赤ちゃんの水着タイプと選び方
赤ちゃんの水着|月齢&シーン別のおすすめタイプ・選び方
赤ちゃんの水着選びをおたすけ!色々なバリエーションのある赤ちゃんの水着の形と名称の説明、安全に遊ぶためのサイズ選びや。紫外線対策や寒さ対策、シーン別にオススメの赤ちゃん水着の選び方、赤ちゃんの水遊びに必要な水着以外のグッズについて詳しく解説します!
赤ちゃんの海&プールデビューの必需品!水着とグッズ
赤ちゃんは水が大好き!海やプールで、思う存分はしゃがせてあげたいですね。
初めて家の外で水遊びをしようという時、水着はどうするか、オムツが取れていない赤ちゃんの場合はどうするか、紫外線対策はどうするか、意外とわからないことが多いもの。
この記事では赤ちゃんの海&プールデビューに役立つ、水着や水遊びのポイントについてまとめました。
赤ちゃんの水着の形と名称
赤ちゃんの水着には、大きく分けて上下繋がっているタイプと分かれているタイプがあります。
上下繋がっているワンピースタイプ
「グレコ」「ワンピース」「ロンパース」など赤ちゃんの水着は色々な単語が出てくるので、何が違うの?と困ってしまいますが、赤ちゃんの水着の形と名称の組合せは、赤ちゃん業界で統一されているものではなくショップによってまちまち。いずれも上下繋がっているタイプの水着です。
しかも、ショップによっては「グレコワンピース」という名称を使っていたりする場合もあるなど、深く考えると考えるほどよくわからなくなるので、要するにこの3つは全部つなぎの水着、と思っていれば大丈夫です。
これ以外に、腕や足までカバーできる丈が長めのつなぎ水着「スイムスーツ」や、前と股部分が全開になって赤ちゃんを包むように着せられる「ベビーラップ」といったものがあります。
上下分かれているセパレートタイプ
上下分かれているタイプの水着は、基本的に「セパレートタイプ」や「ビキニタイプ」などの名称が一般的です。セパレートと言うと女の子の水着のようなイメージがありますが、男の子の場合はラッシュガードタイプなどが選べます。
■ラッシュガードタイプ
「ラッシュガード」とは、水着の上から着るか1枚で着ることのできる袖のついた水着の上着です。下に履くものは「ラッシュトレンカ」と言います。「ラッシュガード」「ラッシュトレンカ」等の呼び方で探せます。「ラッシュガード上下セット」でも販売されています。袖があるので、日焼け防止に役立ちます。紫外線カットできる素材で作られているものが多いです。
ラッシュガードは様々なタイプが展開されており、「ラッシュパーカー」は水から上がった後の身体の保温に最適です。
- ラッシュガードはベビーの海水浴やプールでの水遊び時に紫外線や冷えから守るため、ぜひ着せてあげたい!ラッシュガードの選び方、着せる時に冷えから守るポイントやおススメの購入方法について解説。
赤ちゃんの水着の選び方、ココをチェック!
赤ちゃんの水着を選ぶ際には、次のポイントをチェックしてみましょう。
赤ちゃんの水着選びのポイント
・お腹が冷えないよう、着ている時や抱っこの時にお腹が出ない
・紫外線カットができる
・気温に応じて保温機能のあるものも用意
・サイズはジャストサイズのもの
・伸びが良く、着脱のしやすい生地
・素肌に着用するので、縫製が丁寧で縫い目が当たっても痛くないもの
水着を着させるシーンにもよりますが、おすすめは、袖のないつなぎタイプの水着+パーカータイプのラッシュガードの2点をそろえる買い方です。
つなぎタイプなら、水の中で脱げてしまうこともありませんし、抱っこしてお腹が出る心配もありません。袖があると暖かく日焼け防止にもなりますが、水でお肌にはりついて脱がせづらい場合があるので、水に入るときは袖なしの水着の方が着脱がしやすいでしょう。
保温や日焼け防止には、別にラッシュパーカーを買っておくと寒い時や日差しが強い時にさっと水着の上から着せることができて重宝します。
紫外線防止効果を表す「UPF」
「SPF」や「PA」は、日焼け止めを買う際に良くみかける単語ですが、「UPF」はあまり聞きなれない言葉ですね。
衣類の紫外線カット効果がどの程度のものかを表す指標を「UPF」と言い、オーストラリアで定められた基準です。赤ちゃんの水着にはよくUPFの値が記載されています。数値が高いほど紫外線カット効果が大きく、紫外線カット効果が最高レベルのものは「50+」と表現されます。
- 赤ちゃんの日焼け止めは、強い紫外線から赤ちゃんの肌を守るために欠かせません。安全に配慮した選び方や使い方、赤ちゃんのたまご肌を守るおすすめの日焼け止めまでまとめてお伝えします。
UPFの後の数字は、何も紫外線対策をしていない場合に比べて、同じ程度の日焼けをするのに何倍かかるかを示しています。例えば、何も対策をせずに5分間日焼けしたとすると、UPF50の衣類を着用していれば同じ程度の日焼けをするまでに5×50=250分の時間がかかるということです。
赤ちゃんを紫外線から守るために、水着選びの際は是非チェックしておきたい数値です。
サイズは洋服と同じでいい?
