育児・お世話

赤ちゃんの入眠儀式のやり方

赤ちゃんの入眠儀式8選!効果アリだった先輩ママおすすめの方法

赤ちゃんの入眠儀式にはどんな方法があるの?先輩ママが実践し、寝ぐずりや夜泣きが軽減されたおすすめの入眠儀式のやり方を体験談形式でご紹介。絵本の読み聞かせ、音楽を聴かせる、背中トントンなど、一見定番のやり方でも赤ちゃんの個性に合わせて上手にアレンジすれば効果も増します!

赤ちゃんの入眠儀式を定着させよう!

入眠儀式とは、毎回必ず行う寝る前の習慣や寝かしつけのためのルーティーンを指します。

大人も、ストレッチをする、本を読むなど、寝る前の入眠儀式を持っている方が多いと思いますが、入眠儀式があると寝つきがよくなり、しっかりと体を休めることができます。

小さい赤ちゃんはねんねが下手で、寝ぐずりや夜泣きなど睡眠にまつわる悩みを抱えているママやパパは多いはず。入眠儀式を定着させることで、赤ちゃんは安眠しやすくなります。

赤ちゃんの入眠儀式8選!こんなのもありなの?体験談

先輩ママやパパが実践し、効果のあった赤ちゃんの入眠儀式をご紹介。

背中トントン、音楽を聞かせるなど定番の方法も紹介していますが、「うちの子は背中よりお尻派」「オルゴールや童謡よりロックが好き!」など、赤ちゃんの好みは千差万別であることがわかる体験談です。

抱っこでゆらゆら

抱っこでゆらゆらするのは、入眠儀式定番です。
抱っこが嫌いな赤ちゃんはいませんから、ほぼ確実に寝かしつけに成功するでしょう。

ただし、低月齢のうちは良いですが、この入眠儀式は体重が重くなるにつれて辛くなってきます。ママやパパの体の負担を考えて、タイミングを見て他のスキンシップ方法に移行することをおすすめします。

まん丸抱っこでゆーらゆら

佐藤 明子(30代前半)


病院の助産師さんに教えて頂いたのですが、赤ちゃんはお腹の中にいたときの姿勢がとても安心するそうです。まん丸抱っこといって、腕に優しくちょっとおしりが落ちているような丸い姿勢になるような抱き方をして、ゆっくりゆらゆらするのが我が家の入眠の合図です!

寝たからといってすぐに布団におろすと起きてしまうので、腕の中でしっかり寝かしてから、そっとおしりから下ろしてあげると起きずにぐっすり寝てくれます。子供二人ともこの方法は効きました!

お布団の中でも抱っこを維持

こたん(30代後半)


だっこをして眠っても、お布団に入れてしまうと急に泣き出して起きてしまうことが続きました。

お布団で寝かしたとしてもお母さんと赤ちゃんが、くっついている状態を数分保ち、ぐっすり寝始めたら体を離すようにしたら寝かしつけに成功することが増えました。

お母さんもリラックスした体制ではないと疲れてしまうので、そこが注意のポイントです。

特定の部位と部位を触れ合わせる

ママやパパの体の一部と、赤ちゃんの体の一部を触れ合わせる入眠儀式の方法です。
お腹や指など、赤ちゃんが好きな特定の部位にしましょう。人の体温を感じると赤ちゃんは安心できますし、「ここをじっくり触れ合わせるときは、ねんねなんだな」としだいに意識づけができてきます。

ただし、中には耳たぶや襟足などを触りたがる赤ちゃんもいるようです。習慣化すると、ママやパパも苦痛になってきますから、できるだけ手や腕など触られても痛くない部位を代わりに差し出すようにしましょう。

お腹とお腹をぺったんこ

真心(27歳)


私の息子は生後1歳近くなって、よくお腹を出すようになりました。就寝の際にも同様です。

ある夜、私の洋服をめくりお腹を出し、息子が自分のお腹を私のお腹にぺったんことくっつけました。「面白いこと思いつくなぁ」と思い、お布団に入ってからの遊びとして取り入れました。

私の上にうつ伏せで寝かせるようにして「お腹ぺったんこだね~」と優しく話しかけます。肌と肌が触れ合っていることが落ち着くのが、それ以降、すんなり眠るようになりました。

指を握らせ安眠

児玉康(20代後半)


生後 2ヶ月くらいから、入眠儀式として、寝る前に薬指を握らせてあげるようにしました。

なんで薬指かは分かりませんが、手持ちぶたさにしている赤ちゃんの手の近くに私の手を置くと、薬指を握って来るのです。どうやら、私の指を握っていると安心する様です。

コツは無理やり握らせるのではなくて、眠たそうにしたら、近くに自分の手を置いて、自然と握ってくれるのを待つことです!完全に寝ると、離してくれますので、分かり易いですよ。

体をポンポンとリズミカルに叩く

「背中トントン」といって体を叩く方法が有名ですが、叩くのは背中に限らず、お尻や胸、脚など自由です。繰り返しのリズムがしだいに心地よくなり、眠気を誘う入眠儀式です。

