ママから赤ちゃんに「にぎにぎ」をプレゼントしよう!可愛いにぎにぎ手作りガイド
妊娠中のプレママの中には、時間がある今のうちになにか赤ちゃんのものを手作りしたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、手作りの「にぎにぎ」を作りましょう。手でつかんだその感覚が楽しいにぎにぎは、赤ちゃんの初期のおもちゃとしてぴったりです。
「いいアイデアだけど、手作りなんて、不器用だから難しい!」そんなママはいませんか?大丈夫、今回は、そんなママのために、できるだけ簡単にきれいな仕上がりが叶う手作りキットと、それをオリジナルに変身させるテクニックを中心に、手作りにぎにぎの作り方を紹介します。
にぎにぎってどんなおもちゃなの?
その名の通り、握って遊ぶおもちゃです。周りのものに興味津々の赤ちゃんは、とにかく何でも触ってみたいと思っています。
そんな赤ちゃんが握ったり触ったり、時には舐めたりかじったりして遊ぶおもちゃがこの「にぎにぎ」です。お気に入りのにぎにぎをずっと離さず触っている赤ちゃんもいますよ。
ラトルやガラガラといった呼び方もありますね。とりわけ握ったりさわったりする意味合いが強いのが「にぎにぎ」の特徴でしょうか。
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生後2ヶ月から遊べます
遊べる目安は生後2ヶ月頃から。手の力がついてきて、軽いものなら握って持ちあげられるかな?というくらいが良いでしょう。
自分で持って遊ぶという意味ではそれくらいからが目安ですが、赤ちゃんをあやすおもちゃや追視の練習として使うなら、もう少し早くても十分使えます。
にぎにぎの感覚で脳を刺激する
赤ちゃんの脳は、神経伝達組織のシナプスをつないでいくことで発達していきます。シナプス同士をつないでいくには、脳への色々な刺激が必要です。
だから赤ちゃんは、視覚、聴覚、味覚、舐めた感じ、かじった感じ、など様々な五感を使って脳に刺激を送っているのですね。
手の感覚もその一つです。一説では、手を動かすことが脳の発達に大きく関わっていると言われており、赤ちゃんが積極的に手や指を動かしたり、何かを触ったりすることが強く勧められています。
ですので、赤ちゃんの発達の面からみても、お気に入りのにぎにぎで遊ぶことは非常に良いことなのです。
赤ちゃんが喜ぶにぎにぎのポイント
手作りにぎにぎを作る際にチェックしておくべきポイントがいくつかあります。この点を考慮しておけば、成功間違いなしでしょう!
刺激が少ないふわふわの生地を選ぶ
小さな赤ちゃんの肌はまだとても薄くて敏感ですから、刺激の少ない生地を選んでほしいと思います。具体的には、コットンやガーゼ生地、タオル地などがおすすめ。
フェルトは、裁断しやすく縫いやすい便利な生地ですが、毛足が長いので髪の毛やホコリが付きやすく、すぐに口に入れたがる赤ちゃんにはあまり向いている生地とは言えません。
縫うときに少々コツと慣れが入りますが、柔らかい生地で作ってあげましょう。
赤ちゃんの手でも持てるようにする
赤ちゃんの体自体がとても小さいものですが、その手となると、ママの手でギュッと包んでしまえるほど、さらに小さいサイズですよね。
そんな赤ちゃんが持ちやすい大きさや太さというものがあります。基準は、ママの小指くらい。ほそすぎないか?!これくらいの太さだと、赤ちゃんの小さな手でも、しっかりと物を握れます。
赤ちゃんが握りにくい太さや大きさのものだと、せっかくの握る意欲を削いでしまいますので、にぎにぎの持ち手部分は大人が思っているよりも少し細めに設定するのがうまくいくコツです。
優しい音が鳴る工夫を
せっかくにぎにぎを手作りするのなら、鈴などを入れて音が鳴るようにしてあげましょう。「触る・握る」といった手の感覚に加え、「聞く」という耳の感覚にも働きかけて、複数の感覚を同時に刺激できるおもちゃになります。
赤ちゃんはどんどん賢くなっていくので、今の自分にとって少し難しいことや刺激的なことを好みます。にぎにぎに音をつけてあげるだけで、「それを振ったら楽しい音が出る」ということを学習しますよ。
