赤ちゃんと手作りおもちゃ
赤ちゃんと手作りおもちゃで遊ぼう!簡単アイディア集!
赤ちゃんに手作りのおもちゃを与えたい!でも、工作は苦手だし難しそう・・・?いえいえ、タオルやフェルト、ティッシュの空箱などで簡単に作れるんですよ!新生児に「にぎにぎ」、1歳の知育に「牛乳パックパズル」、2歳のごっこ遊びに「段ボールハウス」など、たくさんのアイディアをご紹介します!
手作りのおもちゃには良いこといっぱい!
赤ちゃんの成長には、どんなおもちゃがいいの?
たくさん買ってあげたいけど、置き場所にも困るし、高価なものもある・・・
おもちゃ選びにも悩みが尽きないものです。
せっかく買っても全く遊んでくれず、おもちゃが入っていた箱や袋に夢中になったり、洋服のタグや怪我防止に貼ったコーナークッション、日焼け止めクリームのチューブ、お尻拭きシート・・・「え?それがいいの?」とびっくりするような物に興味津々。本当に、赤ちゃんは遊びの天才ですね!
そんな赤ちゃんの自由な発想をのびのびと育むために、思い切っておもちゃを手作りしてみるのはいかがでしょうか?
愛情いっぱい!親子で一緒に楽しい手作りおもちゃ!
パパやママの手作りおもちゃは、愛情が詰まった世界にひとつだけの特別なもの。赤ちゃんの好みのものを作れて、それを赤ちゃんが気に入ってくれたら、こんな嬉しいことはありませんよね。
小さな赤ちゃんは、まだおもちゃを作ることはできませんが、その過程を見せてあげましょう。これから何が始まるのか興味をかき立て、想像力や発想力を刺激します。何より、赤ちゃんだって、自分のためにパパやママが一生懸命になってくれている姿は嬉しいはずです!
手作りおもちゃと聞くと、難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、牛乳パックやペットボトル、ティッシュの空箱やトイレットペーパーの芯など、普段ならゴミになってしまうもの、家にある身近なもの、100均グッズなどで、安く簡単に作れるんですよ!
- 赤ちゃんに手作りおもちゃをプレゼント!ママお手製のおもちゃは赤ちゃんはもちろん、ママも嬉しいですよね。ダンボールで簡単い作ったおもちゃやフェルトを使った安全性が高いおもちゃなど愛情のこもった体験談。
月年齢別!ぴったり手作りおもちゃ&発育を促す遊び方
赤ちゃんの月年齢によって、身体機能の発達に違いがあるため、成長に合ったおもちゃを与えてあげることが大切です。また、指先を動かすことは、脳へ良い刺激となります。赤ちゃんの脳神経は2歳頃までに、成人の約60%にまで成長するといわれているので、早い時期から積極的に遊びの中に取り入れたいですね。
0歳:ねんね期(0〜2ヶ月)の赤ちゃんが喜ぶおもちゃ
ねんね期の赤ちゃんは、まだ目もよく見えず、体もそれほど動かせません。しかし、生まれる前の妊娠20週頃から聴力が身に付き始めるため、ねんね期の赤ちゃんでも、音だけはよく聞こえるのです。そのため、この時期の赤ちゃんは、ガラガラなど優しい音の鳴るおもちゃにとても喜びます。
ガラガラ
少しの力で色々な音が鳴るガラガラは、赤ちゃんが大好きなおもちゃです。作り方はとてもシンプルで簡単!赤ちゃんの手で持てる小さい容器に、ビーズや鈴などを入れるだけ!
赤ちゃんは、生後数週間で赤い色が見えるようになり、徐々に認識できる色彩が増えていきます。分かりやすい原色のビーズなどを透明容器に入れて、目でも楽しめるようにしてあげたいですね。
万が一、中に入れたものが飛び出してしまうと、誤飲の危険性もあるので、ビニールテープなどで、蓋と本体をしっかりと固定しましょう。その上から、レースや布で覆って装飾しても可愛いですよ!
