ベビー服の収納術

増えすぎて収納に困るベビー服をきちんと整理整頓する方法

ベビー服の収納に困る原因と賢い収納方法をご紹介します。小さくて可愛らしいので、ついつい取っておきたくなりますが、ベビー服は意外と枚数が多いので収納場所を取りがちです。スッキリ納めて不便を便利に変えられるベビー服の収納ポイントを押さえておきましょう。

増えすぎて収納に困るベビー服をきちんと整理整頓する方法

ベビー服の収納に困っている!原因と解決方法を伝授

手の平にちょこんと乗ってしまうくらいの小さな靴下、カラフルなスタイ、まるでお人形さんが着るような小さなお洋服・・・ベビー服って本当に可愛いです。自分の洋服よりも、ベビー服をどんどん買いたくなってしまうという子育て中のお父さん・お母さんも多いでしょう。しかしながら、買うのは良いけれど、困ってしまうのがベビー服の収納です。

子育て中は洗濯物を畳む暇もない日があって当たり前ですし、便利な収納方法が分からず毎日不便な思いをしているという人も少なくありません。そこで今回は多くのママ達が悩んでいるベビー服収納の悩み解決方法をご紹介していきます。

みんな悩んでいる!ベビー服の収納の悩みはこれ

「気が付いたら、ベビー服が部屋中に散乱している」「そこらへんに転がっているベビー服から、適当に着せている」というママも少なくありません。家族以外の人には見せられないような状態のお部屋の中で過ごしていると、何だかテンションが下がってしまうという声も多いです。

まずは、みんなで収納の悩みを共有しましょう。あなただけではなく、赤ちゃんのお世話をしているお父さんやお母さんの多くが抱える悩みです。

収納の悩み1.毎日洗濯物が多くて、畳む暇がない

大量の洗濯をする女性

子供が産まれて驚いたことの1つに、洗濯物の量が増えたという人も少なくありません。おしっこがついた、離乳食をこぼした、汗をかいたなど、赤ちゃんのうちは1日に何度も着替えることが多いので、洗濯物を回す→干す→取り込む→畳む暇もなくまた着せる、というご家庭も多いでしょう。毎日洗濯物を畳む暇がないため、収納にすら至らないというケースは珍しくはなく、それによって部屋中に洋服が散乱している状態になってしまうのです。

0歳と4歳の現役ママである筆者の悩みもこれ!

0歳と4歳の現役ママである筆者も、ベビー服の収納には手を焼いています。そもそも、0歳の娘の下着・ロンパース・靴下・スタイ・ガーゼなど洗うものが多すぎて、本当に畳む暇もないくらい次から次へと着替えになります。それに加えて、4歳の息子の着替えも止めどなく増えていきます。泥だらけ、汗まみれの洋服たちです。毎日仕事に行く前と帰宅してから洗濯機を回していますが、洗って干すのだけで精一杯・・・。洋服を収納する前である、畳む段階すら出来ていない筆者です。

収納の悩み2.靴下が小さくて、よく失くしてしまう

ベビー服の中でも特に小さいのが靴下です。手の平の上にちょこんと乗るサイズなので、見ていても本当に可愛らしいです。しかしながら、小さな靴下は紛失する確率が非常に高いアイテムでもあります。「ここに収納したと思ったのに、どこに行ったのかしら?」「片方だけなくなった」ということが多いので、収納場所に工夫する必要があるのです。

収納の悩み3.よく使うものが見当たらなくて焦る

たくさんあるベビー服の中にも「よく着るもの」「たまにしか着ないもの」「全く着ないもの」があるはずです。赤ちゃんでもお気にいりの洋服、着心地が悪く着ると泣いてしまう洋服などがありますので、出来るだけ良く着るベビー服を目立つようなところに収納しておきたいものです。

しかしながら、忙しさのあまりに洗濯かごにまとめて入れて置いたりすると、よく使うものが見当たらずにいざという時に探す手間が増えてしまいます。探す時にまた洗濯物がぐちゃぐちゃになって、収納どころではないという人も多いのではないでしょうか。

収納の悩み4.どんどん洋服が増えていって、キャパオーバー

衣類と玩具に囲まれた赤ちゃん

収納の悩みの中で常にトップにランクインしているのが、洋服が増えてクローゼットに入りきらないというものです。ベビー服はとても可愛らしいですし、子供の成長に合わせてどんどんサイズアップしていくので、洋服の数も自然と増えていってクローゼットや収納ボックスに収納しきれないことも少なくないのです。

