赤ちゃんが甘え泣きをするのは「ママに甘えたいの!」
赤ちゃんの甘え泣きとは、オムツが汚れた、お腹が空いた、具合が悪いなどといった理由がないにも関わらず、赤ちゃんが泣くことです。
甘え泣きは、赤ちゃんが母親などの身近な人に構ってほしい時によく起こります。『甘えたい』という気持ちを泣くことによって表現していると言い換えても良いでしょう。
甘え泣きは、頻繁にする赤ちゃんもいれば、ほとんどしない赤ちゃんもいます。
赤ちゃんの甘え泣きを目撃したママたちに、甘え泣きと本気泣きの違い、甘え泣きはいつからいつまで続いたか、どのように対処したかを語ってもらいました。
「これって甘え泣き?」と思っている方は、参考にしてみましょう!ポイントをおさえると赤ちゃんの甘え泣きと本気泣きの違いが見極められるようになります!
赤ちゃんの甘え泣きの特徴
赤ちゃんのお世話をいつもしているママは、赤ちゃんの甘え泣きと、本気泣きの違いがわかるようです。ただ、やはり赤ちゃんによっても個人差があり、甘え泣きの時は、涙があまり出ていないと意見が多い一方で、「転んだ時より涙を流す」というケースも見受けられました。
ママにはわかった!『甘え泣き』の見分け方
- 涙があまり出ていない
- 声は小さめで、甘えたような声を出す
- 泣く前や泣きながら、相手(主にママ)の反応を伺っている
- 泣く前に深呼吸をして、泣き始める
- ママなど赤ちゃんのお目当ての人以外があやしても泣き止まない
赤ちゃんが甘え泣きをしやすい時
赤ちゃんが甘え泣きをする時というのは、抱っこしてほしい、構ってほしいなど、甘えたい気分の時が大半です。
ママは気づいた!赤ちゃんが甘え泣きをする状況
- 上の子と遊んでいる時
- 保育園からの帰宅直後
- 家事に集中している時
- お昼寝から起きたと知らせたい時
上の子と遊んでいる時、家事をしている時に、「こっちを見て!」とばかりに甘え泣きする子は多く、小さいながらも泣くことで自分の存在を立派にアピールしています。
赤ちゃんが甘え泣きをしたときの対処法
赤ちゃんの甘え泣きに、どう対処しているかというと、抱っこやギュッと抱きしめるなど、スキンシップをとるママが大半でした。赤ちゃんも、構ってもらうと満足して泣き止むので、短時間でも「甘えたい」という欲求を満たしてあげることが対処のポイントです。
もし放置した場合、「甘え泣きが本気泣きになって、逆にたいへん」という意見もありました。また、甘えたいというのは赤ちゃんにとっては大切な欲求ですから、いつも気持ちに応えてもらえないと、サイレントベビーになってしまう恐れもあります。
どうしても手が離せない時は、バウンサーなどに乗せて声をかけ続けたり、家事をするときはおんぶ紐を使っておんぶがおすすめです。
赤ちゃんの甘え泣きへの対処法
- 抱っこなどスキンシップをとる
- 顔を見て、構ってあげる
- 赤ちゃんのそばを離れるときは、声をかける
- 姿が見えなくても、「ママはいるよ!」とアピール
- 家事をするときはおんぶが便利
赤ちゃんの甘え泣き体験談~甘え泣きはいつからいつまで続いた?
