赤ちゃんに鏡を見せてみよう!笑う?泣く?
赤ちゃんに鏡を見せたことはありますか?赤ちゃんはティッシュやタオルなど身近なものはなんでも遊び道具にしますが、鏡もまた大好きなおもちゃの一つです。
赤ちゃんにまだ鏡を見せたことがないという方は、赤ちゃんがどんな反応を示すかを楽しみにしながら、試しに鏡を見せてみましょう。鏡を見てどんな反応をするのかも、その子の個性です!
「これなにかな?」という好奇心によって、ニコニコと笑う
鏡を見せると鏡に映る自分の姿を見てニコニコと笑う赤ちゃんがいます。赤ちゃんの笑顔は私たちの心を和ませてくれますが、赤ちゃんの楽しそうな笑顔が鏡に映し出されるのは、見ていてとても微笑ましいものです。
「この赤ちゃんは誰?あれはママ!?」と驚いて泣き止む
泣いている赤ちゃんに鏡を見せてあげると、ピタッと泣き止んでくれることがあります。おそらく鏡に映っている自分やママの姿に驚いて、気をとられるからでしょう。泣き止みグッズとして鏡が活用できそうなら、ママやパパとしても助かります。
「なんでこっち見てるの…」と怖がって泣いてしまう
逆に鏡を見せると、赤ちゃんが急に泣き出してしまう場合もあります。鏡に映す自分(赤ちゃんは自分だと気付いていないのかもしれません)を見て、驚いたり、怖がってしまうのです。赤ちゃんのよっては、鏡の中の泣いている赤ちゃん(=自分)に刺激され、さらに激しく泣いてしまう場合もあります。
「あなたは誰なの?」と鏡の自分に触れようとする
赤ちゃんに鏡を見せると、鏡の中の自分に触ろうと鏡に向かって手を伸ばしてくるケースもあります。鏡の中に手を入れんばかりに、体を乗り出して手を伸ばしてくる仕草は、赤ちゃん期にしか見られないもので、とても可愛らしいものです。
「ふーん、それで?」と興味を示さない
赤ちゃんによっては鏡に何の興味も示さない場合があります。赤ちゃんが興味を示す対象は、赤ちゃんにより様々です。他の子と興味を示すものが違っても、それは赤ちゃんの個性の一つととらえて見守って大丈夫です。
赤ちゃんに鏡を見せた時の面白反応は他にもある
赤ちゃんの行動には大人が理解できないようなものが多く、驚かされます。赤ちゃんによっては単に鏡1枚でも、他の赤ちゃんとは違うとても面白い反応を示してくれる場合もあります。
「おしゃべりしようよ!」鏡に向かって大声を出したり鏡に話しかける
鏡に映る自分に向かって「ワー」と大きな声を出してみたり、鏡に向かって「アー、アー」と赤ちゃん特有の言葉で話しかけたりする赤ちゃんもいます。
鏡に映るものに対して声を出すというのは、赤ちゃんがそのものに対して非常に高い関心を示している証拠です。まるで鏡の中の自分とおしゃべりしようとしているようで、見ていてとても微笑ましい光景です。
「真似っこしてる!」鏡の前で手を叩くなど特徴的な動きをする
赤ちゃんが鏡の前でお猿さんのようにパチパチ手を叩いたり、バンザイをしたりなどする姿も、見ていてとても愛らしいです。赤ちゃんは、鏡の前で手を叩き、鏡に映る自分が同じ動きをしているのが面白く感じているのでしょう。
特にハイハイし始めた頃の赤ちゃんは、行動範囲が一気に広がり、色々なものに興味を示す時期です。鏡という新しいおもちゃを見つけて、きっと喜んでいるのでしょう。
赤ちゃんが鏡の中の自分に気付くのはいつ頃?
赤ちゃんが鏡に映る自分を見て楽しそうにしている様子を見かけますが、赤ちゃんは鏡に映る自分の姿を見て自分だと認識しているのでしょうか?また、いつ頃自分だと認識できるようになるのでしょうか?
0歳の時は他人だと思っている可能性がある
0歳の頃の赤ちゃんは、鏡に映る自分の姿を見ても、まだ自分だと認識できていない可能性もあります。鏡を見ながら、「誰か映っている~。面白い!」と思っているのです。
0歳の赤ちゃんでも鏡に映る自分の姿を見て喜び、鏡の中の自分の動作を真似ようとします(本当は鏡が赤ちゃんと同じ動きをしているのですが)。これは、「ミラーニューロン」という赤ちゃんが産まれた時から備わっている能力です。
ミラーニューロンとは?
