育休明けだけど仕事辞めたい
育休明けだけど仕事辞めたい体験談15後悔してる?してない?
育休明けの仕事復帰後に待っている仕事辞めたいスイッチ。子育てと仕事の両立を目指す強い心を持っているママでも、育休明けに目の当たりにする仕事の厳しい現実に心が折れそうになるものです。育休明けなのに仕事を辞めたいと思ったママに参考にしてほしい体験談をご紹介しています。
せっかく育休明けに仕事に復帰したのに辞めたいと思ったのはなぜですか
子育てと仕事の両立は、働くママにとって永遠のテーマです。しっかりと産休と育休をとって、育休明けの仕事の準備を整えていざ出陣したはずなのに、子育てと仕事の両立の難しさに悩み、仕事を辞めたいと考える人が後を絶ちません。育休明けの仕事も子育ても頑張りたいというママの願いは、なぜこうも簡単に砕かれてしまうのでしょうか。考えてみましょう。
育休明けに仕事に復帰したけれど辞めたいと思った理由
寄せられた体験談から、育休明けの仕事を辞めたいと思った理由を見ていきます。せっかく育休明けの仕事に復帰して頑張ろうと思っているのに、その前向きな気持ちを簡単に砕いてしまうほど現実は厳しいという事が分かります。
- 体がしんどい
- 会社に迷惑がかかっている
- 子供を預ける先がなかった
- 保育園の呼び出しなどで仕事を休むことが増えたから
- 育休明けの職場になじめない
- 子育て中であることに理解が得られない
- 断っても研修に行かされる
- 残業がある
- 嫌がらせがあった
- シフトを交代してもらうのが辛い
- 仕事が大変だった
- 子供の成長を見逃したくないと思った
育休明けだけど仕事を辞めました
育休明けに仕事に復帰したのに仕事を辞めた人は、体験談を寄せていただいた15人のうち9人いました。育休明けの仕事復帰への不安を減らして生活をスムーズにするために、料理の作り置きを作ったりパパにも協力をお願いして「よし!これで準備はOK」と思って出勤してみても、まだまだ職場の理解が足りない現実があります。
最初の頃は「熱が出た?それは大変、早く保育園へ迎えに行ってあげて」と言ってくれていたのに、早退やお休みが繰り返されると、「またなの?」に変わってしまうことが多いです。育休明けは頑張り時、ハードな生活が待っている事はある程度想像がついていても、あからさまにイヤな顔をされてしまう現実に、心が折れてしまったとしても仕方がないでしょう。
育休明けの仕事、私は辞めませんでした
覚悟を決めて育休明けに仕事復帰したのだから、私は辞めずに続けたという人は15人中6人でした。仕事を続けて良かったと思う一番の理由に、収入がなくならなかったことを挙げています。たとえ数万円であったとしても、収入があるとそれだけ生活が楽になります。
子供に可愛い服を買ってあげられるのがうれしいと答えた人がいるように、仕事を続けるとお金を使う楽しみもなくならないのです。キャリアを形成中ならなおのこと、仕事を続けることによって収入を増やす夢もあきらめなくて済むでしょう。
育休明けで仕事を辞めたいと考えたこともあったけれど結局辞めずにすんだ理由の一つに、その人を取り巻く環境の良さがあります。職場に同じ立場の人がいた、旦那さんや家族の協力があった、育児中の大変さを乗り越えられる仕事のおもしろさ、職場の理解、どれもあったらステキなことばかりです。
今はまだ、育休明けに仕事に復帰した人全員に、子育てと仕事の両立がしやすい環境が準備されているわけではありません。これから先、育休が明けて仕事に復帰したばかりなのに仕事を辞めたいと思う人がいなくなる社会づくりが望まれます。
後悔しない!育休明けの仕事を辞めた事・辞めなかったこと
育休明けの仕事を辞めたこと・辞めなかったこと、その判断を後悔している人が一人もいなかったことは救いです。それぞれが自分の置かれている環境の中で一生懸命考えて出した結論を、後悔してほしくはありません。大切なのは一人で抱え込まない事です。判断に迷ったら、旦那さんや家族、信頼できる友達に相談をしてください。