兄弟が増えれば増えるほど、洗濯物は大散乱

子供の数が増えれば増えるほどに、洗濯物は大散乱していくというご家庭も珍しくはありません。我が家では4歳児の洗濯物は、下着・上下の洋服・靴下程度で収まりますが、0歳児の洗濯物は下着・上下の洋服・スタイ・離乳食時に使うガーゼやタオル・お昼寝の際のバスタオルなど、洋服に加えて大量のタオル類もプラスされます。筆者は現在、子供2人でも洋服が収納しきれずに悩んでいますから、もっと兄弟が増えていけば洋服があふれだすことは間違いありません。

ベビー服収納のポイントが知りたい

「お部屋の中に、洗濯物が常に山積みの状態を何とかしたい」「ベビー服がそこらへんに落ちているような状況を打破したい!」というお父さん・お母さん。手当り次第、クローゼットの中に押し込んでも、また同じような状態になってしまうのは目に見えています。

そこで、こちらの項目ではベビー服収納のポイントについてお伝えします。きちんとポイントを踏まえた上で、ベビー服の収納をしていけば、手間と時間をかけることなくしっかりと片づけることができます。

ポイント1.片付けの前に仲間分けが大事

二つに分けて折りたたまれたベビー服の山

最初にすべきことは、ベビー服の仲間分けです。クローゼットの中にあるベビー服を、じっくり眺めてみてください。子供によく似合うからとヘビーローテーションで着せてしまうベビー服、着心地が悪く子供が泣くからあまり着ない服、新しく購入した服、お出かけ用ではなくルームウェアとして着ようと思っている服などに分けることができます。

当然、よく着るベビー服は手の届きやすいところに収納しておきたいものですし、あまり着ない洋服は、クローゼットの奥の方にしまっておいてもあまり問題はありません。その区分をハッキリさせるためにも、収納の際に仲間分けをハッキリと行うことが大切なのです。

ポイント2.メインの引き出しはヘビロテアイテムを!

分類が終わったところで、次はメインの引き出しを整理整頓しましょう。メインの引き出しというのは、だいたい2段目~3段目くらいを指します。子育て中はどうしても、子供の目線に合わせて腰をかがめたり、立ちひざなどで過ごすことも多いので、一番上の引き出しよりも2~3段目の方が取りやすくなります。メインの引き出しにはもちろん、ヘビロテアイテムを収納するようにして下さい。

ポイント3.着なくなった洋服の行く末を考えて

収納していると「これ、もう着せなくてもいいかな」という洋服が必ず出てきます。その時に「まぁ、念のため取っておこうかな」とクローゼットの中に戻すのは控えましょう。いつか着るかもしれない洋服は最終的に着ないことが多いので、そのようなモノを保管しておいてもスペースを取るだけです。

着なくなった子供服の山

そこで、着なくなった洋服の行く末を考えておくことが大切です。友達にあげる、リサイクルショップに売る、フリーマーケットに出す、ゴミとして捨てるなどの宿末をハッキリさせておくことが大切です。最初に着なくなった洋服の行く末をハッキリさせておけば、いらない洋服をまたクローゼットの中に戻す必要が無いので、収納しながら整理整頓ができるというわけです。

ポイント4.クルクルと丸めて縦収納がオススメ

収納をする時には、縦にクルクルと丸めて収納する方法がオススメです。ベビー服はどうしても枚数が多くなるので、一枚ペロッとした状態で収納しては「何がどこにあるのか分からない!」という状況になってしまいがちです。お気に入りの洋服が無いと思ったら、あまり着ない洋服の下敷きになっていて気が付かないことも多々あります。

そこで、ベビー服はクルクルと丸めて、縦に収納していくことをオススメします。そうすれば、どんな洋服なのか一目瞭然ですし、引き出しの中にたくさんのベビー服を収納することができます。クルクルと丸まった洋服は、しわにもなりにくく取り出しやすいです。

ポイント5.引き出しの中に仕切りを作ろう

ベビー服の収納を見やすくするために、引き出しの中に仕切りを作りましょう。ズボン、Tシャツ、下着、靴下とベビー服の種類ごとに引き出しを分けるのも1つの方法ですが、筆者が実践して分かったことは、洋服ごとに分けると「おもらしをした!今すぐ欲しい」という時に、ちょっと不便です。

オススメの収納方法は、メインの引き出しによく着るベビー服、下着、靴下、ガーゼなどの一式をまとめて収納しておくことです。その際に仕切りを作れば、ぐちゃぐちゃになることが無いので、見た目もスッキリします。

ベビー服の収納でやってはいけないこと!

