赤ちゃんの成長を月齢で見比べ
赤ちゃんの成長を月齢で見比べ!7~9ヶ月の変化と発育Q&A
赤ちゃんの成長についてお誕生から12ヶ月までのうち、7ヶ月から9ヶ月の月齢別の発達の様子をご紹介。7~8ヶ月は目の離せない時期に突入、ひとりすわりが安定しうつ伏せからハイハイをしだす赤ちゃんも!成長のスピードは個人差が目立ちますがその子なりのペースがあれば大抵のことは大丈夫!
赤ちゃんの成長|生後7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月、身体面や言葉の成長もめざましい
つい半年前までは自分で動くことすらできなかった赤ちゃんも、生後半年を過ぎ7ヶ月8ヶ月に突入すると体の面においては腰据わりも進んでひとりすわりもだいぶ安定してきます。
寝返り・うつぶせの状態から高ばい、はいはいができるようになる時期…ですが、たまにハイハイをすっ飛ばしてひとり立ちに挑戦しようとする子も…。
筋力や運動機能とともに、赤ちゃんのコミュニケーション能力もめきめき発達していて、喃語の中にはまるで会話をしているかのような音も含まれてきますし、笑うだけでなく嫌な事には怒ったりする様子も(笑)育児が大変になる反面、子供らしさや可愛さも増してくる時期です。
生後7ヶ月~9ヶ月に見られる赤ちゃんの成長の様子を詳しく見ていきましょう。
生後7~9ヶ月の体の成長
この頃になるとお座りが安定して、両手を使って遊べるようになります。指先も上手に動かすことが出来るようになり、親指と他の指を使って物を掴めるようになってきます。
性格にもよりますが、好奇心が旺盛になり興味があるものに近づこうとして、ハイハイ、つかまり立ちが出来るようになる子も出てきます。
病気をすることが増えます
生後半年を過ぎると、胎盤を通して獲得していた母子免疫も切れるため病気が増えていきます。
些細な風邪でも高熱を出してしまうこともありますが、赤ちゃんはそうして免疫機能を獲得しているのです。いわばこれも赤ちゃんの成長。
熱は、今まさに赤ちゃんの体がばい菌と戦っている証拠。むやみに下げればよいものではありません。いちいち大慌てするのではなく、赤ちゃんの様子(意識はしっかりしているか、機嫌はどうか、食欲はあるか、水分は取れているかなど)も見て、冷静かつ適切に対処していけるようになりましょう。
生後7~9ヶ月の心の成長
何か要求があると、声を出して要求を伝えようとします。思い通りにならないと、大きな声を出したり、泣いて怒ったりもするようになります。短い時間の記憶力が出てくるので、いないいなばあをすると喜ぶ子も増えます。
大人が話していることが少し伝わるようになり、名前を呼ぶと振り向いたりします。9ヶ月頃になると、バイバイなどの大人のしぐさをまねることが出来る子もいます。
7ヶ月の発育の様子・見比べてみよう!
7ヶ月になって、だいぶ表情が豊かになり、大きな声も出すようになりました。パパが帰ってくると、手足を全力でバタバタして、満面の笑みで声を出して喜びます。おもちゃの扱いも上手になり、スナップをきかせてガラガラなどをならしたり、持ち替えたり、両手に持ったおもちゃをぶつけて音を出したりもします。
また寝返りでの移動が早くなり、ゴロゴロ移動する範囲が広がりました。そのため少し目を離した隙に思いもよらないところにいるので、気をつけて見ていないと大変なことになりそう!おすわりはまだ一人ではできませんが、だいぶ腰がしっかりしてきた印象を受けます。手をついていれば少し一人でいられるくらいです。
後ろにずり這いをしているのをよく見かけるようになりました。寝返りしたり、ずり這いをしたりして少し目を離した間にすごく移動していたり、ドキッとすることもあります。7ヶ月の後半では高ばいの姿勢になれるようになり、少し前にすすめる、ハイハイに近いような移動体形になりました。
人見知りはあまりしないですが後追いをするようになってきて、姿が見えないと不安になって泣いたりします。リモコンやゴミ箱や携帯電話に興味があるようでよくいたずらしています。お姉ちゃんの遊んでいるおもちゃも気になるようで取りに行こうとしてはいはいで向かって行きます。
足腰がだいぶ強くなりハイハイはまだしないものの、寝返りとずり這いでの移動範囲がかなり広がり、色々な物を口に入れてしまうので目が離せなくなってきました。眠くなるとぐずり始めるので、おしゃぶりをくわえさせて横に抱っこして、ユラユラと揺らしてあげたり、抱っこをしながらゆっくり部屋の中を歩いていると、わりとすぐに寝てくれるので手がかからず、とても良い子です。
布団に降ろした後も起きずに寝てくれるのですが、いつも30〜40分程度のお昼寝ですぐに起きてしまうので、もう少し寝ていてもらいたいんだけどな〜と、いつも思っています。
8ヶ月の発育の様子・見比べてみよう!
