保育園はいつから預けられるか?
保育園はいつから預けることが出来る?保育園探しと申込み
保育園にはいつから預けることが出来るのでしょうか。子育てをしながら仕事に復帰したいママやこれから働きたいと思っているママにとって切実な子どもの預け先。保育園や保育所探しと入園準備に役立つ知識と情報をお伝えします。最近問題の都心を中心とする待機児童問題の対策についても解説します。
保育園にはいつから預けられるのでしょうか?ママが安心して働くための保育園
子供はいつから預けられるのでしょうか?子供にとっての最適な年齢と、ママにとっての最適な時期とどのように考えたらよいのでしょうか?産後また仕事に復帰するママやこれから仕事を始めたいママにとって、その間に保育してもらえる場を確保できるかどうかは切実な問題ですね。
いったいどのような基準で保育園を選び、どのような判断をしながら仕事と育児の両立をしていくべきなのかをチェックしていきましょう。
保育園に子供を預けるのは3歳が目安
子供をいつから保育園に預けるべきか?という事に関して、一般的に多い考えは3歳というのが一つの目安となっているのではないでしょうか?それは、昔からの「三つ子の魂百まで」の諺に言い表されるように、3歳までの時期は親元でたっぷり愛情と時間をかけて育てることが後々の発育や発達に良いとされるのが理由です。
しかし、仕事を持っているママたちの現実は違います。産休が取れる期間はだいたい子供が1歳になるまでの場合が多いため、働いているママは産後の早い段階で子供を預けたいと希望する人が多いようですね。1歳未満のまだ何も自分のことが出来ない赤ちゃんを預けるわけなので、ママにとって安心して預けられる「保育園」を探さなければいけません。
ここでは、そんな働くママが安心して子供を預けられる保育園探しから、申し込みまでの流れや入園準備に必要なことを詳しく解説していきます。
ママの希望する保育園とは?保育園選びのポイント
保育園探し、保育園選びの段階に入りますが、ママの希望する保育園とはいったいどんな保育園なのか、いくつか複数の保育園の候補を挙げることになることでしょう。保育園は、日中保育が不可能なママの代わりに保育してくれる場所なので、ママの希望や安心が満たされるような保育園でなければならないのです。
それら判断をするためにも、直接保育園に足を運んで見学する必要がありますね。ママが働きながら子供の送り迎えをする保育園は、自宅や職場から遠ければ大変ですし、就業時間と保育時間の一致も重要です。
候補園の中から、ご家庭で決めた条件や優先事項をポイントとして入園を決定していくことが大事ですね。
働くママにとって、また未だ幼い子供にとってどのような保育園選びのポイントがあるのでしょうか。
ここで8つのポイントを挙げてみましょう。
1.保育園と自宅、職場までの距離
保育園は子供を朝と夕の送り迎えをご家庭で行います。主にママが送り迎えをするようになりますね。保育園と自宅と職場の距離や位置関係が適度な距離でないと、毎日の送り迎えが困難になるのでとても重要な点です。
また、発熱などの緊急の場合など、どうしても園に駆けつけるということが出てくるのでなるべく近距離のほうが対応しやすく子供の安心にも繋がります。
2.保育時間と就業時間の一致
ママの終業時間と保育時間が一致していることが大前提ですね。就業により、ご家庭での保育が困難な状況に避けるために預けるので、この保育時間と就業時間はよく気をつけて見る必要があります。また、夏季や冬季など長期休暇の保育や残業などのときに対応出来る延長保育の有無もよく確認して、仕事と照らし合わせることが重要ですね。
3.受け入れ年齢
受け入れ可能な年齢の確認も大事ですね。働くママが増えてきているため、0歳児、1歳児、2歳児などの低年齢の空きが非常に少なくなっている現実があります。なかなかすぐに入れるところが見つからない場合もあるので、この場合は根気よく探すか、さらに早い段階で保育園探しを始める必要がありますね。
待機児童の増加問題も目立つ現代ですが、待機させられる猶予がない場合は認可保育園、無認可保育園、両方を探すことをおすすめします。公立だけでなく私立、民間など幅広く探しましょう。
4.教育方針と施設の安全性
ご家庭での保育の代行ということですから、園の教育方針がご家庭の教育方針と一致もしくはより近い状態が望ましいですね。そのためにも、今一度ご家庭での教育方針や保育方針、家庭の在り方や希望を明確に整理出来ると良いですね。
