赤ちゃんのげっぷはいつまでさせる?

赤ちゃんのげっぷはいつまで?授乳後にげっぷをさせる理由

赤ちゃんにミルクや母乳を与えた後にげっぷをさせるのはいつまでなのか時期を解説します。赤ちゃんの胃の形状がげっぷをさせる理由ですが、げっぷをさせないとどうなるのでしょうか。上手にげっぷさせるコツなど赤ちゃんのげっぷについて解説します。

赤ちゃんのげっぷはいつまで?授乳後にげっぷをさせる理由

赤ちゃんにげっぷはいつまでさせる?ゲップ出しをやめる時期

赤ちゃんのげっぷ出しはいつまで続けるべきなのか。母乳を与えている人はもちろん、空気を吸い込みやすい哺乳瓶でのミルク育児では、念入りに飲み終わったあとげっぷをさせている方も多いでしょう。しかし、げっぷ出しをやめるタイミングってよくわからないと思いませんか?

新生児や低月齢のうちはゲップをしっかり出さないと赤ちゃんがミルクを吐いてしまうこともありますが、月齢が進むにつれてゲップをしなくても吐き戻すことは少なくなります。

げっぷを止める時期は生後5ヶ月・6ヶ月くらいが目安

赤ちゃんのげっぷを上手にさせる方法

個人差があるので、一概にここでぴたっとやめて大丈夫ということではありませんが、縦抱きでのトントンするような念入りなゲップ出しは生後5ヶ月・6ヶ月頃から不要になることが多いです。

もちろん5か月・6ヶ月というのは目安に過ぎませんから、それより遅くまで、ゲップ出しを長く続けても問題はありません。
げっぷをやめる時期、しなくても大丈夫な時期というのは首すわりの時期にも密接に関係があり、首すわりが遅いと必然的に自分でげっぷができるようになるのも遅くなってきます。

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そろそろ終わり?げっぷ出しが要らなくなる目安の行動

ミルク後にげっぷをする赤ちゃん

必ずこうという時期はないのですがおおよその目安はあります。お母さんはやることがいっぱい。できるだけ仕事は減らしていきたいですよね。
とはいえ、いきなり放置で、はいたものを詰まらせるようなことがあっては大変です。この目安を参考にしましょう。

授乳後にげっぷがでなくなる

目安はげっぷをさせなくても赤ちゃんが吐かなくなるまで、なので何度かは失敗があるかもしれません。
ですが、赤ちゃんをさすったりしてもげっぷがなかなかでなくなる時期がやってきます。そのときがげっぷを出させる必要がなくなる時期です。

そうなればもうお母さんが手伝だってあげる必要はなくなります。その理由はどういったものがあるのでしょうか?

自分でげっぷができるようになった

お母さん達は気づいていない可能性もありますが、赤ちゃんは自力でげっぷができるように日々成長しています。
知らない間にできるようになっている場合もありますが、何回かげっぷしているところを見かけたなら、一度げっぷさせてみるのをやめてみましょう。ただしやはり赤ちゃんの胃の構造上うまくげっぷできても少しミルクが出てしまうことあるので注意しましょう。

また体内に取り込まれてしまった空気は口から出る以外に、おならという形で出ることもあります。どういった形にせよ自分で体内の空気をうまく排出できればお母さんのサポートは要らなくなりますね。

他のママはいつまで続けてる?5ヶ月くらいでやめる人多数

5ヶ月、6ヶ月になればやめている人がほとんどです。
やめる目安として、首がすわって横抱きになった・寝返りをする・一人で座れるようになることを目安にしている人も多いと思います。

寝返りをして動けるようになることが関係しているためです。体を動かしているうちにげっぷやおならとして排出されています。

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ミルク後のげっぷが赤ちゃんに必要な理由

特に初めての赤ちゃんの場合ミルク後のげっぷをさせるのはとても大変ですよね。どうしてさせないといけないの?と疑問に思ったこと、ありますよね。ちゃんとげっぷをさせないとどうなるのでしょうか?

