話題・ゴシップ

地震の時に赤ちゃんを守る方法

地震から赤ちゃんを守るためにやっておきたい5つの対策

地震から赤ちゃんを守るためにとるべき行動とは?もし今、地震が起こったとき、あなたはどんな行動をとりますか?自宅や外出時、赤ちゃんを連れての緊急避難の方法と注意点、普段からできる家具の固定や防災グッズを紹介します。防災の意識を高め、地震から赤ちゃんを守るための方法を知りましょう。

地震発生!そのとき赤ちゃんは…

もしも、赤ちゃんと一緒にいるときに地震が来たら、一体どうすれば良いのでしょうか?
赤ちゃんを守ることが出来るのは一緒にいるママやパパだけですから、冷静に対応していかなければいけません。大きな地震が突然きたら、まずは身の安全を守ることが一番先決です。きっと、大きく揺れている間はママたちも赤ちゃんも揺れに対して身を保つので精一杯です。

赤ちゃんと一緒にいるときに地震が来た時にママたちが出来ること、すべきことを改めて確認していきます。地震へは事前の備えが1番肝心ですよ!

地震から赤ちゃんを守るための5つの備え

日本は地震大国と言われて、いつどんな時に巨大な地震が来るか分かりません。赤ちゃんがいるご家庭では、このいつ来るかわからない大きな地震に対して赤ちゃんの命、家族の命を守るために今出来ることを見直す必要がありますね。

1.避難の方法・避難経路・連絡方法の確認

災害時、とくに大きな地震が来た時の避難方法や避難経路を前もって家族と話し合うことがとても大切です。どの経路で避難すべきか、また家族との連絡方法、避難場所と集合場所、会えなかった時の対応などをよく打ち合わせしておく必要があります。

特にパパが外出していて、ママと赤ちゃんで逃げることになった場合は、パパと連絡が取れること、パパと会えることが大事ですね。また、地震が起こったのが家の中で過ごしている時なのか、外出中なのかによって避難方法や避難場所、連絡方法が変わりますから色んな場面を想定して話し合う時間が必要です。

2.赤ちゃんを連れての緊急避難

地震で大きな揺れを感じたら、まず赤ちゃんを抱っこして赤ちゃんのからだ全てを守ります
バスタオルなどでくるんであげると不安感から守ってあげることが出来ます。逃げる際、もしくは避難中にも火災などが発生する可能性がありますが、バスタオルでくるんであげると火の粉から赤ちゃんを守ることが出来ます。

抱っこ紐で抱っこorおんぶが1番

赤ちゃん連れで避難する際に1番良いスタイルは、抱っこ紐を使用して赤ちゃんを抱っこ、背中には防災リュックを背負うというのがベストです。前抱っこは、赤ちゃんの頭を守ることが出来て、顔を見ることが出来ること、ママの顔も見せることで安心感を与えることが出来ます。ただし、転倒してしまうと真っ先に赤ちゃんがケガをしてしまいますから注意して逃げるようにしましょう。

抱っこ紐のおすすめや選び方のポイントとしてエルゴなど人気ブランド、パパも使えるデザイン、新生児から使えておんぶもできる多用途キャリーなど抱っこ紐のタイプや機能を細かく分類して解説していきます!

おんぶはママが走りやすく早く移動出来ますが、首が座っていない赤ちゃんには危険で不向きです。状況により、赤ちゃんをおんぶして前に防災リュックでも構わないと思います。
いずれの方法が赤ちゃんを守れるのか、瞬時に判断して避難することを心がけてください。

3.赤ちゃん用防災グッズ・災害用品の準備

赤ちゃんとの避難に必要な防災グッズを準備しておきましょう。
3日~1週間は生活出来るように赤ちゃんに必要なものを用意する必要がありますね。最低限、衣食住の食の部分は命綱ですから粉ミルク、水、哺乳瓶、ベビーフードは多めに用意することをおすすめします。
とくに離乳食も始まっていないような低月齢の赤ちゃんにとってミルクは必需品です。母乳育児中の場合でも、地震のストレスで母乳が止まってしまう可能性もありますので、準備しておきましょう。

赤ちゃんの防災グッズは絶対必要!赤ちゃんがいる家庭が準備するべき防災セット、災害用品をランキング形式で紹介!あなたはちゃんとリュックに入れていますか?防災の意識を高めて、今のうちに準備しましょう!

