赤ちゃんのハイハイ時期対策練習

赤ちゃんがハイハイするのはいつ?お家の安全対策&練習方法

赤ちゃんがハイハイするのはどれくらいの時期でしょうか?我が子のハイハイする気配の無さに不安なママ、一方でハイハイスタートが早いことが心配なママも。赤ちゃんがハイハイを始める時期、赤ちゃんの動きたい気持ちを促す練習や安心してハイハイできる安全対策についてご紹介します!

赤ちゃんがハイハイするのはいつ?お家の安全対策&練習方法

赤ちゃんがハイハイを始める時期に知っておきたいこと

ハイハイはまさに赤ちゃんらしさ全開の行動であり、赤ちゃんの身体の発達には重要な意味を持つ動作です。

祖父母などから「ハイハイをすると身体が強くなるのよ」「ハイハイを長くしっかりさせるといいのよ」などと言われることもあります。児童館で見る赤ちゃんや、月齢の近い友達の赤ちゃんがハイハイしているのを見ると、「人と比べてはいけない」とわかっていても、「うちの赤ちゃん、いつハイハイを始めるのかしら」とつい気になってしまいます。
でも、心配しないでください。赤ちゃんがハイハイをし始める時期は個人差が大きいですし、中にはハイハイをほとんどせずに立ち上がる子もいます。

ハイハイは、手で自分の体重を支えるため腕から肩にかけての筋肉が発達していきます。手で体重を支えられることに慣れていくと、たっちができたときに転んでも手を出して体を支えることができるようになります。

赤ちゃんの体にとって良いことがたくさんあるハイハイ。できるようになるには?ハイハイするようになってから注意するポイントは?

赤ちゃんがハイハイをするのはいつから?ハイハイまでの成長の流れ

母子健康手帳によれば、約9割の赤ちゃんが生後7ヶ月~10ヶ月の間にハイハイを始めるとあります。しかし、身体の大きさや筋肉の状態、周りの環境によっても大きく左右されるため、もっと早くハイハイを始める赤ちゃんもいれば、「1歳までハイハイをせず、いきなり歩いてしまった」という赤ちゃんもいます。

笑顔でハイハイの練習をする赤ちゃん

あるアンケート調査によれば、おなかをつけずにハイハイができるようになった月齢が「5ヶ月未満」と回答した人が1%、「1歳以降」と回答した人が4%いるなど、赤ちゃんのハイハイの始まり時期には大きな差があるようです。

赤ちゃんはある日突然ハイハイをするわけではなく、いくつかハイハイが始まる兆候があります。我が家では、赤ちゃんがハイハイを始める前に、四つん這いになって尺取り虫のような動きをはじめ、その1週間後あたりにハイハイのコツをつかみ、前進を始めました。

赤ちゃんが、自分の力で「動きたい!」と思っている気持ちを察知し、じょうずにハイハイを促してあげられるよう、ハイハイをするまでの流れをおさえておきましょう。

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正常な発達の目安になる「おすわり」

人間以外の哺乳類は生まれた時から自分の足でしっかり立つことができますが、人間だけは生まれた時に自力で立つ力が備わっておらず、体の上のほうから徐々に発達していきます。

首が座ってしばらくすると、徐々に肩~腕の筋肉が発達し、腰がすわってきます。おすわりのし始めは、まだしっかりと背筋を伸ばすことができず、手を前についてしまったり、後ろに倒れてしまったり…。そのような段階においては、ママは赤ちゃんのそばにいて、転倒に注意して見守ってあげましょう。
丸めたタオルなどを赤ちゃんの太ももの上においてあげると、前に手をつかずに安定してお座りができるようになるかも。

おすわりができるかどうかは、正常に発達しているかどうかの目安の一つになりますから、9~10ヶ月健診で医師におすわりの状態をチェックしてもらいましょう。

ハイハイ前の大切なステップ!腹ばいも上手になる

うつぶせ時に顔を上げる姿勢を保つ「腹ばい」もハイハイの前の大切なステップ。
腹ばいの練習を続けていると、徐々に頭を高く持ち上げられるようになります。腹ばいの姿勢は、嫌がる赤ちゃんも中にはいるので、小さいうちから腹ばいに慣れさせてあげるのもお勧めです。
我が家では、生後2ヶ月くらいから、1日数回腹ばいの姿勢にしてあげていました。初めは、嫌がって泣いていたのですが、生後4ヶ月で寝返りができるようになると、気づくといつも腹ばいの姿勢になっていました。

