配給品だけで足りますか?赤ちゃんのための防災グッズは必須!
赤ちゃんがいるご家庭では、地震を始めとする緊急時の心配事や不安は常にお持ちですね。
東北や熊本の震災をきっかけに今一度、災害用品を準備したいと感じているママやパパは多いことと思います。
赤ちゃんは自分で自分のことが出来ませんから、緊急時にもなんとか当面の生活が出来るように「防災グッズ」を準備しておくことはとても大切です。
大人と共用出来ないものが多いこと、授乳や離乳食など生きるための食事自体が配給品では賄えないことがありますから、大人の災害用品に加えて「赤ちゃんのための防災グッズ」を準備したいですね。
身のまわりに何も起きていない今だからこそ、じっくりと防災を見直して準備する必要があります。
緊急時、赤ちゃんと一緒に避難するってどういうこと?
緊急時には赤ちゃんを守らなければいけません。救助を求めるのも、避難所まで行くのも、避難所生活で配給の列に並ぶのも、何をするのも赤ちゃんを置いてはいけませんからとにかく不自由です。
季節によっては暑い、寒いなどといった過酷な状況も考えられますし、恐怖や不安で赤ちゃんが泣き続けることもあるでしょう。赤ちゃんは大人よりも環境の変化に弱く、体調も崩しやすいのは間違いありません。
とにかくママ自身と赤ちゃんの命を守ること、そしてそこから生き続けるためにどういった方法があるか、避難場所と避難経路などを家族でよく話しをしておくことが重要です。
では、防災を見直す中で赤ちゃんの為の防災グッズを見ていきましょう。
赤ちゃんに必要な防災グッズランキング
では、赤ちゃんに必要な防災グッズをランキングにしてご紹介していきましょう。
1位 粉ミルク&哺乳瓶
何はなくても、赤ちゃんのお腹を満たす粉ミルクは必須です。とくに、月齢が低くまだ離乳食を始めていない乳児にとってミルクは命綱です。粉ミルクと水、哺乳瓶はセットで用意しておきましょう。
また、普段母乳育児で育てているというママも緊急災害時のショックやストレスで母乳が出なくなることがありますから、乳児を持つママはみんな粉ミルクを用意することをおすすめします。
授乳セットとして、ミネラルウォーターと哺乳瓶、カイロなどをひとまとめにしておくことは必須です。カイロは、ガスや電気が止まってもミルクに丁度よい温度までお湯を作ることが出来ます。とても便利ですから、用意しておくと良いですね。
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2位 紙おむつ
続いてなくてはならない物におむつが挙げられますね。紙おむつを30~60ぐらいは用意しておきたいものです。おしりかぶれや他の病気に繋がるために衛生的にもおむつは替える必要があります。
逃げ出す時のバッグには20~30程度で、避難後少し落ち着いてから取りに戻るということもありますから緊急災害用に別に60ぐらいは自宅にも用意しておきましょう。大量のおむつは圧縮袋を使うとかさばらずにリュックに入れることができ便利です。
また、月齢でおむつのサイズが大きくなっていきますから、その都度チェックしてサイズを変更していきましょう。
3位 水(軟水・ピュアウォーター)
本当は水が1位ではないかのなっていうぐらい大切ですね。万が一、ライフラインが停止してしまったときは水の調達も困難です。水と粉ミルクはセットで余分に用意しておいた方が良いです。ただ避難をする時は赤ちゃんも抱っこしていますからあまり大量だと重くて持てませんので注意が必要です。
家庭に備蓄しておく必要はあるでしょう。
注意してほしいのが、水の種類。海外製のミネラルウォーターは硬水タイプが多いのですが、硬水はちゃんの胃腸に負担をかけてしまいます。日本製の軟水のミネラルウォーター、もしくはミネラルの少ないピュアウォーターを選びましょう。
4位 ベビーフード&赤ちゃん用飲料水
離乳食を開始している赤ちゃんにとって、粉ミルクと同様に大事なベビーフード。月齢に合った保存用ベビーフードを用意しましょう。これも月齢が進めば、食べられるものや欲するもの、栄養的にも変化してきますから、その都度チェックして中身を変えていきましょう。
