育児・お世話

赤ちゃんの寝ぐずり

赤ちゃんの寝ぐずりは理由別に対処!安心ねんねの心得

寝ぐずりがひどい!寝ぐずって暴れる!など赤ちゃんの寝ぐずりに悩むママにとって寝ぐずるあかちゃの寝かしつけは深刻な問題。でも赤ちゃんはただ泣いているのではなく、成長段階ごとの理由があるのです。寝ぐずる赤ちゃんなりの理由と対処法を知れば、泣いている赤ちゃんを見る目が変わるかも!

赤ちゃんのひどい寝ぐずりに困っています!

赤ちゃんの寝ぐずりはママを困らす泣き方の一つ。「眠いなら寝ればいいのに、なぜ泣く?」と途方に暮れたり、イライラして「もう限界!一人で寝なさい」と寝かしつけを放棄したくなる気持ちはよく理解できます。

30分も抱っこして、やっと寝たと思ったら、わーんと泣き出すようなひどい寝ぐずりは、まるで赤ちゃんがママを困らせるために泣いているように思えてきてしまうこともありますが、もちろんそんなわけはなく、赤ちゃんなりの理由があるのです。成長段階によっても違ってくる寝ぐずりの理由や対処法を知ることで、ママの気持ちもきっと楽になります。

多くのママたちが困っている寝ぐずりに関するお悩みについても、丁寧に解説していきます。笑顔の育児になるように、ここで一緒に赤ちゃんの気持ちを学んでいきましょう!

寝ぐずりはいつまで?月齢別!寝ぐずりの理由とおすすめの寝ぐずり対処法

赤ちゃんの寝ぐずりといっても、赤ちゃんの成長に応じて、その主な原因は違っています。そこで月齢別に寝ぐずりの原因について、ここでみていきましょう。なお、赤ちゃんの成長は個人差が大きいので、月齢は目安としてくださいね。

新生児・1ヶ月・2ヶ月頃の寝ぐずりの理由と対処法

新生児から生後2ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、ここがどこかもわかっておらず、不安や混乱の中にいます。一定の温かさの羊水に包まれた胎内環境に比べて、産後の世界の空気環境は温度も低いし不安定で、生まれたばかりの赤ちゃんにとっては急激な変化です。全てのエネルギーは、母乳を飲んでうとうとと寝てと、一日一日を生きながらえることにのみ注がれています。

このような新生児期の赤ちゃん特有の理由を踏まえた上で、赤ちゃんが寝ぐずる理由を探っていきましょう。

新生児の夜泣きがつらいという声をときどき聞きますが、新生児期の赤ちゃんのそれは正確には夜泣きではありません!赤ちゃんが泣く理由は一日のリズムをまだ知らないから…ママにできる対策を詳しく見ていきましょう!

母乳・ミルクがうまく飲めない、まとめて寝られない・・・新生児期の今は仕方ありません

産後直後の赤ちゃんは、まだ母乳やミルクを飲むのがとても下手です。胎内で母乳を飲む練習はしていても筋力が備わっていないので、母乳を一度にたっぷり飲むことはできません。自分が欲しい量を飲み終わる前に疲れてしまい、眠ってしまうこともしばしば。さらにはぐっすり眠れる身体にも全くなっていませんから、やっと寝たと思ったのにすぐにふぇーんと泣き出してしまう・・・ということが良く起こります。

⇒だんだんと一度にたくさんの母乳を飲めるようになっていきますが、授乳間隔があまりにも短いようなら母乳であればミルクを足すミルクであれば乳首や哺乳瓶を変えるなどして赤ちゃんの成長に必要な量の授乳がしやすくする工夫が有効です。

ゲップがうまく出ていなくて苦しい・・・いつもと違う様子に注意!

1、2ヶ月のうちは赤ちゃんも初心者なら、ママも初心者です。小さなゲップが出たから大丈夫と思っていたら、まだもうちょっと空気が残っていたということもあります。授乳のあとで赤ちゃんがいつもと違う泣き方をしたら、もしかしたらお腹が苦しいのかもしれません。

⇒もう一度、抱っこしてく背中を優しくトントンしてゲップを促してみましょう。数分様子を見てゲップが出ないようであれば、ベッドに置くときはバスタオルなどで上半身に傾斜をつ供養に調整してあげましょう(10分程度でOK)。

寝入りばなのモロー反射で起きてしまう・・・大きめのバスタオルで包み込むように!