おしりトントン

ゆかママ(30代後半)


首が据わった生後3ヶ月頃から眠いムードになった時に、軽くうつ伏せか横向きにして、お尻をトントンしながら優しく上下に揺らしてあげるという、入眠儀式を行っています。適度な揺れが眠りを誘うようで、寝かしつけにとても効果的でした。

泣いていてもひたすらお尻をトントンすることで次第に眠くなるようです。夜泣きした際も同じように対応していましたが、このお尻トントンでまた眠りについてくれます。

コツは一定のリズムで優しく、お尻を上下に揺らすこと、そして寝たかなというところからさらに5分くらい続けることで熟睡にもっていきます。完全に眠りについたら、うつ伏せから横向きか仰向けにすることを忘れずに。

心臓の音を聞かせて、胸をぽんぽん

ume(30代半ば)


私は双子の父です。初めての子供が双子と言うこともあり、妻だけでは大変だろうと1人ずつ寝かしつけをしています。

まずは寝る前には少しの間抱っこをして、自分の心臓の音が聞こえる様にしてあげます。落ち着いて来たらば、布団に入れて隣で赤ちゃんの胸をゆっくりと一定のリズムでぽんぽんします。一定のリズムでやるのがかなりポイントです。

誰かが側にいるのを感じやすいのか、我が家ではこのやり方で高確率で寝てくれます。だいたい5分位ですやすや寝てます。

マッサージをする

赤ちゃんの体を優しくさするマッサージは、入眠儀式として最適です。身体の温まった入浴後なら更に効果的で、リラックス状態で深い眠りに入れるでしょう。

ベビーマッサージ

まま子育て中(20代後半)


生後2~3か月頃から実践してきた入眠儀式です。オムツも交換して綺麗に、ミルクものんで満腹になったそんな最高の状態で、優しく歌を口ずさみながら、または鼻歌を歌いながらベビーマッサージをしてあげます。

腕やお腹まわり、足までを部分ごとに順次よく優しくマッサージしてあげます。決して早く終わらせる必要はありません。ゆっくりと心地良い時間を過ごさせてあげましょう。

赤ちゃんがリラックスして眠りにつけるだけでなく、肌が触れ合うことでママやパパも一緒にリラックスできる時間となります。

足裏マッサージ&呼吸法

あい(30代後半)


生後2ヶ月頃から、足裏をマッサージが我が家の入眠儀式です。効果は100%ではないですが、高い確率で寝てくれます。

寝そうだなと思ったら授乳を始めて、授乳しながら赤ちゃんの足裏を揉むようにマッサージします。その後、布団へ寝かすと背中が付いた途端に「あれ?」と赤ちゃんが一回起きかけるのですが、その時に赤ちゃんを抱え込むように添い寝をします。

そして、赤ちゃんの呼吸に合わせるように自分も呼吸を大げさにすると大抵寝てくれました。

お話をする

赤ちゃんの入眠儀式といえば、スキンシップによるものが多いですが、実際にはママやパパの穏やかな声を聴くことも同様のリラックス効果をもたらしてくれます。

まだまだ大人の話の内容はわからないとはいえ、大好きな人が自分に優しく話しかけてくれるのは赤ちゃんにとって幸福な経験なのです。

抱っこして気持ちを言葉で伝える

なつひろ(30代前半)


3カ月を過ぎてからは、抱っこしながら「今日はこういう事があったね」「元気でいてくれてママは嬉しかったよ」「ありがとう」など、お話をしてから、反応があれば(うーとか、あーとか、話すようであれば)「そっか」「ウンウン」と頷くようにしています。

一通りお話が終わったら、今から飲んでねんねだよと話し、授乳後、ベビーベッドに寝かせて、私も隣のベッドに横になった姿を見せて様子をみています。

少しキョロキョロした後に、大抵は寝てくれますが、何かが足りていなければ泣くのでその時によって対応します。

部屋を暗くし、寝室には早めに行く

haruママ(28歳)


お風呂から上がったあと、部屋の電気はできるだけ暗くしています。テレビはつけず、歯磨きをしたり、耳掃除をした後に、絵本を数冊読みます。

そのあと寝室に移動して、普通の照明よりやや暗めの省エネモードというものがあるので、暗めにしておきます。部屋を移ると興奮してしまうので、早めに移動してしまうのがポイントです。

そのあとベッドの上で遊びながら、しばらくしたら豆球に。「今日もたくさん遊んだね~」「また明日もたくさんママと遊ぼうね~」と言いながら、子供がある程度眠くなるまで静かにお喋りしています。

頃合いをみて、布団をかけて、歌を歌いながら背中をトントンしていると、しばらくモゾモゾしていますがそのまま寝てくれます。毎日お風呂上がりからルーチンのようにしていたら、部屋が暗くなった段階で寝るんだな、と認識してくれている感じがします。

絵本などの読み聞かせをする

絵本の読み聞かせは、1歳、2歳、3歳と子供が大きくなってもそのまま使える入眠儀式です。読み聞かせは、赤ちゃんの知能や情緒面にもたくさんの好影響を与えることが知られています。

体験談のように純粋な絵本の読み聞かせがあまり好きではない子は、絵本や図鑑を使ったクイズやお話の時間にするのも良い方法です。

おやすみ前のこれなあに?

