妊娠に気づかない女性たち!出産まで気づかないってありえるの?
女性の体はとっても繊細。自分の体調と向き合いながら、健康的に生活するために毎日のコンディションを整えている女性も多いはず。特に妊娠待ちをしている女性ならより自分の体に敏感になるのではないでしょうか。
しかし、世界には妊娠をしていることすら「気づかなかった!」という女性たちが稀にいます。彼女たちはなぜ妊娠に気づかないのか?妊娠に気づかない・気づくのが遅れるケースの特徴やそのリスクをレポートします。
なぜ?妊娠に気づかない・気づくのが遅れる女性たちの特徴
出産ギリギリまで妊娠に気づかない、というケースはかなり稀なこと。しかし、世界には本人すらも「体の変化に気づかなかった」という例があるのです。また、出産まで気づかないまでいかなくても、妊娠中期間近になって初めて気づくなど、一般的な感覚より妊娠に気づくのが遅い女性もいます。彼女たちはなぜ妊娠していることに気づかないのでしょうか。
出産直前まで妊娠に気づかない理由
出産まで妊娠に気づかないケースの場合、女性が普段から不調を抱えている、生活がとてもハードであるといった特徴があります。本人の体調や体質、生活環境、精神状態など、以下に見られるような理由が複数重なることで、妊娠に気づかないという事態は引き起こされます。
妊婦さん特有の体形の変化が見られなかった
妊婦さんの中にはお腹に赤ちゃんがいるとは思えないほどスリムな方がいますし、お腹が出ずに普段の体型とあまり変わらない人もいらっしゃいます。また、もともと肥満体系の方も要注意。そういった女性は周りに妊娠を悟られることがありません。万が一、自分自身が妊娠に気が付かないと「ちょっとお腹が出たかも?」「便秘かな」と普段通りの生活を続けてしまいます。
生理不順が続いている・一般的な妊娠症状がない
妊娠に気がつくファーストステップ、それは「生理が来ない」ということ。しかし、万年的に生理不順が続いている女性は、「今月はおかしいかも…」と思わないため、妊娠に気づくのが遅れてしまいます。また、更年期の年齢の方には「生理が来ない=閉経」と考える女性がいますが、妊娠の可能性はゼロではありません。念のため検査薬を試しましょう。
また、多くの女性が妊娠をすると「味覚の変化」「微熱が続く」「体が重い」などという妊娠症状が現れます。しかし、中には「全くつわりがなかった!」というラッキーな方もいます。
出産まで気が付かないは万年的に生理不順で、妊娠症状もないとあっては、妊娠発覚が遅れてしまうのは無理からぬことでしょう。
日常がとてもハードな状態にある
かなりハードな毎日を過ごしている場合、妊娠症状が出ていても「いつもの頭痛かも」「風邪かな?」と思ってそのまま忙しい日々を送り続けてしまいます。精神的に余裕がなく、何かひとつのことに追い立てられるような生活をしている人は、自分の身体の異変に気づきにくいです。
実は出産直前まで妊娠に気づかない女性の中には、アスリートや兵士といった職業の女性たちがいます。彼女たちは自分を追い込むトレーニングの中で、生理がとまることもありますし、鍛え上げられた筋肉によってお腹が目立たないこともよくあります。日常的にハードな生活を送っているので、妊娠症状を「疲労」と片づけてしまった結果、出産ギリギリまで気が付かなったのでしょう。
「妊娠する」という意識がない・気づきたくないという深層心理
普段から妊娠を意識しているか、妊娠に対してどのようなイメージを持っているかも、妊娠に気がつく時期に影響を与えます。
パートナーがいる女性でも、妊娠をまったく意識していない女性はなかなか体の変化に気が付きません。私生活がハードな状態に置かれていたり、生理不順が続いていると尚更でしょう。
また、産後間もない女性は妊娠に気づきにくい傾向があります。生理が再開しなくても妊娠の可能性はありますが、本人や家族が「まさかもう…」とほとんど妊娠を意識しておらず、ハードな育児で不調も当たり前。赤ちゃんのお世話に追われているうちに、弟や妹がお腹にいることもあるのです。
また、妊娠に対してネガティブな思いを抱いている女性や妊娠を過度に恐れている女性は、例え妊娠兆候があっても「認めたくない」と自分でも無意識のうちに気づかないふりをしてしまうことがあります。
【まとめ】妊娠に気づかない女性の特徴
・生理不順が続いている
・更年期
・産後間もない女性
・肥満体型
・心身ともにハードな環境に置かれている
・妊娠を意識しない、又は妊娠を恐れている
みんなが妊娠に気づいた時期は?妊娠に気づかないリスク
女性は妊娠をするとなんらかの体の変化を感じ、「妊娠したかも!」という徴候をキャッチします。一般的に世間の皆さんはどのくらいの時期に妊娠に気が付くのでしょうか。100名によるアンケート結果がこちらです。
【質問】みんなが妊娠に気づいた時期
56%:妊娠超初期…妊娠3週4週あたりまで
35%:妊娠2ヶ月~3ヶ月
8%:妊娠4ヶ月~7ヶ月
1%:出産間近まで気づかなかった!