水着は、特別にベビースイミングなどに使うというケースでもない限り、通常は年に何回かしか着用しないので、つい長く着せたくて大きめのものを買ってしまいがちです。
でも、大きめの水着を買うと隙間に水がたまってしまい身体が重たくなってしまい、赤ちゃんには不快だったり、水のなかで脱げてしまうことも。ちょっともったいないと思うかもしれませんが、普段来ている洋服と同じ、身体にぴったり合ったサイズのものを選びましょう。
赤ちゃんの水着の着せ方!おむつが取れる前に特に気を付けること
オムツが取れていない赤ちゃん、またはオムツは取れたけど水着だけではちょっと心配…という赤ちゃんにはどのように水着を着せるべきか悩みますよね。
今は赤ちゃんでも安心して水遊びができる便利なグッズがあるので、水着を着せる時には是非使ってみてくださいね。
オムツが取れていない赤ちゃん
まだオムツをしている赤ちゃんは、水着だけでプールに入るのはマナー違反。水遊び用オムツを履かせてから水着を着用して遊びましょう。
また、水遊びの際は、普段の紙オムツは使えません。普段の紙オムツは、おしっこをしっかり吸収できるポリマーが使われているため、水遊びをすればプールや海の水をたっぷり吸収し、オムツがどっしり重たくなってしまいます。
水遊び用オムツには、おしっこの吸収ポリマーがないので、重たくならずに使うことができます。
- 水遊びパンツを準備して、夏本番を赤ちゃんと一緒に楽しもう!どんな水遊びパンツがあるのか知りたいパパ、ママ必見!使い捨てタイプ、水着のような布製パンツ、種類別に分けて水遊びパンツをご紹介します。
■水遊びおむつには吸収ポリマーがない、それはつまり…
つまり、おしっこは海やプールに流れて行ってしまうということです。
水遊び用オムツは、あくまで「うんち」をキャッチするためのものです(ゆるゆるうんちはキャッチしきれない場合もあります)。
よって、水遊び用オムツを吐かせていたとしてもオムツ着用の赤ちゃんは入れないという施設も多いので、おむつが取れる前の赤ちゃんが水遊びできるかどうかは事前に必ず確認するようにしましょう。
■水遊びパンツは使い捨てでないタイプもあります!
水遊び用オムツは、使い捨てタイプがスタンダードですが、ちゃんと洗って何回も使えるタイプもあります。使い捨てタイプでもデザインが可愛いので、自宅のビニールプールで遊ぶという時にはこのパンツだけで遊ぶというママも多いようです。紙オムツの代わりとしては使えませんよ~!
オムツがとれたばかりの赤ちゃん
オムツがとれたばかりの赤ちゃん…まだちょっと不安が残るなら、ベビー水着の下に「アンダーパンツ」を着用させましょう。水着の下に履いておくと、万が一うんちが出てしまってもキャッチできます。水の中はお腹が冷えるので、オムツが取れていてもうんちが出てしまうという可能性もあります。
水着の下に重ねて履くことで、冷えの防止にもなるのでおすすめです。赤ちゃん用品店やスイミング用品専門店で購入できますよ!
シーン別・おすすめの水着の形を選びましょう!
