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賃貸物件の探し方ファミリー編

賃貸物件の探し方・赤ちゃんと快適に暮らすためには?

賃貸物件の探し方は、子育て中のご家庭が抱える問題の一つです。赤ちゃんの泣き声、子供の走る音、騒ぐ声などによって、近隣住民から苦情が来るのではないかと悩むお父さん・お母さんも少なくありません。そこで今回は、ファミリー向け賃貸物件の探し方をリサーチします。

赤ちゃんと暮らしやすい賃貸物件を探そう

赤ちゃんと暮らしていくということは、一人暮らしや夫婦だけでの生活とは、まるで違ってきます。大人だけなら、周囲に迷惑をかけないようにするには、どのように暮らしていけばよいのか分かりますよね。しかしながら、子供がいるとそうはいきません。新生児期は泣き叫びを止めることはできませんし、幼稚園児に騒がないで、走らないでと言っても、大人しくしているわけはないでしょう。

子育て中の家庭が賃貸物件を探す時には、しっかりと子育てをしやすい環境であるのかを、見極めていくことが大切です。そこで、ファミリー世帯必見「賃貸物件の探し方」をご紹介します。賃貸物件は失敗したから、すぐに次の物件と言うわけにはいきません。慎重に選んでいきましょう。

赤ちゃんとの暮らし。近隣住民の目が気になってしまうのは、どんな時?

赤ちゃんと暮らしていると「わが家って、同じマンションの人に迷惑をかけていないかしら・・・」と思ってしまうことはありませんか?0歳と4歳児の子供がいるわが家は、マンションに住んでいましたが、毎日毎日周辺住民の方々に、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。「子育て中だから、仕方ないわよ!」と開き直る気には、なれません。世の中のお父さん・お母さんたちは毎日の暮らしの中で、どのような時に近隣住民の目が気になってしまうのでしょうか。

こんな時に気になる!

周りの目を気にしながら、生活するのはイヤ!

「音」や「振動」に関して、気にしてしまうお父さん・お母さんが多いです。できるだけ、周りの人達に迷惑をかけたくないという気持ちは、もちろんある!けれども、赤ちゃんに夜泣きをするなと言っても無理ですし、小さな子に走り回らないで大人しくしていなさいというのも、気がひけます。親として、子供には思いっ切り遊んで、子供らしく過ごして欲しいと思う気持ちは消せないです。

周りの目を気にしながら生活するのは、お父さん・お母さんも嫌ですし、子供にとっても良くありません。そこで、ポイントとなるのが「赤ちゃんと快適に暮らせる生活環境」です。賃貸物件を借りる時、赤ちゃんとの暮らしを快適にするにはどうするべきなのかを、考えていきましょう。

赤ちゃんと快適な暮らし。賃貸物件の探し方

「頑張って子供を育てているだけなのに、なんだか暮らしづらい」「子供は泣いて、遊ぶのが仕事だと思っているけれど、それに対して文句を言われたらどうすればいいの?」という子育て真っ最中のお父さん・お母さんの声も少なくありません。

家族全員が気持ちよく暮らすためには、周囲の人達とうまくやっていくことも重要です。そこで、ポイントとなってくるのが「住む場所選び」です。持ち家ではない場合、子育て家庭は賃貸物件選びに、力を入れる必要があります。早速、快適に暮らせる賃貸物件の探し方のポイントをまとめてみましょう。

賃貸物件の探し方1.音が気にならない環境が整っているかどうか

産まれたばかりの赤ちゃんは、よく寝ます。確かによく寝るのですが、一日中寝ているわけでなく、よくミルクを飲んで、よく泣きます。大人になると涙を我慢したり、泣くことに恥ずかしさやためらいを感じてしまう人も多いでしょうが、赤ちゃんは感情の赴くままに泣きます。まだうまく話すことができない赤ちゃんにとって、泣くことは感情を表す手段のひとつなので、仕方のないことです。

オムツが濡れて泣く、おなかが空いて泣く、ママが遠くにいってしまったと泣く、眠くて泣く、このように1日を通してとおしてよく泣くのが赤ちゃんです。赤ちゃんにとって、泣くのはお仕事のようなものなのに、それが近隣住民の迷惑となってしまうことがあるのです。なので、お父さん・お母さんたちも窮屈に感じます。そこで、子育て世代の賃貸物件の探し方として、まず優先すべきは「防音対策が整っているかどうか」です。

遮音性の高い賃貸物件の特徴とは?