赤ちゃんにげっぷが必要な時期のミルクの飲み方の特徴

ミルクをゴクゴク飲んでいる赤ちゃん

ミルクがある程度上手に飲めるようになった赤ちゃんを観察してみると、連続で息継ぎもせずゴクゴク飲んでいますよね。
大人にはこれはできないなと感心したことはありませんか?実は大人と赤ちゃんではのどの構造がちょっと違っています。

その大人と違う期間というのが喉の奥の咽頭蓋という声門を保護する気管なのですが、この気管が大人より高い位置についています。
このことによりいっぺんに空気もミルクも一緒に飲んでいるのです。成長するにつれこの咽頭蓋が下がり声門がきちんと使えるようになります。

赤ちゃんの胃は吐き戻しやすい形状

赤ちゃんの胃の形は大人の胃と違っています。
大人は下が垂れ下がった形をしていますが、赤ちゃんの胃はほぼ丸のような形をしています。大人と違って胃の入り口がひきしまっていないので、ミルクが戻りやすいです。この胃の形状が原因となり吐き戻しが起こります。

げっぷをさせたのに吐いてしまってもこういったことが原因なのであまり気にせずにいましょう。
逆におなかいっぱい飲ませた後はこういった胃の構造上の問題でおなかを圧迫したりするとすぐミルクが戻ってくることもあるので注意しましょう。

授乳後によく吐く赤ちゃんでも、機嫌がいいようであれば心配はありません。

げっぷをさせないと喉に詰まる危険性も

赤ちゃんにげっぷをさせないと、ミルクが戻るだけではなく喉に詰まる可能性もあるので、自分でげっぷできるようになるまではきちんとげっぷさせてあげましょう。
どうしてもげっぷしないときは横向きに寝かせるか頭を少しタオルなどで高くして寝かせてあげましょう。

上手なげっぷのさせ方

ママからミルクをもらう赤ちゃん

げっぷがなかなかでないと赤ちゃんがぐずる場合もあり、何より詰まると大変です。
授乳のあとは、できるだけげっぷをさせましょう。

基本的にはげっぷをさせるには空気の通りをよくすることが重要です。
空気なので上に上にせりあがってくるため首の角度を正してあげるとうまくげっぷがでます。つまり、胃から口までをまっすぐにさせてあげるとすんなりげっぷが出ます。

げっぷをするときにはミルクが一緒にでてしまう場合もあるので肩にガーゼやタオルを置いておきましょう。げっぷがでにくいときは背中からうなじまでを良くさすってあげるようにしましょう。

1.縦抱きでトントン

赤ちゃんのあごが胸にくるようにして、背中を優しくトントンたたきましょう。
ただし、首がすわるまでは赤ちゃんのあごを肩にかけるようにします。赤ちゃんのあごと大人の体の間にガーゼやタオルを挟むのを忘れないようにしましょう。

トントンたたくときは下から上に空気を押し上げるようなイメージでするとうまくいきます。

2.「丸い抱っこ」をしてあげる

大人の腕の上に赤ちゃんを座らせるように縦抱きをし、赤ちゃん自身の足でおなかを軽く圧迫することでげっぷを出させます。
丸い抱っこのときは下から上にマッサージするようにしてあげます。強い力がかからないように注意しましょう。少しお母さんの腕を上下に動かして軽く胃をマッサージしてあげるのもいいでしょう。

3.横向きに寝かせる

横向きに寝かせて自然にげっぷが出るのを待ちましょう。ミルクが出る可能性が高いので赤ちゃんの口元にはタオルを敷いておきます。
上向きになるのはげっぷが出てからかもしくは5分程度様子を見てそれでもでなければ大丈夫です。ただしげっぷの有無にかかわらず赤ちゃんから完全に目を離すのはやめましょう

心配なときはタオルなどで少し頭を高くして寝かしてあげましょう。そうすれば、万が一はいてしまったとしても詰まる可能性はぐっと低くなります。

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満面の笑みでママを見つめる赤ちゃん

げっぷは基本的には出さないといけないのですが、ときには自分でうまく出せていたりおならで出るときもあります。
もしでないのであれば、しつこく出そうとせずに横向きに寝かして様子を見ましょう。
赤ちゃんによってげっぷの出やすい体勢も違ってきます。いろいろ探ってみるとコツがだんだんつかめてきます。

絶対出してあげないと!と強迫観念にとらわれなんとなくずっとトントン・・なんてことしてませんか?出ないなら出ないで横向きに寝かせばいいのです。
その際はミルクを戻してのどに詰まらせることのないよう赤ちゃんから目をはなさないようにしましょう。

それさえ気をつければ何も難しいことはありません。赤ちゃんもすぐ自力でげっぷできるようになるので、おおらかな気持ちで臨むようにしましょう。