赤ちゃんムヒの選び方
赤ちゃんにムヒは使える?はじめての虫刺され薬の選び方
赤ちゃんにムヒを塗っても大丈夫?赤ちゃんが虫に刺されたけど、赤ちゃん用の薬がない場合、自宅にあるムヒなどの虫刺され薬を塗ってもいいでしょうか?はじめての虫刺され薬はどんな基準で選んだらいいのか、虫刺され薬の選び方の基準や誤飲したときの対処法、薬がなくてもできる応急処置法をご紹介。
赤ちゃんが蚊に刺されたら…家にあるムヒを使っても大丈夫?!
暖かな日差しが強さを増してくると、ママも赤ちゃんもお出かけが楽しくなる季節がやってきます。しかし暖かさと一緒にやってくるのが血を吸う蚊たち、特に肌が弱い赤ちゃんの虫刺されにはママさんたちも敏感になってしまいますよね?!
もし赤ちゃんが蚊に刺されたら、家にある大人用のムヒなどの虫刺され薬を塗ってあげても大丈夫なのでしょうか。大人が使う薬を赤ちゃんに使ってもいいのかは悩んでしまうところです。ここではこれから蚊が多くなる季節に備えて、赤ちゃんにも使える薬や虫刺されの対処法をご紹介します。
ムヒは赤ちゃんに大丈夫?
ソフトな使い心地が多くの人に愛されるムヒは、かゆみや虫さされ以外にも、かぶれ・しっしん・じんましん・あせも・しもやけ・皮ふ炎・ただれにも使えるお薬です。汗を多くかく赤ちゃんは肌トラブルも多いため、「家にあるムヒは使えるかな?!」と思うママさんも多いのではないでしょうか。
しかし大人が使っている同じムヒを、肌の弱い赤ちゃんに使うのはちょっと待ってください。ムヒについてくる取り扱い説明書には、以下のような注意書きが記されているので要チェック!
ムヒの使用説明
固形の塗り薬の場合は3歳以上、液体の場合は6ヶ月以上
このように液体ムヒなら6ヶ月の赤ちゃんにも使えるので、応急処置としては良さそうです。しかし大人が使うのと同じ薬を生後半年の赤ちゃんに繰り返し使うのは、肌への刺激や影響などが気になってしまうのもママたちもいるでしょう。
蚊に刺された!赤ちゃん用の虫刺され薬の選び方
もし赤ちゃんが蚊に刺されてしまったら、赤ちゃんにも使える薬がお家に常備してあると安心です。大人用と赤ちゃんでも使える虫刺されのお薬には以下のような違いがあるので、薬局などでお薬を選ぶ時には参考にしてみだくさいね。
スース―しみない・低刺激である
赤ちゃん用の虫刺されのお薬は、スース―するメントールが配合されていないものが多いです。大人なら気持ちいいと感じるメンソールですが、刺激に弱い赤ちゃんはビックリして大泣きなんてこともあります。メンソール配合のない、刺激の少ないものなら繊細な赤ちゃんのお肌にも安心して塗ってあげられますね。
赤ちゃん用の虫刺され薬は、弱酸性であったりかぶれにも使えたり、とお肌に優しい塗り心地のものを選びましょう。
ステロイドを配合していない
汗っかきの赤ちゃんの肌トラブルは、暑いこの季節になるとより多くなってきます。皮膚科など専門医を受診した結果、ステロイド配合の薬が出されたなら問題はないのですが、自己判断でいきなり赤ちゃんのお肌にステロイド薬を使うのは避けた方が無難です。
ステロイドは非ステロイド薬に比べて効果が強いため、症状が重い時に、集中して塗るという使い方が一般的です。
虫刺されなど何度も患部に塗る必要がある、あせもなど他の肌トラブルとも併用したい常備薬としての考えると、ステロイドは不向きといえるでしょう。
ムヒ・ベビー/池田模範堂
赤ちゃんが蚊に刺された時には、大人用ムヒではなく赤ちゃんが安心して使える「ムヒ・ベビー」がおすすめです。虫刺され以外にもおむつかぶれのお肌にも塗ってあげられ、生後1ヶ月の赤ちゃんから使えますよ。