このように、半数以上の女性が妊娠初期から体の変化に気が付いていることが分かります。したがって出産ギリギリまで妊娠に気づかないのは、かなりレアなケースと言えるでしょう。
しかし、妊娠4ヶ月~7ヶ月が8%いるのは少し驚きです。4か月と7ヶ月では状況が違うので、確実なことはいえませんが、4か月なら人によってはお腹が膨らんできます。生理不順で、つわりなどの妊娠初期症状がなかったのかもしれませんね。
妊娠に気づかない…待ち受けるリスクとは?
妊娠中の女性は日常生活で気をつけるべき点があります。妊娠に気づかないとどんなリスクがあるのでしょうか?
飲酒・たばこ・ハードな生活が胎児にとって悪影響
まず一番に不安になってしまうこと、それは妊娠していると知らずにタバコや飲酒・薬の摂取を行ってしまうことです。胎児への悪影響を考えると、妊娠に気づいた時点で健康的な生活を心がけるようにしたいもの。
また、妊娠を意識しないでハードな生活を続けていると、切迫早産などのリスクも当然上がります。突然の腹痛で病院に運び込まれて、妊娠が発覚なんて事態になったら、途方に暮れてしまいますよね。
全く準備ができていないので自分も周囲もパニックになる
出産直前まで妊娠に気づいていないと、自分自身も家族も周囲も焦ってしまいます。ひとつの命を迎えるためには、物理的な準備も必要ですが母となる自分自身の心の準備が第一に必要。
未婚女性や未成年の妊娠は、やはり相手の男性との関係性・家族への対応・出産後の仕事や経済面のサポートなど、立ち向かわなければならない問題が多くなります。
気づくのが遅いと妊娠継続をせざる負えなくなる
「子供を育てていくことができない!」そんな状況・環境にいる時に妊娠をしてしまうと、やはり出産を諦めるしかないケースもあります。しかし、気付くのが出産ギリギリになってしまった場合、妊娠を継続しなければならないため女性は直ちに覚悟を決める必要があります。
妊娠に気づかなかった人はその後どうしてる?