一般的に、赤ちゃんの甘え泣きは、生後8ヶ月頃から始まり、1歳6ヶ月前後まで続く傾向にあります。もちろん個人差があり、体験談では生後3ヶ月や5ヶ月など早期に始まった子、1歳を過ぎて始まった子などもいました。
ちなみに、赤ちゃんがママの後をひたすら追いかける『後追い』は、生後6ヶ月~1歳過ぎぐらいまで続くので、後追いと甘え泣きの両方をする赤ちゃんというのも当然存在します。
生後3ヶ月の赤ちゃんの甘え泣き
可愛い甘え泣き
はなこ(34歳)
生後3ヶ月くらいから甘え泣きをするようになり、生後5ヶ月の初め頃まで続きました。
本当に泣いているときには、目の辺りをクシャクシャにして、顔を赤くして泣くのですが、甘え泣きの時には、目を開いたまま涼しい顔をして、声だけで「えーん、えーん」と泣いており、もちろん涙は出ていません。たまにこちらの様子を確認して、私が近くに行くと「えーん、えーん」と顔を見ながら泣いたふりすることもありました。
甘え泣きをする時は、抱っこして欲しい時や構って欲しい時なので、私も手を止めて抱っこするようにしていました。抱っこしたり一緒に遊んだりして欲求が満たされると、すぐに泣き止みニコニコとするのが、面白くもありとても可愛かったです。
生後5ヶ月の赤ちゃんの甘え泣き
息子と二人でいると始まる娘の甘え泣き
まり(30代後半)
娘が甘え泣きのような泣き方を始めたのは、5ヶ月頃でした。いつも泣くときは顔を真っ赤にして、涙をポロポロ流して泣くのですが、上の息子とずっと二人で遊んで娘の相手を出来ていない時に、いつもよりは小さい声で泣き始めるんです。しかし、涙は全然でていない!
始めは疑問に思っていましたが、友人に聞いたら「甘え泣き」という言葉を教えてもらいました。息子の時はそんな泣き方は一切なかったので、女の子特有なことなのかなと考えましたが、友人の息子さんもするようで、赤ちゃんによってする子・しない子がいるんだなと思いました。
娘が甘え泣きをするときは、決まって息子と二人きりで遊んでいる時で、さみしいからそういう泣き方をするんだとわかりました。甘え泣きがはじまると娘も仲間に入れてあげると泣き止みます。赤ちゃんでもこういう感情があるんだなと知りました。
床に頭をつけて、こっちを見ます!
るうママ(29歳)
現在、生後6ヶ月の男の子を育てています。「これが甘え泣き!?」と思うようになったのは5ヶ月の半ば辺りぐらいからでした。
甘え泣きの時は、ギャン泣きより大人しめな泣き声で床に顔をつけて泣き、時々私の方を確認しながら泣いています。よーく見てみると涙がでていません。それもまた可愛いのですが、大変な時もあります。
甘え泣きをする時は家事をしている時限定です。家事に集中してしまってなかなか構ってあげられなくなると、甘え泣きが始まります。甘え泣きだとわかってはいるのですが、あまりにも可愛くて抱き上げてぎゅーと抱きしめながら「ゴメンね。寂しかったのね」と話しかけるようにしてます。
そうするとニコニコ笑顔に。「涙出てないじゃん!」って時が多々あり、笑ってしまいます。
甘え泣きのとってもわかりやすい特徴
木下ひまり(35歳)
長男は生後5ヶ月ぐらいから、本気の泣きかたとは違う甘え泣きをするようになりました。甘え泣きの時はわかりやすい特徴があるので、まだ本気で泣いているわけではないなというのが判断できます。まず泣き声も弱く、本人にも余裕がある様子ですし、涙が絶対に出ないのでわかりやすかったです。
たいてい私が忙しく家事をしていてかまってほしい時、昼寝から起きて気付いてほしい時に甘え泣きをしていました。甘え泣きの時は私が側に行くとすぐににっこり笑うので、相手ができる時は相手をしてあげていました。
けれど忙しくて相手ができない時は、私が見える位置に長男を移動させて声をかけながら家事をこなすようにしていました。たまにどうしても相手をしてほしくて甘え泣きから本気で泣き出してしまう時もあり困りました。
生後6,7ヶ月の赤ちゃんの甘え泣き
涙が出ていないとたいてい甘え泣きでした
くま(30代後半)
甘え泣きは6か月から1歳3か月くらいまで続きました。ミルクやおむつで泣くときはすごく大きな声で泣く子で、涙も出ていました。甘え泣きの時は、泣き声が少し小さくて涙は出なかったので違いがよくわかります。
甘え泣きをするときは、かまってほしいときや、眠いけど寝られないときが多かったです。かまってほしいときは声をかけて一緒に遊びました。眠たくても眠れないときは抱っこひもで抱っこしたり、背中をさすってあげると安心するのかすぐに眠りました。
甘え泣きは私に対してしかしなかったですし、主人や私の母が相手をしても全く泣き止もうとしません。自分が疲れているときに続くと大変でした。
甘え泣き?嘘泣き?