いつから食事の配給がなされるのか、店舗が再開するのかなどは見通しが立たない場合、配給などで配られる大人向けの食べ物では賄えない状況が出てきますから、赤ちゃん用のベビーフードと赤ちゃん用の飲料水をしっかりと多めに準備しましょう。
5位 おしり拭き
おしり拭きも非常に大切です。オムツ替えの度に普段よりもより丁寧に清潔に保つように優しく拭いてあげてください。お風呂に何日も入れないという状況が待っているかもしれません。
そんなときはこのおしり拭きで、お尻以外に身体も拭いてあげるなど応用して利用する価値があります。加えてウェットティッシュなども用意して、避難からしばらく過ごす場所を清潔に保つためにも多めに用意しておきましょう。水などが不足する環境では、万能グッズとして役立ちます。
6位 ビニール袋&黒いビニール大袋
ビニール袋も万能グッズの一つですね。使用済みおむつ処理に使ったり、おむつが切れた場合は赤ちゃんのおむつカバーとして利用することが出来ます。また、トイレに行けない状況の中でも幼児や子どものトイレ代わりに使用することも可能です。
黒いビニールの大きい袋は、黒色で不透明ということからも、避難所で授乳ケープとしても使えますし、女性の着替えなどにも活用することが出来ます。とにかく、避難所では大勢の中での暮らしを急に余儀なくされるわけでプライバシーが守られずに制約やストレスが過度にかかってきます。
女性の着替えなど普段自由に出来たことが、出来なくなってしまいます。黒いビニール袋はなにかと便利なのです。
7位 タオル
タオルも必須アイテムですね。冬の時期の災害時には屋外の極寒に耐えなければいけない状況だって考えられます。また、寝る場所に敷いたり、おくるみとして赤ちゃんをくるんであげたり、汚れを拭いたり、防寒用としても、衛生面の管理という意味でも役立ちます。
授乳ケープがない場合も、タオルが授乳時のケープ代わりになります。
数枚でも、荷物に入れておくことをおすすめします。
8位 衣類
防寒の意味合いもありますし、衛生管理という意味合いもあります。避難する時に、あまり重くなるようでしたら効率が悪いですが最低限の衣類などは入れて置く必要がありますね。
赤ちゃんは体温調節が上手に出来ませんから、プラス1~2枚なにか羽織るものがあると良いですね。
9位 抱っこ紐
とっさの時はどうしても慌ててしまいますが、赤ちゃんを連れて避難する時は、抱っこ紐を使って赤ちゃんを抱っこやおんぶをした方が、身動きが取れやすくまた赤ちゃんを守ることが出来ます。赤ちゃんの頭も守りながら避難する時には、とても便利で手放せない物となるでしょう。
また、避難所生活でも赤ちゃんを抱っこかおんぶして、両手が空いていた方がなにかと便利なはずです。夜も赤ちゃんの泣きぐずりは周囲の人たちへのストレスとして影響を与えかねないので、抱っこ紐で少しでも泣く時間が減らせるのであればこれを利用しましょう。
10位 母子手帳&保険証
赤ちゃんやママに何かあった時には、母子手帳や保険証が必須ですね。ただ、これを災害時バッグに入れてしまうと普段の生活に困ってしまいますからコピーなどを入れておくと良いでしょう。保険証は保険証コピーで治療を受けることが出来ます。
予防接種の経過や出生時の状態、異常やアレルギーの有無などの記載があると、治療の際お医者さんが初めてのお医者さんでも対応しやすく治療に役立つことがたくさんあります。
赤ちゃんの防災グッズ【あると便利編】
・体温計
・おしゃぶり
・おむつ用消臭ポーチ
・爪切り
・授乳用ケープ
・ホイッスル
人気の防災グッズ・災害用品をチェック
緊急災害時に赤ちゃんとママ、パパと安心して避難出来るような防災グッズのセットをご紹介します。市販品を購入してももちろんいいですが、大切なのはこういった商品の中身をのぞいて、自分たちとって必要な防災グッズとはどのようなものか対策を立てること。
人気の防災リュックはどんな災害用品をセットにしているのか、勉強させてもらいましょう。
人気の防災用リュックの中身をのぞいてみよう!
