新生児のミルクの量の目安

新生児のミルク量・母乳量の目安と足りない時の追加量

新生児のミルク量と母乳量の目安を月齢毎に解説、足りない量の追加分も解説します。完全ミルク、完全母乳、混合授乳をしている全てのママの参考になる赤ちゃんのミルクについてです。完全母乳の赤ちゃんがちゃんと母乳を飲んでいるか確認する方法も紹介します。

新生児のミルク量・母乳量の目安と足りない時の追加量

うちの子ちゃんと栄養とれてる?!新生児のミルクの量

新生児のうちは、ミルクをあげればあげるだけ赤ちゃんは飲むのかとおもいきや、途中で寝てしまったり、飲む量が少なかったりして、ママたちは不安になりますよね。
母乳だとどれだけ飲んだかわからないし、ミルクで足すのもどれくらいがベストか分からない。今回は新生児のミルクの量をご紹介します。

完全ミルク育児の赤ちゃんのミルク量目安と間隔

完全ミルクの判断は生まれてすぐにつくわけではありませんが、目安量を知っておくというのはかなり重要なことです。新生児のミルクの量の目安をご紹介します。

赤ちゃんのミルク量・混合栄養や離乳食のミルク追加量目安
赤ちゃんのミルク量・混合栄養や離乳食のミルク追加量目安
赤ちゃんのミルク量は足りている?おっぱいがちゃんと出ない新生児期や混合栄養や離乳開始後のミルク追加量の判断の仕方を月齢別でみる基本のミルクの目安量と授乳間隔、赤ちゃんの発育の面から解説していきます!

生後0日~7日のミルク量の目安

生後一週間はほとんど産院ですごしますので、しっかり授乳のサイクルを作るよう心がけましょう。
基本的には3時間おきの授乳ですが、産院で過ごすのでミルクの目安量や間隔は産院のほうで管理してくれます。この一週間でこの先の授乳計画が大体決まります。

しっかり授乳のサイクルを

生後7日~14日のミルク量の目安

退院して初めて自宅で過ごし始める週です。
体重増加に加えて、おしっこ・ウンチの間隔をみましょう。生後2週間の赤ちゃんの1回の目安は、80ml~100mですが、赤ちゃんの様子を見てミルクをあげましょう。

1週目同様に3時間ごとにあげ、1日8回が目安の回数ですが体重が増加してるのであれば気にし過ぎないようにしましょう。毎日体重を量るのもいいですが体重増加が全てではありません。産院と相談しながら様子を見ましょう。

生後14~28日のミルク量の目安

赤ちゃんもママも少しずつミルク育児に慣れ、一度飲む量がかなり増えてきます。
1回の目安量は、100~120mlで3時間ごとにあげ、1日に飲む量は6〜7回と減っていきます。

このくらいになるとリズムもまずまず整ってきてママとしても授乳に関しては少しラクに感じることでしょう。 一ヶ月健診も控えているのでここで授乳に関する悩みがあれば聞いておきましょう。

既定の量を残すとき

哺乳瓶やミルクの銘柄を変えるというのも手です

ミルクを半分も飲まない赤ちゃんは結構いるものです。個人差があるのかなと思いつつもママは心配になりますよね。しかしぐずらず、元気があれば心配ありません。
飲まないのにぐずぐず泣いていたり元気がなければ、他に原因がある可能性があります。

たとえば哺乳瓶の乳首が硬い・合わないなどの哺乳瓶自体の問題もある場合があるので何種類か試してみると解決するケースもあります。ミルクの銘柄を変えてみるというのも1つの手ですよ。それで調子よく飲み始める場合もあります。悩む前に試してみるのがいいでしょう。

規定量ではミルクの間隔が保てない

規定の量より飲んでしまったり時間の間隔をなかなか空けることのできない赤ちゃんもいます。個人差があるので、飲み過ぎたからといって将来肥満児になることはありません。体重を定期的に計ると意外と体重が増え過ぎていない赤ちゃんもいます。

気にし過ぎはよくありませんが、口寂しくて飲んでしまっている場合もあるので1度散歩したり手遊びしたり、赤ちゃんの気を紛らわすと飲み癖や習慣が改善する場合があります。

母乳よりもミルクのほうが消化に悪いので便秘等になってきた場合はやはり少し間隔を空けてあげるように工夫しましょう。

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混合育児のミルク追加

混合育児のミルクの追加で悩んでいるママさんたちは多いのではないでしょうか?母乳は飲んだ量が見えません・・・。ミルクの足し方もいくつかあります。

やっぱり母乳もあげたい…混合授乳の方法・ミルクの足し方

おしっこの量で足りているか確かめよう

混合のままで行くのか母乳の量を増やしたいかによって足し方が変わってきます。
混合の方法は母乳を先に飲ませて後から足りない分をミルクで足す方法と、母乳かミルクどちらかを交互に与える方法です。

完全母乳かそれに近づけたい人は後者の方法を夜にするのはNGです。夜に分泌量が増えるにもかかわらずあげないと体は不要と判断し生成を止めてしまいます。加えてミルクは消化が悪いので、3時間の間にあげるのは母乳にしたほうがいいでしょう。

母乳を出させるには、とにかくくわえさせることが重要なので、こまめにあげたほうが母乳は出るようになります。

母乳を与える回数が多くて負担になるようなら日中休めるような時間帯にミルクだけの時間を持ってくると、母乳よりは消化が遅いので次の授乳までの時間が長くなりますよ。母乳がある程度出ているなら、おしっこの回数をチェックしましょう。

一日に6~8回出ているようなら量は十分足りていますのでミルクを足さないようにしましょう。
新生児は基本的にあげればあげるだけ飲んでしまいます。ですので、足りているようであればあげないようにしましょう。

完母にこだわりすぎなくても大丈夫

実際母乳はいいことずくめです。感染症にも強くなり、アレルギー等のリスクも減ります。しかし、どうしてもでない場合もありますよね。母体だけの問題ではなく、赤ちゃんの吸い方・環境によっても変わってきます。

出ないからといって思い詰めたり、出ないのに母乳ばかり飲ませようとするのはやめましょう。
赤ちゃんが栄養不足に陥っては元も子もありませんし、ママの精神状態が悪いこと自体、赤ちゃんにとっては明らかによくないことです。成長過程で心配事があれば定期的に小児科に受診しましょう。

ママの精神状態が安定して、赤ちゃんが健康に育ってくれるのが一番だということを忘れないようにしましょう!