腹ばいに慣れてくると、頭が床に対して90度上がるようになり、次に胸のあたりまで床で手を押して上半身を起こすことができるようになります。赤ちゃんが腹ばいになっているところを写真に収めていくと、徐々に体を起こせるようになっていく様子が記録できるのでお勧めですよ。

上半身を起こせるようになれば「ずりばい」ができる

腹ばいで上半身を大きく起こせるようになってくると、ずりばいの準備が完了です。
お腹をつけたまま、ずるずると床をはって移動するようになります。赤ちゃんにとって、初めて自分の意思で移動できるようになる瞬間です。

腹ばいからずりばいへと発達していくには、赤ちゃんの動きたい意欲を引き出してあげることも必要です。お気に入りのおもちゃを、手の届かない少し先のところに置いてみましょう。我が家は、リモコンを布団の端に置いてみたところ、ずりばいを通り越してハイハイを始めました。

ハイハイができるようになるために必要なこと

以上、おすわりができるようになってから、ずりばいまでの流れを簡単にご説明しましたが、その順序も赤ちゃんによってさまざまです。ずりばいができるようになってから、おすわりが安定し、ハイハイに繋がる赤ちゃんもいれば、我が家のようにずりばいを全くせずにハイハイをする赤ちゃんもいます。

ハイハイが待ち遠しいママとパパに抱えられる赤ちゃん

赤ちゃんがハイハイできるようになるまでには、筋肉の発達や意欲、お部屋の環境などさまざまな要素が整ってくることが必要です。
赤ちゃんの動きをママがしっかり観察し、「今はこんなところが発達しているのね」と楽しみながら見守りましょう。

うでと脚の筋肉が発達してくる

赤ちゃんがハイハイできるようになるために必須なのは、腕で自分の体重を支えることです。
赤ちゃんによっても個人差がありますが、ハイハイを始めようとする赤ちゃんが多い7~8ヶ月ごろの体重は7キロ~10キロほど。赤ちゃんにとっては、それだけの重さを支えるのはけっこう大変ですよね。

お腹の筋肉が発達してくる

ハイハイの姿勢では、お尻が空中に浮いていますから、お腹まわりや骨盤まわりの筋肉もしっかりと発達している必要があります。大人が自分でハイハイをしてみるとわかりますが、ハイハイの姿勢はお腹からお尻にかけてかなり疲れます。また、前に進むために背中の筋肉も使っていきます。まさに、全身運動ですね。

バランス感覚が発達してくる

ハイハイは、左手を前に出して次は右足を前に出して、右手を前に出して左足を前に出す、と上手に手足をコントロールしながら体全体を支える運動ですから、バランス感覚が育っていることも重要です。

バランス感覚は、おすわりによっても発達します。おすわりは、腰や手で無意識にバランスをとる姿勢ですから、おすわりが上手になるとバランス感覚が整ってきます。おすわりが安定してきたら、両手でおもちゃをもったまま遊ばせると、さらにバランス感覚を養うことができます。

好奇心や興味が高まってくる

赤ちゃんは腹ばいになると、それまでのねんねの姿勢からガラッと見える世界が変わります。首がしっかり座ってからは、頭を自由に動かすこともできるので、部屋のいろいろなところを見ることができます。

そして興味のあるものを見つけたとき、それを「触りたい、なめて確かめたい」と思う気持ちが赤ちゃんのハイハイの原動力になります。

無理をさせないハイハイの練習方法

何もしなくてもハイハイできるようになる赤ちゃんもたくさんいますが、ママと赤ちゃんの遊びの一環としてハイハイの練習を取り入れるのもよいでしょう。「何とかハイハイができるようにならないと!」と肩に力を入れるのではなく、赤ちゃんが楽しみながら、筋肉やバランス感覚を育てることができ、結果ハイハイのコツをつかむことができたらいいですね。

しかめっ面で一生懸命はう赤ちゃん

ハイハイの練習をするにあたっては、赤ちゃんがハイハイしやすい状態を整えてあげることも大切です。衣類は、赤ちゃんが動きにくくないよう、サイズがぴったり合ったものを。また、ひざが痛くならないようボトムスはひざが出ない長さのものにするか、レッグウォーマーで保護するなどしてあげましょう。

