スタイはいつからいつまで必要か

スタイはいつからいつまで?赤ちゃんのよだれが増える時期

スタイはいつからいつまで使うの?赤ちゃんのよだれが増える時期、減る時期を解説し、スタイの使用期間や必要枚数の目安をお伝えします。よだれかけ・ヒブとの違い、素材や留め具など新生児期・離乳食期など月齢や状況によるおすすめスタイの種類、スタイ使用の注意点も紹介します。

スタイはいつからいつまで?赤ちゃんのよだれが増える時期

赤ちゃんのスタイはいつからいつまで使う?

赤ちゃんグッズの定番「スタイ」。出産祝いのプレゼントにいただくことも多く、用意しておきたいアイテムの一つです。

しかし、スタイはいつから使うのか?出産前に準備しておく必要はあるのか?初めて赤ちゃんを出産するママには分からないことだらけ。スタイはいつまで必要なのかも気になりますよね。

今回は、スタイについて知っておきたいことを徹底解説!スタイの役割、使用時期、使う際の注意点もご紹介します。さらに、スタイは何枚必要?どんな種類がある?といった疑問にもお答えします。

スタイはなんのためにあるの?役割や必要枚数は?

ベビーフードで口の周りが汚れた赤ちゃんがスタイを掴む

赤ちゃんの必須アイテムといえるほど、赤ちゃんらしさが際立つアイテム「スタイ」。「よだれかけ」」という呼び名も一般的です。

可愛いデザインが多数あり、ファッション感覚で買いそろえるママも多いですが、本来の役割をご存知ですか?ここでは、スタイの役割や種類、必要枚数についてご紹介します。

スタイの役割は?

消化を助けたり、口の中を清潔にしたりと、大切な役割を担っている唾液。大人は気にも留めませんが、赤ちゃんの口からはダラダラとよだれが溢れてきます。

唾液をうまく飲み込めない赤ちゃんが、よだれを垂らしてしまうのは自然なことですが、口の周りに付いたまま放っておくと肌荒れの原因になります。また、よだれで服が汚れ、着替えが必要になることも。

よだれの量には個人差があるものの、服が汚れるのを防ぎ、さっと口元を拭うことのできるスタイは便利なアイテムです。母乳やミルクの吐き戻し、離乳食の食べこぼしもキャッチしてくれます。

スタイは絶対必要?

ほとんどの赤ちゃんが付けているスタイですが、中には全く使わなかったという先輩ママもいます。よだれの量は赤ちゃんによって個人差があり、よだれがほとんど出なかった、ガーゼで拭き取るだけで十分だったというケースもあるのです。

よだれが出る赤ちゃんには便利なアイテムですが、「絶対に必要」というわけではありません。

よだれかけ・スタイ・ビブ…何が違う?

涎掛けをして眠る赤ちゃん

一般的に「よだれかけ」といわれるスタイですが、この言葉、実は和製英語。英語ではビブ(bib)といいます。スタイという言葉は、元々商品名に使われていましたが、それが一般に広がり定着しました。現在では、よだれかけのことをスタイと呼ぶことが多くなっています。

「よだれかけ」・「スタイ」・「ビブ」。呼び方は異なりますが、これらに違いはありません。

スタイは何枚必要?

よだれの量には個人差があるため、必要枚数も赤ちゃんによって異なります。あまりよだれが出ず、お出かけ用に2~3枚用意しただけだったという子から、よだれが多くて1日に何度も交換していたという子まで、実際に使う時期にならないと必要枚数は分かりません

そのため、新生児のうちは1~2枚用意し、赤ちゃんに合わせて買い足していくのがおすすめです。よだれが多い赤ちゃんの場合は、こまめに替えて洗濯をするので、10~15枚必要になることもあります。

赤ちゃんのスタイはいつからいつまで?

よだれの量や出始める時期には個人差がありますから、いつからいつまでという期間はあくまで目安です。育児をするママやパパがお世話しやすく、赤ちゃんにとっても快適であることが大切です。

新生児は意外とよだれが少ない!よだれの出始めはいつ?