容器のアイディア
- ペットボトル:200mlの小さなペットボトルがおすすめです。
- ペットボトルの蓋:2つを組み合わせてテープで固定すれば、小さなガラガラになります。さらにそれを棒状に2〜3個組み合わせると、誤飲も防げます。
- 100均の容器:プラスチック製のドリンクボトル、おしぼり入れ、電球型のものまで、100均ならバリエーションが豊富なので、さまざまな形のガラガラが作れます。
- ガチャガチャの容器:蓋に小さな穴があるので、ひもやゴムなどを通してあげると、赤ちゃんが手で持ちやすくなります。
- 卵のパック:パック自体のパキパキとした音も楽しめますね。
中身のアイディア
- ビーズ:小さなビーズは、砂のようにサラサラとやさしい音がします。
- 鈴:ビーズと組み合わせて、鈴を1つ入れるだけで、音にバリエーションが出ます。
- ボタン:大きな太鼓のような音で、アクセントに。カラフルなものを選びたいですね。
- 水+洗濯のり:容器いっぱいに水と洗濯のりを入れると、フローティングボトルに早変わり!
- ラメ:フローティングボトルの中に入れれば、スノードームのように輝きます。
- スパンコール:ガラガラやフローティングボトルの中で、キラキラと華やかに光ります。
にぎにぎ
生後2ヶ月を過ぎると、握力も少しずつ強くなってきます。手の平には、「反射区」と呼ばれる末梢神経が集まっているため、手でものを掴むことは、体中の血行を良くし、脳へも刺激を与えます。ファーストトイとしても人気の「にぎにぎ」は、ただの遊び道具ではなく、成長を促すおもちゃでもあるのです。
ドーナツ型のにぎにぎは直径約8〜10cm、棒状のにぎにぎは長さ約10cm、それぞれ持つところは太さ約3cmになるように作ると、赤ちゃんが握りやすいサイズになります。小さいので、ミシンがなくても手縫いで作れます。シンプルな形なら型紙がなくても大丈夫!布が継ぎはぎでも、布と糸の色が違っていても、素敵な味わいのにぎにぎになりますよ。
- にぎにぎは赤ちゃんにマストなおもちゃなので、用意しているプレママも多いのでは?赤ちゃんが喜ぶ手作りにぎにぎの作り方やポイント、オススメキットやプラスαでオリジナルのものにするコツを紹介します。
素材のアイディア
- 生地:ダブルガーゼ、端切れの寄せ集め、使い古したタオル、着られなくなった洋服など、赤ちゃんの肌にやさしい素材なら何でもOK!
- 毛糸:オーガニックコットンの毛糸などで、小さな編みぐるみを作っても可愛いですね!
- プラ鈴:ぬいぐるみなどの中に入れる専用の鈴です。2重構造になっているので、音がこもることなくやさしく響きます。
- レジ袋:中綿と一緒に詰めると、シャカシャカと赤ちゃんが大好きな音がします。
メリー/モビール
まだ体を自由に動かすことができないねんね期の赤ちゃんは、目の前でゆらゆらと揺れるメリーやモビールが大好きです。一生懸命に目で追ってニコニコ喜んでくれますよ!
モビールは、天秤のように、針金と糸を使い、左右均等のバランスでモチーフを取り付けます。意外と簡単ですが、「なんだか難しそう」と感じる方は、モチーフを束ねて吊るすだけでも十分に可愛いメリーが作れますよ。
素材のアイディア
- 厚紙:星やハートなどの形に切り抜けば、簡単にオーナメントが作れます。着色したり、シールを貼ったり、装飾も楽しめます。
- フェルト:平面のまま切り抜くだけでも、立体に仕上げてもやわらかい印象に!
