。

ステップ1:授乳回数を1日3回まで減らす

断乳が上手くいかずに徐々に回数を減らすママ

母乳育児では、赤ちゃんの欲しいままに飲ませているケースが多いため、まずはおっぱいをいつでも好きな時に飲んでいる状況を変えます。泣いたらおっぱいではなく、まずは抱っこです。

1日に6回~8回以上あげているおっぱいを3回に減らすのが目標です。食事の後だけ飲ませるという規則性を持たせると赤ちゃんもママも守りやすくなります。

ステップ2:「おしまい」と声をかけ、1回の授乳時間を短くする

授乳の回数が落ち着いたら次は時間を徐々に短くしていきましょう。赤ちゃんによってはおっぱいが飲みたいというより、単に安心感を得たいから吸っているケースも多くあります。

食後の授乳であればお腹が満たされているので短くしやすいです。1回の授乳が何分くらいなのかを測りながら「もういいかな?」「おしまいにしようね」と声をかけ、徐々に時間を短くしていきましょう。

ステップ3:おっぱいへの執着が少なくなったところで断乳決行

ママのおっぱいよりも鹿に目が行く男の子

回数も時間も減らすことに成功し定着をしたら、断乳を決行します。徐々に減らしているため赤ちゃん自身にもおっぱいへの執着が少なくなっておりスムーズに終了できるケースが多いようです。この断乳方法は、桶谷式と組み合わせても効果ありです。

早くから始める断乳準備。寝かしつけはおっぱい以外!

母乳育児の場合、寝かしつけにおっぱいを飲ませるママが多くいます。新生児の頃の「泣いたら飲ませ、飲んだら寝る」のサイクルがそのままに定着し、赤ちゃんは眠たくなるとおっぱいを求めて泣き、ママもおっぱいを吸わせれば眠ってくれて楽なためなかなかやめられません。
しかし、後々の断乳を考えるなら、おっぱい以外の寝かしつけ方法を確立させておく方が負担が少ないですし、そもそも夜間の授乳が定着するとママも睡眠不足になりがち。
夜間の授乳が必要なく、まとまって眠れる月齢になったら「暗くなったら眠る」「背中をトントンとして眠る」「抱きしめて眠る」などおっぱい以外の方法を根気よく続けることで眠るためのルールを変えておきましょう。

こんな断乳方法はNG!おっぱいを嫌な思い出にしないで!

断乳を実行すると、「何とかおっぱいを止めさせなくちゃ!」と頑張りすぎてしまうママや「やっぱりかわいそう」と弱気になるママも多くいます。しかし、間違った方法をとると余計に赤ちゃんを不安な気持ちにさせ、せっかく築いた信頼関係を壊してしまいます。
断乳におけるNG行動を紹介します。

おっぱいに怖い絵を描く

ママと赤ちゃんが手を繋いでいる画像

断乳のために、おっぱいに怖い絵を描いて驚かせる方法をとったママのエピソードを耳にしますが、赤ちゃんにとっておっぱいは安心感を与えてくれた大切な存在です。その大切なおっぱいがある日突然怖い存在に変わったというのは、赤ちゃんにとって悲しい思い出となります。おっぱいを飲めない、しかもおっぱいが怖い存在に変わってしまっては、赤ちゃんは余計に辛い気持ちを味わいます。

おっぱいに怖い絵を描く方法はやめ、好きなキャラクターや可愛い絵を描いて「バイバイって言ってるよ」「おっぱいはくまさんになったからバイバイだね」と伝えましょう。

乳首にからしやわさびを塗る

ある程度成長した赤ちゃんは自分でママの服をめくっておっぱいを飲もうとします。「飲んじゃダメ」と言われても恋しくて無理やり乳首を吸おうとすることもあります。そのため、「おっぱいがマズくなった」と思わせようとして乳首にからしやわさびを塗ってしまうママもいます。

これは、赤ちゃんにとってはショックな出来事であると同時に強い刺激になってします。刺激物を乳首に塗る方法はやめましょう。

絆創膏で覆うのはOK

服を強引にめくってしまう赤ちゃんには乳首を絆創膏で隠してしまうという方法もあります。これは吸いたくても吸えないためママも気持ちを強く持つことができます。
「おっぱいケガしちゃってでなくなっちゃの」「おっぱい無くなっちゃった」と言って飲ませないようにします。

何度も断乳の中止や延期をする

パパと一緒に滑り台に乗ろうとする男の子

断乳はママにとっても辛いため、「こんなに泣くならまだ早かったのかも」と、ついおっぱいを飲ませてしまうことがあります。
しかし、赤ちゃんにとっても断乳の宣言を何度も繰り返されるのは悲しいものです。また、宣言をされても「泣けば飲ませてくれる!」と誤った学習をしてしまうと、いよいよ本当に断乳しようとしたときにたいへんです。

ママに迷いがあるときは、決意が揺らぎやすいので無理に断乳をする必要はありません。

年齢に合わせた断乳方法!0、1、2歳児の断乳のコツ

ついこの間まで四六時中おっぱいを飲んでいた赤ちゃんと、寝る前しかおっぱいを飲まない1~2歳の子供では断乳の方法やポイントも変わってきます。ママのお話がきちんと聞けるか、おっぱいバイバイの意味がわかるか、思い通りにいかないことがあったときに自分の感情をどう処理できるか、子供の成長具合によって適した断乳方法や注意点も違いますので、チェックしておきましょう。

0歳期の断乳は栄養バランスや水分補給に注意して!