併せて、園の施設としての安全性も確認しておく必要があります。災害など緊急時の対応などもとても重要なのでチェックしておきましょう。
5.園の子供たちの様子と保育内容
園の様子がわかるのが、今いる園の子供たちの様子です。子供たちが安心して笑顔で過ごしているか、のびのびと遊んでいるか、いきいきと元気で過ごしているのか、子供たちの表情が預けた後のご自分の子供の表情だと受け取りましょう。
外遊びがどれぐらいあるのか、室内遊びはどんな様子なのか、どんな遊具があるのかチェックしたいところですね。
また赤ちゃんが静かに眠れる環境なのか、子供の話を聞いてもらえているのか等が基準になります。
先生との信頼関係や園での安心感が、子供たちの表情に出るので参考にして良い事項です。
6.先生たちの様子と園の雰囲気
先生たちと実際に話せると一番いいですね。先生たちがママ代わりなので、先生はとても大事ですね。同時に園の雰囲気を感じることが出来ます。先生が、ちゃんと子供と目を合わせて会話してくれているのか、先生の配置人数に余裕があるか、資格者がどれぐらいいるのか、園の雰囲気が暖かい雰囲気だと、ママも安心して預けて仕事に集中出来ますね。
7.給食の内容
保育園は給食が出ますが、給食の内容は園によって方針が違うので確認しましょう。園によっては、食育に力を入れて取り組んでいたり、子供達と配膳を徹底したり、地場産野菜の給食や自然食を徹底した給食などさまざまです。栄養のバランスと豊富な献立や内容の給食だと良いですね。
ご家庭での食事に対する思い入れなどがある場合は、3食のうちの大事な1食を一緒に考えながら園を選ぶことがポイントになってきますね。
8.周辺の環境
園の周辺の環境もチェックしておきましょう。車の通りが激しいのか、近くにコンビニがあるのか、暗い道がないか、危ないものがないかなど、入園したら毎日通う園なので環境を確認しておきましょう。
以上の8つのポイントを基準として、子供との相性やママの希望などを考慮しながら園を選んでいきましょう。
申し込みなどの流れは?待機児童対策を含めた保育園の準備
出産後も仕事を続けることが分かっている場合は、出産前から保育園や保育所など子供を預ける施設を探す準備をしましょう。保育所探しと保育所選びも、出産準備のひとつにいれておくと気持ちに余裕が生まれることでしょう。
認可保育園に入園させたと考える場合、4月の入園が最も可能性が高く入りやすくなっています。よって、一年前の春、夏から秋頃までには情報収集や見学などを行っておくと安心ですね。園の行事などに合わせて足を運んでもいいですし、個別に直接見学に行くのもいいですね。いろんなときの園を見ることが出来ればとても参考になるのではないでしょうか。
入園希望前年の春頃から夏頃
各自治体窓口に出向いたり、保育園のホームページで調べたり、直接保育園の見学などで情報収集を開始しましょう。
11月頃
自治体窓口、各市区町村役場や各保育園で、入園に際する申込書の配付が始まります。
12月頃
指定された期限までに入園申込書を提出します。申込書に合わせて就労証明証などの提出が決められています。
1月頃
源泉徴収票や確定申告書類などの税関係の必要書類を提出します。
2月頃
自治体による選考会議などによって入園審査が行われ、入園内定の知らせを受けます。だいたい郵送や電話によって連絡が来ます。
3月頃
保育園での面接と健康診断、入園説明会などに参加し入園準備品を用意します。
4月
入園します。入園間もないうちは慣らし保育がされます。
地域などによって、待機児童と言われてなかなか入園出来ない子供が多いことから、認可外保育園を選択せざるを得ない場合があります。
認可外保育園を選択する際に、決め手を見つけるためにも何度も見学や話を伺う機会を作って、他園との比較をしましょう。
- 「待機児童ってどんな家庭の子がなるの?」「そもそも子供を預ける施設って何があるの?」「保育園ってどこを見るの?」という初心者ママの対策や保育園になかなか入れないママがとるべき行動を紹介します。
普通の保育園と乳幼児に特化した保育園の違い
普通の保育園と乳幼児に特化した保育園ということですが、ここでいう普通の保育園とは児童福祉法によって存在する施設のことで厚生労働省の所管の保育園のことを挙げてみましょう。基本的に「保護者が就労や疾病などの理由で保育が出来ない0歳児から小学校入学前までの乳幼児」の保育が目的で預かる施設を保育園と呼ばれ、国家資格である保育資格保持者が先生として保育にあたります。
