歩行器はいつからいつまで使える?利用時の注意点
赤ちゃん用歩行器は昔は育児アイテムとして多くの家庭にあり、保育所でも進んで利用されてきました。しかし近年は歩行器を長時間利用していると、赤ちゃんの1人歩きが遅れるとうデータも海外から発信されたこともあり、歩行器を使わない育児にシフトしています。
インターネットの口コミや育児書などを見ても歩行器については賛否両論あるため、準備するかどうか迷っているママが多いでしょう。歩行器が赤ちゃんに及ぼす弊害など正しい知識をメリットとデメリットから考え、赤ちゃんはいつからいつまで歩行器を使えるのか時期の目安や、歩行器の種類などと併せて解説します。
これから歩行器を準備しようとしているママにお勧めする、今人気のある歩行器も紹介するので購入を決めた方は参考にしてください。
赤ちゃんに歩行器は必要?使う時期やメリットとデメリット
歩行器には沢山のメリットがある反面デメリットもあります。赤ちゃんは月齢とともに成長していきますが、ママの気持ちとしては早く歩いてくれるのを期待していることと思います。しかし、正しい知識がないまま歩行器を使ってしまうと足腰の発達が遅れてしまい、一人歩きをする時期が遅くなる可能性があります。
歩行器とはどのような育児アイテムなのか、メリットとデメリットを具体的に解説していきながらいつからいつまで使えるのか正しい知識を解説します。
歩行器とは赤ちゃんの1人歩きをサポートする育児アイテム
歩行器とは、赤ちゃんの歩行を助けてくれる育児アイテムです。上から見るとドーナツのように真ん中に穴開いていてその中に赤ちゃんを座らせます。歩行器の下には車輪が付いているので、赤ちゃんが少しの力で歩くことができます。
歩行器にはテーブルが付いているものがあるので、歩行器に座ったままの状態で食事を取ることもでき、おもちゃを置くと歩行器に座ったまま遊ぶこともできます。ママが忙しいときでも歩行器に乗ってついてくることもできるので、赤ちゃんがぐずることも少なくなります。
折りたたみ式の歩行器が主流になっており、利用しないときにはコンパクトに収納できるので、生活環境でスペースがあまりとれないママでも歩行器を使うことができます。
赤ちゃんは生後3ヶ月程で首がすわり、生後5ヶ月から生後8ヶ月でおすわりやハイハイをすることができるようになり、行動範囲が大きく広がります。生後8ヶ月で赤ちゃんの足腰の運動機能が発達して、つかまり立ちをし始めるようになります。
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このおすわりやつかまり立ちを始める生後7ヶ月から生後8ヶ月が歩行器を利用し始める期間になり、長くても生後15ヶ月で歩行器の利用は終わります。
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歩行器を利用できる期間は「赤ちゃんがおすわりできてから」
歩行器はいつからいつまで使えるのか期間の目安を解説します。歩行器を使いはじめる時期は、おすわりができる生後7ヶ月から生後8ヶ月です。しかし、赤ちゃんの成長によって成長時期にズレがあるので、月齢が生後7ヶ月でもおすわりができない赤ちゃんを歩行器に座らせることはしないでください。「おすわりのできる赤ちゃんが生後7ヶ月を過ぎたとき」が歩行器を始める時期となります。
赤ちゃんが1人歩きできる期間と同じように生後15ヶ月頃には歩行器を卒業することになります。
歩行器を利用するメリット
歩行器には赤ちゃんにもママにもメリットがあります。赤ちゃんの動きが活発になり全てに興味を持つ月齢なので、赤ちゃんの安全のためにも歩行器を使うママがいます。それでは歩行器のメリットを幾つか紹介します。
歩行器に座ったまま食事ができる。
歩行器にはテーブルがついているものがあります。歩行器を使う時期の赤ちゃんはとにかく動き回ることが多いため、赤ちゃんに与える食事が上手くいかずに苦労するママが多いです。赤ちゃんを歩行器に座らせることで赤ちゃんの動きを少しだけ落ち着かせることもできるので、赤ちゃんの食事のときだけ歩行器に座らせるママもいます。
1人遊びをしてくれる。
忙しいママに嬉しいのは、歩行器に座らせると赤ちゃんが一人で遊んでくれることです。歩くことに興味がある赤ちゃんは暫くの間夢中になり遊んでくれます。また、歩行器を使う時期の赤ちゃんはいろいろな物や場所に興味を持つので、危険な場所にも躊躇なく移動することもあるため、そのような危険から守ることもできます。
赤ちゃんの興味を引き出してくれる。
歩行器に座らせることで目線が高くなり、赤ちゃんも嬉しくなります。目線が高くなることでハイハイやおすわりでは見えなかった物も見ることができるので、興味津々で夢中になるため、ぐずってほしくない時や機嫌が悪いときでも赤ちゃんを喜ばせることができます。