ハルパパ(30代後半)


1歳の男の子を子育て中です。毎晩寝る前に図鑑を開いて物当てクイズをさせてます。野菜のページを開き「にんじんはどおれ?」「玉ねぎはどおれ?」といった感じで物を当てさせているうちに、我が子はウツラウツラとしてきて、やがてコテっと眠りにつきます。

元気なときは20分くらいやり続けることもありますが、大体10分くらいでウツラウツラし始めます。前は単純に絵本の読み聞かせをしてたのですが、物当てクイズにしてから眠りに着くのが早くなりました。

音楽を聞かせる

大人でも寝る前に睡眠用BGMをかける人はいると思いますが、この方法は赤ちゃんにも効果的な入眠儀式となります。

基本的には、睡眠用BGMはオルゴールやクラシックなどのゆったりしたメロディのものが向いていますが、中にはアップテンポを好む赤ちゃんもいるので、楽しみながら色々な曲調のものを試してみましょう。

お気に入りの曲でスヤスヤです

さくら(40代前半)


生後3ヵ月くらいから、眠そうにしているのに、寝かしつけるのが難しくなりました。ある日、ショッピングセンターの中にあるゲームセンターに立ち寄った時、とてもうるさい環境なのにスヤスヤと寝てしまいました。今までは、赤ちゃんにはオルゴールやクラシックなどの優しい音楽が合っていると思い込んでいましたが、もしかするとポップスやロックのほうが効果があるかもしれない、と感じました。

そこで、次の日からお昼寝しそうになったら抱っこをして流行りの曲を流してみました。音量は、大人がちょうどよいと感じる程度にして、小さくし過ぎないように気をつけました。すると、あっさりと眠りに落ちてしまったのです。

それ以降も、曲を色々変えて試してみました。童謡なども気に入ってもらえるかと思ったのですが、なかなか眠ってくれません。むしろ、ベースやドラムの音がしっかりと聞こえるアップテンポな曲のほうが心地よかったようで、すぐ寝てくれました。

赤ちゃんにも好みがあるのだということに気づかされました。赤ちゃん=童謡やオルゴールと決めつけず、色々試してお気に入りを見つけることをおすすめします。

おうたでマッサージ

ひよこまめ(30代後半)


生後2ヶ月くらいから、「おうたでマッサージ」をしています。赤ちゃんが喜ぶような童謡で、毎日決まったうたではありません。おうたを歌うと赤ちゃんはママの顔をじーっと見つめてくれるようになります。

抱っこしながら穏やかに、ゆっくりゆっくり歌いながら背中をさするような感じでマッサージします。この方法で絶対眠ってくれるわけではありませんが、穏やかに歌うと、ママの気持ちも穏やかになるので、多少寝ぐずりが起こってもイライラしなくて済みます。

おやすみツアー

おやすみツアーとは、家の中のあらゆるものに「おやすみ」をしてから、お布団に入る入眠儀式です。
体を動かすと目が冴えてしまうので、できるだけ赤ちゃんを抱っこして、おやすみをしたお部屋の電気は消すのがおすすめです。夜は自分だけでなく、家の中のものも寝る時間だと教えられます。

「眠りたくない、まだ遊びたい!」という赤ちゃんの気持ちを汲み取りつつ、上手に切り替えてあげられる良い方法です。

テレビもおもちゃも「おやすみなさい」

羽田友里(29歳)


生後6カ月を過ぎたら、夜「ねんねだよ~」といっても、まだ遊びたいとばかりに寝室に行くのを泣いて拒否するようになりました。

そこで、実践したのはママ友に教えてもらった「おやすみツアー」です。いつもは抱っこしてパパにのみ「おやすみ」をしていたのですが、テレビに「おやすみ」をしてスイッチをオフにし、ついで冷蔵庫などの家電やお気に入りのおもちゃに「おやすみ」と言ってから寝るようにしたのです。

これをやるようになってから「まだ遊ぶ!」と駄々をこねることもなく、大人しく寝室に行くようになりました。

赤ちゃんの入眠儀式は繰り返すことが大切

赤ちゃんの寝つきを良くしてくれる入眠儀式ですが、その入眠儀式が向いているかどうかは、1~2日程度ではよくわかりません。

この入眠儀式を取り入れようと思ったら、最低でも1週間は同じ行動・習慣を続けることをおすすめします。

また、赤ちゃんが低月齢なほど入眠儀式は定着させやすいです。最終的には授乳による寝かしつけになるとしても、ベッドに入るまでのおやすみツアーや寝室でのおしゃべりタイムなど、夜の授乳がなくなったときのことも想定して、早くから良い習慣を作っておきましょう!