雑菌が繁殖しないよう丸洗いできる素材を選ぶ
生後半年までの赤ちゃんは、まだ自分で免疫を十分に作れないので、おもちゃや衣服などを常に清潔にしてあげる必要があります。布製のおもちゃは、よだれなどがつくとそのまま乾いて雑菌が繁殖しがち。
丸洗いできる素材や洗っても傷みにくい頑丈な作りなら、こまめにお洗濯できますね。洗っても縮んだり傷んだりしにくい素材を選んで作ってあげましょう。
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赤ちゃんの安全を考える
意外と盲点なのが、当たっても痛くないかどうかです。
気合いを入れて作ると、装飾にもこだわりたくなってきますよね。でも、赤ちゃんのおもちゃは当たっても痛くないことが大前提です。特に最初のにぎにぎは、シンプルなデザインで大丈夫です。
逆に、良かれと思ってつけたボタンやビーズなどのプラスチック部分が、怪我をしたり、誤飲の原因になってしまったりすることもあります。
作る時には、このおもちゃで怪我をしないかどうか、を基準に考えて作ってみてくださいね。
ぶきっちょママでも大丈夫!キュンとかわいいにぎにぎの手作りガイド
裁縫や手芸初心者のママにもおすすめの手作りにぎにぎの作り方をご紹介します。必要な材料がすべてはいった手作りキットを活用してもOKです!
ベーシックなにぎにぎの作り方
初心者さんはまずは基本のにぎにぎを作ってみましょう。材料は布・糸・ハサミなど裁縫セットの基本道具だけで大丈夫です。
材料
- 好きな布
- 縫い針
- 糸(布の色に合わせて)
- 厚紙
- チャコペン
- サインペン
- ハサミ
- 裁ちバサミ
- 刺繍糸(黒)
- プラ鈴
作り方
- 厚紙に、サインペンで作りたいにぎにぎの形を描いて切り取り型紙を作ります。ここでは、ネコの顔がついた棒状の長いにぎにぎを作るので、耳のついた細長い型紙を作ります。
- 好きな布に型紙を重ねあわせ、チャコペンで外枠を囲い、裁ちバサミで囲ったところから少し大きめにきりとります。布地はコットンやガーゼ、パイルなどお好きなもので構いませんが、意外とTシャツが縫いやすくてオススメ。余っているものがあれば活用しましょう。
- 切り取った2枚のうち1枚に、黒の刺繍糸で、ネコの顔のパーツを刺繍します。
- 2枚の裏面同士を重ねあわせて、チャコペンの印の上を縫い合わせていきましょう。なみ縫いよりも、返し縫いをする方が丈夫に仕上がります。
- 返し部分を少し残して手を止めます。生地を裏返しておもて面にし、綿を詰めます。この時、クラフト用のプラ鈴を入れるなら一緒に詰めてください。
- 最後に、残っている部分をまつり縫いで閉じて、できあがりです。
裁縫が苦手な方にお勧めの手作りキットを紹介
赤ちゃんにプレゼントするにぎにぎを作ろうと思い立ったはいいものの、まずは、型紙作りに、生地選び…細々とした材料や足りない手芸用品も揃えるのは、意外にも大変です。
作るにぎにぎの安全性をしっかり考えて作ろうとすると、失敗もちらほら。
例えば、柔らかい生地を選んでみたものの、目が粗かったり生地に伸縮性があったりして縫いにくかった、ほつれてしまった…というようなこともあるでしょう。
裁縫が得意な人は、普段から作り慣れているので、経験値で想像ができて失敗も少ないかもしれませんが「裁縫苦手だけど赤ちゃんのために挑戦してみようかな」という人には、失敗の少ない手作りキットが断然おすすめです。
妊娠中で疲れやすく集中力が落ちているママでも、これなら身体への負担も少ないですよね。
おもちゃキット「サイコロとイヌのニギニギ」
にぎにぎとサイコロの手作りキットです。素材はコットンなので、赤ちゃんにも安心。どちらのおもちゃも鈴や鳴き笛を入れるので音が鳴って楽しいおもちゃです。
優しい色合いなので、性別問わず用意することができますね。縫う他には、目の刺繍や装飾のリボンを作るくらいの作業量ですので、手軽にオシャレなにぎにぎが完成します。
別売りにイニシャルタグも用意されていて、オリジナル感を出すこともできます。