フローリングの床は赤ちゃんがすべってしまい、ハイハイしづらい場合もあります。その場合はフロアマットを敷いたり、布団の上で練習させたりするとうまく前に進むことができるかもしれません。

1.優しく横向きに転がせてあげる

ねんねの頃から少しずつ腹ばいの姿勢に慣れさせてあげましょう。ねんねの姿勢から、そっと横向きに転がしてあげます。一生懸命頭を上げる可愛い姿が見られるでしょう。
腹ばいの姿勢から起き上がる運動は、赤ちゃんがハイハイするのに必要な、背中や首の筋肉が鍛えられます。
腹ばいの姿勢でお気に入りの絵本を広げて見せてあげるなど、赤ちゃんが腹ばいの姿勢を楽しめるようにママがサポートしてあげましょう。

2.あんよを触る仕草には授乳クッションでサポート

赤ちゃんが4ヶ月頃になると、手であんよをもってまんまるになってゴロゴロしている姿を見かけることがあります。この頃しか見られない、何とも可愛らしいしぐさですね。
実はこの動きは、背中の筋肉が伸びるのでハイハイに繋がる運動でもあるのです。

平らな布団の上だとまんまるになりにくい場合は、授乳クッションに乗せるなどしてあげると、少しあんよを上に上げやすくなります。
赤ちゃんにとってあんよを触るということは、新しいものを発見したという面白さも感じています。優しく声掛けしながら、あんよを触る練習をさせてあげましょう。

3.お腹を持ち上げハイハイのお手伝い

ずりばいができるようになれば、ハイハイまではあと一歩です!
ずりばい赤ちゃんがハイハイできるようになるには、お腹を持ち上げる姿勢の感覚をつかんでもらうことです。

腹ばいになって腕が一直線に伸び、頭をしっかり上げられる状態になったらやさしくお腹を持ち上げてあげましょう。この時に、背中が反った姿勢になるようにして背中の筋肉の発達を促しましょう。持ち上げるのが大変な場合は、お腹の下に丸めたタオルを挟んであげるだけでも効果があります。

4.おもちゃで赤ちゃんの好奇心を刺激する

前に進む力をより強くするために、届きそうで届かない場所にお気に入りのおもちゃをおいてあげましょう。赤ちゃんは一生懸命手を伸ばしておもちゃを掴もうとします。この片手を伸ばす運動が、全身のバランス感覚を刺激したり、腕の筋肉を鍛えたりする効果があります。

おもちゃの位置は、遠すぎても赤ちゃんのやる気を削いでしまいますし、近ければすぐに手が届いて練習にならないので、あと一歩という距離に置いてあげるのが重要です。

5.1人でハイハイできる環境を整えよう

晴れてハイハイができるようになったら、赤ちゃんがたっぷりハイハイを楽しめるように促してあげましょう。つつくと転がるおもちゃや、電動で部屋を動き回るおもちゃがお勧めです。ハイハイができるようになった赤ちゃんは、夢中で追いかけていきますよ。

我が家では、コップ重ねのコップを片手に持ち、自分で転がしてそれをハイハイで追いかけるという一人遊びを延々としていました。コップ重ねは安く手に入り、長く遊べるのでおススメのおもちゃのひとつです。

また、布団など少し体重で体が沈むような場所でハイハイをしていると、手足を持ち上げて前に進むのに力を使って筋肉が鍛えられるようで、低反発マットレスの上でハイハイをすることになれていたわが子は、普通の床の上では高速でハイハイできるようになりました。

赤ちゃんのハイハイQ&A

ここでは赤ちゃんのハイハイについて、気になる疑問にお答えしていきます。

赤ちゃんと一緒に成長について考えるママ

ハイハイをしない子もいます!心配不要。ハイハイをしない原因と理由

赤ちゃんが正常に発達しているかどうかは、首すわり・おすわり・つかまり立ち・立っち・あんよの様子で判断します。9~10ヶ月健診でも、必ずしもハイハイの様子をチェックされるわけではありません。従い、もし赤ちゃんがハイハイをしなくても、ほとんどの場合発達に問題があるわけではないので安心しましょう

