ベビーシッターの資格取得の方法
ベビーシッターの資格はあるの?ママが就職するための近道
ベビーシッターの資格はあるのか、取得方法や必要な条件や費用、更新方法、難易度など、子育て中のママがベビーシッターになるために必要なことを詳しく解説します。ベビーシッターは赤ちゃんのお世話をするのが仕事ですがママの気持ちをケアできるととてもやりがいを感じられる仕事です。
子育て中のママがベビーシッターの資格を取るには何が必要?
ベビーシッターっていう職業はどのような職業なのでしょうか。子育て中のママが、いままでの経験を仕事にしたいと思ったときに「ベビーシッター」なら活かせるのでは、と考えるママもいるのではないでしょうか。
子育て中は空いた時間を有効に活用して資格を取る準備を進めたいと言うママにとって、ベビーシッターの資格取得の方法や更新の方法、さらには就労に関しての情報を分かりやすくお伝えしていきます。
では、ベビーシッターの資格取得にむけて、子育て中のママにいったい何が必要なのか見ていきましょう。
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ベビーシッターに資格はいらない
ベビーシッターの仕事をするのに、特別な資格は求められておりません。保育士のような国家資格が存在しませんので、極端な話し誰でもベビーシッターとして就労することが可能です。また、特定の専門学校や大学など教育機関を卒業していなくてもベビーシッターとして仕事を引き受けることが可能です。
しかし、人の命を預かる仕事ですからそう容易なことではありません。いざ、仕事として保育にかかわるということは、大きな責任と技術が必要だからです。そこで民間資格として「公益社団法人 全国保育サービス協会」が制定している「認定ベビーシッター」と呼ばれる資格が存在します。
この資格はベビーシッターに必要な技術をはじめとして、職業倫理や専門的知識などを兼ね備えた者に付与されます。
一般的に、ベビーシッターを目指す場合はこの資格の取得を目指します。就労するのに資格が必要ではなくても、有資格者はやはり給与水準が上がり、お客様の信用の目安とされ、就職に有利になります。
また、採用条件としてこの資格取得をあげているベビーシッターの派遣会社もあります。
認定ベビーシッターの資格取得方法は2つ
認定ベビーシッターの資格を取得する方法は2つあります。
- 全国保育サービス協会が行う研修会を受講して認定試験を受けて合格すること。
- 認定ベビーシッター資格取得指定校として協会が指定した養成学校において保育士資格取得のための指定科目、在宅保育に関する科目を履修、単位を取得後に卒業すること。
以上の2つの方法で、ベビーシッターの資格取得が可能です。例年の合格率は90%前後と試験の難易度はさほど高くないようなので、しっかりと履修すれば資格取得実現は可能です。
認定ベビーシッター受験資格
認定ベビーシッターの受験を検討する場合、以下の受験資格を満たしている必要があります。
- 年齢が満18歳以上であること
- 研修Ⅰを受講し、修了証を保有していること
- 研修Ⅱを受講し、修了証を保有していること
- ベビーシッターの実務経験を有していること
実務経験とは在宅保育の経験や、子供の一時預かりなどを実施するファミリーサポートセンター事業に携わった経験、また地方公共団体が実施する家庭保育制度を使い保育所など、保育施設での勤務経験を指しています。
資格認定の流れ
- 研修Ⅰを受講する
- 研修Ⅱを受講する
- 認定試験を受ける
- 審査
- ベビーシッター認定を受ける
- 協会に登録される
- 5年ごとに更新される
以上の流れに添って、資格取得を目指します。詳細は、公益社団法人全国保育サービス協会のホームページなどをご覧ください。
試験内容
試験地を東京、大阪、福岡に指定し、試験内容は選択式40問、記述式400字以内1問を計90分間で実施します。
試験科目は、基礎的知識及び技術、在宅保育や個別保育の特性、専門知識、研修ⅠとⅡで履修した16科目全般から出題されます。実技試験はありません。受験料11,330円を準備する必要があります。
資格更新の方法
資格取得後、5年おきに更新するという制度になっていますから、更新時期が来たら手順に従って更新手続きを取りましょう。
ベビーシッターに求められるもの
ベビーシッターに求められる能力として挙げられる1番は、子供好きであるということですね。子供の命を預かるという責任感のうえで、子供が大好きであることが求められます。子供が可愛いだけではベビーシッターは務まりません。
また、性格的に明るくて優しい、おだやかで親近感があるなどの温かい雰囲気などが望まれます。子供とひとことで言っても、いろんな性格や特性の子供の世話をすることになるので、どんな子供とでも関係性が築けることが大切ですね。
派遣会社が求める条件とは?
また、ベビーシッターとしての就労の際の面接などではあらゆる方面から確認を受けることになるでしょう。例えば、大前提として資格の有無があります。資格がなくても働くことは出来ますが、ある程度の知識と技術は必要なので、認定ベビーシッターの資格や保育士、幼稚園教諭、看護師などの資格があると非常に就労に有利です。
また、経験値として子育て経験の有無、集団保育の経験有無などを問われ、勿論経験がある人が有利になります。
その他、喫煙の有無やペットを自宅で飼っているかどうかなども、多くの子供の世話にあたる際には重要な条件として求められることがあります。
資格取得のメリットが大きい!
やはり、認定ベビーシッターの資格取得は就職にも有利になり、利用者からの信頼も得ることが出来るためにメリットが大きいようです。ベビーシッターをプロの仕事として引き受けるための責任と社会的地位を確立するという目的のもと「認定ベビーシッター」資格が誕生しました。
しっかりした知識と技術、スキルと経験をもった信頼できるベビーシッターに子供を預けたいと誰もが思いますよね?ママたちが安心して子供を預けられるベビーシッターとして活躍するためにも、資格取得がベビーシッターに就職するためには一番の近道です。
空き時間の有効活用のためには
資格取得に向けて、忙しい子育て中のママは日々の空き時間を有効活用してなんとか勉強していく必要がありますね。
資格取得を目標とするよりは、そのあとの就労スタイルや理想とするベビーシッター像などを目標に日々イメージを重ねることが大切です。どんなベビーシッターになり、どのような人の役に立ちたいのか?視野を広く、想像を膨らますことが勉強するためのエネルギーになります。
また、試験当日までのタイムスケジュールを設定すると、自分がやるべきことが明確になり勉強に対するモチベーションが上がります。また子供は、いつ熱を出して具合が悪くなるか想定出来ないため、早め早めの準備が必要です。
ベビーシッターは赤ちゃんのお世話だけでなくママへのケアもやりがいになる
子育て中のママや子育てがひと段落したママは、実際に毎日子供と接してお世話をしてきたので、自信をもってベビーシッターの仕事ができるのではないでしょうか。
資格取得後、プロのベビーシッターとして仕事ができるようになったら、子供の世話だけでなくママたちの子育ての不安や大変さを共有できるベビーシッターになりたいですよね。
ママの不安や大変さもケアできると、仕事へのやりがいや充実感も満たされ、「ベビーシッターになって良かった!」と心から思えることでしょう。