赤ちゃんのいるご家庭が賃貸物件を探す時には、外からの音が室内でどのように聞こえているのか。また、室内の音が、外にどれくらい響いてしまうのかなどに注意することが大切です。赤ちゃんは外で大きな音がすると、驚いて泣いてしまいますし、反対にお部屋の中でギャン泣きしているのが外に伝わると、近隣住民に迷惑がかかるのではないかと不安になってしまうでしょう。

アパートよりも、構想上しっかりしているマンションを選ぶべきですが、マンションによって壁の厚さや構造などが違ってきます。また、賃貸用に建てられた物件よりも、分譲マンションの方が構造がしっかりしているとも言われています。

不動産会社の人に「遮音性の高い賃貸物件を探して欲しい」と伝えると、比較的新しい、家賃がやや高めの物件を提示されるかもしれません。しかしながら、音を気にせずに過ごすことを優先するのなら、家賃は少々高めでも仕方ないのかもしれません。

賃貸物件の探し方2.子育て世帯が多く住んでいるところ

「周りの人に迷惑がかかってしまうじゃない!」と、子供の泣き声に敏感になってしまうと、お母さんたちの心がもちません。産後は育児ノイローゼを引き起こすリスクも高まりますので、住む環境はしっかりと整えていきたいものです。

賃貸物件を探す時には、周囲にどのような人たちが住んでいるのかも、重要な要素の一つです。そこで、おすすめするのが「子育て世帯がたくさん入居しているマンション」です。単身世帯がたくさん入居しているマンションだと、子供の泣き声に対して、もしかしたら良く思わない人もいるかもしれません。日常的に子供の泣き声を聞いていないと、煩わしく感じる気持ちも分かります。

しかしながら、子育て世帯がたくさん入居しているマンションでは、赤ちゃんの泣き声は日常茶飯事!お互い様というわけです。赤ちゃんの泣き声に聞き慣れていると、「あー!○○さんのおうちの赤ちゃん。今日はなんだかご機嫌斜めね」とイライラせずに受け止めることが出来ますし、反対に我が子が泣き叫んでも「お互い様だから、大丈夫だろう」と気持ちに余裕を持つことができます。

賃貸物件の探し方3.セキュリティー面を重視する

大切な家族に万が一のことがあったら…こんなこと考えたくはありません。0歳と4歳の現役ママである筆者は、子供が生まれてからセキュリティー面をとても重視するようになりました。なぜなら、子育てをしていくのは、ほとんどの場合女性が中心だからです。

パパと一緒に住んでいたって、日中は仕事でいないことが多いですし、夜遅くまで働くパパのおうちは、パパが帰宅するまでママが一人で家族を守る必要があります。女性が一人で、子供をたちを守らなければいけない時間があるからこそ、セキュリティーは大事なのです!でも、戸締まりや窓を閉めてから出掛けるなどの基本的なことも、子供のお世話に必死になっていると、時には抜けることがあるかもしれません。

そこで、子育て世代交代世代のお父さん・お母さんには、セキュリティー性の高い賃貸物件をおすすめします。少し家賃は高くなりますが、できることなら、コンシェルジュが常に正面玄関にいる、防犯カメラが備え付けである、オートロックシステム完備など、セキュリティー性の高いマンションに住みましょう。

賃貸物件の探し方4.周辺にスーパーや子供の遊び場があるのか

赤ちゃんを育てながら、料理・洗濯・掃除などをこなしていくのは、想像以上に大変なことです。首が据わっていない赤ちゃんを抱っこしながら、買い物袋いっぱいの食材を運ぶことの大変さ。9キロ近い我が子を抱えながら、お米や大根、牛乳などの重い食材を買うしんどさは、体験してみないとなかなか分からないでしょう。

ネットスーパーも活用できますが、「あ、納豆が無い」「あ、子供のおむつがなくなってしまった」と言う時に、すぐ近くにスーパーがあると便利です。

それから、子供の機嫌が悪い時、お母さん自身が子育てに息が詰まってしまった時のために、近くに子供の遊び場があると便利です。1対1で子供と向き合っていると息が詰まる時もありますが、お友達や他のママ達と交流すると、子供とちょうど良い距離ができるので、リフレッシュするはずです。

