夜泣きの時期はいつから?

夜泣きの時期はいつからいつまで?赤ちゃんの睡眠の特徴

夜泣きの時期や期間、赤ちゃんの睡眠の特徴を紹介!ママたちを悩ます赤ちゃんの夜泣き、多くは生後6ヶ月頃からはじまり、1歳前後で終わりますが、まれに2、3歳まで続くことも…。夜泣きが起こる時期とその時期の赤ちゃんの睡眠の特徴を解説し、夜泣きの原因や対策・対処法をお伝えします。

夜泣きの時期はいつからいつまで?赤ちゃんの睡眠の特徴

赤ちゃんが夜泣きをする時期や続く期間は?

夜泣きの時期は生後半年から1歳半ぐらいが多く、数日で終わる子もいれば、1ヶ月以上続く赤ちゃんもいます。これといった異常もないのに夜間に泣き続ける夜泣きは、ないのが1番、例えはじまってしまっとしてもできるだけ早く終わってほしいものです。

夜泣きが始まる時期や続く期間、泣き始める時間帯は赤ちゃんによってそれぞれ違い、中には、まったく夜泣きがなかったという子もいますが、一方で夜泣きがはじまってから育児ノイローゼ寸前まで追い込まれてしまうママやパパもいます。

赤ちゃんの夜泣きはいつから始まるのか?いつまで夜泣きをするのか、赤ちゃんの夜泣きの時期や対処法をみていきましょう。

夜泣きがはじまる時期はいつ?赤ちゃんの睡眠の特徴を知ろう

夜泣きや睡眠について検索する赤ちゃん

夜泣きがはじかる時期は個人差がありますが、生後半年近くから1歳半ともいわれますし、生後4、5ヶ月頃から1歳までともいわれています。

一般的なピークは9ヶ月頃で、それを境に減少していく赤ちゃんが多いようです。
赤ちゃんの夜泣きは、刺激やストレスなどが原因と考えられていますが、実はまだ夜泣きのハッキリとした原因というのは解明されていません。

9ヶ月赤ちゃんにおすすめの関わり方と発達の様子
9ヶ月赤ちゃんにおすすめの関わり方と発達の様子
9ヶ月の赤ちゃんは身体や心がどのように発達していくか、発達を促す遊び方やおもちゃについても紹介しています。夜泣きや後追い、離乳食を食べないなどのママのお悩みごとについてもまとめました。

新生児期~生後5ヶ月は上手に眠れなくても仕方ない

新生児期は昼夜関係なく泣きますし、授乳のリズムが整うのにも3~4ヶ月くらい必要です。
赤ちゃんは生後5ヶ月くらいまで昼夜の区別がついておらず、この時期に朝までぐっすり眠れないのは自然なことです。

5ヶ月の赤ちゃんの成長と離乳食の進め方や遊び
5ヶ月の赤ちゃんの成長と離乳食の進め方や遊び
5ヶ月の赤ちゃんのお世話は夜泣きや離乳食など、ママもはじめてのことがいっぱい!成長に合わせた遊びやおもちゃを紹介しつつ、ママが不安に感じることの多い離乳食の進め方や赤ちゃんの不調についても解説します。

また夜泣きとは別に、生後6週間以降~生後4ヶ月頃まで、夕方から夜にかけて、やはり泣いていている原因がよくわからない黄昏泣き(コリック)という泣き方が起こることもあります。

黄昏泣きはいつから始まりいつまで続く?その原因と対処法
黄昏泣きはいつから始まりいつまで続く?その原因と対処法
黄昏泣きの原因ははっきりしていないうえ、いつからいつまで続くのか、発症する時期や泣き方にも個人差があります。考えられる原因と、「お風呂に入れる」「アプリを使う」など試したくなる対処法をご紹介します。

生後6ヶ月~1歳半は睡眠の個人差が大きい時期

生後5ヶ月を過ぎるとだんだんと赤ちゃんに昼夜の区別がついてきて、夜にまとめて寝るようになってきます。一方で、この時期に夜泣きがはじまってたいへんな思いをするママたちも…。
夜泣きの始まる時期、終わる時期は本当に個人差が激しいです。1ヶ月程度で終わる赤ちゃんもいればまったく夜泣きがなかったという赤ちゃんもいます。まれにですが、2歳から3歳頃まで続く子もいます。