赤ちゃんによっては、ハイハイをしないでつかまり立ちばかりしている子もいます。その場合、立った時の目線の高さのほうが楽しい、大人と近い目線になりたいなどの理由でそうしている場合があるので、ママがハイハイの姿勢になって目線を合わせてあげるなど、赤ちゃんがハイハイの姿勢をとりたくなるような工夫をしてみるとよいでしょう。また、まわりの赤ちゃんがハイハイしている様子に刺激される場合もあるので、子育て支援センターに遊びに行くのもおススメです。

赤ちゃんのハイハイが早すぎるのも考え物?ハイハイが早すぎる弊害

各種育児書やネットなどに、発達の目安が記載されていると、遅くても心配だし早くても心配になりますよね。ハイハイも、早い赤ちゃんでは5ヶ月くらいからする子もいるようです。しかし、早いことには特に心配はありません。長くハイハイをすることでメリットのほうがたくさんあります。

ハイハイは全身運動なので、ハイハイの期間が長いとあんよでは鍛えることが難しい背中や胸の筋肉が発達し、丈夫な体になります。また、胸周りの筋肉が鍛えられると、呼吸に必要な筋肉も鍛えられることが考えられ、呼吸器系も強くなる可能性があります。

赤ちゃんにとっていいことがたくさんあるハイハイ。長くハイハイをしてもらえるように環境づくりも工夫してみましょう。赤ちゃんがハイハイを存分にするためには、部屋に何も置きたくないと思うこともありますが、ダイニングテーブルがあるとその下では立っちやあんよができないので、あんよができるようになってもテーブルの下をくぐってハイハイ遊びをしてくれますよ。

ハイハイ赤ちゃんを守るお部屋の環境の整え方

これまでは自分の意思で動けなかった赤ちゃん。お部屋の環境も、赤ちゃんの手の届く範囲だけ気を付けていればよかったのですが、ハイハイができるようになるとそういうわけにもいきません。赤ちゃんはなぜか、触ってほしくないものを触りたがります。好奇心いっぱいの赤ちゃんに毎回、「ダメ!」と叱ってしまうのも考えものです。「ダメ!」と言わなくてもいいように、赤ちゃんが思う存分ハイハイして遊べる環境を大人が作ってあげましょう。

おもちゃの影でママの様子を伺う赤ちゃん

赤ちゃんがハイハイをするスペースは、「清潔・安全・楽しい」スペースにしてあげましょう。

1.適度な硬さのマットを敷いてあげましょう

ハイハイができるようになったばかりの赤ちゃんはまだバランスがうまくとれず、横に転がって頭を床にぶつけたりします。また、パタパタとダイナミックな音を出してハイハイをしたり、おもちゃを持って床にぶつけながらハイハイをしたりするので、階下の迷惑にもならないよう、フロアマットを敷いてあげましょう。

2.赤ちゃんの好奇心を満たす空間を作りましょう

ハイハイができるようになった赤ちゃんは好奇心でいっぱい。部屋中を探検して回りたくなります。赤ちゃんの好奇心や探求心を満たし、活発にハイハイをさせてあげるためにおもちゃをたくさん置いてあげましょう

壁や床にシールを貼るのも面白いです。赤ちゃんはシールが気になってはがそうとしますが、それが指先の発達を助けます。(ただし、はがしたシールを口に入れないように注意して見守ってください)

3.危ないところにはいかないようにゲートなどを設置しましょう

キッチン・ダイニングやお風呂・洗面所など危険なところへは行けないように、ゲートを設置しましょう。いくら気を付けても、赤ちゃんは予想外の行動をします。キッチン・ダイニングや、お風呂・洗面所では重大事故が起こりがちです。

キッチンでは電気ケトルや炊飯器などに触れたり、また万が一落下したりすれば大けがに繋がります。ダイニングでは何かを踏み台にテーブルによじ登ってしまうなどの危険があります。また、テーブルクロスも赤ちゃんが引っ張ると危険です。椅子の背に洋服をかけることも、洋服を引っ張って椅子が倒れてくることがあるので注意しましょう。

お風呂場では、残り湯で赤ちゃんが溺れる事故が発生しています。洗面所には化粧品やカミソリなど、赤ちゃんに触ってほしくないものがたくさんあるので注意しましょう。

赤ちゃんの好奇心を満たすためには、家じゅうを自由に探索させてあげたい気もしますが、注意してもしきれない部分があります。ほんの僅か、気が付かなかったことで大きなけがをしてしまうと取り返しがつかないので、危険なところには行けないようにするほうが安心です。