- 毛糸:カラフルなポンポンをたくさん作って糸で繋ぐだけで、ポップでキュートなメリーになります。
- 折り紙:軽くて風を受けて動きやすい折り紙は、モビールにぴったりな素材です。紙風船、くす玉、鶴・・・さまざまな形に折れるのも魅力ですね。
- ボタン・ビーズ:糸にボタンやビーズを通して吊るしても、キラキラと可愛いメリーになります。
- リボン:ひらひらと揺れるだけではなく、先にモチーフを付けたり、束ねてボリュームを出せば豪華な印象も作れます。
- 流木:ナチュラルな雰囲気を作れます。麻ひもと合わせて使いたいですね。
0歳:寝返り期(3〜5ヶ月)の赤ちゃんが喜ぶおもちゃ
寝返り期の赤ちゃんは、起きている時間が徐々に増えてくるので、積極的におもちゃで遊んであげたい時期です。見える範囲も広がり始め、表情も豊かになるため、「いないいないばぁ」など目の前で起こる変化や動きに興味を持ち、ときに、声を上げて喜びます。触って音が出るものも好きなので、仕掛けいっぱいの布絵本がおすすめです。
布・フェルト絵本
紙の絵本も喜んでくれますが、角が目に当たってしまったり、端で指を切ってしまったり、破いてしまう、舐めて食べてしまう・・・さまざまな心配があります。
布やフェルトでできた絵本は、とてもやわらかく、汚れても気軽に洗うことができるので安心です。また、立体的で手に取って遊びやすく、パーツが外れたり、音が鳴ったり、さまざまな仕掛けがあるのが魅力です。知育の要素を組み込めば、乳児だけではなく、もっと大きな子どもでも楽しめます。
赤ちゃんが大好きな絵本を、布やフェルトで再現してあげると、手芸に不慣れな方でも作りやすいですよ。
仕掛けのアイディア
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- いないいないばぁ:青虫をりんごの中に隠したり、リスを木の葉っぱで隠したり、探して遊べる仕掛けは、赤ちゃんが大好きです。
- シャカシャカ:中綿の代わりにレジ袋を詰めれば、触ってシャカシャカと赤ちゃんが好きな音が鳴ります。
- 色と形の勉強:りんごやメロンなどのモチーフを作り、土台にそれぞれ同じ色のシルエットを縫い付けます。マジックテープやスナップボタンで取り外しできるようにすると、色や形の勉強になります。
- ボタンの練習:中心にボタンホールのある花モチーフを作り、土台にボタンを取り付けます。花モチーフをボタンに留めたり外したり、指の練習になります。
- ファスナーの練習:動物の口にあたる部分にファスナーを取り付ければ、口を開けたり閉じたり、指の練習になります。中から何か飛び出す仕掛けがあっても面白いですね!
- 時計の勉強:時計の針がくるくると回るように作れば、数字や時計の勉強になります。
- ひも:靴や、洋服のモチーフにひもを付ければ、ほどいたり結んだり、指の練習になります。
0歳:ハイハイ期(6〜11ヶ月)の赤ちゃんが喜ぶおもちゃ
ハイハイ期の赤ちゃんは、行動範囲も運動量も一気に広がります。まだしゃべることはできませんが、パパやママが何を伝えようとしているのか、なんとなく内容を理解し始めます。また、おすわりができるようになるため、ひとりで夢中になって遊ぶこともあります。
ハイハイ期の赤ちゃんには、ぬいぐるみなどを使ったストーリー性のある遊びや、集中して遊べる積み木などがおすすめです。
指人形
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赤ちゃんは、パパやママに話しかけるのも大好きですが、可愛い動きをした指人形に語りかけられるととても喜びます。指人形同士が会話をしたり、赤ちゃんに挨拶したり、さまざまなシチュエーションを作れます。また、モチーフは人や動物だけではなく、花や木、電車や車など、自由な発想で作ってあげられます。
ハイハイ期の赤ちゃんは何でも口に入れてしまうため、大きめのサイズで作ったり、使わないときはまとめて袋に収納し、赤ちゃんが触れない場所に置くなど、誤飲を防ぐようにしましょう。
素材のアイディア
- フェルト:温もりがあり、赤ちゃんが触っても安心です。手縫いだけではなく、ボンドで接着もできて便利です。
- 手袋:手袋で作る指人形は、バラバラにならないので誤飲の心配がありません。指部分にマジックテープを付け、モチーフを取り外しできるように作れば、指の練習にもなります。
- ゴム手袋:油性ペンで顔を描いたり、シールを貼ったり、布にはない味わいの指人形が作れます。
- ペーパークラフト:円錐型に切った紙を丸め、とんがり帽子を作ります。手や耳などのパーツを付けたり、顔を描いたりすれば、指人形になります。
ティッシュ遊び
おすわりもできるようになって、指もどんどんと器用になる時期です。大人からはイタズラに見える行為も、赤ちゃんにとっては大切な遊びの一部です。中でも、ティッシュを箱から引っ張り出して散らかす遊びは、どの赤ちゃんも必ずします。怒りたくもなりますが、どうせなら思い切り遊ばせてあげたいですね。
素材のアイディア
- ペットボトル+ひも:ペットボトルに、太めのひもを詰めるだけ。次から次へと出てくるひもに、赤ちゃんも大興奮ですよ!
