空いた粉ミルク缶を捨てないで上手に再利用する方法
赤ちゃんがごくごく飲んでくれたミルクの空き缶は、そのままにしておくとどんどん溜まって部屋の片隅を占領してしまいます。完ミだと、大缶一つで1週間くらいしか持たない家庭も多いでしょうから、その処分は結構大きな問題です。
今回は、空いたミルク缶を捨てずに再利用する方法を考えます。ミルクの空き缶すべてを再利用するのは数が多すぎて難しいですが、一つや二つなら、ちょっと頭をひねると何かに使えるかも知れません。
粉ミルクの空き缶再利用方法
寄せてくれた体験談で語られていたミルクの空き缶再利用方法をご紹介します。どれも簡単にできるので、すぐにでも真似ができます。「さて、何に使おうか」と、わざわざ特別な使い方をしなくても、生活に密着した使い方でいいんだということが分かるでしょう。
食品を入れる
- お菓子
- 小麦粉などの粉もの
- コーヒー豆
- 米・もち米
その他の活用法
- クレヨンを入れている
- 子供のおもちゃにする
- 子供の文房具を入れている
- 椅子にリメイク
- ペンキ入れ
- ゴミ箱にした
- 貯金箱にした
- 花・トマトを植えた
それでも余ったミルク缶はリサイクルしよう
ミルクの空き缶をいくつか再利用しても、「まだまだ余って困っているわ」という場合は、地域のゴミ出しルールに従って、ちゃんと分別して処分してください。
でも、できることならリサイクルがいいでしょう。資源回収の業者にお願いするとか、スーパーのリサイクル回収に協力するとか、ゴミを減らす活動に参加すると、環境問題の改善に一役買うことができます。
また、「ミルクの空き缶譲ります」と、ネットで呼びかけてみるのはどうでしょうか。もしかしたら、夏休みの自由研究の宿題にちょうどいいわと買い手がつくかも知れません。
空になったすべてのミルク缶を再利用するのは、あまりにも手間暇がかかりすぎて困難でしょう。でも、ちょっとしたことで、「ゴミ」が「資源」に変わります。興味のある人は、考えてみてください。
空になった粉ミルク缶の再利用体験談
ここからは、寄せてくれた空いたミルク缶の再利用体験談を見ていきましょう。ここからヒントをもらって、さらにいいアイデアに発展させることができるかも知れません。空いたミルク缶に食品を入れるアイデアと、他の使い方に分けてご紹介します。
空いたミルク缶に食品を入れた再利用体験談
小麦粉を入れている
はるママ(40代前半)
40代前半の私が飲んでいた頃のミルク缶の蓋はネジ式で密封性が高いので、私の母は今でも小麦粉を入れて使っています。40年経っても使えている耐久性にも驚きますが、私としては貴重な記念の物として残っている事が嬉しいです。
私の子供に与えていたミルク缶は、母と同じように小麦粉を入れるには大きくて置き場に困り、他の用途が思いつかず再利用は殆どしていませんでしたが、子供がお座りをした頃に叩いたりして遊ばせるオモチャとして一時期は再利用しました。
最近になって私が漢方薬を飲むようになり、1日3回1ヶ月分を保管するのに、大きさも適当で、他の物に匂い移りする心配もないので、残しておけば良かったなぁ~と思いました。
コーヒー豆、もち米
akki(39歳)
私の再利用法は、空いたミルク缶の中に、コーヒー豆をいれて、保存していました。私の家族はコーヒーが好きなので、毎朝、コーヒー豆をひいて、コーヒーを作っています。その、ひく前のコーヒー豆を、ミルク缶に入れています。コーヒー豆は、空気に触れると香りが飛んでしまうので、空のミルク缶は保存するにはとてもいいです。
コーヒー豆の他には、もち米を中に入れて、保存していました。たまに、もち米を使って料理をするのですが、一度に使い切ることはなく、いつも保存しています。