よだれの出始めは、消化能力が備わってくる3~4ヶ月頃。その時期がスタイを使い始める目安となります。

個人差はあるものの、消化能力が未熟な生後3ヶ月頃までの赤ちゃんは、唾液の量が多くありません。そのため、新生児期にはスタイを使わなかったというママも多くいます。

よだれが増えるのは生後5ヶ月前後

離乳食を食べる赤ちゃん

首が座り、歯が生え始め、離乳食がはじまる生後5ヶ月前後になると、さらに唾液の量が増えます。この時期の赤ちゃんは、唾液をうまく飲み込めないため、自然とよだれが垂れてしまいます。

一方、口周りの筋肉の発達が早い赤ちゃんは、よだれが少なくなってきます。生後8~9ヶ月を過ぎると、徐々に唾液を飲み込めるようになります。

スタイはいつまで使う?

口周りの筋肉が発達すると、唾液を飲み込めるようになり、よだれの量も減ってきます。個人差はあるものの、1歳頃にスタイを卒業する赤ちゃんが多く、2歳頃にはスタイを外すのが一般的です。

ただし、スタイはよだれをカバーするだけではなく、食事の時にも使えます。そのため、普段はしていなくても、ナイロン製の食事用スタイは、スプーンやフォーク、箸などの使い方が上手になる3歳頃まで使えます。

スタイにはどんな種類がある?

どれも同じように見えるスタイですが、実はさまざまな種類があります。注目するのは「留め具」。月齢や用途によって使い心地が変わってきます。主なスタイの種類と特徴をご紹介します。

スナップボタンタイプ

スナップボタンで留めるスタイ

スナップボタンのメリットは、着脱しやすく、首回りがスッキリすることです。市販のスタイには、プラスチック製のスナップボタンが使われているため肌への刺激もありません。

スタイを手作りする時も、プラスチック製のものを選びましょう。スナップボタンは、誤飲に注意し、糸が緩んでいる時には補強するなどの対策も必要です。

マジックテープタイプ

マジックテープのメリットは、着脱がしやすく、ひっぱりに強いことです。凹凸が少ないので、新生児期の利用におすすめです。

ただし、マジックテープをはがす音で赤ちゃんが起きてしまったり、ビリビリというテープの音が苦手な赤ちゃんもいます。また、洗濯の時に糸くずが付きやすいのも難点です。

リボンひもタイプ

リボンひもタイプ

ひもタイプのメリットは、首周りの長さを調節できることです。ただし、ひっぱればほどけてしまいますので、赤ちゃんの首や腕に巻き付いてしまう可能性もあります。

リボンひもタイプを使う時には、蝶結びを固くし、首回りがきつくなり過ぎないように注意しましょう。スタイを手作りする時も、紐が長くなり過ぎないようにするのがポイントです。

ボタンタイプ

ボタンタイプのメリットは、着脱時に音がしないことと、赤ちゃんには簡単に取り外しできないことです。見た目も可愛らしいことから、デザインに凝ったスタイに多く見られます。

ただし、ボタンの誤飲が心配です。ボタンが外れそうな時には補強し、赤ちゃんが糸を嚙み切ったりしないよう注意しましょう。

素材のおすすめは?

生まれたばかりの赤ちゃんの肌はとってもデリケートですから、よだれを素早く吸い取り、肌への刺激が少ないコットンスタイがおすすめです。
離乳食が始まったら、プラスチックやビニール製の受け皿付きスタイが便利です。食事用・お出かけ用など、用途によってスタイを使い分けると良いでしょう。

スタイを使う際の注意点

首元に付けるだけのスタイですが、使い方を誤ると危険性もあります。スタイを使う際の注意点を確認しておきましょう。

特に新生児期は注意!寝る時ははずす

涎掛けしたまま眠る赤ちゃん

母乳やミルクで服が汚れないようにと、新生児期からスタイを使うママもいるかと思いますが、寝る時ははずすようにしましょう。

寝返りのできない赤ちゃんは、口元にスタイがかかっても払うことができず、呼吸を妨げる恐れがあるからです。新生児期は、ガーゼやハンカチを当てて母乳やミルクを飲ませるようにすると安心です。

こまめに取り換えて清潔にする

よだれの付いたスタイを長時間つけているのは不衛生です。よだれで濡れたスタイを付けているのは赤ちゃんも不快。首元が冷えてしまいますし、かぶれてしまうこともあります。特によだれの多い赤ちゃんは、こまめに交換してあげましょう。

ボタンやクリップの誤飲に注意

ボタンの付いたスタイや、ハンカチをスタイにできるクリップなどは、誤飲に注意が必要です。歯が生えてくると噛み切ってしまうこともあるため、糸が緩んでいるのを見つけたら補強するようにしましょう。