- タッパー+チェーンビーズ:蓋付きのタッパーに丸い穴を開け、長く繋げたチェーンビーズを入れます。カラフルな色とジャラジャラとした音は、赤ちゃんが大好きです。
- ティッシュケース+布:100均のプラスチック製のティッシュケースが丈夫で便利です。もちろん、空のティッシュの箱も使えます。ティッシュと同じサイズの布を畳んで入れます。布は2枚合わせて縫えば、ハンカチとしても使えて一石二鳥です!
1歳のこどもが喜ぶおもちゃ
1歳になると、多くの赤ちゃんが歩けるようになり、意味のある言葉も少しずつしゃべれるようになります。指先の動きもどんどんと発達し、細かいものを掴んで積んだり、ボタンを押したり、簡単な動作ならできるようになります。
1歳半頃には、走ったり、登ったり、動きも活発化してきて、目を離せなくなります。0歳のときのように、おもちゃを触ったり掴んだりするだけの直接的な遊び方だけではなく、ボールを転がしたり、道具を使った間接的な遊び方もできるようになり、遊び方のバリエーションが増えてきます。
ポットン落とし
知育おもちゃとして、ポットン落としは人気があります。手で掴んで、バランスを取って、狙いを定めて、落とす。これは、手や指を動かす練習になるだけではなく、集中力も養えます。上手に穴に落とせたら、お手てをパチパチ!達成感を味わえて、どんどんと意欲的に遊んでくれるようになりますよ。
素材のアイディア
- ペットボトル:2Lサイズがおすすめ。側面の一部を切り取り、口を作ります。顔を描くと、もぐもぐと食べているみたいで可愛いですよ!
- 蓋付きタッパー:蓋に穴を開けます。やわらかい素材で切りやすいので、丸だけではなく、星やハートなどの形に切り、型はめパズルにすれば、遊びの難易度が上がります。
- 粉ミルクの缶:タッパーと同じように蓋に穴を開けます。落としたときの缶の音が楽しめます。
- 段ボール:上や側面、たくさんの穴を開ければ、お友達も一緒に遊べます。
- フェルト:果物などの形のモチーフを作って、「りんご、あーん」と口(穴)に入れれば、色やものの名前も覚えられ、食育にも繋がります。
- ペットボトルの蓋:中にビーズや鈴を入れて作った、ねんね期のガラガラを再利用できます。
- カード:落とすものはカードでもOK!動物などのイラストを描けば、名前や鳴き声も覚えられますね。
ボール転がし
ボールが落ちて、ゆっくり動き出し、スピードが出て、また落ちて・・・ボールがコロコロと動く様子に赤ちゃんは夢中!遊びながら目と手の反応を結びつけて、複雑な動作ができるようになります。そして、ボールを認識し、落とすことでどう動くか想像し、その様子を見守る集中力が養えます。
カラフルなボールを転がして、目も音も楽しみたいですね!
素材のアイディア
- 段ボール+牛乳パック:1面を切り取った段ボールの中に、縦に半分にカットした牛乳パックを左右にスロープ状になるように貼り付けます。100均のビニール製のボールなど大きめのボールが転がせます。ガチャガチャの容器を使えば、中にビーズや鈴を入れて音も楽しめます。
- コルクボード+ホース:コルクボードに、半分にカットしたホースを左右にスロープ状になるように貼り付けます。ホースを長いままテーブルやクッションなどの上に這わせれば、ロングコースも楽しめます。ビー玉など小さなものが転がせます。
- 木材:ゴルフボールなどの固いボールと木がぶつかる音は、やさしく響きます。階段を付けるなど、複雑なコースも作れます。
ひも通し
1歳半頃になると、より複雑な動作もできるようになってきます。指先でバランスを取り、道具を使って狙った場所に確実に入れるという動作は、指先から脳神経へ良い刺激となり、集中力を養います。将来の学習能力へも影響を与えるといわれているひも通しは、ぜひ取り入れたい遊びのひとつです。
素材のアイディア
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- 段ボール:手を切らないように、切り口はビニールテープなどで保護してあげましょう。
- フェルト:大人気の「はらぺこあおむし」はひも通しのモチーフにぴったり!絵本から飛び出したキャラクターに、赤ちゃんも大喜び間違いなしですね!