サイズも、もち米を入れるのにちょうどいいですし、もち米の量を計るときにも、ミルク缶だととても計りやすくて便利です。ミルク缶なので丈夫ですし、保存容器としての使い勝手がいいです。
お米入れ
のんママ(30歳前半)
うちは、ご飯を炊く際に、玄米や赤米や黒米をまぜるのですが、その玄米、赤米、黒米を入れる容器として使用しています。スプーンもついているので、量を量るのにも便利です。
他にも、小麦粉を入れる容器としても再利用していますが、袋のまま使うとどうしてもこぼれてしまいます。使う度にいちいちクリップで止める必要もないので、とても便利で重宝しています。ミルクを飲ましている方は、空き缶を再利用すればいいので、わざわざ小麦粉入れの容器を買う必要はありません。
次に空いたミルク缶は、貯金箱にしてみようと考えています。上の半透明の部分は、カッターで簡単に切れるので、小銭が入る大きさに切り取り、そこから小銭を入れるようにしていこうと思います。
できれば、一杯になるまで誘惑に負けないように、瞬間接着剤などを使い封印しちゃいます。意外と財布に小銭ってたまるんですよね…その分は、こまめに貯金箱に入れるようにして、一杯になったらプチ旅行に行きたいと考えています。
その他の空いたミルク缶の再利用体験談
クレヨン入れ
ことちゃん(29歳)
我が家では空いたミルク缶をクレヨン入れに使っています。最近お絵描きを覚え始めた娘はクレヨンが大好きです。しかし、まだ、小さいため、クレヨンケースにはうまく一本ずつ戻すことが難しいようです。さらにクレヨンについている紙はすべてビリビリに剥がしてしまい、力加減もいまいち分かっていないので、ぼきぼきに折れてしまっていたりします。
そんな時に空いたミルク缶があり、これはちょうどいい。と思い、そのクレヨンたちをポイポイっとしまって再利用することにしました。出し口も広いので、娘も出したりしまったりがとても楽なようで、お絵描きしたくなったらその缶を指差したりするようになりました。
片付けの練習にもなっています。内側はクレヨンだらけで汚れていますが、もともと捨てるものだし、そんな事は全く気にもならないし、気楽に使えるので、満足しています。
小さいゴミ箱
摩季(20代後半)
私は、子供のミルク缶が空いたらおもちゃ入れに再利用しています。小さいボールなどは結構入ってくれるので助かっています。どんどんミルクの缶を物入れにしています。
周りに折り紙等を貼って小さいゴミ箱にしたりとか、あとは古くなった油等を入れて自宅で石鹸を作っているのですが、一旦保存しておく時に入れています。
小さくもないし大きくもない缶なので捨てるにはもったいないし、結構ミルク缶が空いたら他の用途で再利用しているんじゃないかなと思いました。
他には子供のおもちゃにしてみようかなと思って、缶が塞がっていない所をクッキングペーパーでおおって、テープで張り付けて折り紙を貼って、子供のおもちゃの小太鼓にして叩いたりしています。子供はこの小太鼓が大好きです。
ペンキ入れ
めりた(50代後半)
ペンキを塗るときに大きなカンで購入したペンキを小分けして、ペンキ入れとして再利用しています。刷毛も入りやすいですし、取っ手を付けると聞き手で刷毛を持ち、片方でこのペンキ入りのカンを持って作業をすると効率が良いです。
後始末もしやすいです。何度も使えるし、後始末が面倒な場合は廃棄するのも気兼ねがないです。
また、コンビニやスーパーでもらうお箸やストローの保管用にも再利用します。少し、はみ出ますが、収まりが良いので重宝します。
ほかは、側面に何かカバー(模様を付けたり、ラッピングしたりして)雑貨入れとして使います。お菓子もいれたりします。雑貨や特にお菓子はふたがあるので、しけりにくいです。おしゃれに側面を飾ると、置いていても素敵に見えますし、インテリアにもなります。
簡単知育おもちゃ
なっつん(26歳)
入れ物としては、片栗粉や、小麦粉、お好み焼き粉など、使いかけの粉類を入れておく密閉容器に再利用します。