6ヶ月の赤ちゃんの成長と離乳食のコツ~遊び方も成長が!
6ヶ月の赤ちゃんの成長と離乳食のコツ~遊び方も成長が!
6ヶ月の赤ちゃんの成長の様子や、夜泣きや生活リズムの乱れ、離乳食を食べないなどのお悩みの対処法や時短テクについて解説します。赤ちゃんの発達を促す関わり方、遊び、おもちゃについても紹介しています。

怖いものを見たときのような泣き方をすることも多いですし、目を覚まして遊び始めてしまうこともあります。有名な対策としては、できるだけ昼間身体をたくさんつかって遊ばせてあげることがあげられます。

2歳、3歳の夜泣きはちょっとだけ厄介

夜泣きが終わり笑顔になる2歳の赤ちゃん

2歳、3歳にもなると食事や夜には寝るといった生活のリズムはほとんどの子が整っているはずです。言葉も発達するはずなのですが、なぜか夜泣きだけが続く子、一時的に再発する子がいます。

昼間に起きた嫌だったことを思い出して泣いてみたり、寝言をいいながら泣いてみたり、夜泣きのパターンは様々なようです。
泣きやませようとした結果、寝ぼけた我が子に蹴られたりすることも多いので、そういった面ではママは小さいときの夜泣きより大変かと思います。鳴き声も新生児の頃に比べて圧倒的に力強いので、騒音対策はしっかりしておいた方がよさそうです。

あまりにも暴れているときは過敏に反応せず、そばでトントンしてあげたり、優しい言葉をかけてあげると安心して寝てくれることもあります。

夜泣きの原因は?赤ちゃんの睡眠は大人よりもずっと浅い

どの月齢の赤ちゃんでも共通しているのは、赤ちゃんの睡眠は大人よりもずっと浅いということです。
そのため、大人に比べると常に起きやすい状態にありますし、赤ちゃんも大人と同じようにレム睡眠(浅い眠り)・ノンレム睡眠(深い眠り)を1セットとして一晩のうちに何度も繰り返していますが、赤ちゃんはまだ上手に眠ることが出来ないために浅い眠りから深い眠りに切り替わろうとしているときに、目を覚ましてしまいがちだといわれています。

夜泣きの原因ははっきり解明されていませんが、一般的に夜泣きの原因といわれているものをまとめてみました。
夜中に泣きだしてしまい、何をやっても泣きやまない、イライラする、早く寝かせないと。このような焦りがでてくると赤ちゃんにも伝わり、夜泣きがひどくなりやすいので、ママは気持を落ち着かせて赤ちゃんと接することが大切です。

出典:www.youtube.com

お腹が空いている

低月齢の赤ちゃんがおっぱいやミルクを欲しがって泣いているのは厳密には夜泣きとは呼びません。しかし、生後4ヶ月や5ヶ月で赤ちゃんの夜泣きがはじまった場合、それは本当に夜泣きなのか考え
ましょう。発達には個人差があり、赤ちゃんによってはまだまとめて寝ることができず、夜間の授乳を必要としている場合も考えられます。

オムツが汚れている

赤ちゃんが夜泣きをしているときは、オムツの確認を忘れずにしましょう。
普段はおむつで泣かない子でも、夜だけは暗闇での不安感も重なって泣いている可能性もあります。

寒い・熱い

布団が肌蹴て寒くて眠れないということもありますし、厚着をしすぎて暑くて眠れなくなってしまっているということもあります。
赤ちゃんは体温調節が難しいので、背中に手を入れて体温をチェックし、室温や布団のかけ方を調整してあげましょう。

不安や寂しさ

ママを探して夜中にギャン泣きする赤ちゃん

赤ちゃんが夜泣きをするとき、不安や寂しさが原因の場合があります。
胎内にいるときは、常にママの心臓の音や暖かさを感じていたので、急に不安になり泣き出してしまうのです。
抱っこして肌も密着させてあげると安心して眠ってくれるというケースが多いので、添い寝をしながらピッタリと身体をくっつけてあげるようにしましょう。

睡眠サイクルの乱れ

お布団に入る時間がバラバラだったり、お昼寝をしすぎたり、逆にお昼寝をしなかったり、朝起きる時間が遅かったりといったようなことが続くと、夜泣きをする原因となります。
朝起きる時間、お布団に入る時間を守ることから始めてみましょう。寝る時間や、睡眠の質については、ママが調整してあげることが大切になります。