- パイル地のヘアゴム:100均で手に入るパイル地のヘアゴムは、目やビーズなどを付ければ、簡単に動物やドーナツに変身します。
- ミシン糸の芯:赤ちゃんの手にちょうどいいサイズです。シールやマスキングテープなどで、簡単に装飾できます。
魚釣り
道具を使う遊びでおすすめなのが魚釣り。割り箸などで作った釣り竿の先に磁石を取り付け、魚の口にクリップなどを仕込めば、おうちにいながら魚釣りが楽しめます。ひとりでも大勢でも楽しめて、立ったり座ったり、手を伸ばしたり、意外と全身運動にもなるので、雨などで外出できない日にぴったりです。子ども用プールに泳がせれば、本格的な釣り堀になりますね!
磁石やクリップは誤飲する恐れもあるため、外側から触れないように内側に隠すなど、外れない工夫をしましょう。
素材のアイディア
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- 段ボール:魚の形にカットし、赤ちゃんにクレヨンでお絵描きしてもらってもいいですね。
- 折り紙:カラフルで可愛い魚がたくさん作れます。小さなサイズも赤ちゃんの手にぴったりです。
- フェルト:中綿を詰めて、ふっくらやわらかい魚が作れます。
- 紙皿:半分に折って立てれば、ゆらゆら動く魚のできあがり!
- 紙袋:中にティッシュなどを詰めて、紙袋の口を輪ゴムで縛れば、しっぽのある魚ができます。
- 靴下:小さくなって履けなくなった靴下も、中綿を詰めて口を縛れば、魚に変身!
- モール:カラフルなモールで魚を形作るだけ!中が針金なので、どこからでも吊り上げられます。
牛乳パックパズル
牛乳パックパズルは、バラバラの絵をどう組み合わせたらひとつの絵になるのか、想像や工夫をしながら遊べ、できたときには満足感が得られるので、おすすめの知育おもちゃです。
イラストに厚みを出してしまうと、絵を合わせたときにすき間ができてしまうので、薄く作るのがコツです。
材料
- 牛乳パック・・・4個
- 画用紙・折り紙・フェルトなど・・・土台用14×14cmを6枚・装飾用適量
※パックの中に鈴を入れると、音も一緒に楽しめます。
作り方
- 牛乳パックの底から、7cm・14cmの位置で切り、箱のパーツを2つ作ります。注ぎ口部分は使いません。
- 底がある箱に、もうひとつのパーツをはめ込み、立方体にします。同じものを4つ作ります。
※バラバラの状態でも遊べますが、立方体の隣り合う1辺ずつ、3ヶ所を留めれば、小さな赤ちゃんでも扱いやすくなります。
- 14×14cmの土台に、動物の顔などのイラストを作ります。6種類のイラストを作ります。
- 作ったイラストを4等分に切り、牛乳パックの面に張り付けます。
2歳のこどもが喜ぶおもちゃ
2歳になると、自分の体を思った通りに動かせるようになり、手先も器用になります。言葉の発音がはっきりとしてきて、簡単なストーリーなら理解できるようになります。他の子どもに興味を示し、自分から近寄っていくようになります。
自分の意思を持てるようになるため、身の回りのことを自分でやりたがり、思い通りにならないときは癇癪を起こすなどイヤイヤ期に入ってきます。
想像力も豊かになってくるので、ごっこ遊びを積極的に取り入れたい時期です。
ティピーテント
「ティピー」とは、アメリカ先住民族(インディアン)が、移動しながら狩猟ができるように考えられた簡易住居のことです。土台は数本の木材で組まれ、その周りをキャンバス布やバッファローの革などで覆っています。
インテリアとしても大人気のティピーテントは、使う棒の数や長さで、好みの大きさのものが簡単に作れます。小さな子どもは狭い空間や“自分だけの特別な場所”が大好きで、ちょっとした秘密基地や隠れ家気分になれるティピーテントに、大喜び間違いなしです!