100円ショップでピンポン球を購入して、ピンポン球の大きさに蓋の真ん中をくり抜きます(100円ショップで6個入りセットで売っていました)。
切り口にはビニールテープを貼って、子供が手を切らないようにしましょう(ビニールテープで切り口を覆うと、穴がちょっと小さくなるので、少し大きめに切っておくのがポイントです)。
何度かピンポン球を入れるのを見せたり、一緒に入れたりしていると、自然と自分で入られるようになります。息子は、入れた時に缶に当たる音が面白いらしく、あっという間に夢中になりました。
できるようになる月齢は、だいたい8ヶ月頃から急にできるようになりました。ボールを入れるおもちゃは、なかなか高いので、是非空いたミルク缶を再利用して、手作りおもちゃを試してみてください。
文具入れとおもちゃに
みいこ(30代前半)
空いたミルク缶を、長男の文房具入れとして再利用しています。次男がミルクを飲んでいる頃、丁度小学校入学の長男が、鉛筆に定規に消しゴムにと一気に文房具が増え、丁度良いタイミングで再利用する事が出来ました。
片付けが苦手な長男にはあの大きさが良く、文房具があちこちにという事がなくなりました。そのままだとあまりにも生活感が出てしまうので、我が家は100均で購入出来るリメイクシートを張って使っています。
後は、次男のおもちゃとして太鼓を作りました。何でも叩きたい時期には、ミルク缶の裏側が良い感じに太鼓の役割を果たしてくれています。これは蓋も含めリメイクシートを張っています。パッと見ミルク缶だとは分からないし、捨ててしまう物を上手く再利用出来たかなと思っています。
おもちゃ作り
sk4(25歳)
空いたミルク缶でおもちゃを作って子供達に遊ばせていました。ミルク缶の蓋の部分をカッターナイフで2、3箇所穴を開けて、ミルク缶の内側をビニールテープで一周にして固定します。
子供が指を切らないために、ビニールテープとミルク缶の内側を止める。ホースを10センチぐらいのものを何個か作ります。それで出来上がりです。
このおもちゃを知ったきっかけは、長男を産んでから保育所や自治会の赤ちゃん教室に参加したことです。それ以外にも小さなボールを入れてみたり、ピンポン球を入れたり、私の子供はトミカや車が好きなのでトミカや車を入れてみたりして再利用していました。
私自身は、ミルクの缶に麦茶や緑茶のティーバックを入れて保存したりしていました。
どこでも座れるイス
美香(20代前半)
私は、以前は捨てていたのですが、最近はおもちゃにして再利用しています。叩くと音が鳴るので子供も楽しいようでよく叩いて遊んでいます。
作り方としては、危なくないようにきちんとコーティングしてから、かわいくキャラクターを貼ったりして活用しています。フェルトなどでかわいくしてあげると子供も喜びます。キャラクターも貼ってあるからかミルク缶とは気づかず好きなようです。
また、私の家では、穴をあけて貯金箱やどこでも座れるイスにもして再利用しています。家ではもちろんなのですが、外でも簡単に座れるので、作り方次第ではかわいいイスができるのでコツコツとした作業が好きな方にはお勧めです。
いろいろと利用方法はあると思うのですが、ちょっとしたキッチンの乾燥モノや、粉もの入れにも再利用できますよ。
貯金箱
さつき(40代前半)
私は母乳の出が悪く、ほぼミルクで育てています。なので、ミルクの缶はあっという間に溜まってしまいます。大量の空き缶をただ捨てるのは勿体無いと思い、缶の大きさもちょうどいいので貯金箱として再利用しています。
フタもついているし、すり切りもついているので中身が丸見えにならなく、ゴミも入らないのが良いです。500円と100円と50円を貯金。子供が大きくなってお小遣いが必要になった時に使おうかと思い、ちょっとずつですが貯めています。