仕事を辞めるか辞めないかその立場に立った時、体験談を寄せてくださった方のように、「この判断で良かった」と思えるように、育休明けの仕事復帰について、育休明けの仕事復帰前にいろいろ考えておくといいでしょう。
育休明けだけど仕事を辞めたい体験談
ここからは、寄せられた育休明けだけど仕事を辞めたい体験談を見ていきます。体験談は、仕事を辞めたママたちと仕事を辞めずに続けたママたちに分けてご紹介していきます。育休明けの仕事復帰の厳しい現実に立ち向かう、ママたちの姿はステキです。寄せられた体験談は、仕事を辞めるべきか辞めずに続けるべきか、判断に迷うママたちに「こっちだよ」と進む方向を示してくれることでしょう。
育休明けの仕事を辞めた体験談
精神的に限界でした
ゆう(38才)
育休は、妊娠9ヶ月から生後12ヶ月の約1年とりました。育休明け3ヶ月で仕事を辞めたいと思うようになりました。
二人目の出産で上の子と下の子が別の保育園に通っているので送迎が大変なのと、熱が出て保育園から呼び出しをされたり、子供が病気になって仕事を休まなくてはいけないことが増えて、会社に迷惑をかけてしまうことが多くなってしまいました。
主人の仕事も忙しく、協力は期待できないので一人で育児をしていました。同僚は子育てをしているママが多いので理解はあるのですが、体力的にしんどくなってきてしまい、辞めたいと思うようになりました。
結局今は、育児を重視したいと思い仕事は辞めてしまいました。仕事を辞めてから子供と向き合う時間が増えたし、精神的にゆとりができたので辞めてよかったと思います。
周りから理解が得られなかった
りく(31歳)
妊娠2ヶ月頃から安定期まで絶対安静で早めの産休をとり、産後歩けなくなり自身が臼蓋形成不全症と発覚し産休は丸1年頂いたので、1年7ヶ月のブランクでの職場復帰でした。
元々スタッフの入れ替わりの多い職場でしたが、会社のトップも支店の責任者も持ち場のリーダーも替わっていて、新たな空気になかなか馴染めずにいました。
育休明け半月も経たない内に既に辞めたいと感じていましたが、ほとんどのスタッフが大学生バイトで、社員も独身男性が多く、育児をしながら主婦が仕事をする姿勢に全く理解を得られず復帰後2ヶ月で辞めることになりました。
育児に集中したいという想いも強く、経済的に貧窮していた訳でもないので、辞めて良かったと思っています。現在、子供と一緒に過ごす時間がたくさんあり、充実した日々を送っています。
育児中への配慮がない
りょう(40代前半)
大規模病院で看護師として働いていました。就業規則では1歳6ヶ月まで育休を取れると定められているものの、8ヶ月頃より再三復職の催促があり、生後10か月を前に復職することになりましたが、育休明け2か月後、院外の災害研修に行かされることになりました。
まだ断乳もできておらず、1泊しなければいけなかったので何度もお断りしたのですが、聞き入れてもらえませんでした。毎年ある研修に、なぜこのタイミングで行かなければいけないのか、納得ができなかったのが仕事を辞めたいと思ったきっかけです。
その後も院内の〇〇委員会や、院内外の勉強会への参加など、なんとか夫と協力してやりくりしていましたが、保育園のお迎えにも困るほど時間外勤務が重なるようになったため、結局復職後2年目で退職することにしました。
あの時何とか踏ん張っていれば今頃ずいぶん昇給していただろうなと、考えないこともないですが、できるだけのことをしてみせてもほとんど評価されなかったあの時の気持ちを考えると、辞めて正解だったと思います。
正社員は辛い
かえる(30代前半)
産前産後の休暇をいただき、そのまま育児休暇に移行して子供が1才になるまで休暇をいただきました。育休が終わる前に面談を受け、産前に働いていた部署とは違う部署に異動になると伝えられ、育休明けの復帰前はとても不安でした。
いざ復帰してみると、仕事の内容がとても楽しく、自分自身も勉強になり、成長につながると感じで楽しく仕事ができていました。しかし、問題は復帰してから1か月ほど経った頃だったのです。