4.赤ちゃんが安心して寝られる環境づくりをしましょう

赤ちゃんはハイハイができるようになると、寝相も一気に悪くなります。夜中に寝ぼけてハイハイをしだすことも。大人用ベッドで寝ている赤ちゃんは、昼寝などの時一人にしないようにしましょう。ベビーベッドで寝ている赤ちゃんは必ず柵を上げておきましょう

赤ちゃんを壁側に寝かせていると、ゴロゴロと寝返りを打ち壁に頭をぶつけていることがあります。ゴン!とけっこうな音がするので心配になりますね。我が家はベッドと壁の隙間にお風呂マットを挟むことで解決しました。しかし、しばらくして添い寝していた私を乗り越えて夜中にベッドから落下したので、ベッドで寝るのはやめて布団に変えました。布団であればどこまで転がって行っても安心なのでおススメです。

5.リビングの環境も整えましょう

広いリビングでも、赤ちゃんをハイハイで遊ばせてあげたいですね。そのためにはいくつかチェックしたいポイントがあります。

カーテンのタッセルやブラインドの紐は、赤ちゃんの首に引っかかり窒息の危険があるので取り除くか、赤ちゃんに届かない位置に設置しましょう。毛足の長いラグはゴミや小さいものがたまり、ダニも住みやすいので注意しましょう。家電のコードは赤ちゃんに絡まったりしないように、手の届かない場所にしまっておきましょう。

赤ちゃんの安全対策!ハイハイを始めたら注意したいこと

部屋は赤ちゃんにとって危険がいっぱい。ママは一度、ハイハイの姿勢になって赤ちゃんの目線で危険なものがないかチェックし、しっかりと安全対策を施しましょう。

ハイハイをしようかどうか迷う赤ちゃん

1.家具はゴッチン防止してあげましょう

赤ちゃんがハイハイするようになると、テーブルや椅子の足、テレビ台などにゴッチンしてしまうことも多くなります。ママによっては、「多少痛い思いをしたほうが学習する」と考える方もいるかもしれませんが、勢いよくぶつけて切ってしまったりするとかわいそうです。ハイハイに慣れるまでは家具のコーナーはガードしてあげましょう

コーナーガードは100均でも売っており、十分なクッション性があります。また、コーナーガードをつけるのが難しいような場所であれば、緩衝材(プチプチ)も役に立ちます。プチプチはホームセンターなどで売っており、値段も安くどんな場所にでも取り付けられて便利です。

2.コンセントには注意しましょう

赤ちゃんは小さいものや穴が大好き。コンセントの穴も気になって仕方がないでしょう。万が一指を入れたりすると大変なので、コンセントガードで穴に指を入れられないようにしましょう。こちらも100均で売っており、コンセントをただふさぐだけのものと、プラグを入れて使用中のコンセントに上からふたをするタイプのものがあります。
また、コンセントを挿していない時は穴が開かない仕様の延長コードもあります。

3.誤飲する可能性のあるものに気を付けましょう

ハイハイを始める時期はちょうど、指先が発達している時期でもあり、親指と人差し指でものをじょうずにつまめるようになります。また、手づかみ食べを始める時期とも重なるので、誤飲のリスクが高まります。

母子手帳の巻末に掲載されている、39mmスケール以下のものはすべて誤飲の可能性があります。ゴミやボタン、薬などが床に落ちていないか常に注意するようにしましょう。赤ちゃんの服、大人の服のボタンが取れかかっていないかも気を付けましょう。

引き出しも赤ちゃんが勝手に開けられないようにしましょう。(私は赤ちゃんの頃、タンスから防虫剤を取り出して口に入れていたことがあったそうです!)赤ちゃんが引き出しを開けられないようにするグッズも、100均に売っていますので活用しましょう。

赤ちゃんのハイハイが楽しみ!発育はあたたかく見守りましょう

赤ちゃんがハイハイをする前は、早くハイハイする可愛い姿が見たいな~と、楽しみでもあり、少し焦った気持ちもあるかと思います。でもハイハイをし始めたら、とっても大変です。ハイハイができるようになる前は、一体何が大変だったのだろう?と、思い出せなくなるぐらい、目が離せなく大変になります。いつかそんな大変な日がやってきますから、ハイハイ待ちのママは気長に焦らず赤ちゃんを見守りましょう