出典:item.rakuten.co.jp
Pamaパパママ防災セット
46~58リットルの大容量なのに、重さが6.0㎏と女性でも持ち運べる軽さの防災リュックです。
AMとFMラジオを聞くことが出来るラジオでありながら、懐中電灯の役目を果たし、蓄電出来るので携帯電話やスマホの充電が可能な本体蓄電式ダイナモライトが同梱されています。
一式に赤ちゃん用のおむつやおしり拭きなどを入れることが可能です。
大人用・子供用を兼ねられるマジックライス
マジックライスとは、お湯を加えて簡単にご飯ができる商品のことです。湯量を調整することで260gのご飯と390gの雑炊を作ることが可能です。よって、大人だけではなく離乳食期の乳幼児もご飯を食べることが出来ます。
赤ちゃん用のベビーフードを月齢に合わせて詰め替えるのはたいへんですので、大人と子供両方が食べられる保存食があると確かに便利ですよね。
最も大切な食に関する備蓄をどうするかという点は真剣に検討する必要がありそうです。
ビスケットで赤ちゃんのストレスを緩和
大人用の非常食といったら「乾パン」を思い浮かべる方も多いですが、赤ちゃんには硬すぎますよね。こういったビスケット・クッキーのような賞味期限が長く、食べやすいおやつは赤ちゃんと大人両方の非常食として良さそうですね。
月齢が小さい子も、小さく砕いたり、お湯でつぶしたりできれば食べられそうです。
普段はおやつをあげていないママも、防災リュックにはビスケットなどのおやつをつめておきましょう。赤ちゃんのストレス緩和としても有効です。
タオル・包帯・マスク・お食事エプロン…晒しは万能アイテム
日常生活で使っている人は減りつつありますが、さらしはとても使い勝手の良い、知る人ぞ知る防災グッズの必需品です。
包帯として巻くことはもちろん、タオル替わりに汚れを拭いたり、マスクとして口に当てたり、赤
ちゃんのお食事エプロンとして活用することも可能です。
その他、防災リュックの中身例
- 5年保存飲料水
- 簡易トイレ
- 簡易エアマット
- トイレ用ポンチョ
- 救急セット
- アルミブランケット
こういった防災リュックのメリットは、災害発生から何日間・何人分といった具体的な目安を持って必需品をセットにしてくれているところ。
市販品よりも保存期間が圧倒的に長い商品がそろっているところ。そして、災害に特化したアイテムがそろっているという点があげられそうですね。
防災グッズ準備で注意したいこととは?
防災グッズを準備するなかで注意したいことは、やはり荷物の重量ですね。防災グッズ一式の荷物が重くてママが持ち運ぶのが困難だと、赤ちゃんを抱っこして逃げることが出来ません。
極力軽くして、荷物一式を持って赤ちゃんを抱っこ出来るように工夫する必要があります。
また、定期的にチェックすることが大切です。
非常食の賞味期限や懐中電灯やラジオの電池切れ、赤ちゃんのおむつや衣類のサイズ変更などシーズンごとにチェックしておくことがとても大事です。
いざという時に使えなければ意味がありませんね。
赤ちゃんを守る防災グッズを見直そう
緊急災害時に、ママが慌てないためにも事前の防災準備は必須です。忙しい日々の中で緊急時の準備をすることはとても大変なことですが、赤ちゃんやママ、パパの命と生活を守るためにも準備しておきたいものですね。
やむを得ず避難生活を余儀なくされた時に、赤ちゃんに負荷がかかってしまう状況下では赤ちゃんは泣きじゃくるだけです。
何も起きていない今こそ、ママやパパが出来ることを準備しておきましょう。
そして緊急時にはすぐに持ち運べるよう取り出しやすい場所に置いておくようにしてください。防災グッズを揃えただけでも、いざというときの備えになりますから日々の安心感に繋がりますね。