この頃の赤ちゃんは、寝かかったときに光や音に反応したり、自分の手がどこかに触れただけで、びっくりして起きてしまうこともしばしばです。モロー反射と呼ばれています。

モロー反射の消失時期や正常な反応と異常な反応、赤ちゃんの原始反射のひとつモロー反射と良く似た点頭転換との違いなどモロー反射について解説し、モロー反射対策の赤ちゃんを安心させるおくるみの巻き方も紹介。

⇒モロー反射の多い少ないは個人差があります。頻繁に起きてしまう赤ちゃんには、寝かしつけるときは、大きめのバスタオルや薄手のフリースなどで赤ちゃんをふんわり包んであげましょう。寝入ったらそれごとベッドに置いてあげると、赤ちゃんも安心して寝てくれるはず。

布団に置くときに姿勢が変わることに反応して寝付けない子には、授乳クッションなどを使って赤ちゃんの心地よい姿勢をキープで気うようにしてあげましょう。

3ヶ月・4ヶ月頃の寝ぐずりの理由と対処法―赤ちゃんにあったパターンを見つけよう

産後しばらくはぼやけた世界にいる赤ちゃんですが、徐々に視力も成長していきます。パパママの顔が識別できるようになってくれば、やっと心も体も立派な「赤ちゃん」に。

赤ちゃんの成長を詳し~くご紹介!1ヶ月から3ヶ月までの月齢の赤ちゃんを育てるパパママに我が子の成長を聞きました!首据わりや出来るようになった時期や頭の形への心配など赤ちゃんのお世話の疑問にも答えます

昼夜の区別がつき、生活リズムが整うように!・・・昼間はたくさん遊んであげましょう

新生児までは、昼夜関係なく寝ていた赤ちゃんですが、徐々に徐々に昼と夜の区別がつけられるようになり、夜間は今までよりまとめて寝られる子も。日中も今までのように、ミルクを飲んだらただ寝るという段階から一歩進んで、ミルクを飲んだあともややしばらくは起きているという生活リズムに移行していきます。

⇒日中の起きている間は、一緒に手遊びをしたりお外を散歩したり、たくさんの刺激を与えましょう。そうすることでまだまだ未熟な赤ちゃんのリズム獲得のサポートになりますし、程よい疲れで寝つきも良くなります。

黄昏泣きは赤ちゃんにもどうしようもない?・・・睡眠導入儀式や睡眠導入グッズをみつけよう!

あやすと笑ったり、ママがいないと寂しくて泣いたりと、しっかりとした情緒が現れるころです。オムツ、ミルク、暑い・寒いといった服装の調整…これらをすべて試してもダメなときは、「たそがれ泣き(夕方ごろになると何故かぐずる)」など原因不明なことも…。

⇒黄昏泣きは一説では自律神経が関与しているとも。昼夜の認識がつくと交感神経と副交感神経が切り替わり、昼は起きて夜はぐっすり寝るというリズム獲得の入口だと言われています。原因不明に泣かれると辛いですが、「立っち抱っこ」「車でドライブ」などなど赤ちゃんが感じ取る不快を和らげる工夫を試してみて!

黄昏泣きの原因ははっきりしていないうえ、いつからいつまで続くのか、発症する時期や泣き方にも個人差があります。考えられる原因と、「お風呂に入れる」「アプリを使う」など試したくなる対処法をご紹介します。

ママが手を握りながら背中をトントンする、子守唄を歌うなど、赤ちゃんが眠りにつくときに行う「睡眠導入儀式」を取り入れていきましょう。すぐには効果は出なくとも、赤ちゃんにとって気持ちいい、心地いいパターンを見つけられると、この後も睡眠導入儀式=寝るという習慣がつきやすくなります。
睡眠導入グッズもおすすめです。良くあるのはタオルやお気に入りのぬいぐるみなどです。それがあると安心というグッズをみつけましょう。