もうすぐミルク卒業。そうするとこのミルク缶も買うことが無くなるので、こうやって別の用途に再利用して残しておけると、思い出になるのでいいと思います。
ちなみに、私の父親も缶が勿体無いと言って、ペンキ入れに使っています。すり切りが余分なペンキを落とすのにちょうどいいみたいです。フタもついていて保管にも便利なので、DYIが好きな方にはおすすめです。
爪きりなど子供の物を入れている
チョコのり(33歳)
空いたミルク缶で、まず子供用のおもちゃを作り再利用しました。ネットで情報を調べて蓋に穴を開け、ペットボトルの蓋で作ったおもちゃをポンポン入れるおもちゃです。
地味ですが、子供は割りと遊んでくれます。中にペットボトルの蓋を入れて蓋が開かないようにテープでとめて、ガラガラも作りました。サイズが大きいのと缶なので、音が大きくてあまりオススメできません。
その他、私は子供から発生した缶なので、子供の爪切りやブラシなど、子供の小物を入れて再利用しています。細々しているものを全部入れて外に何が入っているかラベルを貼ってあります。
その他の活用法として、下に穴を開けて植木鉢がわりにしてプチトマトを栽培しています。始めるのが少し遅かったのでまだ収穫出来ていませんが、とても楽しみです。
貯金箱
ジョン(20代前半)
私は、空いたミルク缶に小銭を貯金するようにして再利用しました。あれだけ大きい缶ですので、溜まっていくのを重さで実感出来ますし、長い時間をかけてお金を貯める事が出来るのでオススメです。
後は、小物を入れるのに使用しています。例えば、子供の遊ぶおもちゃの小さい物などを入れるのに再利用したりしています。
後は、私はやっていませんが、先ずは、お花を入れて育てたりするのに使えると思います。深さ的にもいい感じですからね。
もう一つは、細かいお菓子などを入れる箱にしたらいいと思います。袋詰めの物を開けると、バラバラになったりする恐れがありますが、ミルク缶は蓋を出来るのでバラける心配がありません。
小さなドラムにして
ころさん(20代後半)
使い終わったあとの空いたミルク缶ですが、何か物を入れられそうだし、捨てるのはなんだかもったいないです。
よく小麦粉や片栗粉など調味料を入れて再利用している方や、お茶っ葉などを入れている方、あとは子供の小さなおもちゃを入れているというのも有名ですよね。
ですが、わたしは空いたミルク缶を子供のおもちゃにして再利用しました。ミルク缶をひっくり返すと小さなドラムのようになります。小さな子供は叩くと音の鳴るもの、転がるものが大好きですよね。
うちの子供もおもちゃではなく、ペットボトルなどをよくハイハイで追い掛け回しています。試しに使い終わった空いたミルク缶を綺麗に処理したあと目の前に出してみると、大喜びで叩き、ミルク缶が倒れ転がると喜んで追いかけていきました、ぜひ皆さん試してみてください。
叩いたり、転がしたり
ベリベリ(30代半ば)
子供が生後3ヶ月頃は、お米をいれて、スネアドラムの様にして再利用していました。叩いたり、転がしたり、振ってみたり…遊び方で変化がでる音に、しばらくは子供も喜んでいました。
そのうち子供が飽きてきた様なので、今度はプラスチック蓋に穴を開け、ストローを入れて遊ぶオモチャに変身させました。それもしばらくは楽しそうに、全部入れ終わると得意げな顔で「ストローを出せ!」とアピールしてきました。
ところが、しばらくすると蓋を外す遊びに変わっていました。お米をいれたミルク缶にはテープが巻いてあったのですが、テープをキレイに剥がしているではありませんか!部屋中に米が散らばりました。
しまいには、まだ再利用していない中身のあるミルク缶を開けて、粉を舐めて喜んでいたので、粉ミルクの缶は全て捨てました。子供にミルクを与える時も、缶の存在に気づかれないように、隠してミルクを作っていました。