出産直前まで妊娠に気づかなくても無事出産に至ったケースはあります。しかし、もしこの記事を読んでいる女性のなかに、妊娠に気づくのが遅れてしまった、今は何週かわからないと途方に暮れている女性は妊娠の継続を望む・望まぬに限らず、すぐに産婦人科を受診し、事情を説明してください。
出産を決めた場合、十分な妊婦健診を受けない状態での出産は、母子ともにリスクが大きく、飛び込み出産は病院側に受け入れてもらえないケースも多くあります。妊婦健診には、自治体からの補助がありますし、それでも足りない場合は公的扶助を活用しましょう。とにかく一刻も早く妊娠週数や母体と胎児の状態を確認する必要があります。
「気づかなかった!」とならないために気を付けておきたいこと
予期せぬ妊娠は女性の心にも体にも負担が大きくのしかかるもの。そんな緊急事態を招かないためには、やはり普段の生活の中で気を付けておきたいことがいくつかあります。
生理不順や体調不良が続いたら婦人科を受診する
大人の女性の体はとっても繊細で敏感です。少しでも「いつもと違う」と感じたら、病気の早期発見にも繋がるので病院へ足を運びましょう。
「昔から生理不順だから…」という方は放置せずに、1度病院を受診しましょう。3か月以上生理がない場合は「無月経」という状態で、特に治療の必要があります。生理は妊娠や出産に関わるだけでなく、女性の健康を考える上でとても重要なものです。
パートナーがいる女性は自分の体の変化に敏感になる
パートナーがいる女性は、「自分は妊娠しない!」と思っていても万が一のことを考えて、基礎体温をつけたり、体の変化に敏感になりましょう。妊娠の兆候がなくても、心と体のメンテナンスを欠かさないことが生活の質を上げてくれるはずです。
アメリカやイギリスでは結構多い?TVシリーズになる妊娠に気づかない女性
外国には「妊娠に気づかなかった!」という女性のエピソードを集めたシリーズが大人気。「そんなことってあり得るの?」というシチュエーションに毎回驚かされます。
「I Didn’t Know I Was Pregnant」を知っていますか?
MTVチャンネルで何シーズンにも渡って放送された「I Didn’t know I Was Pregnant」は、アメリカとイギリスで妊娠に気づかずに出産に至った女性たちのエピソードを集めたドキュメンタリー番組です。
こちらの番組を観ていると「これほどまでに妊娠に気づかない女性って多いの?」とビックリしてしまいます。中には未成年の女性や何回か出産を経験している女性まで、様々なタイプのシチュエーションを紹介していて体の不思議と女性の強さに圧倒されます。
実際、出産までに至った女性たちのリアルエピソード
「I Didn’t know I Was Pregnant」では、異なる人生を送る多種多様な女性たちが、出産まで気づかなかった妊娠エピソードをドラマティックに映像化されています。中でも私たちの日常にも起こりそうな内容がこちら。
小さな子供を3人も出産した子育てママ
産後ダイエットが成功したかと思いきや急に体重が減らなくなってしまった主婦。腰に急激な痛みを感じ始めたが病院には行かず、旦那が留守の時に限って一晩中痛みに苦しんでも救急車を呼ばずに自分の部屋へ。母親の異変に気が付いた長男が様子を見にくるも「大丈夫だから」と安心させるも、散々痛みにもがき苦しんだ末に赤ちゃんを部屋で出産!驚いた長男が救急車を呼び、母親と新生児は2日間病院で大事を取った。
結婚したかった相手と別れた後に…
結婚を意識するような男性とお付き合いをしていた女性、しかし残念なことに彼との関係は終わってしまう。生理のサイクルも他の月と同様に遅れていたため、特に気にすることもなく自分の勉強に集中する毎日を送っていた。男性と別れてから6週間後、体調不良が続きピーナッツばかりを好んで食べるように。
ある日耐えられない痛みを感じて病院に行ったら妊娠が発覚、あまりの痛みだったためエコー写真で確認すると胎児が危ない状態であることを確認する。その場で医師が出産を指示、彼女は妊娠を知った当日にその場で出産をすることに。元々肥満体型だったため、妊娠特有の体の変化を見て感じることができなかったのだと彼女自身で語っています。
「気づかない!」では遅すぎる?自分の体と向き合おう
妊娠の可能性が0%じゃない女性は、「気づかなかった!」という事態は避けたいもの。出産直前まで妊娠に気づかなくても無事に出産に至ったケースはありますが、それは結果論に過ぎません。妊娠中の母体や胎児へのリスクは当然上がりますし、心の準備が整わぬ状態での出産はおすすめできるものではありません。
日々微妙な変化を見せる女性の体、体の声には真剣に耳を傾けてましょう。