ズリバイとつかまり立ちが上手になりました。お姉ちゃんが食事用の椅子に座っていると、背もたれや椅子の部分に手をかけて立ち上がるようになっているので、食事の度に引き剥がすのが大変です。手足の力が強くなってきているのか、ママが寝転がっていると、お腹の上を器用に乗り越えていけるようにもなりました。それで朝起こされることもしばしばあります。
表情は豊かで、生え始めた2本の歯を見せてにっこり笑うことができます。お姉ちゃんのとき、この時期は人見知りが激しくて家族以外の人に抱っこされると大泣きでしたが、2人目のせいかもともとの性格なのか、家族以外の人に抱っこされても平気で笑っています。
いつの間にかつかまり立ちができるようになっていました。それまで特にそういった素振りを見せなかったので、ふと見たときにつかまり立ちで立ち上がっていたので本当に驚きました。安定するのは早かったですが、それでもバランスを失って転がってしまうこともあったので目が離せませんでした。つかまり立ちしたところに置いてあるものを持つようになったので、それまで子どもに手にしてほしくないものや飾り物をテレビ台に置いていたりしましが、やめました。
また、それまで自分からは食べようとしなかった赤ちゃんせんべいを自分から持って食べるようになりました。そのころから食べる量も増えてきたように感じます。さらには私や主人のスマホを持って操作することも覚えたのもこのころです。
9ヶ月の発育の様子・見比べてみよう!
ハイハイのスピードが速くなって部屋中歩くたびについて来ます。つかまり立ちもできるようになって一人で立ったり座ったりして遊んでます。近くにあるものは何でも口に入れようとするので、机の上に置いているものにも手を伸ばすと届く範囲が広くなって目が離せなくなります。
よくおしゃべりもしてくれるようになって「ママ」や「パパ」に近い発音で呼びつけるので、振り向いたり返事をすると笑顔を見せて喜んでくれます。あやすと声をあげて笑い、嫌なことには嫌な顔をしたり、手で払いのけたり、人見知りも相手を見てするようになりました。
うちの子は知らない男性のみ大泣きします。好きなおもちゃや絵本を見せると喜んでかけよって来たり、一人遊びも機嫌良くしてくれるようになりました。下の前歯も見えてきました。
生後9ヶ月になって、「まんま」と「まま」は、はっきり喋れるようになりました。おっきな声で叫んだり、たくさんおしゃべりをしてくれるようになりました。拍手をしながらぱちぱち〜というと真似をして拍手が出来るようになりました。
はいはいのスピードもとても速くなり、高速ハイハイが出来るようになりました。何も持たずに立ち上がって30秒くらいキープ出来るようになりました。股のぞきもするようになりました。
自我が目覚めてきて、危ないことをしたときにダメと怒った顔をしたら泣くようになりました。後は、棚の上に置いているものを勝手に取るようになって、取ったものを取り上げると怒るようになりました。抱っこが好きだったのに、長い間抱っこをすると降ろせ、自由にさせろと怒ります。
セルフねんねもできる回数が増えてきたことでちょっと楽になったかな?