5ヶ月から11ヶ月頃の寝ぐずりの理由と対処法―まだ寝たくない!体力が余っています

赤ちゃん生活も半年が経過するなら、もう立派な赤ちゃんです。乳児期から幼児期への移行、母乳やミルクから離乳食開始など大きな心と体の成長がある時期ですね。

赤ちゃんの成長を月齢別にご紹介する企画の第2回目では4ヶ月~半年の赤ちゃんの成長の様子を解説!生後4~6ヶ月は赤ちゃんが自分の筋力で寝返りをしたり動くようになる頃で様々な心配が生まれる時期でもあります
赤ちゃんの成長のうち7ヶ月から9ヶ月は腰も据わりひとりすわり、うつ伏せから高ばい、ハイハイも始めたりなど目の離せない時期に突入!成長のスピードは個人差が目立ちますがその子なりのペースを見守って!

体力が余っていてまだ寝つけない?・・・日中は思いっきり体を動かす遊びをしよう

「ママ友の赤ちゃんは1日2回昼寝するのに、うちの子は昼間1時間も寝ない」というケースが間々あります。これは赤ちゃんの個人的な体力の違いやその子にとって必要な睡眠時間に多少の個人差があることが考えられます。

⇒積極的に体を動かすような遊びをしたり、ちょっと長めのお散歩に出るなどの工夫を生活に取り入れてみましょう。また月齢にあった知育本などで頭や手を使うことも脳への良い刺激となり、良い睡眠へとつながります。

赤ちゃんの寝る時間は?何時に寝かせるべき?上手に睡眠を誘導するコツは?おすすめの音楽や絵本が知りたい!赤ちゃんが寝ることに関する知識や対策を月齢に合わせて紹介します。

日中や寝る直前の刺激が強すぎた!・・・ゆっくり時間をかけて落ち着かせましょう

「日中の遊びやお出かけ、来客が楽しすぎて興奮してしまった」「寝かしつけの時間とパパの帰宅時間がバッティングして興奮してしまった」など脳への刺激が強すぎたとき、寝ぐずりがひどくなる傾向があります。
赤ちゃんの脳は未熟なので、一度、過剰に興奮してしまうと、その脳の興奮はなかなか収まりません。

⇒テレビや部屋の明かりなども刺激になるので、静かな環境を作ることが寝かしつけの第一歩です。赤ちゃんが寝ぐずるときに無理矢理寝かそうとしても、かえって悪化することもあるのである程度時間かけてゆっくりと興奮を鎮めてから寝かしつけてあげましょう。

1歳代の寝ぐずりの理由と対処法―早寝早起の習慣を!昼寝はうまく調整して!

ほとんどの赤ちゃんが1歳半までには歩けるようになり、活動範囲はさらに広がってぐんと子供らしくなります。幼児期への変換期真っ只中であるこの頃の赤ちゃんは、生活リズムが幼稚園児などの子どもと同じペースになってきます。

生活リズムが昼夜逆転?・・・昼寝の時間を調整して早寝早起きを!

0歳代の習慣のまま昼寝をしてしまい、それがかえって生活リズムに悪影響を及ぼし、夜遅くまで起きて、朝は起きられないといった昼夜逆転の生活になってしまう子が多いのもこの時期です。今までは、お買い物に行くだけでも刺激となっていた子も、それだけでは物足りなくなります。

⇒しっかりと体を動かすような子供らしい遊びをすることで脳や体への良い刺激となり、すんなりと眠るようになります。また、昼寝時間をきちんと管理し、朝は7時代には起きるよう調整して、早寝早起きの子どもらしい生活リズムを心がけましょう。

赤ちゃんのお昼寝時間の目安や寝かしつけ方・生活リズムの整え方を解説し、「すぐ起きる」「昼寝しない」「夜泣きがひどい」などの赤ちゃんのお昼寝に関する疑問と対処法を紹介します。

テレビや部屋の明かりで覚醒!・・・夜はテレビを消して眠る環境を整えよう

歩く、話す、見る、聞く、すべてにおいて、発達が著しく成長真っ盛りの時期です。今まではそれほど理解もできず、意識していなかったテレビなどの面白さもわかってくるのでテレビが好きになる子も。寝る前のテレビや明るい部屋の光に刺激を受けて、うまく眠れないことがあります。