また、元気に動き回る赤ちゃんにお薬を塗るのは結構大変ですが、一瞬でササッとつけてあげられる液体タイプもあります。3ヶ月の赤ちゃんから使え、クリームタイプよりも浸透力が高いのが特徴です。
赤ちゃんが間違って薬を誤飲?!気を付けたい注意点と対処法
万が一赤ちゃんが薬をなめたり飲んでしまったらどうしたらいいのでしょうか?手に取る物をなんでも口に入れてしまう赤ちゃんには決してないとは言い切れません。
薬によって対処法は様々ですが、ムヒ・ベビーの取り扱い説明書には以下のように書いてありますので、参考にしてみましょう。
1.すぐに口の中を拭き取る
「ムヒ・ベビー」の取り扱い説明書には、万が一赤ちゃんがムヒを誤飲してしまった場合、「少量なら問題なし、大量なら眠くなることもあります」と記されています。したがって赤ちゃんがなめたり飲んでしまった場合には、すぐに口の中を拭き取ってあげましょう。
2.1時間ほど呼吸の様子を見て病院へ行くか決める
口の中をキレイにしてあげたら1時間ほど様子を見て、呼吸などに異変がないか注意しておきましょう。心配ならお医者さんに診てもらっておくと安心です。
赤ちゃんに薬を塗る際の注意点
ママさんは赤ちゃんに薬を塗ったら、その物を近くに置いておかずに赤ちゃんの手の届かない所にすぐしまいましょう。赤ちゃんが薬を手に持って口に入れて遊んでる時に、キャップが取れて喉に詰まってしまう危険性もあります。
お薬を使わずに応急処置!お肌に優しい蚊に刺された時の対処法
急なことで家に赤ちゃんも使えるお薬がなかったり、まだまだ小さな我が子にはできるだけお薬を使いたくないというママもいるかと思います。ここでは赤ちゃんが蚊に刺された時に、お薬を塗らない応急処置の方法をご紹介します。
1.患部を洗い流してばい菌をOFF!
赤ちゃんが蚊に刺されたらばい菌が中に入らないようにお水で洗い流してあげます。お外にいる時などは、ペットボトルを持参していると便利です。
2.冷やす!外出先なら冷たい飲み物でもOK
蚊に刺された場所を冷やすのは、かゆみや炎症の広がりをおさえる役目があります。外出先などでは冷たい飲み物や氷を患部に当ててあげるのでもOKです。その際にはハンカチやガーゼで直接肌に当たらないようにしてあげましょう。
3.患部にパッチを貼ってガーゼでガード!
赤ちゃんが患部を掻きむしらないように、パッチを貼ってその上からガーゼなどを巻いてあげます。ガーゼの上からなら直接指や爪が当たらないので、かきむしっても血が出たりお肌が傷つくことはありません。外からばい菌が入るのも防いでくれます。
もし炎症が消えないようなら…
1週間ほどたっても蚊に刺された部分の腫れが消えないようなら、アレルギー反応を起こしている場合があります。ステロイド剤を使うこともできますが、心配なママはお医者さんに行ってからお薬の使い方などのアドバイスしてもらっておくと安心です。
赤ちゃんのお肌はとっても敏感!お薬を選ぶ時には慎重に
まだまだ抵抗力の低い赤ちゃんは蚊に刺されただけでビックリするぐらい腫れてしまうことがあります。ムヒ・ベビーのように赤ちゃんでも使える虫刺されのお薬がたくさん市販されているので、ママは赤ちゃんの成長に合わせてピッタリなお薬を選んであげてくださいね。たかが蚊に刺されと思っていても、悪化すると「とびひ」になることもあります。たくさん刺された、腫れがずっとひかない状態の時は皮膚科へ行くと安心です。
蚊が増える季節に備えて、赤ちゃんの虫刺され対策をしておきましょう。