水着には色々な機能や形があるので、よく利用するシーンに合わせて選ぶのがおすすめです。
紫外線カットしたい海や屋外プールにおすすめ水着タイプ
強い日差しにさらされる海や屋外プールでは、紫外線カット素材&長袖が必須です。
基本はお腹が冷たくならないようなつなぎになったワンピースタイプの水着にラッシュガードがあると安心です。着られる期間が短い赤ちゃんの水着ですから、お手ごろ価格なものがうれしいですね。
男の子
男の子用の水着って下だけ…というイメージがありますが、つなぎタイプの水着もちゃんとあります。男の子の場合、グレコタイプのスイムウェアはこの時期だけの可愛さがあります。やんちゃな男の子なら、カラフルな水着を選ぶとプールサイドでも目立って見失うこともないかも!
パパ顔負けのカッコよさのパンツタイプの水着を選ぶなら、ラッシュガードはきちんと用意しておきましょう。
- ベビー水着男の子向けのおすすめはグレコ?ラッシュガードが役に立つのはどんな時?男の子ベビーの水着がよくわからないママに向けて、かっこよさと可愛らしさが両立する商品やブランドを紹介します。
女の子
女の子用の水着は、やっぱりフリフリのスカート付きが可愛い!ふりふりやリボンなどの装飾品はかわいい反面、あまりたくさんついている水着は遊ぶときの邪魔にならないかも気になります。しっかり縫い付けてあるか等は選ぶときのポイントにしてみましょう。
シンプルなワンピースタイプでも可愛いのはセーラーデザインです。女の子はビキニもかわいいですが、紫外線にさらされる肌面積が大きくなるので、ラッシュガードは必須ですね!
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ちょっと寒いこともある屋内プールでもあったかい水着
日差しがない屋内プールは、夏場と言えど赤ちゃんにはちょっと寒いことも。
長袖のラッシュガードを着ていると暖かいように思えますが、濡れたラッシュガードを着っぱなしでは逆に身体が冷えてしまいます。
屋内プールではラッシュガードを着るのではなく、プールサイドから上がったらこまめに身体を拭くという方法で冷えを防止しましょう。少し寒い屋内プールでは、保温効果のある水着を着用すると良いでしょう。ウェットスーツにも使われている強度が高く、耐熱性・耐寒性に優れた「ネオプレン」という素材でできた水着なら、通常の水着素材よりも厚みがあり体も温か!
おすすめはスプラッシュアバウトというイギリスで人気の水着ブランド。イギリスのスイミングスクールでは、90%以上がスプラッシュアバウトの水着を推奨していると言われています。スプラッシュアバウトの水着は「ベビーラップ」と呼ばれ、前と股のテープを外すと平面になり、赤ちゃんを包むように簡単に着せられ脱がせるのも簡単です。
おうちでビニールプール遊びには
おうちで遊ぶ場合は、サンシェードやタープを活用して紫外線防止をすることができ、水温も赤ちゃんのお好みに合わせて調節できるため、周りを気にせず水着を着せずにパンツ一丁でも遊ばせられますが、せっかくですので、デザインを第一に赤ちゃんの水着を選んでみませんか!?
紫外線や冷えは工夫ひとつで防止できますし、もし寒くなってもお家に入ってしまえばいいので、ておうちで水遊びのときは、お腹が丸出しになるトランクスタイプの水着でもビキニタイプの水着でも安心して遊べますね(^∀^)♪
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ベビースイミングの効果を引き出す水着
ベビースイミングの場合は、単なる水遊びにとどまらず、赤ちゃんが水に潜ったり泳いだりできるようになるための指導が行われるので、専用の水着を選ぶと良いですよ!。
ベビースイミング専用の水着、「ベビーハーネス」には、ママや先生が赤ちゃんの身体を支えるためのケーブルがついていたり、水中でも識別しやすい色になっていたりするなど、ベビースイミングに適した工夫が施されています。
水着以外にも準備!赤ちゃんをまもるグッズ
赤ちゃんがより快適に水遊びをすることができるよう、次に紹介するグッズもそろえておくと安心です。
ゴーグルはどうして必要?
私たちが小学生の時は、よく水泳の授業の後は水道水で目を洗っていましたよね。プール熱などの感染予防としての意味合いもありましたが、今はそれが逆に目を傷めるとして行われていないそうです。
水道水で目を洗うと、水道水に含まれる塩素が、目のうるおい成分を洗い流してしまうため、ドライアイを引き起こしてしまいやすいのます。
プールや海の水は決して清潔とは言えません。水遊びの後に目を洗わなくても大丈夫なよう、赤ちゃんには必ずゴーグルをつけてあげましょう。
公共施設でのプール遊びにはスイミング帽子が必須です!