⇒寝る直前にテレビを消したり部屋を暗くしても、脳の興奮はすぐには収まりません。それらを消してから1時間はかかると見込んで、寝る環境をうまく整えましょう。

全月齢の赤ちゃん共通?赤ちゃんが理由なき不安で寝ぐずるときはママ自身もリラックス

月齢に関係なく、オムツやミルクなどすべて大丈夫なのに寝ぐずる、抱っこしても機嫌が悪い・・・など、寝ぐずりの原因がよくわからないことも少なくありません。
赤ちゃんの寝ぐずりの1つの原因として、理由なき不安による寝ぐずりはしばしば。体調不良の前兆かな?という見方もありますが、生物学的な側面からみたときの生まれてすぐの人間の赤ちゃんはとても未熟で「体外胎児」と定義されることもあるほどなので、赤ちゃんがもやっとした不安を抱える原因についてはまだはっきりとはわかっていません。

寝ぐずりがひどいときは、赤ちゃんにしっかりと寄り添い、ママのお腹の中にいたときのように優しく包むようにして安心させてあげましょう。ママがイライラしたり、赤ちゃんが寝たらアレをしてコレをして…とママの気持ちが活発になっていると、赤ちゃんは敏感にそれを察知してしまい、ますます寝付けなくなります。

⇒溜まっていく家事に泣きたくなる気持ちは忘れましょう。「家事は諦めて明日にしよう…」くらいのゆったりした気持ちで、赤ちゃんを抱っこしたり背中をトントンしてあげることが赤ちゃんの良い寝つきへの一番の近道となります。

赤ちゃんの寝ぐずりを乗り切るQ&A

「放置しても大丈夫?」「暴れる」「おしゃぶりはNG?」など寝ぐずりに関する数多くのお悩みについて、さまざまな視点のアドバイスをご紹介します。これで一緒に乗り切りましょう!

Q.寝ぐずりは「放置」すべき?「抱っこ」は癖になりますか?

赤ちゃんは泣くのが仕事だから、少しくらいなら放置しても大丈夫と聞きました。泣いてすぐに抱っこをすると癖になるとも聞いています。(2ヶ月男の子のママ)

A.抱き癖なんて気にしない!遠慮なく安心させてあげましょう

「放置」と「見守る」は違います。「放置」は赤ちゃんの様子や気持ちを加味しませんが、「見守り」は、例えば、抱っこはしなくても、そばで「どうしたのかな?」「もう少し待ってね」などの声掛けをしたり、そばで頭をなでて様子を見守ることです。
泣いたら瞬時に抱っこをする必要はありませんが、声をかけたり家事に取り掛かる前なら先にトントンしながら様子を見るなどの「見守り」をすることは、赤ちゃんの情緒の安定にとても重要です。

古くは「抱き癖」という言葉に注目が集まりましたが、今では赤ちゃんが泣き止まないときは抱きしめてあげるという方針が主流です。ママは大変ですが、こんな時期も子供の一生のうち最初の1、2年だけのこと。遠慮なく抱きしめて赤ちゃんを安心させてあげましょう。

Q.寝ぐずりはいつまで?寝ぐずりがひどく暴れます!病気との関係は?

寝ぐずりがひどいうちの子はどう抱っこしてものけぞって暴れるくらいです。いつまでこんな状態が続くのですか?それとも何かの病気でしょうか?(5ヶ月女の子ママ)

A.基本的リズムの確保に努めて

月齢別の原因のところでも少し触れましたが、一般に生後4ヶ月から6ヶ月頃を目安に寝ぐずりは落ち着いてくるといわれています。ただこれには個人差もあります。赤ちゃんが「夜になったから寝る」というリズムを安定させるのは1年がかりの作業。パパママの規則正しい生活リズムも赤ちゃんの一日のリズム定着を大きくサポートしますので、あきらめずに一日一日を積み重ねていきましょう。

寝かしつけは基本的に子供がある程度眠くなるのを待ってから寝かしつける方が良案。
今日1日を振り返り、昼寝が多かったかも?あまりたくさん遊べなかったかな?という場合は、本を読んであげるなど静かな時間を増やして寝るまでの時間をリラックスして過ごせるように工夫してみましょう。また、朝も寝坊させずに起こして正しい生活リズムはなるべく崩さないようにします。