保育園に預けていた娘が風邪をひいてしまって、保育園からの呼び出しが絶えなくなってしまったのです。朝に熱を測った時に平熱でも、昼過ぎには必ずと言っていいほど熱が上がり、毎日のようにお迎え電話が入るようになりました。
最初はしぶしぶ早退の許可を出してくれていた上司も、1週間ほど続くとあからさまに嫌な顔をするようになってしまいました。そんなことを繰り返しているうちに復帰してから3か月ほど経ったある日、上司が「誰かほかに頼れる人はいないの?こんなに仕事に穴をあけられたら困る」と私に伝えてきました。
子供も薬を飲み続けて肝臓が弱ってしまったので入院することとなり、これを機に退職させていただきました。後悔は一切ありません。
育児と仕事の両立が大変だった
りっちゃん(28歳)
私は子どもが1歳2ヶ月まで育休を取っていました。育休明けの仕事に復帰してすぐの頃は、しんどい事も大変なことももちろんありましたが、自分のペースで動けることや、自分でお金を稼げることに喜びややりがいも感じていました。
でも復帰して3ヶ月もすると、育児と家事と仕事をこなすのが辛くなってきました。子どもは保育園に通い初めてからよく体調を崩すようになり、その度に主人は当然のように仕事に行くので私が休みを取り、職場にも迷惑をかけていましたので、辞めたいなと思うことが増えました。
復帰してからも私の家事の負担が減ることはなく、毎日本当にへとへとでした。このままでは私が精神的にも体力的にも駄目になると思い、仕事は退職しました。もちろん収入は減りましたが、自分に余裕ができたのであの時辞めて良かったと思います。
嫌がらせを受けた
デカビタ(30代後半)
生後一年で復帰する予定でしたが保育園に入園できず、会社の規則の最長期間1年6ヵ月休ませていただきました。同時期に産休・育休をとっていた方が私を含めて6名いて、正社員の中で1年以上休んだのは私だけ。パートの方には制限がなく、育休明けの復帰時期は自由に選べる会社でした(育休手当は1年6ヵ月までしか出ませんが)。
正社員のくせに長々と休んだのが気に入らなかったのか、仕事復帰したその日から嫌がらせを受けるようになりました。まず初日…出社すると私の机がありません。事前に『○月○日からお世話になります』と挨拶をしていたのにもかかわらず…です。
家族で旅行に行ってきた…と楽しそうに話す同僚。私以外の子にはお土産を買ってきていました。外回りから帰った同僚。コンビニに寄ったら美味しそうだったから…と、私以外の皆にスイーツの差し入れ。
そんな小学生みたいな嫌がらせを受け、このままでは精神崩壊すると思い辞めたいと思うようになりました。結局育休明け3ヵ月で退職願を出し、復帰から約4ヵ月で退職しました。退職願を出した一週間後に妊娠が発覚。あのまま働き続けたら胎教に悪かったと思うので、辞めたことに後悔はありません。
心が折れる
ちなつ(20代後半)
育児休暇は、生後1年になるまで取りました。その前の産休と合わせると、合計1年1ヶ月のブランクとなり、産休前と同じ部署に戻ったものの、周囲の環境が変わっていたりで、育休明け復帰してすぐに戸惑いました。
職種は事務で、最初は定時に帰宅し家事及び育児との両立もできていましたが、復帰後半年程して繁忙期に入り、残業が必要な日も出てきました。日中は保育所に預けていましたが、頻繁に迎えを両親に頼んだりする必要が出てきて、辞めたいというか辞めなくてはという気持ちが生まれてきました。
しばらくはそのまま乗りきりましたが、子どもが風邪を引いたらすると早退する必要もあったりして、結局年度替わりのタイミングで退職することにしました。今は無職で心許ない気もしますが、子育ての面では後悔ありません。
子供はかけがえのない宝物
ひめ(30代前半)
生後1ヶ月から1歳まで休みをとりました。子供の行動全てが今まで感じたことのないぐらいの可愛さで溢れていて、育休明けに復職して1ヶ月もしないうちに仕事を辞めたいと思うようになりました。