ミラーニューロンとは、自分の目で見たものを頭の中で再現し、自分も同じ動きをするという脳が無意識に行っている動作です。赤ちゃんがママが笑いかけると笑い返してくれるのは、ミラーニューロンによる行動と言えます。
1歳を過ぎると自分と認識できるようになる
赤ちゃんが、鏡に映る自分の姿を自分自身だと認識できるようになるのは、1歳を過ぎてからになります。ただ、赤ちゃんの成長のスピードには個人差がありますので、おおよそ1歳~1歳半頃には自分のことが認識できるようになりますが、そうでない場合もあります。
また、中には鏡でよく遊んでいるため、1歳前に鏡に自分が映っているのを気付く赤ちゃんも珍しくはありません。
「赤ちゃんが自分のことが判っているのかな?」と思うようになったら、認識テストをしてみるとよいでしょう。自宅で簡単にできるマークテストのやり方をご紹介します。
認識テスト「マークテスト」のやり方
認識テスト「マークテスト」のやり方
【準備するもの】
- 鏡
- シール(すぐにとれるもの)
【マークテストのやり方】
- シールを赤ちゃんのほっぺに気付かれないようこっそりと貼る
- 赤ちゃんに鏡を見せて、赤ちゃんの反応を伺う
※赤ちゃんが自分の顔のシールが付いている部分に手を当てた場合→自分と認識している
※赤ちゃんが鏡のシールがついている部分に手を当てた場合→まだ認識していない
1歳を過ぎても自分を認識していないからダメという訳ではありません。手軽にできるテストですので、遊び感覚で行ってみるとよいでしょう。
赤ちゃんは車の鏡「ルームミラー」や「サイドミラー」も大好き
赤ちゃんの好きな鏡の一つに、車のミラーがあります。赤ちゃんを抱っこして歩いていると、車のサイドミラーが赤ちゃんの目線の高さにくる場合があります。
赤ちゃんが他の人の車のサイドミラーに映る自分の姿を見て喜び、ミラーを触ろうとして慌てて止めたという経験があるママやパパも多いのではないでしょうか。
赤ちゃんに車のミラーを覗かせて遊ばせる時には、くれぐれも危険のないように注意してあげてください。
赤ちゃんに鏡のおもちゃで楽しませてあげよう
車のミラーは簡単に遊ばせられるものでもないですし、赤ちゃんに本物の手鏡などで遊ばせてしまうと、鏡を割ってしまう可能性もあります。本物の鏡ではなく、鏡のおもちゃを用意して、気兼ねなく赤ちゃんを遊ばせてあげましょう。
鏡おもちゃは便利!車やベビーカーの吊り下げおもちゃとして
赤ちゃんと外出する時には不機嫌になった時のために、赤ちゃんのお気に入りのおもちゃを持って行っていると思いますが、鏡に興味を示し始めた赤ちゃんにはぜひミラー付きのおもちゃを1つ用意してあげましょう。鏡おもちゃは音も出ないので、電車などの移動中もさっと取り出してあやすのに活躍します。
おもちゃ屋さんに行くと、鏡やガラガラのついた吊り下げられるおもちゃが色々と売られています。まだ色覚が発達途上の赤ちゃんは、赤・青・黄色などハッキリした色の方が淡い色よりも認識しやすいです。赤ちゃんに鏡おもちゃを買ってあげる時には、ハッキリした色のおもちゃにするとより赤ちゃんに喜んでもらえるでしょう。
鏡付きベビージムもオススメ
赤ちゃんを寝かせることのできるマットの上におもちゃが吊り下げられたベビージムは、赤ちゃんの定番おもちゃです。
ベビージムのおもちゃ部分に鏡おもちゃがついたものなら、寝ている赤ちゃんが鏡を見て遊ぶことができますし、ねんねやお座りの姿勢でも鏡に触って遊ぶことができます。
折りたたみ式のジムなら手軽に持ち運びできますので、実家に帰省したときなどにも赤ちゃんをさっと寝かせてあげられるのでとても便利です。
赤ちゃんのために鏡おもちゃを100均材料で手作りしてみよう!
赤ちゃんが鏡ブームは、いつまで続くのかわかりません。売っている鏡おもちゃは可愛いけど、直ぐ飽きてしまうかもしれないから買いたくないなという方は、鏡おもちゃを手作りしてあげましょう。
手先が不器用なママでも簡単にできる手作り鏡おもちゃなので、色々なサイズのものを作って、自宅用・車用・外出時の携帯用など分けてみるのも良いでしょう。本物の鏡より軽いので持ち運びも楽です。
100均材料で作る鏡おもちゃの作り方
【材料】
- 100円均一ショップのシールミラー(ミラーステッカー)
- 厚紙や段ボール
- マスキングテープやシール
- 小さな人形など(あれば)
- 紐(吊り下げる場所がある場合)
- カッターまたはハサミ
- 両面テープ
- セロテープ
【鏡おもちゃの作り方】
- 厚紙を円形や四角形などお好みの形に切る
- シールミラーを1の大きさに合わせて切る
- 2を1に両面テープで貼り付ける
- 周りをマスキングテープやシールで飾り付けをする
- 周りに付けられる小さな人形があれば両面テープで付ける
- 必要なら上に1カ所穴を開けて紐を通しつるせるようにする
(立たせたい場合は厚紙で足を作り裏面に両面テープで貼り付ける)
シールミラーとは、アクリルやプラスチックでつくられている、鏡の代わりになる商品です。「ミラステッカー」「ミラーフィルム」など名称は様々ですが、100均のDIYコーナーや雑貨コーナー、ホームセンターなどで取り扱いがあります。
大きめのものは壁に貼り付けも可能で、小さめサイズはスマホケースにつけるなど、切ったり、貼ったりなどの加工も容易です。本物の鏡に比べればやや歪みがありますが、パッと化粧が崩れていないか確認したり、赤ちゃんのおもちゃにするだけなら問題ありません。
もしシールミラーが見つからない場合などは、キッチン用アルミシートで作っても構いません。本物の鏡とはまったく異なりますが、なんとなく映っているだけでも赤ちゃんは喜んだり、かえって歪み具合を楽しめることもあります。
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