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赤ちゃん衣料のサイズ表記

赤ちゃん衣料のサイズ表記・失敗しないベビー服の選び方

赤ちゃんの衣料はサイズ表記が独特で、いつからいつまで着られるのか、地味に悩んでしまうママはいませんか?例えば80の洋服は身長75〜85cm、1歳〜1歳半頃まで着られるなど、目安が分かればベビー服は選びやすい!洋服・帽子・靴のサイズ表記と、選び方のポイントを押さえてしまいましょう!

赤ちゃんの衣料 サイズ選びは難しい!?

「このサイズは、いつまで着られるんだろう?」
「まだ下ろしたばっかりなのに、もう着られなくなった!」
「せっかく買ったのに、一度も着る機会がなかった・・・」

赤ちゃんの洋服のサイズ選びには、悩みが付き物ですね。
それもそのはず。赤ちゃんの成長はとても早く、生まれてから1年間で、身長は約25cm、体重は約6kgも大きくなるんですよ!
赤ちゃんの成長と、衣料のサイズ表記の関係を知って、失敗しない洋服選びをしませんか?

赤ちゃんの衣料のサイズ表記

赤ちゃんの衣料にもさまざまなブランドがあり、デザインも豊富です。また、インターネットなどで、海外ブランドの衣料も簡単に手に入れることができます。

そこで、赤ちゃんの衣料の主である「洋服・肌着」「帽子」「靴」の3種それぞれで、「日本」「アメリカ」「ヨーロッパ」のサイズ表記をご紹介します。
ただ、同じサイズ表記でも、ブランドによって大きさやサイズ表記の設定が異なることもあるので、あくまで目安として参考にしてみてください。

洋服・肌着

日本の赤ちゃんから子供の洋服や肌着は、身長がそのまま製品のサイズ表記になっています。例えば、サイズが80の衣類は、身長75~85cmの赤ちゃんを設定してデザインされています。
ヨーロッパでは一部日本と同じく身長で製品のサイズ表記をするブランドもありますが、基本的にアメリカなどの海外ブランドの多くは赤ちゃんの月齢がサイズ表記になっており、表記には「m」「mo」「months」が目立ちます。

日本の衣類を海外ブランドと比べたときに、一番違いが大きく出るのはやはり肌着です。日本で主流のコンビ肌着や短・長肌着は、海外ではほとんどみられず、首がすわらない時期の赤ちゃんでも、頭からすっぽりと着せるボディスーツが主流となっています。
また、日本製の肌着の多くは、肌に直接触れるタグや縫い目が、外側に付いていますが、海外製品では内側に付いていることがほとんどです。

更に特徴としてアメリカやヨーロッパの洋服は、伸縮性の高い素材を使用した細身のシルエットで、赤ちゃんの肌にフィットさせて着せるようにデザインされていますが、それは赤ちゃんが体を動かしやすく、また、汗を吸収しやすくするためです。

サイズ:身長/体重/月齢

日本、アメリカ、ヨーロッパの赤ちゃん衣料のサイズ目安をご紹介します。日本製や海外製の肌着やお洋服購入の参考にしてください。

■日本
■アメリカ
■ヨーロッパ

帽子

日本の赤ちゃんの帽子は、頭囲がサイズ表記になっています。これは、大人用も同じですね。

アメリカやヨーロッパでは、洋服と同じように月齢や身長の表記になっていますが、年齢が上がってキッズサイズになると、インチやS・M・Lの表記に変わることもあります。

サイズ:月齢(日本)

頭のサイズの測り方

赤ちゃんの頭を真横からみて、「額の中央」「耳上部の付け根から指2本分ほど上の位置」「後頭部の少し下の方」、この3点を結んで直線になるように頭囲を測ります。

赤ちゃんの耳付き帽子を海外の画像から紹介します。可愛い動物の帽子を探しているママに参考になるようなカエルやイヌやヒツジなど赤ちゃんが気にいる帽子を探してみてください。

赤ちゃんの靴のサイズ表記は大人と同じで、つま先からかかとまで足裏の長さがサイズ表記になっています。単位はそれぞれ、日本は「cm」、アメリカは「インチ」、ヨーロッパはいわゆる「ユーロサイズ」と呼ばれるサイズを使用しています。

特に海外製品を購入するときに注意すべきは、欧米人と日本人の足の形が異なる点です。
日本人は欧米人に比べて足の幅が広い人が多く、海外ブランドの靴はサイズが合っていても窮屈に感じることがよくあります。しっかりと試着した上で選んであげましょう。