もともと動物が好きな子どもでしたが、自宅や実家の犬を見て喜んでいるだけで、近づいたり触ろうとしたりすることはありませんでした。しかし9ヶ月を過ぎた頃にブログのお友達の犬に会ったときに、初めて自分から犬に触りました。
「強くすると痛い痛いだから、優しくしてあげてね」と見本を見せたところ、同じように撫でるのはまだ難しかったようですが、優しく頭をポンポンしていました。
またこのときから、カメラを持っていると絶対に顔を見せなかったのに、カメラがあっても名前を呼ぶと素直に振り向いて映るようになり、むしろ喜んでカメラに近づくようにもなりました。頼りなくはありますが、少しだけ立つようにはなっていたので、ベビーカーから降りて立ちたがるようにもなりました。
生後7~9ヶ月の発育・ママの不安Q&A
生後9ヶ月までには離乳食、夜間の断乳など、赤ちゃんにとっては「子供」になるための大きな試練がいくつもある時期。月齢に合った遊びや運動、食事でサポートしてあげながら、体と心の発達をしっかり見守ってあげたいですね。
この時期に見られる発達の不安や心配にはどのようなものがあるのでしょうか?
Q.まだ夜まとめて寝てくれないけど、どうして?
眠り方には個性がありますが、生活のリズムは家族の影響が大きいので、なるべくみんな揃って朝は早く起きて、夜は早めに寝る規則正しい生活のリズムを作ってあげるようにしましょう。
この時期は脳が活発に動くようになり、昼に経験したことを寝ている間に情報を整理すると言われています。そのため、刺激が多すぎると夜泣きの原因となることもあります。昼はしっかり体を動かして遊び、夕方くらいからはなるべく静かに過ごすと少しは夜泣きがおさまることもあるようです。
- 赤ちゃんが寝ない原因とは?昼夜問わず泣く新生児期と夜泣きが復活し、新たな睡眠トラブルが発生しがちな1歳時期の対処法を解説。ママはイライラしがちですが、どのように気持ちを切り替えるといいのでしょう?
Q.歯が生え始めたけど、歯磨きはどうしたらいい?
歯が生え始める6ヶ月頃になったら、離乳食の後にはお茶や水を飲ませるようにしましょう。まずは、口の中をすっきりさせて、その後口の周りや歯をガーゼなどで拭くようにします。
上下の歯が揃う1歳頃になったら、赤ちゃんに歯ブラシを持たせて歯磨きに慣れさせましょう。仕上げ磨きはパパ・ママがやってあげます。
ただし、赤ちゃんが嫌がるようなら無理矢理に磨かないようにしましょう。無理矢理やってしまうと、歯磨きが嫌いになってしまうことがあります。パパママが楽しそうに歯磨きしている姿を見せるのが効果的ですよ!
Q.おっぱいが大好きで、離乳食が進まない
生後7ヶ月8ヶ月9ヶ月は、ほとんどの赤ちゃんが離乳食をスタートさせていると思います。
離乳食をよく食べる子、あまり好きがらない子様々ですが、あまり離乳食を好きがらない子にはミルクを混ぜてあげたりすると食べやすいかもしれませんね、
まだ、栄養の大半をミルクやおっぱいで取っている時期なので、無理に調整しようとせず与えて大丈夫です。ぽっちゃり気味の子も運動量が増えるにつれ、体型はしゅっとしていきます。
1歳くらいになると栄養の7~8割を離乳食で補うのが目安となります。逆に母乳だけでは栄養が不足してしまうので、その頃までにはしっかり食べられるように離乳食のスケジュールを組んでみましょう。
パパママや上の子と一緒に楽しく食事をすること、昼間はしっかり体を使って遊び、お腹を空かせるようにするのも、食事が進むようになるポイントです。
- 離乳食を食べない赤ちゃんに悩んでいるママに、とっておきの対処法を紹介します。離乳食は赤ちゃんにとって初めて食べるものなので抵抗があるのは当然。でもコツを知れば食べてくれるようになるかもしれませんよ。
Q.夜泣きはいつまで続くの?