このように赤ちゃんもママも喜べるようなメリットがあるので、歩行器に魅力を感じる場合は購入やレンタルを検討しましょう。
歩行器を利用するデメリットや弊害
次に歩行器のデメリットや赤ちゃんへの弊害を解説します。
歩行器に頼り過ぎると赤ちゃんの足腰の発達が遅れる可能性がある。
赤ちゃんの1人歩きを歩行器に頼っていると、赤ちゃんの成長自体が遅れてしまう可能性があります。赤ちゃんはハイハイ、伝え歩き、ズリバイなどで腰回りは足の筋肉を発達させています。しかし歩行器を利用すると簡単な力で前に進んでしまうので、赤ちゃんが筋肉を使う機会がぐっと減ってしまいます。短時間の利用は問題ないのですが、歩行器に頼り過ぎると赤ちゃんの足腰の発達に影響を及ぼす可能性があります。
転落事故に巻き込まれる可能性がある。
歩行器は赤ちゃんの少しの力でも前に進んでしまうことがあり、思わぬ方向に進み転落や転倒などの事故が多発しています。事故を防止するためには2階では使わない、歩行器の周りにケーブルやおもちゃなど障害物になる物を置かないようにすることが大切です。また車輪の強さを調整、ロックできる歩行器もあるので赤ちゃんに渡す前に調整するのも事故防止に効果的です。
赤ちゃんが歩行器に乗っているときはママが付きっきりになる必要がある。
歩行器の転落事故などが多発していることもあり、赤ちゃんを歩行器に乗せるときにはママは付きっきりになるのが望ましいです。短時間や食事のときなら大丈夫ですが、家事の最中など長い時間赤ちゃんを歩行器に乗せたまま目を離すのは事故に繋がる恐れがあります。
歩行器を正しい知識で使うことで赤ちゃんやママが便利になる育児グッズなのですが、このようなデメリットがあることを覚えておきましょう。
用途や頻度から最適な歩行器を選択しよう
歩行器には食事用のテーブルがついているものや、赤ちゃんが遊べるおもちゃが付いているものなどがあります。食事用のテーブルが付いている歩行器は赤ちゃんに食事を与えるときに大変重宝するのでママの負担軽減のためには是非とも欲しい機能と言えます。
おもちゃ付きの歩行器は音楽が鳴るものや、車のコクピットの形で赤ちゃんが運転しているように見える物など赤ちゃんが飽きない工夫がされているので、楽しく歩行器に乗ってくれます。
また歩行器の機能で車輪にストッパーが付いているものや事故から赤ちゃんを守るために安全ベルトが付いているものもあるので使う用途や頻度により最適な歩行器を選択しましょう。
3ヶ月から4ヶ月の利用であればレンタルがお得
歩行器は購入とレンタルのどちらがお得なのでしょうか。歩行器は5,000円から高いものだと15,000円を超える商品もあります。レンタルの場合は1,500円から2,500程が相場なので3ヶ月から4ヶ月の利用であればレンタルのほうがお得だと言えます。
その期間を超えるようであれば購入するほうがお得なのですが、赤ちゃんによっては歩行器を使わない子や嫌がる子もいることから、購入してから1度も使わないこともあります。購入してしまっても使わない場合は勿体無いので、1ヶ月だけのレンタルでお試しするという使い方も良いでしょう。
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出典:www.katoji-onlineshop.com
KATOJI ベビーウォーカー|DRIVE(ドライブ)
価格 : 10,584円(税込)
人気ブランドKATOJIの男の子が大好きな車のコクピットを模した歩行器です。歩行器の機能の他にロック機能があり、赤ちゃんの椅子にもなるのでママが忙しいときでも1人遊びさせることができます。背もたれが高く落下防止のストッパーもあり赤ちゃんの安全対策がしっかり考えられた歩行器です。
出典:www.katoji-onlineshop.com
KATOJI ウォーカー|ニューヨーク・ベビー(ホワイト)
価格 : 8,618円(税込)
赤ちゃんの歩行サポートする、テーブル付きの歩行器です。赤ちゃんが1人遊びや食事がきるテーブル付きのシンプルな歩行器で、利用後は折りたたみコンパクトに収納することができます。カラーも白と黒が基調となっているので男の子でも女の子でも可愛く使うことができます。
エムアンドエム それいけ!アンパンマンウォーカー
価格 : 10,584円(税込)
赤ちゃんが大好きなアンパンマンの歩行器で、楽しいメロディーも流れるのでご機嫌で遊んでくれます。上部は取り外し可能でテーブルとしても使える多機能な歩行器です。折りたたむことでコンパクトになるので収納場所に悩むこともないのが嬉しいです。