サイズ:月齢

赤ちゃんの靴のサイズについて、日本・アメリカ・ヨーロッパの違いをご説明します。新生児頃からご紹介してはいるものの、赤ちゃんに靴が必要になるのは歩き始める1歳前後が多いので、それ以前のサイズは取り扱いがないお店も多いです。

■日本
■アメリカ
■ヨーロッパ

足のサイズの測り方

自宅でも足のサイズを測ることができます。
紙に1本の横線を描き、垂直に交わるように縦線を描きます。交わった点を起点としてかかとの縦の真ん中を合わせ、縦線を踏みます。このとき、縦線の位置を足の人差し指と中指の間に合わせると、ちょうど中心になります。縦線と足の親指の先が交わる点から、かかとを置いた横線が交わる点までの長さが、足のサイズとなります。

百貨店の靴売り場や、靴の専門店などへ行くと、シューフィッターと呼ばれる、足の専門知識と靴合わせの技能をもつ専門家の方が、足のサイズと併せてワイズ(足囲)も計測してくれ、赤ちゃんの足にぴったりな一足をおすすめしてくれます。

靴は赤ちゃんの成長に大きく影響するので、このようなサービスを利用してみるのもいいかもしれませんね。

月齢別!赤ちゃんの衣料のサイズと選び方

ねんね、寝返り、ハイハイなど、赤ちゃんの成長や動きに合わせて、さまざまなタイプの衣料があります。月齢別で、どんなタイプやサイズの衣料を準備したら良いのかをみてみましょう。

ねんね期(0~2ヶ月)

赤ちゃんは、ほとんどの時間を寝て過ごすため、肌着は、寝たままの姿勢でも着替えさせやすくおむつ替えがしやすい、短・長肌着が基本です。お出掛けのときなどは、その上からドレスタイプの洋服を着せます。足をバタバタと動かすようになってきたら、股下でボタン留めできるコンビ肌着が便利ですよ!

ねんね期の赤ちゃんには、おうちの中で過ごすのなら靴下は基本的に必要ありません。寒い時期のお出掛けや、お宮参りなどで帽子や靴が必要なときは、赤ちゃんの肌にやさしい素材で、締め付けないサイズのものを選んであげましょう。

寝返り期(3~5ヶ月)

首がすわり、寝返りができるようになってくると、赤ちゃんの動きが活発になってきます。足を動かしても、裾がめくれ上がらないカバーオールやツーウェイドレスが便利です。仰向けの状態で簡単に着替えさせられるように、ボタンやマジックテープで留めるようになっています。

この時期になると、バギーに座ってお出掛けを楽しめるようになります。バギーの幌だけでは紫外線対策が不安なときは、通気性の良い素材の帽子を被せましょう。
寝返り期の赤ちゃんにも、ねんね期同様、靴・靴下は基本的に必要ありません。寒さ対策などで必要なときは、赤ちゃんの肌にやさしい素材で、余裕のあるサイズを選んであげます。

ハイハイ期(6~11ヶ月)

おすわりやハイハイができるようになってくると、仰向けのままじっとしてくれなくなります。そのため、寝返り期のようなたくさんのボタンで留めるツーウェイドレスは、着替えさせにくくなる場合もあります。この時期あたりから、上下別の服も楽しめるようになってきますが、肌着はおなかが出ないボディスーツが安心です。

積極的に外の世界を見せてあげたい時期です。紫外線対策がしっかりとできるように、つばのある帽子を選んであげましょう。
ハイハイ期も、靴・靴下は基本的には必要ありません。ただ、ハイハイをすると、膝が刷れてしまうので、膝上までカバーできるレッグウォーマーがあると、寒さ対策や紫外線対策にもなり便利です。

あんよ期(1歳~1歳半)

よちよちと歩けるようになり、行動範囲が一気に広がります。上下別で、立ったまま着替えがしやすいデザインの服を選んであげましょう。カットソーの肩にボタン留めがあり、頭を通しやすくなっているものが多くみられます。

あんよ期の靴選びはとても重要です。赤ちゃんは、まだ上手に歩くことができないので、つま先が少し反り上がっていて、底がやわらかく曲がるものがおすすめです。また、やわらかい関節を守るために、高さのあるハイカットデザインで、かかと部分が補強してある靴ならなお良し!
足の汗を吸収する意味でも、必ず靴下を履かせてから靴を履くようにしましょう。

幼児期(1歳半~2歳)

洋服には、赤ちゃん特有の着脱しやすいボタン留めなどが少なくなり、見た目はもう子供服と同じです。外遊びの機会も増え、汗をかいたり、汚したりと、洗濯ものも増えてきます。通気性や吸湿性に優れ、洗濯しやすい素材を選んであげたいですね。

走ることもできるようになります。帽子がすぐに脱げてしまわないように、あごひもやゴムが付いているものを選びましょう。紫外線対策の日よけタレが付いているものもおすすめです。
少しずつローカットの靴も履けるようになります。

赤ちゃんの衣料を選ぶときのポイントはコレ!