いつかは治まる夜泣きですが、毎晩の夜泣きはパパママにとってはつらいですね。夜泣きが治まる時期は赤ちゃんによって違います。
付き合う方も寝不足になりがちで精神的体力的につらい時期とは思いますが、あとから考えると一瞬だったと思うことも多く、人によっては「うちの子、夜泣きなんてあったっけ?」と、すっかり忘れてしまうことも。「今だけ!」と、気持ちに余裕をもって付き合ってあげましょう。
夜泣きの対策として、まずは生活のリズムを見直しがおすすめ。朝は、8時くらいまでには起こして、朝日を浴びる。食事はなるべく同じ時間に食べるようにし、お風呂は就寝2時間前までには入る。お昼寝は、15時くらいまでには起きられるようにリズムを整えてあげましょう。
Q.ずりばい、ハイハイはいつごろから?
ずりばい、ハイハイを始めるのは個人差が大きく出ますが、ハイハイが出来るようになるのが7~8ヶ月が目安です。ずりばいは、寝返りが出来てから、ハイハイを始めるまでの間の動作で早い子は3ヶ月くらいから寝返りが出来るようになる子もいれば、7ヶ月を過ぎても寝返りをしない子もいます。
ずりばいやハイハイをしないまま、つかまり立ちをする子もいますが、ずりばいやハイハイは筋力を鍛えるのに良いとされているので、しないままつかまり立ちが出来るようになった子は、後から遊びとして、ハイハイを取り入れてみるもの良いと思います。
Q.人見知りするようになってしまった
人見知りは、パパやママとそうでない人との区別がつくようになったという成長の証です。まずは、赤ちゃんの成長を喜んであげましょう。
特に、ママは一番安心できる存在で、大好きで離れたくない特別な存在だということを理解してあげ、優しく見守ってあげましょう。
人見知りどころかパパ見知りもするようになってしまったら
- 赤ちゃんがパパ見知りを始めて、お風呂や抱っこを嫌がってギャン泣きされるというパパ、「パパ見知りは、いつからいつまで続くのだろう」と不安をお持ちの方へ、原因と対策をご紹介します。
パパ見知りもいずれか治まるので焦らず見守ってあげましょう。
…と言っても、パパ見知りされてしまうとママは大変!パパ見知り対策としては、常に笑顔でこれまで通りに接する、散歩や買い物などに連れ出す、高い高いなどパパが得意なダイナミックな遊びで一目置かれるなど色々試してみて下さい。
Q.奇声を発するようになった
この時期の奇声は、不快な場合の感情表現の他にもただ、高音の発声練習を楽しんでいるだけということもあります。様子を観察して、感情表現が出来なくて奇声を発している様子だったら、「これが嫌なのね」など代弁してあげて、気持ちに寄り添ってあげるようにしましょう。
高音の発声練習を楽しんでいるようでも、ママの頭が痛くなるようで不快な場合は、わざとひそひそ声で話しかけてみけたり、ブブーと唇をならすような音を出すとまねっこして奇声を発しなくなることもあるので、試してみて下さいね。
Q.おしゃぶりを使うと出っ歯になるって本当?
おしゃぶりを使っている赤ちゃんはかみ合わせが悪くなっている子が多いようです。使用をやめるとほとんどの場合は改善されますが、3歳過ぎても使っていると、かみ合わせの異常が残ってしまうことが多いので、2歳頃までにはおしゃぶりに頼らなくても良くなるようにしましょう。
「赤ちゃん」から「幼児」に成長していく時期
生後7ヶ月8ヶ月9ヶ月には腰が安定して、早い子ではつかまり立ちもしているなど、親としてはますます目の離せないとき。夜泣きや離乳食を食べないなどここにきて赤ちゃんの育児の大変さが佳境を迎えた人もいるのではないでしょうか?
ですが、今は赤ちゃんから幼児への移行期に入った時期とも言えます。これから本格的に離乳、いたずら、目を離したらもうすでに我が子は10m先…などなど、あらゆる面で手のかかる時期に突入します。
同時に、毎日のように「昨日までは出来なかったのに、今日は出来ること」に驚かされるのは、それだけ赤ちゃん本人がひとつひとつを真剣に受け止めているからなのかもしれません。ならばパパママもこの時期特有の、表情やいたずら、わがままなどをできるだけたくさん受け止めてあげたいですね!