あんにゃん(23)
6ヶ月か7ヶ月ごろから少し放っとくとすぐに泣くようになりました。「最初はなぜ泣くんだ?」と思っていましたが、何度か聞くうちにこれは構って欲しくて泣いているのかと思うようになりました。本気泣きとは違って涙も流さないし、声だけで泣く感じで、抱っこすれば泣き止むので明らかに嘘泣きでした。
1人目でとにかく可愛くて仕方なく、甘え泣きと分かっていてもつい抱っこしてしまっていました。少し家事をしようとそばを離れると、すぐに泣くのでだんだん家事が出来なくなっていきました。
産まれた時から泣き疲れて泣き止むとか、寝てしまうとか、そういうことがない子だったので、甘え泣きしたら存分に構ってあげるようにしました。構ってあげた瞬間にニコニコになるので、「嘘泣きだー」と思いながら笑ってしまいました。
生後8ヶ月の赤ちゃんの甘え泣き
私の顔を見て泣く
牧 きみこ(30代前半)
子供が生まれ、生後8ヶ月くらいから甘え泣きをするようになりました。それからというもの、甘え泣きが1歳を過ぎてからも続くようになりました。
甘え泣きをする場合、私の顔を見て甘えるようにして泣くのでいつもの泣き方とは明らかに違いがあります。また、私の体にまとわりついてくるようにして泣くことが多いので、可愛いなと思いました。
自分なりの分析してみると、上に子供がいるので上の子をかまっていると自分もかまってほしくて甘え泣きをすることが多くありました。また眠い時なども甘え泣きをすることが多く、わりと甘え泣きだと分かりやすいです。
なるべく上の子と遊んだら、下の子ともしっかりと遊ぶようにしたり、眠い時にはしっかり抱っこしてあげたりと、いろいろ甘え泣き対策を行うようになりました。
生後10ヶ月の赤ちゃんの甘え泣き
泣く前に深呼吸をしてから泣き始める!
まるまるこ(30代前半)
赤ちゃんが甘え泣きするようになったのは月齢で10カ月を過ぎた頃からです。3歳頃まで、続きました。
赤ちゃんが甘え泣きするときは、私の反応を見ながら、泣くタイミングをはかっています。泣き方も、深呼吸をして、大きな声を出す準備をしてから泣き始めます。本当に、痛かったり、お腹が空いたりしている時より、表情に余裕があります。
私がキッチンで料理や片付けをしていたり、洗濯物を干したりしている時に多いので、私の姿が見えないと、自分にかまって欲しくて甘え泣きをするんだと思います。
甘え泣きだとわかった時、私は鼻歌を歌ってしばらく様子を見るようにしました。それでも、諦めずに声を張り上げて泣く時は、一緒に泣いてみました。一瞬、驚いて私の頭をヨシヨシという感じで、撫でてくれたことがあります。
夢中になってても、チラチラ確認している
こぶちゃん(30代前半)
現在10ヶ月ですが甘え泣きがものすごくひどくなりました。今も続いています。
おっぱいが欲しい時と似ている泣き方をしますが、おっぱいが欲しい時よりは少しレベルは低い泣き方です。グズグズする感じですね。
甘え泣きをするのは私がキッチンに立っている時、携帯を見ている時など、「自分を見てない」と分かった時に特に多いです。テレビを見ていたかと思うと、チラチラ私の方を見てちゃんといるかを確認しているようです。
甘え泣きをしている時は、とにかく抱っこしてあげています。甘えたいのに甘えられないのはやっぱり可哀相なので、とりあえずヨシヨシとしてギュッとしてあげます。それで落ち着く時もあり、また一人でトコトコ離れていきます。
それでも落ち着かずグズグズする時は、とにかく抱っこ紐で抱っこし、散歩に行ったり、高い高いしたり気を紛らわしてあげます。家事をしている時はおんぶが一番です。
対処法として大声で「ママはいるよ!」アピール
かず(34歳)
