妊娠したけどお金がない体験談

妊娠したけどお金ない!貯金ゼロや失業を乗り越えた体験談

妊娠したけどお金がない!貯金ゼロや夫が失業・アルバイト中など、経済的に余裕がない時期に、一人目・二人目を妊娠した体験談を紹介。心配は多いけれど、乗り越えることは不可能ではありません!出産育児一時金や出産貸付制度、帝王切開など医療費の自己負担を抑える制度も理解しておきましょう。

妊娠したけどお金ない!貯金ゼロや失業を乗り越えた体験談

妊娠したけれどお金がない体験談!どう乗り越えた?

お金がない時期に、妊娠が発覚した夫婦の体験談です。
とにかく今できることをやるしかない!赤ちゃんのために一念発起して、苦難を乗り越えていきましょう。

貯金ゼロからの妊娠

副業で30万円を何とか用意

ぴよりーな(26歳)


初産した時はお互い25歳の時で、貯金は30万円程度でした。月収は私が月20万円程度、嫁が8万円程度で、お互い派遣社員でしたので、ボーナスはありませんでした。また、私は借金の返済中で月3万円支払いしていたので、貯金をする余裕はありませんでした。

貯金は一切ない中で妊娠がわかったので、それからとにかく節約するようにこころがけ、私は副業として単発で本業が休みの間に引っ越しの作業などを行っていました。月3万円くらいの稼ぎになり、出産する際には30万円貯金する事ができました。

だけど出産時だけでなく、お金は子供を育てていくうえで必要です。現在も子育て中ですが、子供に負担がかからないように、なんとかしなくては…と日々思っています。

エコー検査を受ける妊婦

貯金ゼロでの妊娠でした

ゆみん(29歳)


長年の交際を経て結婚し、子供が欲しくて欲お互い27歳の時にようやく妊娠発覚。とにかく嬉しくて、正直お金のことは思いつきませんでした。でも当時は夫の月収が手取り20万。私はパートで7万。その中から私は車の支払いやクレジットカードの支払いをしていたので貯金はありませんでした。

妊娠発覚から1週間、初めての病院で妊娠確定し4000円。初期は2週間ごとに4000円がかかり、妊婦健診の助成券をもらってからも、ほぼ毎月4000円。専業主婦だったらこの出費は大きかったです。

そして出産し、出産費用は安い病院だったのですが、まわりにおさがりをくれる人もいなかったためベビー用品をすべて揃えて10万円。ベビーカーを入れて16万円。私の出産前に稼いだお金はすべて消えてしまいました。

産後は子供もいて暖房費などケチれないし、オムツ代もかさみますが自分の買いたいものを我慢して、なるべく徒歩移動など車のガソリン代も節約し、なんとか乗り切りました。

大丈夫、どうにかなります

みこ(35歳)


赤ちゃんを抱きあげて抱擁する母親

妊娠が発覚したのは結婚してすぐでした。結婚して専業主婦になった私。それまでフリーターのような生活をしていたうえに、貯金はほぼゼロ。主人は再就職したばかり。体調を理由に無職だった時期が長く、同じく貯金はゼロ、むしろマイナスだったので、結婚を機に頑張ろとしていた時でした。

当時の月収は手取りで24万。年収にするとボーナス合わせ400万いかないくらいです。借金返済もありますし、東京都内のため家賃などの物価が高く、私もパートをと考えていた頃でした。お金がないなかで大丈夫かと不安でしたが、実際に妊娠中は補助券などがありましたし、産後もお祝いやお下がりなど環境に恵まれたので助かりました。

そして現実問題、小さいうちは食費などもあまりお金がかかりません。それなので乗り切れましたが、将来を考えたらやはり現在の収入で足りないのはあきらかです。

なので、苦しいですが将来のために学資保険をかけたり、無料の遊び場を利用し少しでも節約しようと努力しています。大変ですがらかわいい我が子のためならがんばれます。ありがたいことに私の住む地区は保育園にも空きがあるのでタイミングをみて働きたいとも思っています。

お金よりも優先したこと

キティ(20代前半)


妊娠したのは私が23歳、相手が28歳の時でした。まだ結婚もしておらず、半同棲生活をしていた時でお互いに結婚を意識し始めていたため、後はきっかけとタイミングの問題でした。

そんな中、相手の祖母が体調を崩してしまったため、早く孫の顔を見せたいと言われ、そんな矢先に妊娠が発覚し、貯金という貯金も無い中での入籍と出産でした。当時は世帯年収500万ほど、月収はお互い20万前後で貯金はほぼありませんでした。

私が働かなくても生活自体は出来ましたが、貯金がないのはやはり心配。少しでもお金を溜めるために、産休まで働き続けました。栄養を取りつつ、食べる量を制限したり、自分のものよりも、まずは子どものものと考えて買い物も制限しました。

産後は育児休業給付金や出産手当金が入ったので生活水準は下がりましたが、貯金はなんとか続けられています。外食は極力しない。買い物は吟味してから。子ども中心の生活を徹底しています。