赤ちゃんの成長はとても早いので、お気に入りの洋服がすぐに小さくなって着られなくなってしまったり、大きめのサイズを前もって用意しておいても、着る時期がずれてしまっていたり、洋服選びには失敗が付き物です。でも、せっかくなら失敗したくない!赤ちゃんの衣料を選ぶポイントを、しっかりと押さえておきましょう!

月齢と季節を合わせて選ぼう

よくある失敗のひとつは、赤ちゃんの成長と衣料の季節が合わないというもの。失敗しないためには、赤ちゃんの生まれた月と成長毎の季節を把握しておくことが大切です。特に、早めに夏・冬物を用意するときには気をつけたいですね。

7月生まれの赤ちゃんの場合を、例に挙げてみてみましょう。

こうしてみると、サイズが50の秋冬物、サイズが70の夏物は着る機会がない可能性が高いと分かります。また、今年着たものを来年も着るということは難しいので、ワンシーズン限りと割り切って、選んだ方が良いですね。

体に合ったサイズを選ぼう

お気に入りの洋服は長く着せたいし、何度も買い替えるのは大変!でも、赤ちゃんの体に合わない大きいサイズの衣料は危険が伴うこともあります。成長に合わせたサイズを選んであげてくださいね。

服や帽子のサイズの選び方

大きめサイズのトップスの袖やパンツの裾を折って着せると、何かに引っ掛かったり、つまずいて転んでしまうこともあり、とても危険です。赤ちゃんは、まだまだ距離感の把握も危険察知ができません。
そのため、成長分を考えて大きめサイズを選ぶにしても、腕の長さ・足の長さ・頭囲の1~2cmの余裕に留めて衣料を選ぶようにしましょう。

靴のサイズの選び方

靴は、サイズだけではなく、ワイズも関係してくるので、なるべく試着してからの購入をおすすめします。靴もピッタリフィットが理想的ですが、すぐに小さくなってしまってはそれはそれで可哀そうなので、0.5~1cmぐらい余裕のあるサイズを選ぶようにしましょう。

サイズアップのタイミングは?

サイズ表記の身長や体重、月齢などはあくまでも目安ですし、頭囲や胸囲、腕や脚の長さなど、同じ月齢の赤ちゃんでも体型には個人差がありますよね。
衣類のサイズと実際の赤ちゃんの体型にどれくらい余裕が残っているか、気にしながら普段の着替えをしてみましょう。

服や帽子のサイズアップ

カバーオールやボディスーツの股下のボタン位置がきつくなってきたり、頭や腕が通しにくくなったり、着替えさせにくく感じたらサイズアップのタイミングです。

靴のサイズアップ

足の大きさは、2歳まではひと月で約2mm、2歳以降はひと月で約1mm伸びるといわれています。そのため、2歳までは3ヶ月毎、2歳以降は半年毎に、足のサイズを測り、それに合った靴を買い替えるようにしましょう。

【参考までに…】赤ちゃんの成長はこんなにも早い!

赤ちゃんの衣料のサイズ表記は、月齢毎の赤ちゃんの平均的な大きさを元に考えられています。以下は、厚生労働省で発表されている成長曲線の中央値です。改めて、赤ちゃんの成長スピードの早さに驚かされますね。

赤ちゃんの成長曲線、男の子・女の子それぞれ身長・体重・頭囲のグラフの見方や捉え方について説明します。下回る場合と上回る場合の、原因と対策、気をつけたい病気についても解説します。

男の子

月齢:身長/体重/頭囲

女の子

月齢:身長/体重/頭囲

赤ちゃんの成長に合わせたサイズ選びで失敗なし!

すくすくと成長する赤ちゃん。気がつくと、着られなくなった洋服であふれてしまうこともあるかもしれません。しかし、小さくなった洋服を改めて手に取ってみると、こんな小さい服を着ていたんだ、と成長に驚くと同時に嬉しくも感じますね。

次の大きいサイズの洋服は、どのくらいの期間着ることができそうか、どんな季節になるのか、想像しながら選ぶと失敗は避けられます。どんな色が似合うかな?こんなデザインが可愛い!大好きな赤ちゃんのことを思いながら選ぶのって楽しいですね!