土台を覆う生地は、キャンバス布でナチュラルに、レースで可憐に、エスニック柄でエキゾチックに・・・お部屋に合わせて選べます。
仕上げには、ガーランドを巻いて元気いっぱいに、オーナメントを飾ってクリスマスツリーみたいに、フェイクグリーンやアーティフィシャルフラワーでラブリーに・・・思いのままに世界観を作れます。
組み立てた後は、中にテーブルを置いて遊び場に、クッションを置いてお昼寝にも、外に立ててピクニックに、ライトを入れておやすみ前のおしゃべりタイム・・・さまざまなシーンで楽しめます。
材料
- 丸棒(幅約2cm×長さ約180cm)・・・4〜6本
- 麻ひも・・・3〜4m
- 布(幅約120cm×長さ約180cm)・・・1枚
作り方
- 丸棒を交差させて麻ひもで縛ります。
※使う丸棒全て同じ位置に穴を開け、麻ひもを通してから縛ると、ズレてくる心配がありません。
- 底面が正方形(使う本数により正五角形や正六角形)になるように丸棒を立てて土台を作る。
※フローリングに直接立てると滑ってしまうので、マットを敷くか、丸棒にゴムキャップをはめると安定します。
- 壁に当たる部分を覆うように布を切り、壁の数だけ縫い合わせる。入り口には切れ込みを入れる。
※布を切らずに、1枚の大きな布で覆ってもOK!
- 布の内側にひもなどを縫い付け、所々で丸棒に縛り付けて固定しながら、土台を覆う。
※丸棒をスッポリと覆う袋状の布を作り、内側に縫い付けると、より安定します。
フェルトおままごと
ごっこ遊びの代表で、食育の期待も高い“おままごと”。女の子だけではなく、男の子だって大好きな遊びです。お店で売られているおままごとのおもちゃは、木製やプラスチック製が多くみられますが、まだ小さな子どもは、力任せに投げてしまう心配も。
その点、フェルトおままごとは、やわらかくてやさしい手触りが安心です。また、切り口の始末や縫い代を考えなくて済むので扱いやすく、シンプルなものであれば型紙がなくても作れます。子ども用の食器やお弁当箱のサイズに合わせて、少し小さい仕上がりにするのがコツです。
カット野菜や果物でサンドイッチやクレープに、ホールケーキはカットして断面も楽しめたり、たくさんの種類を作って憧れのパン屋さんやお寿司屋さんに・・・本格的なごっこ遊びに夢中になれますね!
材料
- フェルト・・・各色適量
- 刺繍糸・・・各色適量
- 綿・・・適量
※必要に応じて、マジックテープ・ビーズ・ひも・リボン・レースなどの素材を組み合わせます。
縫い方いろいろ
- ぐし縫い(なみ縫い):アイスクリームなどの球体を作るときに便利です。丸く切ったフェルトの端を縫い、中に綿を詰めてから糸をギュッと絞ると丸い形ができます。
- 巻きがかり:フェルト同士を合わせるときに便利です。
- ブランケットステッチ:その名の通り、毛布の端がかりとしてよくみられる縫い方です。「巻きがかり」よりもしっかりと布同士を合わせることができます。
- 縦まつり:アップリケのように、広い面に小さい別の布を縫い付けるときに便利です。
- バックステッチ:模様などを刺繍で表現するときに便利です。
手作りトミカタウン
男の子みんなが夢中のトミカ。床の上を走らせるのも楽しいですが、せっかくなら街中を走らせたいですよね。ここに公園を作って、あっちに消防署を建てて・・・大人でも楽しい都市計画は、子どもの創造力を育てます。手作りトミカタウンで、大好きなトミカを自由に走らせてみよう!