カップルのシルエット

心配よりうれしかった

広末奈々(20代後半)


妊娠が発覚したのは、お互い20歳の時でした。いざ妊娠が分かると、とてもうれしかったことを覚えています。当時は二人とも働いていて、夫は月収30万円程、私は25万円程でした。

数字だけみると生活していく分には問題ない月収かもしれませんが、夫は車が好きだったため、給料のほとんどを車につぎ込んでいる状態でした。ですので、当時の貯金額はほぼゼロに近かったです。

結婚をする前の妊娠でしたので、両親に何とか結婚の承諾をもらったのですが、結婚式をすることが条件でした。そこで、とにかくお金を貯めました。妊娠が分かってからは、お互いの給料を少しでも多く、結婚や出産の費用にあてました。

今までの生活とはがらっと変わって、最低限の生活になりましたが、お腹に授かったわが子に会えることを考えたら、それも苦にはなりませんでした。3人で乗り越えた分、幸せも何倍にもなりました。

私たち夫婦は一文なしで結婚しました

SAKURA(28)


私は末っ子で大変甘やかされて育ちました。主人は一人っ子でやはり大変甘やかされて育ったそうです。そんな私たち夫婦の世帯年収は300万円。そして、実は貯金も全くありませんでした。

私は主人と結婚したくて、「お金がなくても愛があればやっていける」と当時は本気でそう思っていました。でも、現実は全く甘くありませんでした。

妊娠初期の妊婦健診は、まだ補助券が出ないので、お金がかかります。子供が生まれてからは、ミルク代やおむつ代等ありとあらゆるお金がかかってきました。

私も懸命に節約を続けて、今はなんとかやってる状態です。もちろん子供は可愛いですし、産んでよかったと思いますが、ちょっと見通しが甘すぎたなと。若いうちからお金のことはもっと真剣に考えておくべきでした。

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夫が失業・アルバイト中の妊娠

海を見つめる男性の背中

夫の失業中に妊娠発覚

きなこ(32歳)


二人目を妊娠したのは、主人が27歳で私が26歳のときでした。二人目は欲しかったものの、主人がちょうど仕事を辞めたばかりのときです。貯金額も微々たるもので、30万円ほどでした。

妊娠が分かってから約3ヶ月後には、主人の新たな就職先が見つかりましたが、その日までは、とにかくマイナスなことは考えず、物事をプラスに考えるよう心がけていました。

妊娠中なので、パートなどはできません。私は上の子の育児をしながら、内職をして、月1万程度を家計の足しにして乗り越えました。

転職してすぐの二人目妊娠

りゃりゃ(30才)


二人目の妊娠発覚時は、旦那が転職して数ヶ月くらいでした。全く貯蓄がないわけではありませんでしたが、変わったばかりの仕事に旦那はまだ慣れておらず、転職が成功か失敗かもわからない状態。でも、もう後には引けないなと思いました。

旦那の収入は年収300万程度だったので、不安はたくさんありました。上の子は幼稚園のお金もかかるし、二人のお金がかかるので心配しておりましたが、私も出来る限り節約や家でできる仕事などをして、お金を増やして足しにしました。

まだ小さいのでたくさんお金がかかるわけでもありません。知り合いのつてで服などもいただき、助かっています。

夫婦でお金を数える

なんとかなります

斎藤愛美(27歳)


夫には独身時代からの借金があることを結婚してから知り、そのお金の返済を中心にやりくりしていたのですが、そんな時に一人目の妊娠が発覚しました。

当時、夫はアルバイトで年収は150万程度しかなく、私はパートで50万あるかないかくらいでした。貯金もゼロだったのですが、妊娠が発覚した時はお金のことを考えるよりも、嬉しいという気持ちが大きかったです。

しかし、お腹が大きくなるにつれ、現実的に子供が生まれてからの生活費などを考えると不安になり、それが原因で夫婦喧嘩も多くなりました。それでも、前向きに頑張ろうとのことで、夫も社員になれる仕事を探し始め、私は食費の節約に工夫しました。

生まれてからはなんとかなっています。国からの補助などもあり、旦那の収入はまだ低く社員にはなれていませんが、子供がいるので幸せです。

19歳での妊娠

よーすけ(20代後半)


妊娠が発覚したのは夫20歳、妻である私が19歳です。お互いが実家暮らしで、アルバイト生活でした。収入は14~17万円ほどで、貯金はもちろん無し。

とにかく生まれるまでは貯金、節約、節制でした。さらに出産費用もかかるので、市区町村の助成金を使いました。生まれてからも大変でした、ミルク代にオムツ代、洋服代と出費はかさむばかりでした、

実家の両親に日用品を買ってもらい節約をしていました。今年で息子は小学三年生となりました。最初は大変でしたが子供は天使です、可愛い子供のためなら自分はどうなっても良い、そう思えました、意外となんとかなります!