なおいつもより機嫌悪く寝ぐずるときは病気の可能性も否定できません。普段と比べて理由も見当たらないのに機嫌悪く泣いたり、声のトーンがいつもより高い・低いといった違いがある、苦しそう、元気がない、顔色が悪いといった様子が見受けられるときは、体調が崩れるサインであることも。引き続き赤ちゃんの様子をよく観察してあげてください。

Q.授乳や添い乳をしないと寝ません!

授乳をしないと絶対に寝ません!義母がこれは甘やかし過ぎといいます!(9ヶ月男の子ママ)

A.添い乳は夜間断乳のタイミングでやめてみる

鹿や牛など動物の赤ちゃんは生まれてすぐに立ち上がる種類も多いですが、人間の赤ちゃんは生物学的にみるとまだ「胎児」の状態に近いほど未熟で不完全。体力が安定するまでの間は授乳している間に寝てしまう子も多いでしょうし、しばらくは授乳で寝かしつけても大丈夫といわれています。

完全母乳の赤ちゃんも一般的には離乳食が進むころには授乳回数も徐々に減っていきますが、WHO(世界保健機関)では「できれば1歳半ころまで母乳継続したいところ」と推奨していることをこうりょするなら母乳は子供のペースに合わせて減らしていけばOKでしょう。
ミルクの赤ちゃんは、一部で、歯並びや虫歯などの懸念が指摘されているので、1歳前後を目安に、哺乳瓶からコップに切り替えたリ、哺乳瓶の中身を麦茶や白湯にして様子をみます。

添い乳でおっぱいをおしゃぶり代わりにしているときは、赤ちゃんが安心して寝られる入眠の術がおっぱい以外にないのかも知れません。夜間断乳のタイミングでおっぱい以外の入眠トレーングをするのも良いですね。

赤ちゃんの寝かしつけは、コツやテクニックを知っていれば随分楽になります。寝かしつけに悩むママへ、多くの実践例がある効果的な方法をご紹介。安眠に導く下準備や寝かしつけ習慣のメリットにも解説します!

Q.寝ぐずりには「おしゃぶり」は効果がある?それともNG?

寝ぐずりには「おしゃぶり」が効果的と聞きました。でも別のママからはやめられなくなるからNG!と聞いて迷っています。(生後3ヶ月女の子ママ)

A.おしゃぶりに頼りっぱなしにならないこと

赤ちゃんの吸啜反射に応えるおしゃぶりは「睡眠導入グッズ」の1つになりますよね。赤ちゃんの安心を促し精神安定にも効果があります。赤ちゃんに与えてみて気に入るようなら積極的に使ってあげても良いですね。
ただ、おしゃぶりの使用ピークは生後6ヶ月から1歳くらいまでが目安で、生後半年を境に今度は無理なく卒業できるよう少しずつ別の睡眠導入儀式やグッズも取り入れていくことがポイントといえます。

また、おしゃぶりを「泣き止ませ対策」として使ってしまわないように注意。おしゃぶりで赤ちゃんが泣き止むとわかると、本来は赤ちゃんを抱っこしてあやしたりするべき状況でおしゃぶりを与えて終わってしまうという傾向になりがちであることが指摘されます。赤ちゃんが泣いているときは、まず泣いている原因に向き合う姿勢が大切です。ここを忘れずにうまく活用していけるならよいですね。

寝ぐずりはママも辛いけど、今だけだから、うまく乗り越えて!

「寝た子の可愛さ、起きて泣く子の面憎さ(つらにくさ)」という昔からの歌にもあるように、「眠たければ寝ればいいのに、どうしてすぐに寝ないの…」というママたちの嘆きは何十年も前から同じです。私たちが赤ちゃんだった頃も実はそうやってお母さんを悩ませていたのかもしれませんね。
睡眠導入儀式や睡眠導入グッズ、バスタオルで包む、ママがトントンするなど、ママと赤ちゃんにあった方法を見つけてうまく乗り越えてほしいと思います。がんばって!