日々新しい表情や発見を見せてくれる我が子の成長を見逃したくなくて、毎朝離れがたかったです。結局、またすぐに二人目の妊娠が分かったので仕事は辞めました。生活は決して楽ではないけれど、仕事を辞めたことに後悔はありません。
もうそれから何年も経ちますが、子供の一年一年、その時期にしか感じられないことを感じたり、体験できないことを体験したり、何物にも変えることのできない大切な時間と宝物を手に入れたと思います。もしもう一度、あの時に戻り、仕事を辞めるか辞めないか決断を迫られても同じ道を選びます。
頑張りたかったけれど
とも(30歳前半)
私は3歳と1歳の子供がいる母親です。上の子は4月生まれだったので、約1年間、下の子は6月生まれなので約10カ月間の育休をもらう事が出来ました。上の子の育休明けも初めての経験で、沢山辛い思いをしましたが、2人目の育休明けで、毎週どちらかが体調を崩して保育園からの呼び出しをされる度に、周りの方々に頭を下げていました。
シフトを交代してもらう度に、あなたばかり贔屓されてとの嫌味や予定があったのにと、当たり前ですがひたすら謝るしかできない自分自身が辛かったです。
時短をお願いしても、あなただけのわがままを聞けないと言われ、家に帰ったら気持ちを切り替えているつもりでも、子供達になんらかしらストレスを与えてしまっていたのかもしれません。色々なストレスも重なり体重も10キロ痩せて、精神的にも体力的にも、もう続けられない辞めたいと思い、5年働いた会社を辞めました。
辞めて1番良かったのは、驚く事に私が会社を辞めてから子供達が風邪を引かなくなった事です。今私が母親として1番大事にしないといけない時間は、一生で今しかない子供達との時間だと子供達が教えてくれました。大丈夫。何が1番大事かを考えれば何とかなると思います
育休明けの仕事を辞めずに続けた体験談
気分的には働きづらい
みゆき(30代半ば)
就職して五年程してから結婚をし、すぐに子供も授かり、育休をとることになりました。期間は生後六か月までの半年間のはずだったのですが、なかなか保育園に入れず、育休を伸ばしてもらい、結局一年半ほど育休をとりました。
そして育休明けの職場復帰をしました。時短勤務と保育園の時間に合わせてしか働けないため、シフト制のある会社だったのですが、私は17時までにあがれる早番の固定になりました。
そのしわ寄せで、まだ結婚してない女子社員たちは、遅番勤務が増えてしまい、社内から不満の声が上がるようになりました。私も正直とても働きにくくなってしまい、時々仕事を辞めたいと思うようになりました。
でも、他にも時短勤務のママ社員がたくさんいたので、そのまま辞めずに続けています。今も少し気分的には働きづらいですが、家計やキャリアのことを考えると、このまま続けていくのが良いかなと思います。
強い精神力が必要
ゆいちん(30代後半)
育休は、生後すぐ~生後8ヶ月までの間とりました。仕事を辞めたいと思ったのは、育休明けに復職して半年ほど経ってからです。
復職のために、子どもを未満児保育に預けることになりました。初めての集団生活のため、風邪やインフルエンザ等様々な感染症にかかってしまい、治癒して登園すれば、またすぐに病気をもらってしまいます。近くに実家がなかったので、預けることもできず、病気の度に仕事を休まなければなりませんでした。
このような事態は育休中にも想定できていたので、育休中に職場へ何度も出向き、退職の意向を伝えていたのですが、忙しい職場のため辞めさせてもらえず、なんとか残業のないパートタイムにかえてもらって復職した経緯がありました。
その職場は子育てを終えた大先輩もたくさんいらっしゃったし、子育て現役中のママ先輩も多かったのですが、実際に休むことになると、特に子育てを終えた大先輩の中でよく思わない方が出てきて陰口を言われる事もあり、本当に辛かったです。
結局、仕事は辞めませんでした。自分の仕事のスキルに自信があったし、会社で必要とされていることを自覚していたためです。辞めなくて良かったです
子供が成長すると出費がかさむ
ともりん(39歳)