公園の噴水にはしゃぐ男の子

離乳食がしっかり食べられ、栄養や水分が十分にとれている赤ちゃんであれば1歳の誕生日前に断乳を決断してもいいでしょう。可能な限り1人歩きができた方が良いのですが、ママの服薬などの事情がある場合はそうもいっていられないので、離乳食が食べられているならOKです。

まずは夜間授乳を辞め、おっぱいなしで眠れるようにします。その後はおっぱいから得ていた栄養分を補うためにフォローアップミルクの活用や栄養面に気を付けた食事に切り替えます。コップやストローのみの練習も忘れずにしておきましょう。

1歳前に断乳をするメリットは、食事量が増え夜間の寝つきが良くなることです。1年の産休で職場復帰を考えるママにとっては搾乳の必要なく、保育所に預けることができ、睡眠時間も確保できるのが大きなメリットといえるのではないでしょうか?

1歳代の断乳は「バイバイ」の意味を教えてあげよう

旅行で疲れ一休みする男の子

1年を過ぎたおっぱいには栄養がないと言われることがありますが、血液から作られるおっぱいには2歳を過ぎても栄養が豊富に含まれています。多くの人が1歳を過ぎる断乳を意識しますが、1歳になったからと言って絶対やめさせる必要はありません。

1歳を過ぎると赤ちゃんも自我が強くなってきますが、言葉を覚え初め、ママの話を理解できます。
断乳することを赤ちゃんにしっかり言葉で伝えます。バイバイの動作も教えてあげましょう。赤ちゃんの様子によって徐々に減らす方法か一気に断乳をする方法か決めるのがおすすめです。

自我の強さからおっぱいへの執着も強くなっているので、おっぱいを求めて強く泣くケースが多い頃でもあります。外遊びが楽しい年齢ですので、お散歩に連れ出し、気持ちの切り替えをしてあげる工夫をしましょう。

赤ちゃんは悲しい気持ちを我慢しながら受け入れることで自立への1歩を踏み出せるはずです。1歳を超えている赤ちゃんの多くは体の消化能力も育っているため体調を崩すことなく断乳できます。

2歳以降の断乳は子供の意思を尊重し、話し合うこと!

保育園のお友達と一緒に外を眺める男の子

日本では1歳代の断乳が多いのですが、世界のママは2歳以降にも飲ませているケースが多く、WHOでは2歳以上での断乳を推奨しています。
2歳になるとほとんどの子が食事から栄養を摂取しており、おっぱいを吸うのは心の安定のため。おっぱいに執着しているというよりは、単に習慣化しているだけの場合も多いです。好奇心も強く外に出かけている時は欲しがらないことも多いので、日中は積極的に出かけ疲れさせ、「そろそろ飲まなくても大丈夫だよ」「ご飯美味しいね」とおっぱいを意識しない生活をしましょう。

子供の意思を確認しながら相談して断乳の日程を決定しても大丈夫です。「いつバイバイする?」「この日にさよならだね」「おっぱいにありがとうしようね」とよくコミュニケーションを取って断乳を実行しましょう。

2歳以降の断乳の最大のメリットは赤ちゃん、ママ共に高い満足度を得られることです。断乳をする際、赤ちゃんだけでなくママも寂しい気持ちを感じますがしっかりとおっぱいを通したコミュニケーションをしたことで強い絆を作ることができます。

断乳と卒乳の違いは?

断乳が終わり一息つくママ

『断乳』はママの意志でおっぱいを終了させることです。飲む量を減らせたり、飲ませなかったりとおっぱいを終了するように赤ちゃんを誘導します。

一方、『卒乳』は赤ちゃんが自分の意志でおっぱいから離れることを言います。また、母乳の出が悪くなったことで赤ちゃんが欲しがらなくなったり、ぐっすり眠るようになりおっぱいを意識しない生活になったなど、自然に離れたケースもあります。

1歳、2歳を過ぎると子供が自分の意志で「卒乳」を決めるまで待つのもありでしょう。しかし、なかなかやめてくれず、ママが我慢できずに結局「断乳」を行うケースもよく聞かれます。
大きくなってからの卒乳・断乳は、「執着が強くなっててダメだった」「話が伝わるから楽だった」と両意見あります。年齢よりも赤ちゃんや子供の性格を見極め、ちょどよいタイミングを見極めるのが成功のコツです。

断乳の方法は人それぞれ!焦らず判断することが大切

保健センターや保育所などで「母乳は1歳半を目安にやめると良い」と言われることもありますが、これは単なる一般論としてのアドバイスです。
断乳の時期や方法は、赤ちゃんの様子やママの生活スタイルなどで総合的に判断をする必要があります。いつ、どの方法が良いとは一概に言うことはできません。

最近は断乳ではなく、赤ちゃんの気持ちを優先して卒乳を勧める考えも浸透してきていますが、「断乳だから赤ちゃんが可哀想」という意味ではありません。ママ一人で判断に迷うなら、母乳外来でカウンセリングを受けてみるというのもひとつの方法です。おっぱいの状態を見ながら、断乳時のケアの相談にものってくれるでしょう。

断乳の決断をしたらママは諦めない強さが必要になります。おっぱい以外の方法で愛情を感じさせてあげ、赤ちゃんの心のケアをしましょう。赤ちゃんとママの笑顔を守ることが大切です。