鼻づまり

赤ちゃんは元々鼻の通りが悪く、常に鼻が詰まっているような状態にあります。成長すれば鼻腔も広くなるので鼻づまりは解決されますが、ここに風邪の症状が重なれば更に苦しい状態となってしまいます。

赤ちゃんは口で呼吸するのが難しいため、鼻づまりがあれば息も苦しくなり、寝付くまでの間が苦しいので夜泣きとなります。もし赤ちゃんの鼻が詰まっているように感じたら、寝かせるときに頭の位置を少しだけ高くしてあげるといいでしょう。

昼間の刺激

昼間に受けた刺激が脳を興奮させ、眠りを浅くして夜泣きにつながるという説があります。
赤ちゃんにとっての刺激とは、はじめての道をお散歩した、知らない人に声をかけられたなど、大人から見ると些細なことです。

しかし、赤ちゃんが夜泣きをしてはいけないからと、こういった刺激をシャットアウトしてしまうことは発達上好ましくありませんし、そもそも不可能ですよね。テーマパークやショッピングセンターなど、大きな音や人通りの多い場所は月齢の低い子や赤ちゃんが神経質な性格だった場合は避けた方がいいかもしれませんが、ママたちは普段通りの生活をして、少しずつ赤ちゃんを慣れさせていきましょう。

赤ちゃんと外出|月齢別行ける場所&お出かけ先のマナー
赤ちゃんと外出|月齢別行ける場所&お出かけ先のマナー
赤ちゃんとの外出いつからOK?1ヶ月健診が終わると赤ちゃんの行ける場所は広がりますが行きたくても我慢したい場所、行先別赤ちゃんや小さな子連れでも気持ち良く外出するポイントとしてマナーや持ち物をチェック!

赤ちゃんの夜泣き対策・対処法

ママが隣にいなくて夜中に泣きじゃくる赤ちゃん

夜泣きが続くとお母さんもストレスがたまり辛くなってきますよね。残念ながら夜泣きは原因も不明なら、「こうやったら治る!」という完璧な対処法もありません。しかし、先輩ママたちが試した結果、うまくいったという経験則はたくさんありますので、試行錯誤して、色々な方法を赤ちゃんに試してみましょう。

朝は同じ時間に起こしてあげる

朝起こす時間は6時~7時くらいが最も良いとされています。小さいうちは13時~15時までの間に1時間程度の昼寝をしましょう。朝やお昼にたくさん寝ていてくれたほうがママはラクですが、赤ちゃんのためにもママのためにも早起きをして、お昼寝はほどほどにしましょう。夜寝る時間は20時~21時までが理想です。

朝は太陽を浴びて、夜は部屋を暗く

赤ちゃんは昼と夜の区別があまりつかないということがあります。明るくなったら起きる、暗くなったら眠るといったリズムを身体に覚えさせてあげるために、朝起きたらカーテンをあけて太陽の光を浴びさせましょう。テレビの光は刺激になるので、寝る直前まで見せるのはやめましょう。間接照明などを使って、部屋の中を徐々に暗くするのはおすすめです。

赤ちゃんの身体を温める

寝かしつけるときに身体を冷たくなっていると、よく夜泣きをするといわれています。特に下半身が冷えていると夜泣きしやすいので足を冷やさないようにしてあげましょう。

子守唄・音楽を聞かせてあげる

パパに抱っこされて満足気な赤ちゃん

ママが優しく子守唄をうたってあげると、赤ちゃんの気分が落ち着いて眠りにつきやすくなります。できるだけゆっくりしたリズムで、毎日同じ歌を歌うということがポイントです。オルゴールなど、心が落ち着くような音楽を聞かせてあげるのもオススメです。

お気に入りの安眠グッズを持たせてあげる

お気に入りのタオルやぬいぐるみ、ブランケットなどと一緒に眠りにつくという習慣をつけましょう。
赤ちゃんの心を落ち着けてくれますし、もう少し大きくなれば自分からねんねをしてくれるようになり、ママの負担も減ります。

夜泣き時期は辛抱のとき…ピークは数週間のことが多い!

毎日夜泣きと向き合って困っているママにとって、夜泣きをするたびにイライラしてしまうことは仕方がないことだと思います。しかし、多くの場合、夜泣きが続くのは半年~1年未満、ピークは長くて数週間~1,2ヶ月です。

夜泣きで泣いていても、赤ちゃんはママに抱っこされると安心します。夜泣きがひどいと感じた時は、しばらくの間、抱っこして安心させてあげると良いでしょう。