妊娠したけどお金がない

まい(30代後半)


結婚当初は、旦那の両親と祖母と同居していました。しかし、旦那の祖母が難しい人で、うまくいかず、私と旦那でアパート暮らしをすることになりました。ですが、同時に旦那はリストラにあい、無職になってしまいました。そんな中で妊娠が発覚。当時、旦那が34歳、私が36歳でした。

初めての子供だったので不安な事がたくさんありました。ホントにお金がなくて、妊娠していましたが、働こうかと何回考えたことか。貯金も全くなく、申し訳なくも旦那の親にお金を借りたりしながら何とか生活していました。

旦那は何とか仕事が見つかって働き始めましたが、切迫早産で入院する事になってしまいました。1ヶ月半の入院でまたお金がかかりましたが、医療保険に入っていたので何とかまかなうことが出来ました。

産みたい気持ちを押し通し出産

あやね(24)


彼が20歳、私は18歳でまだ高校三年生。あと4ヶ月で学校卒業というときに、妊娠が発覚しました。

彼を呼び出し、両親は怒り狂って私たちを罵倒しましたが、「彼は産んでほしい」と懇願。彼の気持ちを聞いたときに「絶対産む!だから彼と暮らすから!」と私は言いました。親からは勘当され、実家は出禁に。彼の家から高校に通い、卒業しました。

出産費用は二人で生活を切り詰めましたが、賄いきれずに、市の出産費用貸与制度を利用。彼は夜勤の仕事を始めましたが、手取り18万。でも、6000円は毎月必ず貯金するようにしました。

幸い母乳がよく出る体質でしたので、ミルク代はかかりませんでしたが、オムツ代がまかなえないので昔来ていたTシャツなどを切って、おしめ代わりにしていました。私たちの食事は食パンだけのときもありました。

ですが子供が1歳になってから保育所に預けて、私も働きにでたので、かなり金銭的に楽になりました。

お金がかかる時期と重なった妊娠

園児と水筒

身の丈にあった生活で何とか乗り越えました

田中洋子(40歳)


2人目の妊娠が発覚した際、夫婦共に35歳でした。「2人目欲しいね」とずっと言っていたけど恵まれずに、そのうち一人目が幼稚園に入園し、お金がかかるようになってきたので「一人っ子でいいかな」と思い始めた矢先の出来事です。正直、「今か…!」と思いましたね。

夫の給料は19万弱。私のパート代で6万ほど。貯金額は100万円までもう少しというくらいの額です。また既に手元にない車のローンを払っている最中でした(月2,5万円程)。また上の子が幼稚園に通っていたので、それに月3,5万円かかっていました。

妊娠したからと言って私がパートをやめる選択肢は全くなく、普通に臨月まで働いていました。またマタニティウェアは生まれた後は着れないので、上の子出産時にとっておいた数枚のみを着て、洋服代はほぼかけず。赤ちゃん用品も、買った物は退院時の洋服くらいです。残りは上の子のおさがり、そして頂き物でどうにかできたので良かったです。

出産後しばらくしてローンもなくなりましたが、私がパートをやめたのでいまだにカツカツの家計です。でも“節約精神”を第一に極力モノを買わないようにして何とかやっています。

実家・義実家に甘えっぱなしの出産

こばるとまま(20代後半)


同居3年目、旦那21、私27の時に入籍してすぐに妊娠が発覚しました。旦那は家業の手伝いを始めたばかりで、安定した収入はほぼなく、むしろ設備投資等を私の貯金から払っていたくらいです。

私は年収400万くらい。産休育休がしっかりとれる職場であったとはいえ、予定日ギリギリまで普通に仕事してました。そのため、周りの人に妊娠を伝えたのも産休入る直前。当然驚かれました。使えるものはなるべくお下がりを頂き、金銭的には私実家にほとんど頼って子供の準備をしました。

予想外の子供の入院(新生児黄疸等で1週間入院。保険効いても実質支払い7万)も母に頼りきり。市の制度により子供の保険診療は2ヶ月後に返還されました。

とにかく節約と思っていても、体調を崩すとおっぱいの量が減るし、粉ミルク代が意外と痛かったです。近距離の義実家、遠距離の実家に甘えっきりの出産でした。

お金がないときは役所に相談して!

「妊娠したけれどお金がない」という方は、自治体の役所に相談に行きましょう。
妊婦健診の補助券を発行しているの自治体ですし、生活困窮者向けに無利子や低金利の貸付制度がある場合もあります。いざとなったら、生活保護という選択肢も出てくるでしょう。

今後の収入がどうなるかわからない中で、カードローンや消費者金融などに手を出すのは非常に危険な行為です。また、お金がないからと病院を受診しないことは、赤ちゃんと母体の命を脅かします。未受診のまま妊娠週数が過ぎると、病院側から出産の受け入れを拒否される可能性もあります。

お金がない中で、妊娠、出産、子育てをしていくのは大変なことではありますが、親や親類など頼れる人には頼り、活用できる制度を理解していけば、少しずつ道が開けるはずです!