賃貸物件の探し方5.段差があまりない物件

赤ちゃんと暮らしていると、親になる前には気にも留めなかったことが、気になるようになります。その一つが「段差」です。特に気になったのは、ハイハイ期~よちよち歩き期の間です。大人にしてみれば、気にも留めない2~3cmの段差ですが、赤ちゃんにとっては大きな段差。筆者の息子は高速ハイハイをする赤ちゃんだったので、見事にちょっとした段差にハマって、何度も転んでいました。段差をなくすために、クッションテープを使用して対処していましたが、正直面倒くさい!引っ越す時には、不動産会社に「出来るだけ、段差のない物件がいい」とお願いしました。

賃貸物件の探し方6.数年後を見据えた賃貸物件

赤ちゃんは1日1日、成長しています。赤ちゃんの成長や動きによって洋服を変えていくように、お部屋回りも少しずつ変えていかなければなりません。変わっていくのは、赤ちゃんの動きだけではありません。お出掛けができるようになったり、保育園に入園したりと、外の世界との関わりが増えていくのです。

子供だけではなく、お母さん同士の関わりも増えていくので、「物件はイマイチだけど、この場所を離れたくないなぁ」という気持ちになってしまうのも、無理がありません。賃貸物件と言えども、なかなか気軽に引越しはできない状況になるでしょう。借りる際に現状だけではなく、数年後に自分達の状況がどのようになるのかまで見据えていきましょう。

賃貸物件の探し方7.キッチンが独立している物件

キッチンは、ハイハイ・つかまり立ち・よちよち歩き・あんよの赤ちゃんが、とても興味をそそられる場所です。お母さんが何かをしているし、美味しそうな香りもしてくる、そして見たことないおもちゃがたくさんあるので、どうしても行きたくなってしまいます。

しかしながら、キッチンはお母さんたちにとっては、赤ちゃんに近寄って欲しくない場所です。最近は、赤ちゃんがキッチン内に入って来ないように、キッチンとリビングの境目にベビーゲートを設置するお宅も珍しくはありません。

しかしながら、オープン式のキッチンだとベビーゲートを設置するのが難しいので、赤ちゃんはどんどんキッチン内に侵入してきます。お母さんの使い勝手が良いキッチンにするのなら、ベビーゲートを付けられる独立型のキッチンがある賃貸物件を選びましょう。

0歳と4歳の現役ママの引越し失敗談

0歳と4歳の子供がいる我が家は、現在賃貸の一軒家に住んでいます。現在は、子供二人も子供らしく騒いだり、走り回ったりしていますが、このような生活に落ち着いたのはつい3ヶ月前のこと。それまでは、8階建てマンションの5階に暮らしていました。これが大失敗!最後に、私の賃貸物件選びの失敗ポイントを、惜しみ無く皆さんにご紹介していきます。

失敗ポイント1.単身者世帯や夫婦二人の世帯が多かった

駅から近く、主人の職場にも近い、街中にあるマンションを選びました。入居してから気づいたことなのですが、ごみ捨て場や正面玄関で出会う方々は、サラリーマンや高齢のご夫婦、OLさんなど、明らかに子育て世代ではありませんでした。子供の泣き声や騒ぎ声が聞こえないマンションだったのです。

しかしながら、我が家が引っ越してから、明らかに子供の泣き声で騒がしくなりました。「我が家のせいで、絶対にうるさくなったよね。申し訳ないね」と夫婦で話し合う毎日。賃貸物件を探すときに、入居者の方々の情報までしっかり調べておけば、このように気を遣うこともなかったのになぁと後悔しています。

失敗ポイント2.壁がとにかく薄かった

駅前で立地は良かったのですが、壁が薄くて困りました。隣の部屋のおじさんのくしゃみが聞こえるほどなので、我が家の子供達の泣き叫び声が響いているのは確実です。「子供は泣くのが、お仕事だから仕方ない」と自分に言い聞かせても、隣のお部屋に迷惑をかけているかもしれないという焦りが、ついつい自分を追い込んでしまった記憶があります。

住みやすい賃貸物件を選んで赤ちゃん・お父さん・お母さんも快適な生活を

今回は「赤ちゃんと快適に過ごすための賃貸物権の探し方」について詳しくお伝えしました。子育て家庭が、申し訳なさを感じながら暮らしていかなければいけないのは、お父さん・お母さんにとって辛いことでしょう。

でも、世の中が変わるのを待っている時間はありません。今、子育て真っ最中のお父さん・お母さん達は、自ら住みやすい環境を整えていくことが求められます。防音、同世代入居者のいる環境など、賃貸物件を吟味していけば、きっと安心して暮らせる環境が整うはずです。こちらの記事を参考にしていただき、失敗のない物件選びをしていきましょう。