道路などベースを作る素材のアイディア
- フェルトや布:温かみのある可愛らしい仕上がりになります。
- 段ボール:強度と厚みがあるので、植栽や信号機などを差し込んで立たせることも可能です。
- レジャーシート:広い面積の街でも、たためばコンパクトになるので便利です。
- カラーボックス:収納を兼ねた、立ったまま遊べるトミカ専用プレイスペースになります。
- グレーのガムテープ:段ボールやレジャーシートなどに貼れば道路になります。
- 白いビニールテープ:グレーのガムテープの上に貼れば、白線や横断歩道になります。
建物などを作る素材のアイディア
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- ティッシュの空箱:消防車や病院、警察署などの建物を作るのに便利です。
- 牛乳パック:ティッシュの空箱よりも強度があるので、高層ビルも作れます。
- トイレットペーパーの芯:積み重ねればトミカを1台ずつ収納でき、収納を兼ねた立体駐車場になります。
- 毛糸:緑の毛糸でポンポンを作れば、街路樹になります。
パパ・ママすごい!腕によりをかけた手作りおもちゃ
ごっこ遊びをもっと本格的にする、段ボールハウスやキッチンも手作りできます。
「こんな家がほしい!」「こんなキッチン素敵!」とパパやママの方が、手作りに没頭し、びっくりするほどクオリティの高い仕上がりになることも!
段ボールハウス
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パパやママも小さい頃、秘密基地を作って遊びませんでしたか?
段ボールは、厚みがあり丈夫で扱いやすいので、おうち作りにぴったりの素材です。家電を扱うお店やスーパーでもらうことができるので、段ボールが足りなくなる心配もなく、大きな家も作れますね!
子どもが大喜びの段ボールハウスで、自由に発想を膨らませてのびのびと遊ばせてあげましょう。
スタイルのアイディア
- 三角屋根:屋根が三角だけで家らしくなりますね!
- フラット屋根:段ボールの形を活かした平らな屋根の家なら簡単!煙突なども付けやすい形です。
- オープンタイプ:屋根がなくて囲いのみでも、十分に段ボールハウスになります。上から大きな布で覆っても可愛いですよ!
- 滑り台付き:滑り台も子どもが好きなアイテムです。アクティブに遊びたい子にぴったりです。
装飾のアイディア
- ペンキ:段ボールの茶色が見えなくなるだけで、グッと重厚感や味わいが出ます。
- リメイクシート:100均のシートで、レンガ柄・タイル柄・木目調などがあります。切って貼るだけで雰囲気が出ます。
- カラーガムテープ:段ボールの切り口や折り目に貼れば、補強も兼ねた程よいアクセントになります。
- 端切れ:さまざまな柄や色の端切れも、同じ形に切って屋根に貼れば、可愛い屋根の出来上がり!
- フェイクグリーン:入り口や軒下に飾れば、ナチュラルな雰囲気になります。本物の松ぼっくりやドングリなどを飾れば、ジブリの世界観に近づくかも?
おままごとキッチン
赤ちゃんも小さな子どもも、キッチンが大好き!鍋やフライ返し、ハーブや調味料、目に入るものすべてに興味津々です。自分だけのキッチンで、フェルトおままごとの野菜やスウィーツを使えば、気分はシェフやパティシエに!
手作りのおままごとキッチンは、細かい設計図が必要と思われがちですが、カラーボックスを使うことで、DIY初心者でも簡単に作れます。カラーボックスを横にすれば、ちょうど子どもの身長に合っているんですよ!
100均のキッチンツールは、小さめのサイズも豊富に揃っているので、おままごと用としても使えて便利です。
シンク付きキッチンの基本の作り方
- カラーボックス(2段でも3段でもOK!)を組み立て、横置きします。
- ボウル(直径約15〜20cm)の縁が引っ掛かるサイズの穴を、カラーボックスの棚板やネジが当たらない位置に開け、丁寧にヤスリがけします。
- ボウルをセットします。
- 蛇口やコンロ、扉などを付ければ、本格的なおままごとキッチンの完成です。
装飾のアイディア
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- すのこ:キッチンの背面に立てれば、ネジやクギも打ち付けられ、キッチンツールを吊るしたり、棚を付けたりできて便利です。
- 黒板塗料:取り付けた扉に黒板塗料を塗ると、チョークでお絵描きもできて一石二鳥!
- つっぱり棒:扉の代わりにつっぱり棒を取り付けて、カフェカーテンで目隠しすると、カントリー風キッチンの出来上がり!