生後9か月まで、育休をとりました。育休明けに復職して2週間ほどで仕事を辞めたいと思いました。子供がまだ赤ちゃんで、ハイハイを始めたころだったので、立つところを自分の子育て中に見たいし、病気ばかりして、とてもかわいそうだったからです。
しかし、辞めずに続けました。自分の母親に、子供の小さいときは一瞬だし、仕事は一生だから、ここであきらめずに続けて働いてあげる方が、子供が立派に育つし、何か辛かったら手伝ってあげると言ってくれたので、とても心強く、また心にとても響きました。
結局続けて仕事をしているおかげで、生活も楽で、現在も同じ職場でずっと働き続けられているので、よかったと思っています。子供が成長すると、出費もかさむのでやめなくてよかったです。
両立は家族の支えが必須
まつこ(30代後半)
私は生後3か月まで育休をとり、4月から保育園に入園すると同時に育休明けの職場復帰をしました。最初の1ヵ月は順調に仕事ができましたが、6月ころから子供が一気に風邪をひくようになりました。
ちょうどそのころは生後6か月にあたり、よく母親からもらった免疫力のバリアが弱くなってくる時期だから風邪をひきやすくなると、保育士や他のお母さん方から聞いていました。
保育園に預けて職場についたと同時に保育園からお迎えの呼び出しがたびたびあり、社長も同僚も先輩もみんな理解があるのですが、私自身が直前になって仕事を休むということが辛くなってしまい、辞めたいなぁと思うようになりました。
申し訳ない気持ちが強く、主人や親に相談もしました。辞めていいよと言われるたびに、この職場は私が望んでいた分野の仕事ですので、辞めたくないという気持ちもあり悩んでいましたが、結局、この仕事を続けたかったので辞めませんでした。
その代わり、自分一人で保育園の対応をしていたのを止め、主人や親を頼るようにしました。辞めずによかったと思います。自分のお金で子供に可愛い服をたくさん買ってあげられるのが一番の楽しみで、それを続けることができるからです。
出来るうちは続ける
すず(27歳)
育休は生後1ヶ月から子どもが1歳になるまでとりました。育休が明けて1ヶ月頃です。子どもが風邪をひいていましたが、なかなかお休みをとることができず無理に保育園に行かせてしまった結果、風邪が悪化してしまい緊急入院することになってしまいました。
この時に、子どもがしんどい時に休めない職場を初めて辞めたいと思いました。結局、その後すぐに2人目妊娠が発覚してしまい辞めるタイミングを逃してしまった為、退職はしていません。
この時は辞めなくてよかったと思っています。退職しなかったので、結果色々か手当ももらえたのでよかったです。今は現在育児休業中なので、復帰する時にまた悩むかと思いますが、出来るうちは仕事を続けようと思っています。
前任者の尻拭いに呆然
ぱんだまま(34歳)
長男を出産後、1ヶ月から1歳1ヶ月まで育休を取りました。育休明けの仕事復帰後に任された案件は、新卒の男性社員が扱っていた案件です。その男性社員は異動希望を出していたので、私の復帰とともに異動になり、顔も合わせることはありませんでした。
引き継ぎ内容が分かるものもなく、一件一件じっくり確認して、この案件は何をすべきなのかを見極めながら仕事に入らなければなりませんでした。酷いことに、その前任者の仕事のやり方というのが全く適当で、まるで逃げるかのように異動していったのがよく分かりました。
案件に目を通す前に、さまざまな方面からクレームが入り、その対応に追われる日々で、時短勤務なのにフルタイム勤務よりも働いていました。そんなこんなで、最初の2~3ヶ月はそのうち辞めてやる、と思っていました。
しかし、その引き継ぎも落ち着いた頃、お客様より「あなたに担当が変わってくれて本当に良かった」とたくさんのお言葉をいただきました。前任者との比較もあったのでしょうが、その言葉を聞き、この仕事をもう少し頑張ってみようという気になりました。現在もその職場で働いていますが、下手に給料が下がって転職するよりもよかったなと感じています。