生後10カ月頃から1歳4ヶ月頃まで甘え泣きを頻繁にしていました。おむつを替えても母乳もあげても泣いていて、大きな声でギャーギャー泣くというよりは、寂しそうにひっそり「うぁーん」と泣くような泣き方でした。
ある時、そうした泣き方は、私の姿が見えなくなる時限定だと気付きました。きっと息子なりにママがいなくなったことが不安になって、呼んでいたのだと思います。
それ以来、トイレに行く時も「トイレに行って来るね。すぐに帰ってくるね。」と説明し、トイレのドアも開けたままにして大きな声で歌を歌ったり、息子を呼んだりと「ママはいるよ」と知らせました。
台所に行く際はバウンザーに乗せたり、抱っこひもでおんぶをしたりするようにしました。
子どもがずっと泣いているとママも疲れると思いますが、息子の場合とにかく大きな声でママがいることをアピールすると甘え泣きは減ったので、私も楽しみながら家の中で大声で過ごしていました。
1歳前後の赤ちゃんの甘え泣き
転んだときよりも涙を流すなんて。
さくらんぼ(31)
我が子が甘え泣きをするようになったのは、1歳になる少し前くらいからです。だいたい2歳半くらいまで続いていました。
我が子が甘え泣きをしているときは、ママにベッタリになります。そして、涙をとにかくたくさん流します。例えば、公園で遊んでいて転んでしまって泣いたときより、甘え泣きのときは涙を流します。顔もくちゃくちゃにしながら、ママ以外拒否という感じで、とにかく必死に泣いています。
夕方、子供は保育園から、私は仕事から帰宅し、忙しく夕飯を作っているとき、甘え泣きが多かったです。一旦手を休め、ギューっと抱きしめます。それでもダメだなと思ったときは、おんぶをします。すると落ち着くのか、私の背中に顔をくっつけ、足をブラブラさせて、あっという間にご機嫌になります。
とにかく抱っこが大好きな娘
りんちゃん(20代後半)
うちの娘は1歳を過ぎたくらいから、甘え泣きをするようになりました。最初は何で泣いているのかわからずに、喉乾いた?オムツ?と色々試しましたが、これといって泣き止まず。いつも抱っこすると、ニコっといい笑顔を見せてくれます。
今は2歳になりましたが、まだまだ甘え泣きはしてきます。泣き方もママの顔をチラチラ見てえーんと泣いたり、抱っこがして欲しくて抱っこしてくれるまでそこにとどまって泣いていたり。いつもママの顔色を伺って泣いています。抱っこして欲しい時にいつもこのワザを使ってきますね。
ただ、最近は、泣けば何とかしてくれるという頭が娘にもあるみたいで、何かあると甘え泣きして困っています。今はまだしょうがないかなと思っていますが、もう少しママの話が理解できるようになるまで根気よくお話して、いい聞かせるように頑張ります。
長男はなかった甘え泣きを次男がします。
もも(34歳)
1歳になったあたりから、次男が甘え泣きをするようになりました。1歳8カ月になり、最近少しマシにはなりましたが、一日に一回は必ず甘え泣きをします。次男の甘え泣きは、シクシク涙を流さずに指を口にもっていき泣くので、すぐに甘え泣きとわかります。また、抱っこするとぴたっと泣き止み、「にやっ」と笑います。
次男が甘え泣きをするのは、大抵私が4歳の長男に本を読んであげていたり、長男を膝にのせているときです。次男が甘え泣きしたときは、とりあえず抱っこしてあげるようにして、必要以上にチューをしたり、抱きしめたりするようにしています。そうすると、次男も満足して、次第に少しうっとおしくなるようで、自然と私から離れていきます。
赤ちゃんの甘え泣きは構ってほしいのサイン
赤ちゃんの甘え泣きは、ママに甘えたい時によく見られる行動です。どうしても手が離せない時以外は、できるだけスキンシップをはかり、赤ちゃんを安心させてあげるといいでしょう。