手づくりベビーキットシロクマとクジラのガラガラ
パイル地のシンプルなにぎにぎが二つ作れるキットです。素材感もよく、中に鈴を入れられます。一番のおすすめポイントはにぎにぎの形。
クジラもシロクマも、曲線で、細い部分や引っかかる部分がある形状なので、手先がまだぶきっちょな赤ちゃんでも持ちやすく作られているのが嬉しいですね。
ぞうさんとクマさんのがらがら手作りキット
オーガニックコットンのぞうさんとくまさんのベーシックな形のにぎにぎが作れるキットです。生地だけではなく、刺繍糸までオーガニックコットンのものが用意されていますので、初めて赤ちゃんに持たせるおもちゃとしてはとても安心ですね。
生地がふっくらしているので、できあがりもふっくらとした印象です。鈴を入れて作るので、ガラガラとして遊ぶことができます。
ご紹介しているキットの中では難易度は少し高めですが、完成したときの達成感を味わえますね。
ガラガラにぎにぎうさぎさん
可愛い色づかいのうさぎさんのにぎにぎとガラガラのキットです。素材はノンホルマリンのパイル地なので安心安全。綿付きですぐに作り始められます。
ガラガラにはチャイムを、にぎにぎには鈴をそれぞれ入れて作るので、どちらも音の出るおもちゃとして遊ぶことができます。
赤ちゃんへ手作り★くねくねくまさん
先ほどのうさぎのガラガラ&にぎにぎセットのお店から出ている違う形のにぎにぎです。いもむしのように、まるが連なったにぎにぎなので、赤ちゃんにとってはとても持ちやすい形です。
こちらもノンホルマリンのパイル地です。くまさんの耳の作成や顔の部分の刺繍など細かい部分がありそうですが、数種類の生地を使って色鮮やかなので、完成度が高くなるでしょう。
キットに一手間!中に入れるものを工夫しよう!
手作りにぎにぎは完全オリジナルじゃなくても大丈夫です!ママの手作りというだけで赤ちゃんにはとても価値があります。
お裁縫が苦手だったら、お手軽で仕上がりもきれいな手作りキットを使いにぎにぎを作りましょう。
中に入れるものは、綿が主流ですが、もしお家にビニールやプチプチが残っていたら、それを綿の代わりに入れてみましょう。
そうすれば、赤ちゃんの大好きなカシャカシャの感覚が味わえるにぎにぎに大変身です。赤ちゃんの脳が発達していくためには、手の感覚も重要な役割を果たしています。
ですので、なるべくいろんな素材に触れさせてあげることはとても有効です。
そのままビニールを渡すのは、窒息の恐れがあってとても危険ですが、にぎにぎの中に入れて、出てこないようにすれば、安全にそのカシャカシャした感覚で遊ぶことができますよね。
また、手芸店でクラフト用の鈴を買ってきたり、小さい容器にビーズなどを閉じ込めたりしたものを、綿と一緒に入れるのもお勧めです。音の面でもいろんな音を感じさせてあげましょう。
摘まむことが大好きな赤ちゃんにはタグや紐をつけると大喜び
月齢が進んで、手先が器用になってくると、赤ちゃんは必死に小さい指を動かして「摘む」ということを好んでするようになります。短く切ったタグや結び目を作った紐などを取り付けておくと赤ちゃんは楽しく遊んでくれますよ。
マスコットを縫い合わせる時に、タグや紐を挟んで上からしっかり何度も返し縫いをすれば、うまく付けられます。
手作りキット+工夫でオリジナル「にぎにぎ」を!手軽に楽しくベビーグッズを準備
妊娠中というのは、普段と比べ物にならないくらい体調が優れない時があります。そんなプレママでも無理なく赤ちゃんに手作りの品をプレゼントできる方法をご紹介しました。
キットなら、いろんな材料をあれこれ買いに走る手間がかからず、体調の良い時にのんびりと作ることができますよね。
それにプラスαの工夫で、リボンを縫いつけたり、指先トレーニングができるようにタグや紐を取り付けたり、にぎにぎの中身を工夫すると、立派なオリジナルアイテムに変身しますよ。
せっかくのマタニティライフ、赤ちゃんのことを考えながら過ごせる時間は、今しかないかけがえのない時間です。ママも楽しみながら、ちょっとチクチクしてみませんか?きっとおなかの赤ちゃんも喜びますよ!