せっかく整理整頓するのですから、短時間でテキパキと進めていきたいものです。そこで、ベビー服の収納をしていく際に、やってはいけないタブーをまとめました。

タブー1.「とりあえず・・・」と言って洗濯かごへの収納

洗濯カゴに洗濯物をしまう女性

洗濯かごは便利なようで、ちょっと厄介なアイテムでもあります。なぜなら、片づけるのが面倒な時の逃げ場となるからです。例えば、洗濯物が山のように積み上がっていて、1枚1枚畳んで片づけるのが面倒な時でもかごに入れてしまえば、片づけた気持ちになってしまうからです。

乾いた洗濯物をかごの中に入れて、そこから着替えさせるベビー服を持ち出すということが当たり前になっていると、いつまでも収納せずにリビングに洗濯かごが置きっぱなしという状態になりかねません。

タブー2.買い足すことばかりに一生懸命になる

ベビー服の収納を上手にしていきたいのなら、買い足すことばかりではなく、洋服を捨てることも
頭の中に入れておく必要があります。買い足すことばかりに一生懸命になっては、ベビー服が増えていき、収納場所に困ってしまうでしょう。

そこで、いつも自分のクローゼットの中に入れておく洋服の枚数を決めておきましょう。ベビー服を購入した枚数分、お下がりとしてあげるか、リサイクルショップに売りに出すなどして、ベビー服の量を調整するようにしましょう。くれぐれもベビー服を購入することだけに、一生懸命にならないで下さい。

タブー3.「子育て中だから仕方ない!」とは言わない

0歳と4歳の現役ママである筆者は、出来ないことがあるとつい「子育て中なのだから、仕方ないでしょ」と言ってしまいます。でも、このワードを発したら、甘えが生じて何にも出来なくなってしまいます。確かに世の中のお父さん・お母さん達が子育てや仕事の両立に苦労されているのは理解できますが、子育てを理由にしてしまったら何もできません。子育て中で忙しいからとすべきことから逃げるのではなく、子育て中だからこそ、きちんと整理整頓をして使いやすくしましょう。

ベビー服収納のお助けグッズはこれだ!

「子育て世代にオススメの収納グッズを知りたい」「使いたいベビー服がすぐに見つかるような収納ボックスが欲しい」という方にオススメのアイテムをご紹介していきます。

動くキッチンワゴンが超便利!

ホテルに宿泊してルームサービスを頼むと、ベルボーイが料理や飲み物をキッチンワゴンに乗せて運んできます。ホテルのように高級なモノである必要は全くありませんが、インテリアショップやホームセンターで販売されているキッチンワゴンを1台準備しておくと、とても便利です。

キッチンワゴンへの収納、すごい便利

子供部屋に置かれたキッチンワゴン

筆者も実際に使用していますが、赤ちゃんのお世話をする際に必要な物をワゴンに全部準備しておくのです。オムツ、おしりふき、ガーゼ、上下のベビー服、下着、おむつかぶれクリーム、体温計、靴下などです。

ベビー服だけではなく、細かなお世話アイテムもワゴンに完備しておけば「あれ?どこにいった?」ということはありません。オムツ替えや着替えの時は、赤ちゃんのいる場所までワゴンを動かせばよいので、無駄な動きも少なくて済みます。

無印良品の収納ボックスは定番

無印良品の収納ボックスはスケルトンなので、収納しても洋服チェックが簡単にできますし、なんと言ってもプチプライスなのが人気のポイントです。筆者も子供達の下着入れに使用していますが、見た目以上に沢山収納できますし、丈夫なところが気に入っています。

ベビー服のスッキリ収納を目指そう

毎日の子育てが大変だと嘆く前に、自分で快適に子育てができる環境を整えましょう。子供の成長は本当に早いもので、あっという間に着る洋服もサイズアップしていき、収納しなければいけないベビー服が増えていきます。まずは必要な物なのかを判断した上で、オススメの収納アイテムを使用しながら整理整頓をしてみてはいかがでしょうか。