4.赤ちゃんとの外出時に地震が発生したとき

外出時に大きな地震が来たらどうしたら良いのでしょうか。いつ起こるか分からない地震に対して、様々な場面を想定することがいざという時の冷静な行動に繋がります。

車に乗車中

ゆっくりと路肩に停車して、ラジオから情報を収集します。津波などの心配があるような地域で被災した場合は、場合によっては車から降りて海抜の高い津波避難タワーを目指して逃げます。
普段からガソリンには余裕を持ち、水や非常食、衣類や毛布など家と同様準備している防災グッズを車内に備えておくこと、フロントガラスを割るハンマーなどの工具を準備しておきましょう。

デパートなどの店舗内

デパートなどで被災の場合は、転倒や落下物が非常に危険です。火を扱うところでは火災が心配ですから煙など火事の可能性を少しでも感じたら、タオルやハンカチなどで赤ちゃんの鼻や口を覆ってあげます。

エレベーターの中

全ての階のボタンを押して、エレベーターが止まった階で降りるようにします。もしエレベーターの中に閉じ込められてしまったら、緊急ボタンを押して救助を待ちます。
いつ救助に来てくれるか分からないことから、外出時は余分な赤ちゃんのおやつやミルクなど空腹を満たせるようなものをバッグに用意しておきましょう。

避難時のベビーカーの利用はNG

赤ちゃんと外出する際にはベビーカーを使う方も多いとは思いますが、地震が起きて、いざ逃げる状況になった場合、ベビーカーで逃げることは不可能です。避難経路確保の邪魔になる上に、災害の瓦礫などで塞がってしまう通路などを想定すると、ベビーカーの使用は頭から外しましょう。
両手が空く抱っこ紐が避難時には便利ですから、防災の観点からいうと、抱っこ紐は常に持ち歩いておいた方がよさそうです。

5.家具や電化製品の転倒・落下防止

大きな地震におけるケガの大半が室内の家具の転倒や落下によるものとされています。家具の転倒や落下に加えて、ガラスの飛散によってケガを負うなど室内の破損が原因でケガをしてしまうことがあります。家具の転倒や落下、ガラスの飛散さえなければ震災時のケガはかなり防ぐことが出来ます。

普段の生活の充実を図っている家具が、災害時の凶器とならないようにチェックして対策をとる必要があります。赤ちゃんがいつも寝ている場所、いつも遊んでいる部屋、ハイハイしたり歩きまわっている部屋など地震が来た時に倒れてくるものはないかな?落ちて来るものはないかな?とチェックしましょう。

家具の転倒防止策

家具の転倒防止には4つの方法があります。

・L型金具
・ベルト式器具
・ポール式器具
・ストッパー式器具

強度の強い順に挙げましたが、行政が奨励しているのはL型金具の使用です。このL型金具はビスで金具と壁を固定する必要があります。ということは、壁に穴を開けなければならないためにどうしても賃貸住宅など、壁に穴を開けることが不可能な住環境にある人にはなかなか浸透しません。また、作業が専門的で工務店などといった専門家に依頼する必要があるために、手間や経済的理由で少しハードルが高いですね。

よって、身近に対策がとれる方法として家具にマット式ストッパー器具を設置した上で、家具と天井の空間を突っ張り棒のようなポール式器具で双方突っ張るという方法が、強度を兼ね備えながら手軽に転倒防止対策をとることが出来ます。

最近では、その家庭にもある薄型テレビやパソコンなどの簡単に転倒してしまう置き型家具や電化製品なども室内にあるために、同時に対策が必要ですね。
なにも対策をとっていない場合、大きな地震が起きた際にはこれらの家電や家具は飛んでいきますので見直しが必要です。特に薄型テレビは非常に不安定ですから、テレビ画面のサイズにあった耐震性粘着マットで固定するようにしてください。

ガラスの飛散防止

ガラスの飛散防止には、ガラス全面に飛散防止フィルムを貼るという方法と、ガラスの前面にカーテンを常にしておくという方法、ガラスと家具の設置距離によって家具の転倒を防ぎガラスが割れるのを防ぐという方法の3つがあります。
ガラスが割れる一番の原因が、家具の転倒によるものとされています。よって、例えば大きな薄型液晶テレビなどがガラスの前面に置かれていないかどうかなど、今一度室内の家具の配置を見直してみてください。

赤ちゃんのための防災対策はなにから始めたらいいのでしょうか?必要な防災グッズや離乳食やおむつなどの目安量、自宅を災害に強い家にする方法、家族や地域の人々との関係づくりなどの心がけについても解説します。

地震から赤ちゃんを守るためにできること

いつ起きるか分からない大地震に対して備えることは、赤ちゃんや家族の命を守るために欠かせないことです。緊急時、赤ちゃんを守ることができるのはママとパパだけです。

室内の安全性を見直し、地震対策をとること、被災のシチュエーションを想定して、心構えとともに防災グッズなどの準備をすることをおすすめします。

そして、地震発生時に赤ちゃんの不安や恐怖心を取り除くこともママたちにしか出来ません。
緊急時でも落ち着いて冷静に行動出来るようしっかりと備えておきましょう。