新生児のミルク量の過不足

ご機嫌に寝ている赤ちゃん

前項まででも書きましたが、新生児は基本的には与えれば与えるだけ飲みます。そのため目安量を上げることをまずは目標にして赤ちゃんのご機嫌を見ます。

次はおしっこの回数です。一日に6~8回でていれば大丈夫です。そして次は体重。毎日でなくてもいいので計るようにしましょう。そこで少しずつでも体重が増えていることが最も重要なポイントです。

この条件に当てはまっているのに飲むからといって与えすぎないようにしましょう。特にミルクは母乳より消化が悪いため便秘になりがちです。赤ちゃんのご機嫌を見ながら足し過ぎないようにしましょう。

赤ちゃん満腹のサイン・ミルク不足が考えられるとき

赤ちゃんのミルク不足はもちろん、ミルクの足し過ぎもよくありません。
赤ちゃんの期間の中でも新生児のうちは一番判別がつきにくいため、満腹のサインをいくつか知っておく必要があります。

新生児期の体重の推移

新生児期には一ヶ月に1kg増えればいいと言われています。1日平均30gですが、必ずしも1日にそれだけ増える必要はありません。

一ヶ月後に大体それくらい増えたら良しとしましょう。気にしすぎはよくありませんし、一ヶ月健診もありますので気になることがあるのであればお医者さんにきちんと相談するようにしましょう。

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生理的体重減少は当たり前

一日に30gが目安と書きましたが、生後3~5日頃は体重が5%~10%ほど減ります。

これはどの赤ちゃんでも起こりえることなので気にしないでおきましょう。理由は赤ちゃんが数日はうまくお乳を飲むことができないからです。

体重が増えない理由

泣いている赤ちゃん

目安にしたがってミルクや母乳をあげているのに、体重がなかなか増えないという場合もあります。
ミルクの場合、哺乳瓶の乳首があっておらずなかなか吸えていないという場合と、出すぎてこぼれすぎている場合があります。一度口元を観察しこぼれすぎていないか確認しましょう。

赤ちゃんの中にはマイペースですぐ寝てしまう赤ちゃんがいます。そして、ママとしてはすやすや寝ている赤ちゃんは起こしにくいですよね。しかし、そうしていると回数が減り十分な栄養が取れなくなってしまいます。心を鬼にして規定の回数を上げるようにしましょう。

どちらにせよ、よく寝る赤ちゃんであれば起こしてもきっと満腹になればよく寝てくれることでしょう。

心配すぎはダメ、こんな理由もあります

カロリーを消費しすぎて体重増加しにくいという場合もあります。たとえば、よく動く赤ちゃんや身長がどんどん伸びている赤ちゃんなどは飲んでも飲んでも体重が増えないということがあります。
そういった赤ちゃんには多少目安よりも多めにミルクをあげて様子を見ましょう。

また、室温が低い場合もカロリーを消費しすぎてしまうことがあります。赤ちゃんはまだ体温調節が苦手なので冷やしすぎは禁物室温は25度を保つようにしましょう。

新生児期のうんちとおしっこの回数

赤ちゃんを抱っこするママ

おしっこは大体一日8回以上。うんちは1日一回ほどです。これがきっちりできているのであれば、足りていると言えるでしょう。
これは重要な目安になるので、おむつのサインを見逃さないようにチェックしましょう

授乳間隔がしっかり空いている

目安量をきっちり飲み、授乳間隔がしっかりあいていれば何も問題ないといえるでしょう。
必ずしもできるとは限りませんが3時間間隔をあけることができるのがベストといえるでしょう。

ミルク量が多いとき

お腹いっぱいな赤ちゃんの気持ち

新生児はあげればあげるだけ飲むので量が多すぎてしまうことがあります。赤ちゃんのサインを見逃さないようにしましょう。

ミルクを吐く

げっぷをする時にミルクが頻繁に出てしまう場合は飲みすぎの可能性があります。
出てしまうだけではなく新生児は吐き出しやすいためせっかく飲んだのに大量に戻してしまうこともあるので注意しましょう。

お腹がパンパン

おなかがかえるのようにパンパンに膨らんでいるときは飲みすぎの可能性があります。赤ちゃんは目で見て比較的分かりやすいので、おなかの大きさもチェックしましょう。

ミルクのみすぎの体重増加

最初の一ヶ月は1kgほどの増加で十分ですがそれ以上増えてしまうと少し問題です。少しずつ体重を増やしていけばいいので体重をこまめにチェックして管理してあげましょう。

お母さんが余裕を持って新生児に接することが大切

ママたちが精神的に参ってしまうことは赤ちゃんたちにとって一番悪いことといえるでしょう。
ですので、完全母乳でないといけない!授乳間隔は必ず3時間あけなければいけない!とあせることはありません。

それはそれなりの対処法があるのです。赤ちゃんのサインを見逃さず母子ともに健康に過ごしましょう!