髪が長い女の子の場合は、水に濡れると髪がペッタリと張り付いてしまい気持ち悪く思うこともあります。スイミング帽子をかぶっておけば、顔周りがすっきりして水遊びに集中できます。
スイミング帽子と言えば、いわゆる水泳の授業で使うような味気ないものを連想してしまいますが、「耳付き」や花柄フリル付きなどの可愛いデザイン帽子もあるので水着に合わせて探してみてね!
海や屋外プールでは日焼け止めも欠かせない!
日焼け止めは、いつも使っているものではなく水遊び用にウォータープルーフのものを用意してあげましょう。ただし、大人用の強力な日焼け止めは、紫外線吸収剤が含まれていることもあるので、必ず赤ちゃん用のものを使いましょう。
紫外線吸収剤って?
赤ちゃん用の日焼け止めは、「紫外線吸収剤不使用」と書いてあるものがほとんどですが、この「紫外線吸収剤」とはそもそも何でしょうか?
日焼け止めが紫外線から肌を守るメカニズムには「紫外線を散乱する」方法と「紫外線を吸収する」方法の2種類があります。「紫外線を散乱する」とは、皮膚に塗った日焼け止めが紫外線を跳ね返すこと。一方、紫外線を吸収するとは、皮膚に塗った日焼け止めが紫外線を吸収することで皮膚への紫外線の到達を防ぎます。
紫外線を散乱する成分は、天然成分で作られていますが紫外線を吸収する成分は化学的に合成された成分なので、人によってはお肌が荒れてしまうのです。
こまめに塗り直しましょう
赤ちゃん用の日焼け止めはウォータープルーフを選んだとしても、汗が流れたり遊んでいるうちにとれてしまいやすいものです。天候や赤ちゃんのアバレ具合に応じて、こまめに日焼け止めを塗り直してあげると良いですよ!
赤ちゃんと水遊びをしよう!赤ちゃんの水遊びの注意点
水遊びに必要なグッズが揃ったら、いよいよ赤ちゃんと遊びましょう。水遊びをする際は、身体が冷えて赤ちゃんが風邪を引いたり、逆に暑すぎて熱中症になったりしないよう、細心の注意を払って遊ぶようにしましょう。
水遊びの仕方と準備
食事の直前直後を避け、日中の暖かい時間帯に、身体が冷えすぎないよう20分~30分で切り上げます。
短い時間でも日焼けはしてしまうので、日焼け止めを忘れずに。
文部科学省によれば、小学校の水泳の授業では水温は23度以上が望ましいとしています。各小学校では、水泳の授業を開催するのは水温+気温が50度以上ある時と決めている学校も多いそう。
ですが、赤ちゃんの身体は冷えやすいのでこの基準でもちょっと寒いかも。家庭のビニールプールでは、気温水温に応じてお湯を足し、少しぬるいくらいの水を用意してあげると楽しく遊べますよ。
水遊びが終わったらすぐに水着を脱がせて身体を拭き、水分補給をしてあげましょう。
絶対に目を離さない
赤ちゃんはほんの10cmの水でも溺れてしまうことがあります。また、バランス感覚も悪いので足を滑らせて転倒してしまう可能性もあります。
水遊びをしている時は、絶対に目を離さないようにしましょう。
こんな時は水遊びはやめましょう
水遊びをする日は、赤ちゃんの体調にも注意しましょう。
念のため、遊ぶ前に体温を測っておくと安心です。小学校でも水泳の授業がある日は、朝自宅で体温を測ってくることになっています。
熱が37.5度以上ある・うんちが緩い・食欲がない・前の晩ぐっすり眠れていない、湿疹が多い、咳・鼻水が出ているなどという日は水遊びはやめておきましょう。
お気に入りの水着で水遊びを楽しみましょう!
赤ちゃんの水着は、選ぶのも着せるのもなかなか大変ですが、赤ちゃんにとって水遊びは五感を刺激するとともに、大きくなってから水嫌いで困らないようにするために大切な遊びです。
準備が多少おっくうになることもありますが、暖かい日は是非水遊びをさせてあげましょう。
水着姿の赤ちゃんはとっても可愛く、見ているママのほうが楽しくなってしまうくらいですよ。
お気に入りの水着で、赤ちゃんもママも楽しめますように!