一方、乳幼児に特化した保育園とは、その多くは社会福祉法人などが設置、経営する児童福祉施設をさします。子育て支援センターや育児相談など窓口を広く設けながら、一時保育実施など子育て支援を全面的におしながら乳幼児を受け入れている施設です。保育士だけではなく、看護師、栄養士などの幅広いスタッフに囲まれて、愛情あふれた援助と適切な保育を受けながら成長を補助します。
- 乳児保育園とはどのようなものかから、赤ちゃんを0歳から保育園に預けたいと考えているママの心構えとして仕事と育児の両立に対する不安や子供への影響などのリスクとその対策を解説していきます。
お住まいの市区町村に、いったいどのような保育園があるかどうか視野広げて調べていくことが大切ですね。
月齢の低い赤ちゃんを預ける際の必要なもの
月齢の低い赤ちゃんは、授乳、離乳食、排泄、睡眠とすべてのお世話に保育士の手が必要なので、ご家庭で用意するものもたくさんあります。
掛布団、敷布団カバー
保育園では毎日お昼寝があります。月齢の低い赤ちゃんは、午前、午後と睡眠を取りますからお昼寝用に布団カバーを準備します。
保育園によっては、お昼寝布団セットを用意することもあります。子供用の昼寝布団がセットになったものがあります。
食事用エプロン、よだれかけなど
いわゆるスモッグと呼ばれる、袖を通せるタイプを使用することが多いようです。保育園によってはサイズや材質、市販や手作りなど指定がある場合があります。
月齢が低ければ低いほど汚す回数が多いため、よだれかけなど多めに枚数を用意する必要があります。
タオル、ハンドタオル
こちらも保育園によって、サイズ指定や紐やゴムを付けて園で使用するなど園の指定にしたがって準備しましょう。
おむつ
排泄の回数も多いですから、とにかく枚数が必要ですね。多めに園に置いておけるよう準備しましょう。
おしり拭き
おむつにあわせて、おしり拭きも多めに用意しましょう。
粉ミルク
ママから離れている間の授乳用粉ミルクを準備します。赤ちゃんの体質や習慣に合わせた粉ミルクを準備して、家庭での授乳と変わらない状態を維持することを心がけましょう。
おむつ用ビニール袋
保育園で赤ちゃんが使ったおむつは、毎日持ち帰る場合がほとんどです。保育園では捨てることが出来ないので、毎日使用する持ち帰り用のビニール袋が必要になります。
着替えとお着替え袋
一日のなかで、おむつ同様たくさん衣類を汚しますから園には多めの着替えを用意しましょう。洗い替えや雨で洗濯が滞ることも考慮して、家にも多めの衣類を準備しておきましょう。
もう少し大きくなると、保育園でもトイレトレーニングが開始されます。そうすると、多めのパンツが必要になってきますね。
緊急用外履き
緊急非常時には、先生は小さい園児の安全の確保のために一人ひとりの靴を持ち出す時間がないために非常用袋に前もってそれぞれ園児の靴を入れて保管しておきます。なにか万が一の時には先生はその袋をもって避難します。
普段の履きなれた靴で十分ですから、園の指示にしたがって準備するようにしましょう。
だいたいの準備品を挙げてみましたが、これら保育園によって準備品は異なってきますから入園説明会などに出席してよく把握して準備に取り掛かるようにしましょう。
保育園に子供を預ける準備・入園前に家庭で出来ること
出産後のママの仕事復帰、または仕事を開始するときに大事な子供の預け先を見てきました。保育園を探して、選択して入園するまでにはたくさんの手順を踏むことが分かりました。お住まいの周辺にどのような保育園があるか情報収集を早めに開始することがとても重要ですね。
保育園が決まり、いざ入園すると決まってから入園を目前にご家庭で出来ることを挙げてみます。
いままでの生活のなかの悪い習慣はこれを機に改めましょう。
- 早寝早起き
- 朝ごはん
- 毎日お風呂に入る
- 眠るときにミルクをあげない
- だらだらとおやつを与えない
などの生活習慣を意識して改善出来るものは改善し、食事、睡眠などのメリハリをつけてあげることが重要ですね。
ママの仕事が始まると、まったなしの保育園生活が始まります。発熱や風邪などで保育園を休むことが頻繁に起こらないように、日々の生活を規則正しく清潔に保つことが大切です。