- キャスター:底面の四隅にキャスターを取り付ければ、移動式キッチンになります。
子どもと楽しむ簡単手作りおもちゃ
子どもが大きくなってきたら、一緒におもちゃを手作りする楽しみがあります。パパやママは、子どもに道具や材料の使い方を教えたり、子どもの発想の豊かさに驚いたり、素敵な家族の時間になりますね。
段ボール+ガムテープ
家族で楽しくおもちゃを作るのに、身近にあって手軽な素材、それは、段ボールとガムテープです。小さなものから大きなものまで、アイディア次第で色々なものが作れます。段ボールとガムテープを使った手作りおもちゃの例をみてみましょう!
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- 滑り台:牛乳パックに丸めたチラシや新聞紙を詰めて、しっかりとした土台を作り、段ボールで覆います。段ボールの滑りやすい特性を活かしてますね!
- 乗り物:ロケット、飛行機、新幹線、SL、自動車、バイク、実際にユラユラ乗れるシーソーや木馬まで!
- 家具:絵本の棚やおもちゃ入れも、丈夫な段ボールだからこそ作れます!
- ロボット:体に装着すれば、ロボットに変身!
- 武器:戦隊ヒーローの剣や盾を作れば、ごっこ遊びも本格的に!怪我には気をつけてくださいね。
- 楽器:ウクレレやギター、ドラムやピアノ、憧れの楽器だって作れます!
- 装飾品:帽子、眼鏡、腕時計、ネックレスなど、大人が身につけるものも、子どもはよく見ていますね!
手作りのおもちゃで気をつけたいこと
販売されているおもちゃの多くには「玩具安全(ST)マーク」の表示がみられます。これは、14歳までの子ども用玩具において、先端が鋭くないか、喉を通過しないかなどのテストや、可燃性や化学物質などの検査を行い、合格したおもちゃのみに表示が許されているマークです。購入する際は、このマークの有無で安全性を確認できます。
手作りおもちゃにおいても、安全性には十分に気をつけなければなりません。
誤飲の可能性
ハイハイ期にあたる生後6〜7ヶ月頃から、赤ちゃんは何でも口に入れるようになり、どんな赤ちゃんでも、100%誤飲するといわれています。誤飲して喉を通ってしまうもののサイズは、3歳の子どもで、直径39mm・奥行51mm以下とされています。
手作りおもちゃによく使われる、ペットボトルの蓋、クリップ、ボタン、ビーズ、ビー玉など、小さなパーツや、段ボールや折り紙など口で溶けてしまうものは、誤飲の危険性があるので、簡単に外れないように補強し、扱い方には気をつけましょう。
ビニールは窒息の恐れがある
厚みのあるビニールやプラスチック片の誤飲は、気道をふさぎ窒息の恐れがあるため、とても危険です。また、小さくて薄いビニール片は、誤飲に気付くことが難しく、数ヶ月後にファイバースコープで発見されるケースもあります。薄いビニールは、前歯が生えた赤ちゃんなら簡単に噛み切ることができるので、注意したい素材です。
使い終わったら清潔に!
特に、口に入れたおもちゃは、そのままにしておくと雑菌が繁殖し、インフルエンザなどのウイルスの家庭内感染も心配されます。おもちゃで遊んだ後は、洗ってからアルコール消毒するなど、いつでも清潔を保つようにしましょう。
- 赤ちゃんのおもちゃを清潔に保つお手入れ方法や消毒の頻度、お手入れがしやすいおもちゃを紹介。何でも口に入れてしまう赤ちゃん…ダメ!とおもちゃを取り上げてしまう前に清潔に保ち安心して遊ばせてあげましょう!
世界にひとつだけの手作りおもちゃで楽しい思い出を
手作りおもちゃは、パパやママも作っているうちに夢中になり、完成したときは達成感を味わえます。そして、赤ちゃんが笑顔で遊んでくれるだけで、「作ってよかった!」「また作ってあげたい!」と思うはずです。
もしかしたら、せっかく作っても、すぐに壊れてしまうかもしれません。それでも、パパやママががんばってくれただけで、赤ちゃんは喜んでくれるはずです。
ぜひ写真におさめて、楽しい思い出を残しておきたいですね!